安心できる場所

2009年02月25日

見捨てられ不安を抱えて自立できない理由

大人になっても見捨てられ不安から自立が出来なくなることがあります。

生まれたばかりの子どもは、親(大人)に100%依存します。

そうして安心感が得られるのですがその後、外に興味があるものができると今度は親のもとにいる不自由さを感じるようになります。

すると自由を手に入れるために親の手を離れようとします。

これが自立です。

しかし、親のもとを離れて自由を手に入れたものの、急に寂しくなったり、孤独を感じたり、転んで痛い思いをしたり、犬に吠えられて怖い思いをしたりすると不安になってまた親のもとに戻ってきて親に依存します。

そして、しばらく親のもとにいて安心するとまた外の世界に向かいます。

このように依存と自立を繰り返して、徐々に本当の自立ができるのです。

ところが、一度外の世界に出て不安になって親のもとに戻ったときに「あなたは勝手に私のもとを離れたんだから、私はもうあなたのことなんて知らないわ」というメッセージを与えられたらどうなるでしょう。

戻るところがないと感じたら、怖くてもう二度と外の世界に出られなくなってしまいます。

このメッセージは言葉で与えられるとは限らず、態度や独特の空気で伝えてくることがあります。

また、十分に依存(甘え)させてもらえない状態のまま最初の自立の準備も出来てないうちに「もうあなたは早く私のもとを離れて勝手に出て行ってちょうだい」というメッセージを与えられても不安で自立できなくなります。

いずれにして『何かあっても戻るところがあるから大丈夫』という安心感がなければ自立は難しいのです。

僕は「何かあってもここがあるから大丈夫」と感じてもらえるカウンセリングルームを作ろうと思い、これまでやってきました。

子ども時代に家庭が安心できる場所でなかった人たちだって、大人になってから安心できる場所が出来れば自立できます。

多くの人が翼を広げて生きていくために、これからもそんな場所を作っていきたいと思っています。



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