DVD (あ・か)
2010年06月07日 01:46
「青い鳥」
いじめによる自殺未遂が起きた中学校で、傍観者となったクラスメートたちときつ音の教師の話。
重松清原作とは知らなかった。
いじめがテーマやけど、本当に静かにゆっくりと進む映画やった。
テーマが重いけど、映画自体むちゃくちゃ重いわけではない。
いじめあって自殺未遂があって騒動があって落ち着いた後の話やので、いじめてるシーンとか直接的なシーンは出ないからかな。
阿部寛がドモリの話し方をする。逆にそれが本気さが伝わるというのもあるんやけど、あんまりドモリ方はうまいと思わなかったかな。
ただ、まぁ良質な映画ではあったな。
いじめもいじめとクラスメイトたちは思っていなくていつの間にかいじめていて傷ついていることにも気付けなかった。
学校としても全員と面談もしてできる限り反省したと周りに見せてた。
阿部寛がいじめられてた子の机を残すことで、クラスの反発があったり、ギクシャクしてる部分も残っていたり。
なんか考えさせられるというより結構はっきり答えを出してくれた映画ではあった。
いじめてしまった過去に対して謝罪もして、反省もして、それで終わりではない。いじめられた方は絶対忘れない。だからいじめた方も絶対忘れてはいけない。反省して謝罪して終わりではないんだと。阿部寛がはっきり言ってくれるので、重いテーマで答えがないテーマではあるけど、ちゃんとスッキリできる映画でもある。
テーマがテーマだけに否定もしにくい映画ではあるけどね。