禁止令

2009年04月07日

「存在するな」という禁止令

禁止令に限らず自分の存在を肯定できなくなってしまう環境に居た場合、その影響というのは後々大きなものとなってしまいます。

そして、水に溺れた経験を持っている人が理論を学んでその恐怖から解放されることが難しいように、他者との関係で身につけてしまった癖というのは理論を学んだだけでは解放されにくいものです。

人との関係で身につけてしまった心の癖は、やはり人との関係で改善されると思います。

子どもの頃に自分の家庭内で起こっていたことはごく普通のことだと思っていたのに、社会に出てみて色々な人と接しているうちにそうではなかったと気がついたということはよくあります。

そして、家庭内において身につけさせられてしまった心の癖が、いろいろな人と接しているうちに修正されていきます。

「世の中は自分が思っていたほど窮屈ではない」「怖いものではない」と感じられるようになったら楽に生きられます。

しかし人と接することはリスクも伴いとっても怖いものです。

だからこそカウンセリングルームのように安心して他者と接することの出来る場所が必要なのではないのかなぁと思っています。



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2009年04月06日

「存在するな」という禁止令

親に愛されなかったことで自分の存在を肯定できないということについて、今回はカウンセリングなどの心理学的なものではなくて仏教的な話しをしてみたいと思います。

坊主バーには法話をしている僧侶がいまして、その僧侶はいつもカウンターの一番端に座っているのですが、隣に座ったお客さんとその僧侶と僕との3人で話しているなかで、その僧侶が話していた内容なのですが、なんかちょっといい話だなぁって思ったのがあります。

文章にするとニュアンスが伝わりにくいですし、正確には覚えていないので多少僕なりにアレンジしますが

「両親に愛されなかったので自分の存在を肯定できない」という悩みに対してその僧侶は

「もし仮に本当に両親に愛されていなかったとしても、仏様には愛されているから大丈夫。仏様に愛されて望まれたからこそ、両親の体を通してあなたをこの世に招待したんだから。あなたがいま現にここに存在しているということが、仏様に愛されているなによりの証拠です」

という話しをしていました。



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2009年04月05日

「存在するな」という禁止令

「存在するな」という禁止令を与えられたことによって生きづらさを抱えてしまっている場合は、まず自分になにが起こっていたのかを理解することが大切です。

つまり、自分に禁止令が示されたことで今の状態があるのだと自覚することが最初の一歩なのです。

自覚するということは無意識の意識化となり、時にはこうした自覚をするだけでも改善することがあります。

もちろんカウンセリングなどでは禁止令からの解放を目指していきます。



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2009年04月04日

「存在するな」という禁止令

心理学の用語に禁止令というのがあります。

人生の中で言語または非言語で浴びせられてきたもので、時にはこれによりその人の人生が大きく左右されてしまったりします。

禁止令にはいろいろなものがありますが、代表的なのが「存在するな」という禁止令です。

子供のころなどに「お前さえいなければ離婚できるのに」「お前がいなければ生活が楽なのに」などの言葉や態度を示されることにより、子供は自分の存在を嫌悪するようになったり、存在を消そう(自分の影を消そう)としたりします。

その結果、消極的になったり、大人になっても怯えや猜疑心などを抱えて生きていくようになります。

自分に何が起こっていて、どうして今自分がこんな状態なのかを理解するのに禁止令という存在を知っていると役に立ちます。



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2009年02月21日

人生を楽しめない理由の一つ

人生を楽しむといっても楽しめない人がいます。

その理由の一つに、幼少の頃に与えられた禁止令の影響が考えられます。

禁止令とは「何々してはいけない」というメッセージ(命令)です。

例えば子どもの頃に親が「お前さえいなければ離婚できるのに」ということを言ったり、言葉で言わなくても態度で示していたとしましょう。

そうしたメッセージを聞いたり肌で感じながら育った子どもは心の中にこのメッセージを刻み込んでしまいます。

「存在するな」というメッセージを心に刻んでしまった子どもは、大人になってから「早く死にたい」と思いながら毎日を過ごすとか、アルコールに溺れるとか、いずれにしても自己破滅の道を選んでしまうことが多くなります。

禁止令には「泣くな」「騒ぐな」「男(女)であるな」など様々なものがあります。

こうした禁止令が心に刻まれてしまうと人生を楽しめといわれてもなかなかそうはできないのです。

人生を楽しめない人にはそれなりの理由があります。

カウンセリングでは、まずはこうした理由を探って明らかにすることから始める場合や、過去の原因を探るのではなく行動を変えることで禁止令からの解放をはかる場合など様々なアプローチ方法があります。

いずれにしても自分の人生を生きていく上で不都合なメッセージ(命令)から解放されることが人生を楽しむためには必要なのです。

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