2016年05月
2016年05月13日 20:38

現在開催中の「版画と掛軸」展に出品されている高知出身の画家
島内松南の「軍鶏」です。
初号「豊村」名の、若い頃の作品と見られ
大変力のこもった優品で、見応えがあります。
ぜひとも、肉眼でご覧いただきたい作品です。
このほか、高知出身の山本昇雲の掛軸「官女」や
同じく高知出身の中島啓朝(敬朝)の作品も展示しています。
版画と掛軸〜室内飾りを楽しむ〜 5月29日まで
主催・会場 ギャラリーぼたにか
島内松南(しまうち しょうなん)
日本画家、明治14年高知県野市村(現香南市野市町)生まれ。本名賢蔵。
初号は豊村、のち寛英と号す。幼くして種田豊水に花鳥画を学び、のち
柳本素石に狩野派を学ぶ。明治34年上京し、橋本雅邦、梶田半古に師事する。
その後文展に出品、受賞を重ねるなど活躍、明治40年石川寅治、山岡米華らと
土陽美術会を結成する。大正期には高知に帰郷し、郷土色の強い作風の
作品を制作。戦後高知県展日本画部創設に関わり、第1回展を含め
7回の審査を担当した。昭和25年高知県文化賞。昭和37年死去。
2016年05月11日 17:34

右のほうにあるのは色紙掛け、鉄線模様の古布を使っています。
表装処「香雲堂」さん(いの町)オリジナル。
無地もあれば、絣や更紗などの古布で趣味的に作られた色紙掛けもあって、
ちょっとした室内の空間に飾って楽しんでいただけます。
短冊掛けもいろいろな色のものをご紹介しています。
先日(5月8日)の「掛け軸相談」は、お陰様で盛況でした。
香雲堂の高石さんから、掛軸の歴史や、各部の名称、取り扱い、保管、
補修の方法など丁寧な説明があり、参加のみな様からも熱心な質問が
飛びました。
好評でしたので、また、こんな機会を設けたいと思います。

左の掛軸は、山本昇雲の「官女」

「版画と掛軸〜室内飾りを楽しむ〜」
2016.5.29(日)まで
古くても、絵や表具に趣のある掛け軸をご紹介しています。
ぜひ、ご覧下さい。