2009年03月

2009年03月02日 21:33


鬼火



田村裕典ペン画作品展
   ―魂の内なるものへ
  2009.3.7(土)〜4.12(日)
  10:00〜17:00 水曜定休

 主催・会場ギャラリーぼたにか

ひたすら、単調にペン先で微細な点を描き続け、
やがて具象が極まり、深くシュールな作品世界が
出現してくる・・・。
1作品の制作に3〜4年。
海辺の町で黙々と制作を続ける田村さんを知って、
このような画家がまだ現代に存在することに
新鮮な感動を覚えました。

アトリエを訪ね、作品を初めて拝見した時
わけもなく体が震えたのは、魂の奥に届くものを感じたからでしょう。
「後世に残る画家に出会った」という思いが
私の強い確信に変わりました。


田村裕典(たむらゆうすけ)さんは
土佐清水市下ノ加江に生まれ、今もこの地で画家として
暮らしています。

高校卒業後、上京。
油彩とペン画は独学だといいます。
1980年、美術評論家洲之内徹氏が主宰する
銀座の「現代画廊」で
ペン画展を開催(友人との二人展)。
この時の作品「鹿の頭」は洲之内コレクションに入っています。
その後洲之内氏から、もう一度ペン画の個展をやらないかと
誘われ、土佐清水に帰郷。
準備に数年を要しているうちに
洲之内氏が亡くなり、個展は幻となりました。

以来約30年、今年還暦を迎えた田村さんが
これまで描きためたペン画を
「ぼたにか」で発表してくださることになりました。

せひ多くの皆様に、
これらの優れた作品群を
ご覧いただきたいと願っています。


蘇鉄貝
魚



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