2005年03月07日

グリーンツーリズム(2)

大分県 安心院(あじむ)町へ行って参りました。
 
農村民泊という『農泊』をしました。
農家の家に泊まり、農業体験や農家との交流を楽しむものです。
これは、本当におススメです!!
 

昔ばなしの家部屋井戸散歩道

 

 

昔ばなしの家」という中山ミヤ子さん宅へお邪魔しました。

 私は、安心院町へ行くのも、もちろん、中山さんにお会いするのも初めてであるのに、「何だか昔から知っている」という感覚に陥りました。つまり、安心院での生活や体験・交流に「懐かしさ」を感じました。

モミ取り 米搗臼(こめつきうす)製麺器椎茸収穫こんにゃく作り

 

 

 

 ここでは、「自分が口にするものは、自分でどうにかする」という精神が感じられました。食材から調理に至るまで、食卓に並ぶものは中山さんが手間ひまかけたものばかりでした。鍋に入れる野菜は畑で収穫したもので、椎茸は一緒に採ったものをすぐに焼いて食べるし、うどんは製麺器で作るし、こんにゃくも手作りでした。

 「昔からしていることを続けているだけ」と言うおばさんの話が印象的でしたが、冷凍食品をレンジで「チン!!」して食べる生活に慣れてしまうと、もうこのような生活に戻ることは、戻りたいと思っても難しいだろうね。

 「食事」をするには、畑の管理収穫後の調理・加工する知恵や知識が必要であり、そのような生活力を一度失うと、身につけることが困難だからだ。

 昔ながらの知恵や知識を含めた生活力は、日本の文化であり、財産であると思う。しかし、そのような生活力を持った人は、減ってしまう一方だ。積極的に守ろうと動かないと、日本の大切な財産が失われてしまう!!

 そう考えると、中山ミヤ子さんは貴重な存在であり、人間国宝だと言っても過言ではないしょう。

囲炉裏炊飯器 お釜五右衛門風呂五右衛門風呂焚き

 

 

 

 囲炉裏を囲んでの食事は、外の寒さを忘れさせるほど暖かく、電気やガスの炊飯器より炊きあがるの早いという炭火の力に驚き、自分で沸かした五右衛門風呂の熱さは、まさに釜ゆでの刑。水で温(ぬる)めつつ、風呂底から熱を感じつつ、良い塩梅(あんばい)になった時は、まさに至福の一時でした。

すっぽん鍋すっぽんの生き血・肝・卵餅・おにぎり・こんにゃく・めざし

 

 

 

 すっぽん料理をご馳走になり、竹の徳利&おちょこで竹酒を楽しみました。囲炉裏で人肌の温かさになった日本酒に竹の香りが移って、学生の飲み会ではありえない、風情ある酒盛りを頂きました。

お客さん(沖縄)お客さん(ワイナリー)

お客同士も、囲炉裏を囲んで食事をするので、自然と会話をし、交流します。

沖縄から来た人は、グリーンツーリスムを勉強するために来て、沖縄に戻って余裕ができたら、グリーンツーリズムを始めるのだそうだ。

二日目は、安心院葡萄酒工房の人でした。ソムリエさんとワインについて、農業について、人生についてを語りながら、酔いながら宵居しました。

おにぎりおいしい料理の数々。貴重な体験の数々。このグリーンツーリズムで得た経験は、私をより良い方向へ導いてくれそうな気がしました。

さて、安心院で10個は食べたであろう、おばさんの握った「世界一美味しいおにぎり」を再び食べるのは、いつの日だろうか?

その時は、またすっぽん料理でもてなしてくれる事を約束しました。



Posted by brilliant_farmer at 17:11│Comments(4)TrackBack(1)

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△▼△▼食文化を守ろう:スローフード−自然と生産者、原材料が...【明日への道しるべ@ジネット別館】at 2005年03月11日 22:56
この記事へのコメント
自然の生き方スロー・ライフ!
大分県 安心院(あじむ)町、グリーン・ツ−リズムのさきがけ、先進地としてよく雑誌・HP・etc等で紹介されておりますね。
記事を拝見して、中山ミヤ子さんはグリーン・ツリズムと言う意識はなく、自然の生き方スロー・ライフなんだなって気がします。
そんな自然の生き方に共感・共鳴して、そこからグリーン・ツーリズムが生まれてくるような気がします。
グリーンツーリズムばかりを前に押し出そうとすると、ツーリズムの部分が誇張され何々体験・何々体験のような表面的なツリーズム(観光)になっている様な気がします。

背伸びをせず、もっと自然の生き方に帰ってみたいと思います。
Posted by 大呑@Shon at 2005年03月08日 10:36
コメントありがとうございます。

確かに、何かを体験させるというよりは、中山さんの生活を一緒に過ごすという感覚でした。
「うどんが食べたきゃ、自分で作りなさい」
「椎茸が食べたいので、一緒に採りに行きましょう」って感じです。

中山さんが無理をしないので、こっちも自然体で居られるんです。
だけど、何もしないのではなく、おもてなしの心で迎えてくれたので、気持ちよく過ごせたのだろうと思います。

そう言えば、安心院町役場は、「観光課」ではなく、「歓交課」です。
Posted by あぐり at 2005年03月08日 14:44
TBありがとうございます。

私のグリーンツーリズムの原点は、学生時代(卒業後だったか?)に研究室の先輩と訪問した、長野県の遠山郷の民家でした。

急傾斜の土地にお米以外の食料を栽培し、ヤギや羊を飼育していて、日本でも自給自足ってできなくもないんだ。
人間が生きていくっていうのは、まず食べることなんだ、という都市生活では実感できなかったことを実感した瞬間でした。

子供たちと一緒に、農作業や林業体験などできたらとても有意義だと思っています。
Posted by chiribiz at 2005年03月09日 08:56
私も色々スローフードやスローライフについて
ブログしていますので、訪ねてください!

TBしていきます!
Posted by G-NETmaster at 2005年03月11日 22:56