2010年02月
2010年02月25日
2月京都開催の回顧
２回京都
2日目6R 3歳500万下 ダ1,400m
本開催、時計面で最も目立ったのがこのレース。まず褒めたいのが逃げたレディアルバローザ。脚長で異系の母系にキングカメハメハだから、単調な逃げ馬ではなくスタミナも内包されている。但し、気性面で難しさがあるのだろう、現時点では逃げてこそと言うタイプ。マイルでも十分持つだろうし、展開しだいで上がったり下がったりする点では、穴で狙いの立つタイプ。勝ったオメガブルーハワイはフジキセキの産駒で、母系はアイリッシュダンス×エルコンドルパサーと重厚、これも血統面からはマイルへの不安はない。2戦2勝だが次もそれ程人気しないだろう。要注目。3着に突っ込んだボンジュールメロンの末脚も見事。この弾むようなフットワークは、個人的に桜花賞のイメージ。阪神があいそう。但し、こちらは父が父だけに、距離の不安はある。
3日目2R 未勝利 ダ1,800m
かなり時計のかかるコンディションで、1.54.1は既に500万レベル。勝ったヒラボクキングは成長力も有るキンカメ産駒で、上でも即通用しそうだ。2着のニホンピロアワーズは、厳しいペースでよく粘った。スタミナは豊富、芝のレースも一度見てみたい。意外性がありそうなタイプ。
4日目12R 1.000万下 ダ1,400m
ワールドワイド＆武豊の圧勝、時計も1,600万級。エリモシンフォニー（Blushing Groom）×フォーティナイナーと、ダートでの底力に長けた血統構成。重賞で一発があっても驚けない。
5日目5R 未勝利 芝1,800m
超スロー。大物セイルラージが漸く初勝利。しかし道中はひっかかり気味で、マイルのほうが安心してみていられるような気もする。10.9で抜け出してからは、流して12.1。厳しいペースでの走りが見てみたい。
5日目11R アルデバランS OP ダ1,900m
トランセンドの内容は、秀逸。どこまで強くなるだろうか。楽しみ。
6日目5R 未勝利 芝1,600m
きさらぎ賞の1,600m通過が1.36.5、こちらの勝ちタイム1.35.7はきさらぎのレベルの問題はあるにしても、価値は高い。勝ったショウリュウムーンは、長い脚を投げ出すような独特のフォームで、極端な上りの早いレースには適さないだろうが、距離延長や荒れ馬場への対応力は高そう。母系はフイダルゴ×メンデス×ダンスインザダークとあって、これは何かやってくれそうな雰囲気がある。2着のタガノサムアップはかかり通し。こちらは1,400m以下が適距離だろう。パシフィカスの血脈だ。
6日目11R きさらぎ賞 G�掘ー�1,800m
ここのところ、何年もクラシックに直結して来たきさらぎ賞だが、今年の内容では、厳しいのではないか。決して速いペースではなかったものの、残り4ハロンから有る程度ラップは上がっており、それで1.48.4では褒められない。確かにレーヴドリアンは大物感といえるオーラを持ってはいるが、春の段階ではダービーの伏兵どまりだろう。それ以外の馬にも優れて惹かれる馬はいなかった。
7日目9R こぶし賞 3歳500万下 芝1,600m
未勝利勝ち時点で「新たなオークス候補」に名乗りを上げたオウケンサクラ、ここは時計こそ平凡だがマイルを勝ちきったことが大きい。スケール大きく、先々が楽しみな器。オークスまでは見限らないこと。2着エアラフォンは、やはり平坦マイルがぎりぎり。
8日目5R 未勝利 芝2,000m
不器用な青年・マルカボルトが逃げて圧勝、漸く初勝利。残り1,000mから12.0-12.2-11.6-11.5-12.0。福永君、分かってるねえ。
2010年02月21日
予想 10/02/21 フェブラリーS、など
◆東京11R フェブラリーS ダ1,600m
◎ 4 エスポワールシチー 佐藤哲
対 16 ワイルドワンダー 蛯名
単 1 ダイショウジェット 柴山雄
△ 6 サクセスブロッケン 内田博
下 3 テスタマッタ 岩田康
下 5 スーパーホーネット 藤岡佑
下 11 スーニ 川田
芝のGIで実績を残したリーチザクラウン、スーパーホーネット、ローレルゲレイロ、レッドスパーダが参戦しレースを盛り上げていると同時に、先行馬が揃って展開面でも波乱要素が増している。昨年4着の微妙な結果やぶっつけでの仕上がり状態（本当の目標は・・・？）に不安もあるが、力関係では断然とも思えるエスポワールシチー。何かにやられそうな雰囲気もあるが、堅軸としての本命を献上したい。まぎれる展開、新興勢力に注目が集まる中で、渋い差し馬の台頭が怖い。最内のダイショウジェット、大外のワイルドワンダーともに府中マイルへの適性が高く、前が速くなればなるほどいい。
2010年02月13日
予想 10/02/14 きさらぎ賞、ダイヤモンドS、など
この日曜は、なんだかぴんと来ない。来ないが、大事なレースなので、やはり参加します。あと、今日印打ってキタ馬はほとんどが一本被りの人気馬だったみたいで・・・。参考にならず申し訳ないです。明日はちょっとはやめに起床なので、さらっと行きます。
◆京都11R きさらぎ賞 芝1,800m
◎ 3 シャイン 和田
対 11 レーヴドリアン 藤岡佑
このメンバーなら、シンザン記念と福寿草特別の内容からこの二頭の一点で勝負してみたい。
◆東京11R ダイヤモンドS 芝3,400m
◎ 13 フォゲッタブル 武豊
対 7 モンテクリスエス 北村宏
△ 9 メイショウドンタク 吉田豊
△ 15 ハーマジェスティ 小林慎
△ 10 トウカイトリック 大庭
こちらも◎〇で一点で狙いたいところだが、長距離のハンデ戦だけに紛れる展開にも注意を払う必要があるだろう。
◆東京9R ヒヤシンスＳ ダ1,600m
◎ 9 ソリタリーキング 武豊
さて、ようやく本領を発揮してくれるでしょうか。
2010年02月12日
予想 10/02/13
◆京都12R 1,000万下 ダ1,800m
◎ 12 シャーペンエッジ 川田
前々走の500万下圧勝の内容が1,000万級を既に示していたシャーペンエッジだが、昇級初戦の1,000万条件でまさかの惨敗。出遅れて包まれてと散々な内容だったようだが、それにしてももう少し見せ場を作って欲しかった。しかし父クロフネだけに、ゆったりとスピードに乗ることが好走のポイントであり、本来は府中や阪神でこそ進化を発揮するタイプ。母父マックイーンからも距離が短くなる点は歓迎ではないが、少頭数かつ大外枠なら、力は十二分に発揮できるだろう。
◆中京11R 濃尾特別 1,000万下 ダ1,700m
◎ 8 ダノンジュピター 佐藤哲
△ 1 オークヒルズ 秋山
△ 5 タガノアッシュ 丸田
△ 12 オオトリオウジャ 北村友
3ヶ月ぶりとなった前走でもナムラタイタンの0.4差3着と力を見せたダノンジュピター。体質が安定しないこの馬にとって、まずは順調に使える点がgood。中京、ダ1,700mにも実績あり、父は成長力あるブライアンズタイム。今後の飛躍にも大いに期待したい。
◆京都9R 寒桜賞 3才500万下 芝1,400m
◎ 4 カネトシディオス 藤岡佑
軽快に逃げるビッグウィークを差しきった前々走が優秀だったカネトシディオスは、軽いスピード馬というより、潜在的なスタミナを十分に有したマイラー。よって、有る程度ペースは速くなって欲しいし、馬場が渋って総合力が問われるのも悪くない。若干の距離不足は承知の上だが、この相手なら負けられないところ。
◆京都5R 未勝利 芝1,800m
◎ 4 セイルラージ デムーロ
もう、何とかしてもらわないと。
◆東京7R 500万下 芝2,000m
△ 7 フーガフューグ 後藤
ナリタブライアン×マンハッタンカフェ。府中替りで綺麗に変身できるほど器用でないことは分かっていても、それに期待してしまう。スローの団子では出番はないだろうが、誰かがぐーっと引っ張って行ってくれれば。
◆東京10R 銀蹄ステークス 1,600万下 ダ1,400m
単 7 カネスラファール 江田照
締まった馬場の府中1,400mなら、変わり身が見込めるカネスラファール。持ち時計も、このメンバーなら上位。大穴ジョッキーとのコンビで、もしかしたらもしかするかもしれない。
◆中京5R 未勝利 芝2,000m
◎ 8 ブレイク 秋山
このジョッキーなら、十中八九、先行策だろう。危なげない勝利を期待したい。
2010年02月07日
予想 10/02/07 共同通信杯、など
◆東京11R 共同通信杯 G�掘ー�1,800m
◎ 6 ハンソデバンド 蛯名
対 8 ロジスプリング 柴田善
単 5 アリゼオ ルメール
△ 4 ダイワアセット 北村宏
△ 3 ダノンシャンティ 吉田豊
ジュニアカップでの掛かり気味に抜け出したこと、そして昨日の春菜賞でクロフォードが完敗を喫したことを受けて、一度は軽視しかけたハンソデバンドだが、この馬を始めて評価したのは2戦目にイチブンを下した未勝利戦であったことを思い出した。イチブンがその後振るわない点が不安ではあるが、時計あと半分の成長があるかどうか、１分47秒台に届くかどうかがポイントだ。アリゼオは確かに強い。新馬戦では抜け出したヒルノダムールに外から襲い掛かり差しきり、ホープフルSでは前々の競馬から4角先頭を奪って押し切った。唯一の不安は時計への対応、父シンボリクリスエスからもスピード適性がどこまで高いかがポイントになる。頭の高い双方からも、操縦性が高いタイプではなく、それでも父は中山だろうが東京だろうが勝ちまくったわけだが、それほどの適用力がこの馬にあるかどうか。この頭数で落ち着いた競馬になればそれほどシビアに能力が求められるわけでもないだろうから着外は考えづらいが、器用かつ瞬発力に勝る馬に脚元を救われるリスクはある。新馬戦を勝ったばかりのロジスプリングは、栗毛で弾むようなフットワーク。父ステイゴールド、母父トニービンの血統からまさに府中の中距離がぴたり。アリゼオよりも前の位置で瞬発力が活かせれば、あっと言わせるシーンがありうる。
◆京都11R シルクロードS G�掘ー�1,200m
◎ 12 アルティマトゥーレ 横山典
対 11 ドラゴンウェルズ 藤岡佑
単 2 シンボリグラン デムーロ
△ 13 レディルージュ 武豊
△ 15 フィールドベアー 秋山
△ 10 キルシュブリューテ 石橋守
本来、下降線に入った牝馬は決して狙ってはならないのだが、引退戦となる高松宮記念に向けて一息入れられ、リーディングジョッキーをこのためだけに呼び寄せる気合の入りように打たれた。とにかくこのメンバーでは唯一GI級の力を持った馬で、力通りにさえ走ることができれば負けられない力関係。リーディングJ・横山典の手綱さばきにも注目。相手には、馬場状態にかんがみ、軽ハンデの差し馬を中心にピックアップ。
◆東京7R 500万下 ダ1,600m
◎ 9 ロジシンボリ 三浦
初戦でロンギングスターの2着、その時点で既に500万通用の能力を示していた。前走は楽勝で内容自体は平凡だが、昇級戦でも遜色ないだろう。
◆京都10R 橿原S 1,600万下 ダ1,200m
◎ 5 テイエムクレナイ 安藤勝
思い出したかのように突然快進撃がはじまった。父ティンバーカントリー、母父トニービンから想像もつかないダートでの韋駄天ぶり。さて、準OPでどこまで通用するか、楽しみな一戦。
2010年02月06日
予想 10/02/06 春菜賞、など
◆東京9R 春菜賞 500万下 芝1,400m
◎ 13 クロフォード 後藤
対 7 メジローオードリー 吉田豊
△ 4 ロジフェローズ 横山典
△ 10 オメガクリスマス 蛯名
△ 15 トシザマキ 吉田隼
ジュニアカップ、フェアリーSで中山マイルを1分35秒台で走った3頭は、当然ｵｰﾌﾟﾝ級の力を認めざるを得ない。中では、重賞ではないがオトコ馬相手に最も厳しい競馬を経験したクロフォード。赤松賞3着の内容がイマイチでその点、同じ東京コースだけに若干不安だが、1,400mという距離を最も活かせそうなスピード能力を買いたい。3頭以外では、府中1,400mで33.9で勝ちあがったオメガ、芝1,200mで好時計の実績があり、芝替りで一変の可能性の有るトシ。
◆東京7R 1,000万下 牝馬限定 ダ1,700m
◎ 14 レースドール 戸崎圭
対 13 トーセンバスケット 蛯名
単 8 テクニカルラン 北村宏
△ 2 ドリームプレイ 江田照
△ 7 フェイドレスシーン 後藤
△ 11 リュシオル 田中勝
芝の府中マイル1.33.0で2着した500万下平場の内容が秀逸だったテクニカルラン。次走でダートを使ったのに驚いたが、そこで難なく勝ちあがったことにも驚いた。そこから2ヵ月半休養しての昇級初戦。420kg前後の小柄な馬体でベストは芝ではないかと思えるだけに、ここは単穴までの評価。本命は当級実績あり、府中もあいそうなクロフネ産駒レースドール。対抗のトーセンバスケットは昇級2戦目、中山でレースにならず府中で巻き返すのは穴のパターン。
◆東京12R 1,000万下 芝1,400m
◎ 7 アポロラムセス 柴田善
昇級2戦目でなぜか芝に戻すアポロ。芝での実績も十分ではあるのだが、何故このﾀｲﾐﾝｸﾞで？正直、半信半疑というところだが、人気が落ちるのも事実、狙ってみようか。
◆京都5R 未勝利 芝1,600m
◎ 9 ドクトルジバゴ ルメール
基礎体力には優れるが、器用さにも勝負根性にも欠けるドクトルジバゴ。ルメールの豪腕で目を覚まさないか。
◆中京8R 500万下 ダ1,700m
◎ 1 チョップチョップ 武豊
地味で不器用なダートステイヤーと評価しているチョップ。小回り中京の1枠1番、勝たんとすれば逃げの一手。ですよね、豊さん？
◆中京12R 天白川特別 1,000万下 ダ1,700m
◎ 12 タニノロッキー 武豊
前走で現級上位の力を改めて発揮したタニノロッキー。勝ち馬は別格の強さだった。この相手なら決めないと。ですよね、豊さん？
◆京都12R 1,000万下 ダ1,900m
△ 10 ハイローラー 浜中
ダ1,900mはベストに近い条件で、前走は脚を余す競馬。4角でまくる競馬ができれば押し切りも可能だが、なんせ不器用。人気になって妄信せず、人気落ちで拾う呼吸。
