2006年01月22日

つり天井など非構造部材の耐震性-柱などの建物の骨格以外のもの

非構造部材の危険性のチエックポイント(北海道教育庁HPから)

●天井の破損、天井や照明器具、天井吊り物の落下
天井仕上げ材がはがれ、床に落下し散乱する。ねじの外れや天井材のゆがみはないか?
天井を手で押してみる。大きく揺れるようであれば金具に緩み等があり落下する可能性がある。木の棒などを使い揺らしてみるのが望ましい。
照明器具-固定金具にゆるみはないか?
天井吊り物-落下しそうな物はないか?固定金具にゆるみはないか?
テレビ台には固定されているがテレビ台は床に固定されていない。

●外壁や屋上の設備機器
屋上や外壁に取り付けられたテレビアンテナ、時計、スピーカーなど。傾いていないか目視で確認する。

●コンクリート壁の表面の剥離、落下
ひび割れ、剥落、欠損は見られないか?サッシの下が傷みやすい。窓下に小さなヒビや汚れが見られないか?大きなひび割れがある場合は地震により更に破損する可能性がある。大きな壁はひびが入りやすい。

●吹き抜け(屋内の階段室やフロアなど)
落下する可能性のあるものはないか?ガラス等の物品の落下により危険である。天窓にガラスがはめ込まれているので破損がないか確認する。

●窓ガラスの破損、落下
破損したガラスが歩道に散乱して歩行者を直撃する。

●ドアの破損、開閉不能になる。
玄関ドアが開閉できない。屋外に脱出しにくくなる。

●ブロック塀の崩壊
ブロック塀が倒壊して歩行者や車を傷つける。

○●チエックの方法○●
目視 外観目視により材料を確認する。
打診 木の棒などを使い仕上げ材の浮きを確認する。叩いてみて、乾いた音がすると浮きがある可能性がある。
触診 部品・部材の錆・腐食の状態、器具の締め付け状態などを確認する。



bouhan_s at 13:44│TrackBack(0) 防災 | 建物

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