来年の大河「天地人」は爆笑の連続か

 大河ドラマ「篤姫」は完走まであとわずかで、NHK内ではすでに来年の「天地人」の話題に移っている。先週末に第1話の視聴が局内の複数カ所で行われたのだが、これで笑い声が漏れたそうだ。

 

「天地人」は戦国大名の上杉景勝に仕えた家老の直江兼続が主人公。演じるは妻夫木聡。もっとも、直江は歴史上の主役といえる人物ではないだけに、NHKは脇役に中堅、若手のオールスターキャストといっていい豪華な面々を配している。常盤貴子、阿部寛、高島礼子、相武紗季、長澤まさみ、深田恭子らである。

 これでどんなドラマなのか興味津々というわけだが、阿部が演じる上杉謙信の登場シーンが受けた(?)という。

 

「謙信が刀を振りかざすのですが、切るのが丸太でした。謙信はスパッと切ったのですが、剣の達人でも丸太は切れないだろうと爆笑になったのです。『天地人』はどうやら、この手の漫画チックな表現が多いようで、老若男女の共感を得ることができるかどうか、局内でも不安視する声が上がっています」(事情通)

 

「篤姫」は年間を通して好調をキープし、平均視聴率25%前後で終了しそう。「天地人」が漫画チック路線で思いっきりコケたら、これほどみっともないことはない。

(日刊ゲンダイ2008年11月27日掲載)

 


漫画チックかそうでないかと言うよりどこまで人物が描けているかという事だね。
早い話しがクドカンの『流星の絆』
瑕瑾の多い作品だ。
つっこみどころ満載と言ってもいい。
最もあれは脚本というより原作の落ち度であるが。
しかしその原作の瑕瑾をクドカンはあえてあり得ないギャグという形にする事でリアリティを与え人間性を出している。
『篤姫』だって西郷隆盛に無血開城を進めるべく会いにいったのは幾島ではなく山岡鉄舟だし。
彰義隊の存在なんか全然触れてないし。
嘘といえばこんな嘘は無い訳だけどドラマとしてみた時、画面の中で人間がしっかりと描けているからそれはそれとしてみる事ができるわけだ。
来年の大河も中途半端なシリアスさを求めることよりいっそギャグに徹したほうがかえって人間を描くことが可能になるかもしれない。
そのためにはクドカンのような天才的な脚本家の起用が先決だけど、、、