2016年06月

2016年06月17日

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『親子代々かぶり続けていきたいような帽子たちですね。』

先日、帽子小屋におみえになったお客さまから嬉しいお言葉をいただきました。

確かに、これだけ愛と手間をかけて創った帽子、特にカクテルハットやヘッドピースが、お母さまから娘さんに受け継がれていくとしたら、帽子屋にとってこんなに幸せなことはないでしょうね。




でも、時代は恐ろしい速さで過ぎていき、流行を追わずに創ったはずのデザインも、その時代の空気感に合うかどうかは別問題。

その時代に生き謳歌している若い感性に、四半世紀前そのまんまのデザインがフィットするとは限りません。

ましてや生きている布や素材は時間とともに痛み、くすんでいってしまうのも事実なのですから。




生地や素材の使える部分を見極め、今身に着けたいヘッドピースに蘇らせるのも私の仕事だとしたら、
受け継がれるその宝物に、一番込めたいものは何なのでしょう?



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ある日届いた大きな箱の中身は、かつては純白に光り輝いていたであろうウエディングハットと、フランス製のクチュール仕立ての繊細なレースのハギレ。そして3メートル以上ある柔らかなベールと、レースのウエディングドレスに身を包んだ若かりし日のお母さまの写真でした。

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娘さんのウエディングドレスにと、かつてご自分が身にまとったドレスを仕立て直されている最中とのことで、
『ウエディングハットとベールも使えないかしら?』というご相談です。




何回かの打ち合わせを経て、お預かりしたレースや素材を生かしつつ、娘さんの意向を取り入れて完成したヘッドドレス。

それを手に伺った最終フィッティングの場は、おばあさま、お母さま、そして娘さんの3人の穏やかな笑顔に満ち満ちて、それはそれは幸せな光に包まれました。


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それぞれの想い出が交差して、
皆少女のように上気して、
笑い、
語り合う。


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デザインやフィット感はもちろん大切だけれど、
私が一番込めたいものは、
人生の軌跡と奇跡、そしてお互いを想い合う心です。

『貴女がいるから私がいる。
私がいるから貴女がいる。』


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純白ではないけれど、
だからこそ深みを感じさせるヘッドピースをもうひとつ。

お母さまの想い出が色づいて
ここにも花が咲きました。

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おめでとうございます。

新生ヘッドピースに想いを込めて〜。











boushist at 01:08コメント(0) 
カクテルハット 
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