対馬・壱岐午前中は対馬の下県地区を見学し、
昼過ぎに高速船で壱岐に移動しました。

※地図はクリックで拡大します。
2017.7.18(火)

☆移動ルート(対馬)
対馬グランドホテル⇒お舩江跡⇒万松院⇒厳原港⇒高速船にて壱岐へ

お舩江跡前日は上県地区(北の島)を周ったので、
この日の午前中は下県地区(南の島)の見所を。








お舩江跡2ここは寛文3(1663)年に造られた対馬藩の
お船江跡(お船屋とも言われます)。
川の河口にあって、海からここまで
藩船が出入りしていました。
写真は干潮時ですが、満潮になると
干上がっている部分も海水で満たされます。




万松院今回の対馬訪問の一番の目的地、
万松院(ばんしょういん)。
対馬藩主宗家の菩提寺です。
この宗家の末裔という方と東京で
お会いする機会があり、
その時に万松院の話も伺い、
以来、ずっと、いつか
訪ねてみたいと思っていました。


万松院2万松院は元和元(1615)年に第2代対馬藩主の
宗義成(そう よしなり)が父である先代の義智
(よしとし)の冥福を祈って建立しました。
以来、宗家累代の菩提寺となっています。
この山門は唯一、創建当初のもので
対馬最古の建造物でもあります。
(他のお堂などは数度の火災で焼失しており、
現在、建っているのは再建されたものです)


石段132段の百雁木(ひゃくがんぎ)と言われる
石段を上った先に、宗家一族の墓所である
御霊屋(おたまや)があります。










宗家墓所巨大な墓がずらりと荘厳な
雰囲気の中に立ち並んでいます。
その規模は大大名並みの規模で、
金沢市の前田藩墓地、
萩市の毛利藩墓地とともに
日本三大墓地の一つとも言われています。




大杉境内には樹齢1200年と言われる大スギが3本あり、
これはそのうちの1本です。このお寺が創建される
ずっと前からここにあったのですね。
杉では対馬一の樹齢を誇っており、
長崎県の天然記念物にも指定されているとのこと。








石段2先ほどの132段の石段の上から見た景色です。












九州郵船対馬の観光はここまで。
レンタカーを返却し、
厳原(いづはら)港より高速船に乗船し、
壱岐の芦辺(あしべ)港に向かいます。







ヴィーナス号ここでかなり激しい雨が降ってきてしまい、
船の写真が撮れなかったので、
九州郵船のwebサイトより拝借しました。
水中翼船ヴィーナス号です。
厳原から芦辺まではおよそ1時間強です。
あいにくの雨になってしまいましたが、
風はなく、海上は穏やかでしたので、
ほとんど揺れませんでした。


高速船内船の中はこんな感じでした。
そんなに混んでおらず、とても静かでした。
私達は壱岐の芦辺港で下船しましたが、
この船はさらに博多港まで行きます。
芦辺港で私達と入れ替わりに
博多まで乗る人達が
どっと乗船していました。




壱岐壱岐に到着後、こちらも少し
観光しましたので、ルート図を。

※他の写真もですが、クリックで拡大します。




☆移動ルート(壱岐)
芦辺港⇒月読神社⇒國片主神社⇒鬼の窟古墳⇒湯ノ本温泉

月読神社2ここ壱岐は小さな島なのに、
神社がとてもたくさんあります。
昨今のパワースポットや御朱印
集めブームにあやかってか、
神社巡りの方々への懇切丁寧な
無料パンフレットなどが
観光案内所に置いてありました。
その中でも、比較的有名で
観光スポットとなっている月読神社
ここでも突然、雨が降り出してしまったので
階段の上には昇りませんでした。


月読神社3なかなか来る機会もない所だし、
来たからにはしっかり参拝した方が
ご利益があったのかもしれませんが、
雨には勝てませんでしたw
車に戻って、濡れてしまった
服やバッグを拭いていたら、
観光バスの団体さんが
到着したのでびっくり。
人気のスポットだったようです。




?神社雨も降って来てしまったし、早めに宿に入るかと
車を走らせていたら、古い大きな鳥居があったので
停車。ちょうど雨も小降りになってきたので
下車して参拝することに。
國片主神社(くにかたぬしじんじゃ)でした。
月読神社の分までしっかり参拝しました。







鬼の窟古墳壱岐には島の中央部に小さな古墳群があり、
その中の前方後円墳2基・円墳4基の計6基が
国の史跡に指定されています。
その中の一つ、鬼の窟(おにのいわや)古墳。









鬼の窟古墳26世紀末頃、作られたと言われる玄武岩の石室です。
誰が埋葬されているのかは定かでないようですが
当時のこの地域の有力者でしょうかね?
古墳=墓ですので、あまり気持ちのいい
ものではありませんね。この墓の主も自分の
墓がこうして後世の人の見世物になっている
ことをどう思っているのやら??

ここで、またしても雨が強くなってきたので
この日の観光はここまでにして、宿泊先の
湯ノ本温泉に向かい、早めにチェックインしました。