1月3日夕方、熊本地方を震源とした最大震度6弱(和水町)の大きな地震が起きました。
被災された方々には改めてお見舞い申しあげます。

直ぐの報道では何名かの方が既に避難所に避難しているとのことでした。
嫌な言い方ではありますが、一度経験をすると取るべき行動が早くなります。経験はしたくありませんが、人ごとと思わず常に自分ならどうするのかと考える習慣をつけ、日頃の準備を怠らないようお願いいたします。

さて、2018年度、中央区では東京都との共催訓練や各防災拠点での地域防災訓練が頻繁に行われました。
東京都との共催訓練では、雨の中、災害救助犬の活動やドローンによる空中撮影で人を救助するためのシュミレーション等、普段の訓練では考えられない規模で行われ、大変参考になりました。

私達ペット災害危機管理士の資格を持つ中央区動物との共生推進員も、地域の防災拠点で、保健所が開催するペットの同行避難を説明するブースでのサポートを行いました。

以前と比べると、どこの拠点も同行避難や、"ペットは家族の一員"という理解が進んだと感じています。
ただ一方で、犬の飼い主のマナーが悪すぎて同行避難は絶対に嫌だと言う住民の方の声を多く聞きます。

昨年、動物との共生推進員として、ある地域の犬の糞の放置の苦情に関わりました。
場所を特定しプレートを設置するため動いている時、近隣住民の方からも自宅周辺に毎日のように糞の放置があると言われました。深刻な問題だと思います。

同行避難の理解が進むためには、犬の飼い主の方々に、しつけや散歩時のマナーの向上を啓発しなければならないと強く考えさせられました。
ペットが家族の一員だけでなく、社会の一員になるための活動を一歩づつ進めてまいります。
ラビリンス