超スローオシレーション、スペイン語ブログ

視交差上核と超スローオシレーション
視交差上核というと脳内時計の神経核。概日周期・サーカディアンリズムの中枢として有名。(追記:「視交叉上核」と書くのがより正確とのご指摘を受けました。以下「交差」のままになっていますが、ご注意ください。英語ではsuprachiasmatic nucleus、略してSCN。

意外にも、3年半ほどまで、この視交差上核(視交叉上核)の神経活動と覚醒レベルとの関係は知られていなかったようだ。

Nat Neurosci. 2003 Oct;6(10):1086-90. Epub 2003 Sep 7.  
Sleep states alter activity of suprachiasmatic nucleus neurons.
Deboer T, Vansteensel MJ, Detari L, Meijer JH.

ラットの視交差上核から神経活動を計測し、同時に脳波を計測。覚醒、ノンレム睡眠、レム睡眠のサイクルと、視交差上核の活動がどう対応しているか調べている。

その結果、覚醒とレム睡眠中の活動は、ノンレム睡眠中より高いことがわかった。

もう一つ面白いのは、24時間の周期にあわせて視交差上核の神経活動もゆっくりと変動しているようだ(図1)

つまり、超スローオシレーションが見れる。(何ヘルツ?)

さらにこの研究では、ラットを睡眠不足の状態にした時に、視交差上核の活動がどう変わるかも調べている。ノンレム睡眠が不足している時のノンレム睡眠中の活動は、普段より活動が上昇し、レム睡眠が不足している時のレム睡眠中の活動は、普段より活動が低下していることがわかった。

研究者たちは、ビジランス(vigilance)レベルの変化によって、この活動の変化が引き起こされたと解釈しているようだ。(ビジランスというのは、この場合、覚醒レベルのようなものと言ったらいいか?)

オシレーションというと、遅くても秒単位の現象をよく考えるわけだが、サーカディアンリズムも一種のオシレーション。しかも、覚醒状態とタイトにリンクしたオシレーション。

まだ、秒、ミリ秒単位のオシレーションとの関係は全然わかっていないと思うが、超スローオシレーションも考慮にいれると、何か面白いことがわかるかもしれない。そんなことをブザキ先生の教科書を読みながら思った。

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時差ボケ

When you go to Europe, the soul takes about three days longer to get there.

とはフリオ・コルタサルというアルゼンチンの作家の言葉らしい。この言葉もブザキ先生の教科書で紹介してあった。

先週、嫁さんたちが帰ってきて、しばらく行動パターンが昼夜完全に逆転していた。が、コルタサル的に言えば、1週間たってようやくsoulも日本からアメリカへ到着したようだ。今朝は自分と同じ時間に起きてくれた。

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コサイン
午前中、ケンが、cosyneでトークするための図作成を頼むかも?と。彼がトークすることをその時初めて知った。プログラムを見ると確かに話すようだ。こちら。けど、海馬関係のセッションなのに、聴覚皮質の話をするのだろうか?とりあえず、候補の図は用意したけど・・・。

ちなみに、うちのラボからはカリーナがポスター、それからアルフォンソがワークショップのオーガナイザーとして参加する。

それ以外の人たちは、ラボでお留守番。

外国語だから、、、は通用せず
外人さんも論文紹介のブログを書いてたりするが、実は今日、自分の論文を紹介しているブログに出会った。。。

スペイン語で書かれている

コメントもいくつかあってむちゃくちゃ気になったので、英語翻訳機能で確認してみた。

あまり良いこと書かれてないな。。。

けど、目にとまっただけでもかなりうれしい。できれば、引用して!

日本語だからって論文批判をしていると、googleや最近の翻訳機能を駆使されて、学会で会った時「キミ、ブログで私の論文を批判してたな」なんて外人さんから言われるかも。。。

ちなみに、そのブログ、TBを受け付けてないのが残念。。。