GO-WIlD


…キュッ…キキュ……




軽くステップからのフットワークをしつつ歩は様子を伺っていた…




…体格的にもそうだが、一旦見離したら露美緒さんには追いつけない…



露美緒との身長差は、頭一つ分位あり、体格やリーチは歩が有利だが、ことスピードに関しては露美緒が圧倒的に有利であった。


「フフッ……」



……タンッ!!




ズパンッ!!!


「……グフゥッ……」



軽く笑みを浮かべた露美緒からのいきなりの強襲


踏み込んでのアッパーカットであったが、歩は間一髪バックステップが間に合い、やや食らってはいたが、クリーンヒットは免れた……

「カモン、歩ちゃん!!」


……構えた左手で誘うような手招きをする露美緒……



目を離さなくても追いつけない露美緒のステップワークに歩は直感で考え直した。



「……久々に名前で呼んでくれましたね……そうっスね……小賢しいのは抜きにしましょうか……」




バンッ……


ズバーーン!!!



直線的に踏み込んでの歩のジャブからのショートアッパーが、以外にも露美緒にクリーンヒットし、露美緒は一メートルほど離れたリングロープに背中を打ち付けられ、反動で前のめりに倒れそうになったが踏みとどまった……


「露美緒さん……今わざと……」


……食らいましたねと言いかけた瞬間、微笑を浮かべる露美緒に凄まじい圧力、恐怖にも似た感情が押し上げてきた……



「……良いよ、歩……良い感じ……」



……フッ……ズバーーーン!!!




「グッハアァァ……」



踏み込みが全く見えなかったわけではなかった……


……が、体が反応出来ないほどの動きから露美緒の左のボディをフェイクに反動をつけた右の打ち下ろしが顔面にクリーンヒットし、歩はそのまま前のめりに倒れ、歩は意識を失った…………




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