2013年05月
2013年05月01日 07:55
二人の若い女性が語らっている、この可愛らしい絵は
山本昇雲の『四季のながめ』シリーズから 『おはなし』という作品です。
二人の前には小さなティーセット
遠くに見えるのは、水辺で遊ぶ白いスワン
繊細で美しい、明治最後の浮世絵です。
画像の精度が低くて、十分ご覧いただけませんが(拡大してください)
会場でじっくり、肉眼で確かめていただければ、と思います・・・。
昇雲の美人画は、『四季のながめ』、『今姿』シリーズ、肉筆画、あわせて
今回13点をご紹介しています。
下の画像は、昇雲肉筆の掛け軸。
とても雰囲気のある女性が、抒情的に描かれていますので
「面影の美人画」展のポスターとDMにもあしらいました。
面影にたつ美しい人の姿や佇まいは
どの時代の画家も
憧れを込めて描いてきました・・・
深水とまた異なる、明治の空気をまとった昇雲の美人画を
お楽しみいただければと、思います。