冤罪事件

2009年06月11日

足利事件、最高検謝罪に菅家さん「絶対に許さない」

足利事件を巡って最高検の伊藤鉄男次長検事が謝罪したことについて、釈放された菅家利和さんは10日の会見で「警察、検察は私の目の前でちゃんと謝罪することです。裁判官も同じです。絶対に許さない」と語った。

菅家さんの弁護団は10日夜に会議を行い、菅家さんも同席。会議後、菅家さんは弁護団とともに東京霞が関の弁護士会館で会見した。

佐藤博史弁護士は「本当の謝罪なら、なぜ誤ったかを明らかにすることが大切だ」と語った。また、東京高裁での再審請求の即時抗告審では、捜査段階でDNA鑑定を実施した警察庁科学警察研究所の技師に対する証人尋問を求めていく方針を明示。「弁護側が求める証拠調べ請求にすべて同意していただきたい。早期の再審開始は許さない」と話した。

6月10日 毎日新聞


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2008年11月15日

公用文書毀棄、捜査資料捨てた疑い 警視庁職員を書類送検

被害届などの捜査関係書類を勝手に廃棄していたとして、警視庁警務部は14日、田無署会計課の男性職員を公用文書毀棄容疑で東京地検に書類送検した。同時に停職1カ月の懲戒処分にしたが、この職員は同日付で辞職した。

調べでは、職員は今年3月から6月にかけ3回、窃盗事件の被害届や詐欺事件の捜査書類など計4通の郵送を別の課員から指示された際、職場のシュレッダーにかけたり自宅の風呂場の水につけるなどして捨てた疑い。

郵送先の他県警から5月、「書類が届いていない」と連絡があり調査を進めていた。「作業がわずらわしく、面倒くさくなった」と話しているという。廃棄で捜査に大きな影響はなかったという。

職員は昨年10月に警視庁に事務職として採用され、同11月から事務用品や切手の管理などを担当していた。

11月15日 毎日新聞

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2008年09月09日

踏み字事件、元鹿児島県警警部補の控訴を棄却 福岡高裁

鹿児島県議選の選挙違反事件捜査で家族の名前などを書いた紙を踏ませたとして、特別公務員暴行陵虐罪に問われた元鹿児島県警警部補の被告(46)の控訴審で、福岡高裁は9日、懲役10月、執行猶予3年(求刑・懲役10月)を言い渡した1審・福岡地裁判決を支持し、被告の控訴を棄却した。

1審判決によると、被告は県警捜査2課在籍当時の03年4月、志布志署取調室で男性の任意聴取中に「お前をこんな人間に育てた覚えはない」などと、父親や孫のメッセージに見立てて書いた紙3枚を、両足首をつかんで踏ませた。

1審では踏ませた回数が争点の一つとなり、「10回程度」とする被害者側と「1回だけ」とする被告側が対立。判決では、いずれの供述にも疑問が残ると判断し、「少なくとも1回は証拠上明らか」を根拠に「1回」と認定した。そのうえで「1回でも精神的苦痛を与えるには十分。人権に配慮すべき取調官としてあるまじき行為で、説得行為としての許容範囲を大きく逸脱し違法」として、有罪判決を言い渡した。

控訴審で、被告側は「わずか1回だけの踏み字行為で、特別公務員暴行陵虐罪にあたるような精神的苦痛を与えたといえるのか疑問。警察官への厳罰主義を意識した、正当な評価ではない」などと改めて無罪を主張した。検察側は「1審判決は妥当」として控訴棄却を求めていた。

9月9日 毎日新聞

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2008年06月30日

質店主強殺事件 被告の電気工に無罪判決 神戸地裁

神戸市中央区で平成17年10月、質店店主が殺害され、現金が奪われた事件で、強盗殺人の罪に問われた同市灘区の電気工の被告に対する判決公判が30日、神戸地裁であり、裁判長は「証拠となる吸い殻を残していくなど、被告人を犯人とみるには合理的な疑いが残る」として無罪(求刑・無期懲役)を言い渡した。

被告は17年10月、同市中央区の質店経営者の店舗兼住宅で主人の頭を鈍器で殴り、現金約1万円を奪って逃走したとして昨年9月に逮捕、起訴された。

公判で検察側は、現場に残された吸い殻に付着した唾液(だえき)のDNA型や指紋、足跡などが、緒方被告のものと一致したことなどから「被告が主人を殺害して、室内を物色したのは明らか」と主張していた。

これに対して、弁護側は「緒方被告は事件当日、防犯カメラの設置の相談を受けるため、店舗や住宅に招き入れられており、指紋や吸い殻はそのときに残ったもの」などとして無罪を主張していた。

判決で裁判長は「被告人を犯人と仮定した場合、吸い殻を残していくことはわざわざ証拠を残す行為で容易には想定しがたい事態」などと指摘し、弁護側の主張に整合性があると認定。「被告側の弁解を排斥できない以上、被告人が犯行に関与したとは推認できない」と結論づけた。
判決後、弁護側は「証拠が十分ではなかったのだから当然の判決。検察側には、起訴についてもう少し慎重に判断してほしかった」と話した。
6月30日 産経新聞


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2008年05月31日

強殺公判−取り調べメモ巡り警察官を直接尋問 大分地裁

05年に大分県豊後大野市清川町で起きた強盗殺人事件を巡り22日にあった公判前整理手続きで、大分地裁は被告を取り調べた警察官5人に対し、取り調べメモ(備忘録)について尋問をした。
事件では被告側が調書作成の適法性を争っており、同地裁は尋問が必要と判断した。メモを巡り、取り調べた警察官を直接尋問するのは極めて異例だ。

事件は05年3月、清川町(当時清川村)で1人暮らしの女性(当時61歳)が殺害され、住所不定、無職の被告が強盗殺人などの罪に問われた。被告は逮捕時は容疑を否認、起訴時には大筋で認めていたとされるが、現在は無罪を主張している。

弁護側は、被告が自白した供述調書の適法性を争う中で、取調官のメモの証拠開示を請求。検察側が「警察官に電話で照会したが、メモはない」としたため、今年3月に弁護側が同地裁に開示命令を求めた。

弁護人によると、この日はメモを不存在とした趣旨などについて同地裁が質問。警察官の回答については「非公開の手続きなので答えられない」としている。同地裁は今後、弁護側の請求を棄却するか開示命令を出すかを判断する。


メモは警察の犯罪捜査規範で作成が義務付けられているが、これまで証拠として提出されることはほとんどなかった。

最高裁は昨年12月「公文書であり検察官の手元になくても、容易に入手できる文書は開示対象になり得る」と初判断。
これを受け警察庁は今月13日付で、メモを事件ごとに保管するとした長官訓令を施行した。

5月22日 毎日新聞

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2008年04月12日

タクシー運転手に無罪=準強姦「女性の供述疑問」−大阪地裁

酒に酔った女性客に乱暴したとして、準強姦罪に問われたタクシー運転手の男性被告に対する判決公判が11日、大阪地裁であり、裁判長は「女性の供述は信用性に疑問がある」として無罪(求刑懲役5年)を言い渡した。

裁判長は「女性の飲酒量は普段と比べて多くなく、当時の記憶も鮮明だった」と指摘。意識がもうろうとして抵抗できなかったという供述の信用性には疑問があるとした。
また、男性は暴力などを振るっておらず、「やめてください」と言われてすぐに行為をやめていることなどから、女性も合意していると誤信した可能性があるとした。

4月11日 時事通信




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2008年03月27日

冤罪男性に刑事補償=女性暴行事件で−富山地裁高岡支部

女性暴行事件で富山県警に誤認逮捕され、服役後に無実が判明、昨年10月の再審で無罪が確定した柳原浩さんに対し、富山地裁高岡支部は27日、刑事補償法に基づき請求された補償の交付を決めた。柳原さんの弁護団は「本人の希望もあり交付額は公表できない」としている。

柳原さんは2002年4月に県警に逮捕された。同年11月に懲役3年の実刑判決を受け、05年1月に仮出所するまで、計約1000日間拘束された。 

3月27日 時事通信


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2008年03月12日

兄殺害、放火に無罪 告白 信用性認めず 「同房者 捜査に利用」 地裁小倉判決

北九州市八幡西区で2004年3月、男性(当時58)を刺殺し家に放火したとして、殺人と非現住建造物等放火などの罪に問われた妹の被告に対する判決公判が5日、福岡地裁小倉支部であり、裁判長は殺人、放火罪について無罪を言い渡した。

裁判長は「捜査機関は代用監獄による身柄拘置を犯罪捜査に乱用した。捜査手法の相当性を欠いている。虚偽の告白を誘発する可能性があり、犯行告白には証拠能力はない」などとした上で、検察側が立証の柱とした、片岸被告が警察の留置場で同房女性に語ったとされる「犯行告白」の信用性を否定した。

窃盗と威力業務妨害罪は懲役1年6月、執行猶予3年とした。求刑は懲役18年だった。

判決で裁判長は、福岡県警が片岸被告と女性を長期間同房にし、房内での言動を聞き続けたことについて「被告は意図的に同房にされ、知らずに捜査機関による取り調べを受けた」と指摘。「被告が有利か不利か判断できず、黙秘権を伝えていない」と述べた。さらに「同房者は、積極的に話を聞き出そうとした。無意識に捜査側に迎合するおそれがあり、聴取内容に虚偽が入り込む危険性がある」とした。


「犯行告白」に関しては「首と胸を刺した」などの「根幹部分は被告が同房者に話したと認められる」としたが「被告が思い付きや、虚構を織り交ぜた疑いがある」と指摘。争点の1つだった男性の首の傷も「生前の傷とするには合理的な疑いが残る。首を刺したとの告白は客観的な事実とは合致せず、秘密の暴露とは言えない」として信用性を否定し「真犯人と断ずる確たる心証を得られなかった」と結論付けた。

被告は同年3月23日ごろ古賀さんの自宅で古賀さんを刺殺し、24日夕方、室内に灯油をまいて火をつけ、全焼させたなどとして起訴された。

被告は捜査段階から、一貫して犯行を否認。弁護側は「同房女性は警察のスパイで、違法な捜査手法。告白内容はねつ造」と冤罪(えんざい)を訴えていた。検察側は「犯行告白は客観的な事実に合致する。女性に捜査情報は与えていない」と適正な捜査を主張していた。

2008/03/06西日本新聞朝刊



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富山の冤罪「裁判に問題」米人権報告 日本にも言及

米国務省は11日、国別の人権状況をまとめた2007年版の年次人権報告を発表した。このうち北朝鮮では、「抑圧的」「孤立した」といった刺激的な表現はほとんどなく、核問題をめぐる米朝協議を前に不要な対立を避けたい北東アジア担当部局の意向が反映されるかたちとなった。

北朝鮮に関して、報告は「政権側の専横的な介入や不法な処刑が多く報告された」などの表現で人権状況への懸念を表明。日本人拉致問題についても、「日本がより詳しい情報の供与を引き続き求めている」などとして、今年も報告に盛り込まれた。

この件に関して米紙ワシントン・ポストが、原案を作成した人権担当部局に対し、ヒル国務次官補が局長を務める東アジア・太平洋局が圧力をかけていると報じていた。公表された報告は一部を除き表現が原案よりも緩和されており、刺激的な表現は回避されたとみられる。

このほか報告は、中国について、北京五輪の開催をこの夏に控えて住民の強制移住が行われ、ジャーナリストのチベット取材などが規制されていると指摘した。

また、日本に関しては、女性や子供への虐待問題を指摘したほか、再審公判で無罪となった富山県の強姦(ごうかん)冤罪(えんざい)事件をあげ、裁判の公正性の問題点などに言及した。

報告の発表を受けて、ライス国務長官は人権改善の取り組みを助けることが「米国の責務」として、人権外交の推進方針を表明した。

3月12日 産経新聞

bouhan_s at 19:19|Permalink

<虚偽告訴>示談金狙い痴漢でっち上げ 法学部生逮捕 大阪

示談金を取るため電車内で痴漢事件をでっち上げたとして、大阪府警阿倍野署は11日、京都市、甲南大法学部4年の容疑者(24)を虚偽告訴容疑で逮捕した。
調べでは、容疑者は交際していた奈良市に住む無職の女と共謀。今年2月1日午後8時半ごろ、大阪市営地下鉄御堂筋線の電車内で、男性会社員が女の尻を触ったと、うその目撃話をして同署員に引き渡した疑い。

3月12日 毎日新聞

bouhan_s at 19:14|Permalink
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