いじめ

2009年02月07日

良寛さん

昨日、曹洞宗の道元の生涯を描いた映画「禅」について書きましたが、曹洞宗の僧侶といえば良寛さんが有名ですね。

周囲の人々から大変親しまれた良寛さんも、最初の頃はそうではなかったそうです。

ボロを着たみすぼらしい姿の良寛さんは、最初の頃は子ども達にもいじめられていたといいます。

そして世間から認められるような存在になってからも時にはイジメがありました。

良寛さんについてこんな話があります。

良寛さんが渡し舟に一人で乗っていた時のこと。渡し舟の船頭が良寛さんはどんなときでも怒ることがないと聞き、船をわざと大きく揺らして良寛さんを川に落としたのです。

そして、良寛さんが溺れてあわやというときに手を貸して助けました。

そのとき良寛さんは、その船頭さんに深々と頭を下げて「ありがとうございます。私はあなたのおかげで命拾いをしました」と言ったのです。

深々と頭を下げお礼を言って立ち去った良寛さんの姿を見た船頭は、やがて自分の行為を深く反省し後に良寛さんの庵を訪ねて深く詫びたといいます。

良寛さんをいじめた自分自身を、自分の良心が持ちきれなくなったのでしょう。

イソップ物語に「北風と太陽」の話がありますが、良寛さんはまさに太陽のような人だったのでしょうね。



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