2012年08月
2012年08月07日 00:16
残暑お見舞い申し上げます。
「ぼたにか」のまわりには赤とんぼが飛び、ひぐらしの声が林にこだましています。
立秋を過ぎると、なんとなく夏の終わりの寂しさがありますね。
さて、次回の催しのご案内です。
「ぼたにか」蔵出し2012
2012.8.11(土)〜8.26(日)
10:00〜17:00 水曜定休(8月15日は営業します)
荒俣宏さん旧蔵の、ソーントン『フローラの神殿』より 「ドラゴンアルム」、
ナポレオン『エジプト誌』
18〜19世紀の博物画や植物画、それに和洋のアンティークなど
「ぼたにか」のコレクションの一部をご覧いただきます。
日頃のご愛顧にお応えして、廉価なセールも予定しています。
2週間の短期の催し、お早めにお越し下さいませ。
2012年08月05日 04:11
嬉しいお知らせです。
毎年夏、西武池袋本店(7F催事場)を会場として開催される大きなキルトの祭典、
「私の針仕事展」をご存じでしょうか。
今年は第9回、会期は8月23日〜31日。
日本ヴォーグ社と読売新聞社の主催で、
国内で活躍されているトップキルターさんたち50名余が、力作を出品されます。
この催しに、「ギャラリーぼたにか」でこれまで三回にわたり
大作を発表してくださった創作押絵作家 伊与木順子さんの作品が
紹介されることになりました。
例年、キルトとは異なるジャンルの、同じ布を素材にして作品を制作している作家を招待して
作品を紹介するコーナーが設けられるそうです。
そのコーナーに、あるご縁によって伊与木順子さんの押絵の大作が見いだされ、
多くの皆さんの目に触れる機会を得たのです。
こんな嬉しいことはありません。
今年のテーマは、“布に「おもい」を紡いで”
伊与木順子さん(今回のキルト展では伊与木潤子の作家名となっています)は
高知県四万十町在住の創作押し絵作家。
麻や木綿の古い労働着の端布を使って、生活感のある作品を作っています。
構成力、デッサン、フォルム、大作を作る膂力など、
底光りのする豊かな才能を確信し、私も見守ってきたところでした。
無心に、こつこつと制作を続けてきた順子さんに訪れた晴れの舞台、
心から喜びたいと思います。
これまで「ギャラリーぼたにか」で、
「108人のお老人」(2006)、幅4メートル
「千のちから」(2009)、幅10メートル
「昭和の婚礼」(2011)幅4メートルの
大作を発表されてきました。
ブログ「蔵日記」でも、以下の日付で企画展の詳細を紹介しています。
2011年10月13日、10月22日、11月7日(「昭和の婚礼)
2009年10月15日、11月2日、11月8日(「千のちから」)
2008年2月28日(「108人のお老人」)
「私の針仕事展」では、千匹のねずみを押し絵で表現した、幅10メートルの大作「千のちから」を
中心に、他の作品も展示される予定です。
なお、西武池袋本店での催しが終わったあとも、広島、神戸など全国数会場を巡回するそうです。
お近くの会場で、順子さんの渾身の力作をぜひご覧になって下さい。