2008年03月
2008年03月31日 19:50
先日、日本植物画倶楽部の
新しい画集が届きました。
2008年度の表紙は「ホウノキ」。
前半は、会員の皆さんが共通のテーマとして取り組んでいる
帰化植物を描いた企画部門、
後半が自由テーマの一般部門の作品です。
どの作品も的確な観察のもとに
植物の種の姿を正確、精密に描写しています。
しかもそれぞれに個性があり、性格やお人柄も
なんとなく滲み出ていて、面白く感じました。
同倶楽部は1991年創立。
プロとアマチュアを問わず、植物画を愛好する人たちが
集う組織です。ボタニカルアートの製作、鑑賞、
巡回展の開催、図譜の刊行など幅広く
活動を続けています。
「ぼたにか」では、この画集のほか
同倶楽部による「帰化植物」の絵はがきも販売しています。
2008年03月30日 23:57
日本を代表する植物画家
石川美枝子さんの作品「ソメイヨシノ」
原画はイギリスに渡りましたので
このほどジクレー版画を製作されました。
「古伊万里展」の会場に
展示させていただいています。
たおやかな
「ヤマザクラ」(リトグラフ)
2006年4月に、「ぼたにか」」で個展をされた時のことが
懐かしく思い出されます。
精緻を極めた作品が並んだ蔵の中は
美しい緊張感が漲っていました。
「ウワミズザクラ」(リトグラフ)
先頃出版された、イギリスのチャールズ皇太子の私邸
ハイグローブの庭園の植物を描いた図譜に
石川さんの作品「オウバイ」が収録されています。
この図譜は世界各国のボタニカルアーティストが
参加して制作されました。
限定175部、ちなみに価格は250万円だそうです。
蔵の周りのソメイヨシノは
満開になりました。
時折の風に花びらが散ってゆきます。