891d4e3f.jpg

映画化できるハズのない作品である。
恐らくほとんどの読者が映画化という概念すら持っていなかっただろうと思う。
だが、映画化されてしまった。不思議である。
それで俺もDVDで見てしまった。
かなり不思議である。

ジャンプコミックスで連載されていたギャグ漫画の映画版。
ギャグのセンスなんて考えてはいけない。とりあえず激しく激しい。
内容もない。意味もない。脈略もない。メッセージ性もない。
ただそこに笑いがあるという傑作である。
彼にしかできない技の数々は圧巻である。

これを映画化しようとした監督は素晴らしいと思う。
だが、映画は漫画を超えることは無理だったようだ。
あまりにもリアルさを求めてしまった感がある。
あの作品にリアルさを求めてはいけない。リアルを超えたところにリアルがあるのだ。
辻褄を合わせようとしたみたいなんだけど、それが失敗だったみたい。
もともと辻褄なんてないし、またそこが面白いのに、中途半端にあわせてしまったから面白くなくなってしまった。
残念である。

だが、映画化しようとした努力には拍手を送りたい。
漫☆画太郎先生には、どんな圧力にも負けないでこれからも描き続けて欲しい。(越中)