spin

今年に入って学んだ英単語にspinという単語がある。

そのまま、スピン、ではなく、解釈、という意味。
ストーリー作り、的な意味もあると思う。

数ヶ月前、ケンと話してる時にspinが登場したので、
spinってどういうこと?
と聞いたら教えてくれた。

spin

よく使う。
少なくとも、うちのラボではよく使っている。

科学関連の会話には不可欠な単語のようだ。

自分ではまだ使ったことはないけど。。。

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今日のラボミーティング(ジャーナルクラブ)では、そのspinが如何に大事かを学ぶ論文を二つ読んだ。狙って、というより、たまたま対照的な論文が二つ取りあげられた。

重要な研究でも、spinによっては二,三流ジャーナルに掲載されて、誰からも注目されずに終わってしまう。

サイエンスはデータももちろん大事だけど、spinも超重要。

データさえが良ければ良い、という発想は、「サイエンス」を過小評価している気がする。

実際、良いデータなのに、これだけやってこのジャーナルか・・・という論文を目にすることがある。「これだけ」やって「このジャーナル」にしか掲載されなかったのは、spinが悪かった可能性が高い。

もちろん、レフリーにアンフェアな扱いを受けた、と言い訳するのは簡単だけど、ホントにそうかよく考える必要がある。

もちろん、spinはデータあってのspinなので、妄想とspinとは違う。

今の研究室に来て、「spin力」の重要性をホントに感じる。
一流雑誌に掲載経験がある人は、そのあたりのセンスが光る人が確かに多い。それはいくらグーグルで検索しても引っかかってこない。(たぶん)

もちろん、spinを表現するための英語表現力というのも日本人の自分には努力課題だけど、spinそのものは日本語で考えられるわけだから、まずはその「spin力」を身につけないと始まらない。

強くそう感じる今日この頃。

インパクトファクターの低い論文を読んで、このデータをどうすればNatureクラスの輝いた論文にできるか、そう考えるのは、良いトレーニングになる気がする。

悪い論文を批判的に読むより、そういう読み方をした方が、せっかく費やした時間を有効活用できる気がする。

論文を理解する能力に加えて、その論文の分野周辺に関する知識もそれなりにないと良いspinは考えられない。

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ところで、毎週月曜日のケンとの個別ミーティングは、ラボミーティングの後にやった。

spinについて口裏を合わせた。