2009年11月10日
とある事件が語るターニングポイント
詐欺罪の女性被告の知人男性数人が相次いで不審死 埼玉県警が殺人容疑で捜査@産経新聞10/27
さて1月くらいご無沙汰してしまい大変申し訳ないですが久々の更新です。本当は別のネタをやらなければと思いつつ・・・今宵はこの話を・・・
婚活ならぬ婚殺と言った言葉まで生み出してしまったこの事件、まずは被害者の方々のご冥福をお祈りいたします。
個人的にこの事件のことを聞いてまず感じたのは「先の無い容疑者だなぁ」と言う事、確かに一見容疑者はお金を溜め込んだ中高年男性から大金をせしめる事に成功している様に見えますが、こういった事態になってしまったと言うのは被害者が死亡していなくても行き詰っていたのではと感じますし、またどう考えても長い間やれるお金の稼ぎ方ではない。
35歳独身限界説 by @kazuyo_k を打ち砕くたった一対の映像@404 Blog Not Foundより
勝間和代の『誰でも出来る』日本支配計画より
結婚をすることで、より広い総合的な視野を持てるようになる可能性は高くなります。
35歳独身限界説 by @kazuyo_k を打ち砕くたった一対の映像@404 Blog Not Foundより
結婚のすすめ(2)で、男にとっての結婚のメリットを語ってもらえると一匹の♂としてうれしいです。いやまぢで。
そして被害者側の男性の立場としては40代以上と30代以下で解釈の異なる事件なのではとも感じます。極端に言ってしまえば40代以上の男性にとって見たら「早く結婚しておけばよかったのに」、一方30代以下の男性からしたら「結婚にしがみつくから」と言った感じの意見が多くなるのではと感じます。
上の引用は共に40前後の既婚者である勝間和代さんと小飼弾さんのものなのですが普段は勝間さんに近い意見を出している小飼さんが「メリットを〜」と言っているのが興味深い所、多くの30代以下の男性にとって、勝間さんの言う事は確かに分かるものの、その為に払うコストは賄い切れる物なのか?またその多大なるコストを払って本当に何かを得られるのか?と言うのはこのジャンルの話ではあまり語られてはこなかったものの実は重要な問題のような気がします。
投資を呼び込む意識が弱い日本。@Espresso Diary@信州松本より
NHK・BSでアジア各国のニュースを見ていると、観光と投資とを一体のものとして意識した戦略が強まっていることがわかる。まずは来てもらい、地域の文化や将来性などを理解してもらい、そして投資へつなげることが重要だという意識が広がっています。とくに女性にとって魅力的な場所であることをアピールする都市が増えている。
さて信州のコーヒー屋さんが投資と観光に関して女性にとって魅力的な場所をアピールするアジアの都市について書いています。さてここで言う女性と言うのは当然の事ながらじっくりと他の国の都市を観光できる経済力を持ったと言う意味で各国でも選ばれた女性達の事、今回の女性被告と同年代の団塊ジュニアの女性達の中でもそう言った体験をしてきた女性は多いと思われます。
ただ2009年そう言った女性達が皆30代後半に入る今、彼女達が問われてくるのは、それを裏書く物なのかもしれません。

さて1月くらいご無沙汰してしまい大変申し訳ないですが久々の更新です。本当は別のネタをやらなければと思いつつ・・・今宵はこの話を・・・
婚活ならぬ婚殺と言った言葉まで生み出してしまったこの事件、まずは被害者の方々のご冥福をお祈りいたします。
個人的にこの事件のことを聞いてまず感じたのは「先の無い容疑者だなぁ」と言う事、確かに一見容疑者はお金を溜め込んだ中高年男性から大金をせしめる事に成功している様に見えますが、こういった事態になってしまったと言うのは被害者が死亡していなくても行き詰っていたのではと感じますし、またどう考えても長い間やれるお金の稼ぎ方ではない。
35歳独身限界説 by @kazuyo_k を打ち砕くたった一対の映像@404 Blog Not Foundより
勝間和代の『誰でも出来る』日本支配計画より
結婚をすることで、より広い総合的な視野を持てるようになる可能性は高くなります。
35歳独身限界説 by @kazuyo_k を打ち砕くたった一対の映像@404 Blog Not Foundより
結婚のすすめ(2)で、男にとっての結婚のメリットを語ってもらえると一匹の♂としてうれしいです。いやまぢで。
そして被害者側の男性の立場としては40代以上と30代以下で解釈の異なる事件なのではとも感じます。極端に言ってしまえば40代以上の男性にとって見たら「早く結婚しておけばよかったのに」、一方30代以下の男性からしたら「結婚にしがみつくから」と言った感じの意見が多くなるのではと感じます。
上の引用は共に40前後の既婚者である勝間和代さんと小飼弾さんのものなのですが普段は勝間さんに近い意見を出している小飼さんが「メリットを〜」と言っているのが興味深い所、多くの30代以下の男性にとって、勝間さんの言う事は確かに分かるものの、その為に払うコストは賄い切れる物なのか?またその多大なるコストを払って本当に何かを得られるのか?と言うのはこのジャンルの話ではあまり語られてはこなかったものの実は重要な問題のような気がします。
投資を呼び込む意識が弱い日本。@Espresso Diary@信州松本より
NHK・BSでアジア各国のニュースを見ていると、観光と投資とを一体のものとして意識した戦略が強まっていることがわかる。まずは来てもらい、地域の文化や将来性などを理解してもらい、そして投資へつなげることが重要だという意識が広がっています。とくに女性にとって魅力的な場所であることをアピールする都市が増えている。
さて信州のコーヒー屋さんが投資と観光に関して女性にとって魅力的な場所をアピールするアジアの都市について書いています。さてここで言う女性と言うのは当然の事ながらじっくりと他の国の都市を観光できる経済力を持ったと言う意味で各国でも選ばれた女性達の事、今回の女性被告と同年代の団塊ジュニアの女性達の中でもそう言った体験をしてきた女性は多いと思われます。
ただ2009年そう言った女性達が皆30代後半に入る今、彼女達が問われてくるのは、それを裏書く物なのかもしれません。
2009年10月06日
持てば持つほどきつかった10年間〜HP10周年に思う〜
さて9月も終わってしまいましたが気付いたらこのブログの親HPであるぶらざーてぃのぺーじが10周年を迎えていました。
1月遅れで何ですが少しその辺について書こうかなと思います。
もともとHPを作ろうと思ったきっかけと言うのは大学の先生に工学部の学生がHPくらい作れなくてどうするかと煽られてなのですが、結果的に鉄道好きだったのと大学時代会計を少しかじった関係で、交通とお金の絡んだ話が多くなったかなと思います。
北総鉄道2007年度決算レポート
6、ガソリン価格高騰から見えるもの〜潜在的交通弱者について〜
交通とお金、あまり他人のやらない組み合わせのものをみていって思ったのは交通と言うのは生活だったり社会だったり政治だったりと同じ地平に存在するものであると言うのを意識せざるを得なかった事。
例えば北総線の決算レポートなんかを書いている際に乗客が1%増えたといった話が出ると、当然の事ながら沿線の住宅開発が進んだのか、あるいはショッピングセンターが出来てその買い物客が増えたといった背景を考える必要が出てくるし、また学割補助等の行政からの補助が出るとまずは沿線自治体の政治家や住民がどう言ったことを考えて補助を出したのか、反応はどうかといった政治の話が当然絡んでくる。
また逆に地方で車を持たずに貧乏サラリーマンをやっていた際に給与明細や預金の残高を見ながら感じた「車を持たざるを得ないと厳しいだろうな」と言う思いが生んだのが潜在的交通弱者と言う考え方、交通と言う視点で車を見るとどうしても利便性ばかり浮かんでくるのですが、生活、言い換えれば家計の視点から見ると車は相当にリスクが高い存在と言うのは貧乏サラリーマンになってはじめて感じた事、そしてそこからフィードバックして見えてきたのは「持てば持つほどきつい時代なのでは」と言う点でした。
女性の非婚化は何を物語るか
一人口は食えても、二人口は食え無い時代
そしてその部分が最も凝縮されて現れているのは非婚化の問題かなと感じます。このジャンルはある意味当事者なのですがまぁモテナイ身と言う事で半分評論家みたいなスタンスで書いているのですが、正直な所車を持たない、パラサイトシングルして家賃負担を減らすと言う流れの延長線上に現在の非婚化があるように見えてならない・・・。
多分私がHPを始めてからのこの10年間と言うのはある見方をすれば収入の減った若い世代を中心に持てば持つほどきついと言う事で車を切り捨て、家を切り捨て、結婚を切り捨てていった10年間だったと言う見方も出来るのかもしれません。
BEFORE THE DAYLIGHT
重い一票、重い選択〜衆議院選挙結果に思う〜
アイフル正社員を半減 リストラ策発表 店舗も3分の1に@産経新聞9/24
ただ何となく感じるのはそろそろ次の流れに入りつつあるのかなと言う事、昨年の9月にはアメリカのリーマンブラザーズ、今年の9月には日本のアイフルと有力金融企業が破綻している状況はこれまでの10年間にましてリストラ志向が高まっているようにも思えますが、逆に「外資が悪い」、「サラ金が悪い」と言った「〜が悪い」と言った思考からは脱さざるを得なくなって「じゃぁ何をするのか」と言った方向に各々が舵を切らざるを得なくなる状況が増えてくる中で「持てば持つほどきついからもう手放そう」と言う志向から「持てば持つほどきついけどすくなくともあれは確保しよう」と言う志向に切り替わる時期に来ているような気がします。それがどんな動きになりどんな方向に向かうのかは分かりませんが、つぎの10年間、どんな事がおこるか引き続き考えていこうかなと思います。
1月遅れで何ですが少しその辺について書こうかなと思います。
もともとHPを作ろうと思ったきっかけと言うのは大学の先生に工学部の学生がHPくらい作れなくてどうするかと煽られてなのですが、結果的に鉄道好きだったのと大学時代会計を少しかじった関係で、交通とお金の絡んだ話が多くなったかなと思います。
北総鉄道2007年度決算レポート
6、ガソリン価格高騰から見えるもの〜潜在的交通弱者について〜
交通とお金、あまり他人のやらない組み合わせのものをみていって思ったのは交通と言うのは生活だったり社会だったり政治だったりと同じ地平に存在するものであると言うのを意識せざるを得なかった事。
例えば北総線の決算レポートなんかを書いている際に乗客が1%増えたといった話が出ると、当然の事ながら沿線の住宅開発が進んだのか、あるいはショッピングセンターが出来てその買い物客が増えたといった背景を考える必要が出てくるし、また学割補助等の行政からの補助が出るとまずは沿線自治体の政治家や住民がどう言ったことを考えて補助を出したのか、反応はどうかといった政治の話が当然絡んでくる。
また逆に地方で車を持たずに貧乏サラリーマンをやっていた際に給与明細や預金の残高を見ながら感じた「車を持たざるを得ないと厳しいだろうな」と言う思いが生んだのが潜在的交通弱者と言う考え方、交通と言う視点で車を見るとどうしても利便性ばかり浮かんでくるのですが、生活、言い換えれば家計の視点から見ると車は相当にリスクが高い存在と言うのは貧乏サラリーマンになってはじめて感じた事、そしてそこからフィードバックして見えてきたのは「持てば持つほどきつい時代なのでは」と言う点でした。
女性の非婚化は何を物語るか
一人口は食えても、二人口は食え無い時代
そしてその部分が最も凝縮されて現れているのは非婚化の問題かなと感じます。このジャンルはある意味当事者なのですがまぁモテナイ身と言う事で半分評論家みたいなスタンスで書いているのですが、正直な所車を持たない、パラサイトシングルして家賃負担を減らすと言う流れの延長線上に現在の非婚化があるように見えてならない・・・。
多分私がHPを始めてからのこの10年間と言うのはある見方をすれば収入の減った若い世代を中心に持てば持つほどきついと言う事で車を切り捨て、家を切り捨て、結婚を切り捨てていった10年間だったと言う見方も出来るのかもしれません。
BEFORE THE DAYLIGHT
重い一票、重い選択〜衆議院選挙結果に思う〜
アイフル正社員を半減 リストラ策発表 店舗も3分の1に@産経新聞9/24
ただ何となく感じるのはそろそろ次の流れに入りつつあるのかなと言う事、昨年の9月にはアメリカのリーマンブラザーズ、今年の9月には日本のアイフルと有力金融企業が破綻している状況はこれまでの10年間にましてリストラ志向が高まっているようにも思えますが、逆に「外資が悪い」、「サラ金が悪い」と言った「〜が悪い」と言った思考からは脱さざるを得なくなって「じゃぁ何をするのか」と言った方向に各々が舵を切らざるを得なくなる状況が増えてくる中で「持てば持つほどきついからもう手放そう」と言う志向から「持てば持つほどきついけどすくなくともあれは確保しよう」と言う志向に切り替わる時期に来ているような気がします。それがどんな動きになりどんな方向に向かうのかは分かりませんが、つぎの10年間、どんな事がおこるか引き続き考えていこうかなと思います。
2009年09月18日
「核家族と言う贅沢」と「一所に落ち着く贅沢」〜鳩山内閣発足に思う〜
写真:郊外で一戸建てを持つ生活は贅沢になるのか・・・今は無き鹿島鉄道石岡南台駅前
鳩山内閣の閣僚の顔ぶれ…認証式後に初閣議@読売新聞9/17
昨晩あの総選挙から3週間でやっと鳩山内閣発足、個人的には民主党にももっと良い人材はいるであろうに亀井金融相と言うのに少しびっくりしたのですが主要な部分はきちんと固めた感じでしょうか?
〔アングル〕家計悪化で不動産競売が増加、住宅ローンの不良債権化に懸念@ロイター7/7核家族という「ぜいたく」@評論家山崎元の「王様の耳はロバの耳!」より
先日、とある大人の勉強会で、高齢化問題について議論した。レポーター(この問題の専門家だ)の話の中で強く印象に残ったことの一つは、在宅介護は能率が悪いし、人口構造的に無理なのだという話だった。在宅介護ではなく、施設介護を中心に物事を考えるべきであり、たぶん、「それしかない」。〜中略〜
「父親の世代よりも貧しい息子世代」が多くの家族で現実のものになりつつあるこれからを考えると、「核家族はぜいたく」なのであり、経済的に余裕のない場合は、何らかの規模の経済が働く暮らし方を考えるべきなのだろう。
さて15年ぶりに自民党が野党になると言う意味での政権交代と言う事でこの鳩山内閣が日本をどの様に変えていくかに注目が集まっているのだと思いますが、個人的には鳩山内閣が何かを変えていくと言うよりも小泉構造改革〜リーマンショック不況と言う流れの中で激変している状況に政治がどう対処していくかと言う方がこの内閣のミッションに近いのではないかと思います。
上の引用は経済評論家の山崎元氏のblogから福祉やワーキングプアの問題からかつて当たり前だった核家族と言うのが不経済で贅沢であり、今後規模の経済の働く大家族への志向性が高まっていくと言うか高まらざるを得ないと指摘しています。実際総選挙前の7月には住宅ローン返済の行き詰まりで多くの競売物件が現れ、住宅ローンの不良債権化の懸念が言われました。
日航・デルタ提携 外圧でリストラ? 年金など残る課題@産経新聞9/12
東芝 薄型テレビ、新興国向け強化 低価格品で世界シェア10%@フジサンケイビジネスアイ9/17
一方企業の動向を見ると経営危機に陥っていたJALはアメリカデルタ航空との提携案が浮上し、その際に人材整理や年金切り下げ等の処理が加速しそうですし、東芝は新興国向け強化への取り組みを表明しています。
前者は職を失ったり給料が減ったりする人が増えるわけですし、一方後者では仕事で海外に移り住まなくてはならないと言う意味で、山崎氏の指摘した規模の経済とは逆に不経済でも身軽さを求められる人が増えそうな気がします。言うなれば「一所に落ち着く贅沢」が許されない時代といったところでしょうか?
はたしてそんな様々な変化に新しい内閣はどう対処していくでしょうか?個人的には正直な所マニフェストの実現よりもそちらの方が重要な気がします。そう言った意味で注目したい所です。
2009年09月13日
神奈川の老舗百貨店の苦境が語る2極化〜さいか屋ADRに思う〜
UPDATE1: さいか屋<8254.T>が事業再生ADRを申請、減資などの再生案を提示へ@ロイター8/4
選挙とのりぴーの彩られた8月にはこんなニュースもありました。さいか屋と言うと昔イベントスペース設営のバイトもしていた事もあり、ちょっと思いで深い場所、とは言えモアーズ等90年代以降に出来たお店にいくことが多かったので以外にノーマークになっていた感があります。
各店舗の第一4半期(4〜6月)の売上高フロム決算書単位:千円
川崎店 4,873,494
横須賀店 5,656,459
藤沢店 5,806,057
さて決算書を少し見ていきますと個人的に一番興味深かったのは店舗別の売上高、実はさいか屋は川崎が本店の筈なのですが、実はその川崎店が一番売上が低い事が分かります。
続・貯蓄のまち(1):さいか屋、ラゾーナ、そして餃子の王将@川崎再生計画研究フォーラムより
但し、京急百貨店のコピーを川崎に作ることは無意味です。京急百貨店の中身を見ますと日本橋高島屋や銀座三越のような本格的百貨店と比べると高級感・重厚感はまるで無く、ヨドバシカメラや理髪店、ファストフード店がテナントに入るなど二子玉川高島屋より実用志向であると言えます。標準的な郊外型百貨店であるたまぷらーざ東急や港北東急、都筑阪急に近いイメージです。これも上大岡の周辺地域に競合が居ないから成立しているビジネスモデルと言え、川崎に同じものが出来ても、ルフロンやラゾーナとの差異化に失敗し、さいか屋以上に早くコケると予想されます。
何故本店である川崎店がこれだけ苦戦しているのでしょうか?上は地元の方のblogからの引用、個人的には興味深いのは本格的百貨店のモデルとして日本橋高島屋や銀座三越が挙がっている所、あくまで比較の対象と言う意味ではありますが、川崎駅前と言う立地だと都心や横浜との競合となると言うのは大きいのではと感じます。
列車追跡シリーズその4:急行運転前夜の大井町線を行くその1
川崎駅・京急川崎駅の乗車人員(2007年度1日あたり@川崎市統計書2008年度版より)
JR川崎駅 183577人
京急川崎駅 57456人
合計 241033人
実際川崎駅の乗車人員はJR、京急合わせて1日24万人程度、千葉県のトップと言われる船橋、柏、西船橋が大体このくらいなので決して少なくは無いもののターミナル駅だったら横浜・渋谷・新宿・池袋の4大ターミナルではこの4倍以上となれば投資をする側としてはどうしてもそっちに大規模な投資をする、逆に言えば川崎のような都心と競合する場所では全国区の百貨店は中途半端な規模の投資しかしないし、さいか屋のような地域型の小規模百貨店の投資額では全国区の百貨店とはとても競合にならない。そう言った意味で丸井の撤退した大井町もそうですが、結局都心やターミナルから距離のそれほど離れていない川崎や大井町のようなサブターミナル的な場所ではもう百貨店は持たないのではないでしょうか?

写真:本店より売上のよい横須賀店
よこすかデータベースより2006年度の横須賀中央駅利用者数
横須賀中央駅 35371人
一方藤沢・横須賀のほうはどうでしょうか?取り敢えず横須賀についてみていきます。横須賀店最寄の横須賀中央駅の利用者数は3万5千人で川崎駅の1/7、それにも拘らず売上は横須賀店のほうが良いと言うのは何故でしょうか?

写真:横須賀中央駅前のモアーズ
ぱっと浮かぶのは駅の利用者の少なさゆえに競合が無いと言う事ですが、川崎駅前と横須賀中央駅前、ともに百貨店はさいか屋と岡田屋MORESと言う同じ陣容となっています。
平成19年2月期個別中間財務諸表の概要@さいか屋より
川崎店 10,903千円
横須賀店 11,868千円
川崎駅前にラゾ−ナが出来て川崎店の売上が激減して逆転したと言う見方も浮かんできそうですがこれもラゾーナが開店していない頃の決算を見ると当てはまらないのが分かります。

写真:横須賀のさいか屋にお客を運んできます
さて駅の利用者で7倍もの大差がつく横須賀店が川崎店をしのぐ様になった要因それは何でしょうか?
そこで実際にさいか屋に先月足を運んでみたのですが大通り館1F〜6Fの物販のスペースは正直な所さいか屋の苦境を裏付けているかのような状態、それが7Fの催事場にいくとガラッと変わります。訪れたときはお中元の処分セールのような事をやっていたのですが、そこでは60前後くらいの世代の方々で大賑わい、更に8Fの大食堂では1時過ぎと言うランチにはやや遅い時間帯ながらお孫さんを連れたおじいさん、おばあさんが行列を作っていました。
大食堂で昼ごはんを食べようと考えていた私はこの行列を見て別の所を探し結局個室のある中華料理店でランチと相成りました。結局ここも空いているとはいいがたく相席となったのですが興味深かったのが個人的に興味深かったのはこのお部屋の面々、50〜60代くらいのおじさん、おばさんが5人くらいでテーブルを囲い、もう1つのテーブルでは私とアラフォー世代と思しきお一人様の女性がランチとしゃれ込んでいる・・・。
こう言った光景を見るとやはり比較的リッチな高齢者がこの百貨店を支えているのではないかと思います。さいか屋にとってドル箱(?)ともいえる横須賀・藤沢の両店舗の間には葉山・逗子・鎌倉と言う、リッチなお年寄りが多くかつ街の規模の小さな地域が連なっています。そう言ったお年寄りにとって小田急や東海道本線,京急のような混雑する通勤電車で無くバスや江ノ電のような小さな電車で乗り入れられる藤沢や横須賀のような街にある馴染のデパートと言うのはこれはこれで使い勝手のよいものであり、また子供や孫たち集まってとランチに出るにも車でも通勤電車でもいけると言う意味で重宝する存在なのでは無いでしょうか?
横須賀・藤沢と川崎を分けたもの、結局それは極端に言えば単なる人口密集地か都市かと言う点ではないのでしょうか?確かに川崎には多くの人が歩いてはいるもののちょっとした事で都心や横浜に流れる、一方横須賀を訪れる人は川崎ほど多くなくても横須賀と言う街をマイタウンとして選択していて確かに同じように都心や横浜に行く事はあっても「マイタウンで片付く所は片付けよう」と言う意識が高いのではと感じます。
良く千葉ニュータウンについて書くときに「都市と郊外の2極化」と言う言葉を使うのですが同じような状況が川崎と横須賀・藤沢を分けているのではないかと思います。
言うなればもう「単なる人口密集地」では百貨店は生き残れないと言うメッセージが今回のさいか屋の苦境から浮かび上がっているのではないかと思います。

写真:開店準備中のシダックス
横須賀・さいか屋南館に大型カラオケ店「横須賀中央クラブ」−県内最大の753席@横須賀経済新聞
さてそんな苦境に陥っているさいか屋ですが苦境の中でも新しい展開を見せます。カラオケ店の開業と言うのが何だかなぁと思いつつもこういう時期だからこそ嬉しい限りです。
長岡京市立図書館の風景@MuBlogより
一階は成人用、二階は子供用、三階は会議室となっていた。このうち一階だけをこっそり歩いてみた。カウンターには三名ほどの女性がいて、仕事をしていた。司書さんなんだろう。利用客は高齢者、しかも男性が多かった。この形態は少し考え込むに足ることかも知れない。高齢者が多いのは、時間帯によっては当然だが、男性がめだったのが、気になった。サンルームの回りの椅子にずらりと座っていた。
ただ個人的にはもう少し古くからのお客さんを大切にする展開を期待したい所、例えば現在公立図書館では上の引用のような高齢者、特に男性の高齢者の増加が言われています。団塊の世代の退職が始まっている以上今後定年退職後の時間をもてあます高齢者が増えてくるのは確実ですから、こう言った人たちがきちんと暇な時間をすごす場所を作ればニーズはあるのではないかと思います。
「銀行でグロソブを買わされる」という恐怖@暫定:500万円からの証券投資より
最近中小証券(失礼!)の方と話をしました。
証:最近「グロソブを買って大損してるんですけど、どうしたらいいですか」って初めての方から電話がかかってくるんですよ。
私:どうにもなりませんな。どうして買ったんですか?
証:それがご年配の方で、銀行で買ったとか。
私:(ノ∀`)アチャー。それ、違法じゃないけど騙されてる。
証:たぶん、まともな説明は受けてないと思うんですよ。
私:まともな説明を受けていてもわからない人だったりして。
証:んー、そうかもしれませんね。
例えば投資を肴に待ったりできるサロン等面白いのかなと思います。例えば上の引用にあるように昨年のリーマンショックの際などによく言われたのは「銀行の勧誘によってグロソブなどの投信を買ったお年寄りが大損をこいた」と言った話、こう言った話を聞くとフリーのファイナンシャルプランナーが運営する投資サロン等は面白いのではと感じます。当然投資商品の売上でなくサロンの会員が払う会費でペイさせていくと言う方向でやれば面白いものも出来るのではないかなと感じます。
さてそんなさいか屋、個人的には川崎撤退から再生への道を模索していった方がよいかなと感じますがいかがでしょうか?

選挙とのりぴーの彩られた8月にはこんなニュースもありました。さいか屋と言うと昔イベントスペース設営のバイトもしていた事もあり、ちょっと思いで深い場所、とは言えモアーズ等90年代以降に出来たお店にいくことが多かったので以外にノーマークになっていた感があります。
各店舗の第一4半期(4〜6月)の売上高フロム決算書単位:千円
川崎店 4,873,494
横須賀店 5,656,459
藤沢店 5,806,057
さて決算書を少し見ていきますと個人的に一番興味深かったのは店舗別の売上高、実はさいか屋は川崎が本店の筈なのですが、実はその川崎店が一番売上が低い事が分かります。
続・貯蓄のまち(1):さいか屋、ラゾーナ、そして餃子の王将@川崎再生計画研究フォーラムより
但し、京急百貨店のコピーを川崎に作ることは無意味です。京急百貨店の中身を見ますと日本橋高島屋や銀座三越のような本格的百貨店と比べると高級感・重厚感はまるで無く、ヨドバシカメラや理髪店、ファストフード店がテナントに入るなど二子玉川高島屋より実用志向であると言えます。標準的な郊外型百貨店であるたまぷらーざ東急や港北東急、都筑阪急に近いイメージです。これも上大岡の周辺地域に競合が居ないから成立しているビジネスモデルと言え、川崎に同じものが出来ても、ルフロンやラゾーナとの差異化に失敗し、さいか屋以上に早くコケると予想されます。
何故本店である川崎店がこれだけ苦戦しているのでしょうか?上は地元の方のblogからの引用、個人的には興味深いのは本格的百貨店のモデルとして日本橋高島屋や銀座三越が挙がっている所、あくまで比較の対象と言う意味ではありますが、川崎駅前と言う立地だと都心や横浜との競合となると言うのは大きいのではと感じます。
列車追跡シリーズその4:急行運転前夜の大井町線を行くその1
川崎駅・京急川崎駅の乗車人員(2007年度1日あたり@川崎市統計書2008年度版より)
JR川崎駅 183577人
京急川崎駅 57456人
合計 241033人
実際川崎駅の乗車人員はJR、京急合わせて1日24万人程度、千葉県のトップと言われる船橋、柏、西船橋が大体このくらいなので決して少なくは無いもののターミナル駅だったら横浜・渋谷・新宿・池袋の4大ターミナルではこの4倍以上となれば投資をする側としてはどうしてもそっちに大規模な投資をする、逆に言えば川崎のような都心と競合する場所では全国区の百貨店は中途半端な規模の投資しかしないし、さいか屋のような地域型の小規模百貨店の投資額では全国区の百貨店とはとても競合にならない。そう言った意味で丸井の撤退した大井町もそうですが、結局都心やターミナルから距離のそれほど離れていない川崎や大井町のようなサブターミナル的な場所ではもう百貨店は持たないのではないでしょうか?
写真:本店より売上のよい横須賀店
よこすかデータベースより2006年度の横須賀中央駅利用者数
横須賀中央駅 35371人
一方藤沢・横須賀のほうはどうでしょうか?取り敢えず横須賀についてみていきます。横須賀店最寄の横須賀中央駅の利用者数は3万5千人で川崎駅の1/7、それにも拘らず売上は横須賀店のほうが良いと言うのは何故でしょうか?

写真:横須賀中央駅前のモアーズ
ぱっと浮かぶのは駅の利用者の少なさゆえに競合が無いと言う事ですが、川崎駅前と横須賀中央駅前、ともに百貨店はさいか屋と岡田屋MORESと言う同じ陣容となっています。
平成19年2月期個別中間財務諸表の概要@さいか屋より
川崎店 10,903千円
横須賀店 11,868千円
川崎駅前にラゾ−ナが出来て川崎店の売上が激減して逆転したと言う見方も浮かんできそうですがこれもラゾーナが開店していない頃の決算を見ると当てはまらないのが分かります。

写真:横須賀のさいか屋にお客を運んできます
さて駅の利用者で7倍もの大差がつく横須賀店が川崎店をしのぐ様になった要因それは何でしょうか?
そこで実際にさいか屋に先月足を運んでみたのですが大通り館1F〜6Fの物販のスペースは正直な所さいか屋の苦境を裏付けているかのような状態、それが7Fの催事場にいくとガラッと変わります。訪れたときはお中元の処分セールのような事をやっていたのですが、そこでは60前後くらいの世代の方々で大賑わい、更に8Fの大食堂では1時過ぎと言うランチにはやや遅い時間帯ながらお孫さんを連れたおじいさん、おばあさんが行列を作っていました。
大食堂で昼ごはんを食べようと考えていた私はこの行列を見て別の所を探し結局個室のある中華料理店でランチと相成りました。結局ここも空いているとはいいがたく相席となったのですが興味深かったのが個人的に興味深かったのはこのお部屋の面々、50〜60代くらいのおじさん、おばさんが5人くらいでテーブルを囲い、もう1つのテーブルでは私とアラフォー世代と思しきお一人様の女性がランチとしゃれ込んでいる・・・。
こう言った光景を見るとやはり比較的リッチな高齢者がこの百貨店を支えているのではないかと思います。さいか屋にとってドル箱(?)ともいえる横須賀・藤沢の両店舗の間には葉山・逗子・鎌倉と言う、リッチなお年寄りが多くかつ街の規模の小さな地域が連なっています。そう言ったお年寄りにとって小田急や東海道本線,京急のような混雑する通勤電車で無くバスや江ノ電のような小さな電車で乗り入れられる藤沢や横須賀のような街にある馴染のデパートと言うのはこれはこれで使い勝手のよいものであり、また子供や孫たち集まってとランチに出るにも車でも通勤電車でもいけると言う意味で重宝する存在なのでは無いでしょうか?
横須賀・藤沢と川崎を分けたもの、結局それは極端に言えば単なる人口密集地か都市かと言う点ではないのでしょうか?確かに川崎には多くの人が歩いてはいるもののちょっとした事で都心や横浜に流れる、一方横須賀を訪れる人は川崎ほど多くなくても横須賀と言う街をマイタウンとして選択していて確かに同じように都心や横浜に行く事はあっても「マイタウンで片付く所は片付けよう」と言う意識が高いのではと感じます。
良く千葉ニュータウンについて書くときに「都市と郊外の2極化」と言う言葉を使うのですが同じような状況が川崎と横須賀・藤沢を分けているのではないかと思います。
言うなればもう「単なる人口密集地」では百貨店は生き残れないと言うメッセージが今回のさいか屋の苦境から浮かび上がっているのではないかと思います。
写真:開店準備中のシダックス
横須賀・さいか屋南館に大型カラオケ店「横須賀中央クラブ」−県内最大の753席@横須賀経済新聞
さてそんな苦境に陥っているさいか屋ですが苦境の中でも新しい展開を見せます。カラオケ店の開業と言うのが何だかなぁと思いつつもこういう時期だからこそ嬉しい限りです。
長岡京市立図書館の風景@MuBlogより
一階は成人用、二階は子供用、三階は会議室となっていた。このうち一階だけをこっそり歩いてみた。カウンターには三名ほどの女性がいて、仕事をしていた。司書さんなんだろう。利用客は高齢者、しかも男性が多かった。この形態は少し考え込むに足ることかも知れない。高齢者が多いのは、時間帯によっては当然だが、男性がめだったのが、気になった。サンルームの回りの椅子にずらりと座っていた。
ただ個人的にはもう少し古くからのお客さんを大切にする展開を期待したい所、例えば現在公立図書館では上の引用のような高齢者、特に男性の高齢者の増加が言われています。団塊の世代の退職が始まっている以上今後定年退職後の時間をもてあます高齢者が増えてくるのは確実ですから、こう言った人たちがきちんと暇な時間をすごす場所を作ればニーズはあるのではないかと思います。
「銀行でグロソブを買わされる」という恐怖@暫定:500万円からの証券投資より
最近中小証券(失礼!)の方と話をしました。
証:最近「グロソブを買って大損してるんですけど、どうしたらいいですか」って初めての方から電話がかかってくるんですよ。
私:どうにもなりませんな。どうして買ったんですか?
証:それがご年配の方で、銀行で買ったとか。
私:(ノ∀`)アチャー。それ、違法じゃないけど騙されてる。
証:たぶん、まともな説明は受けてないと思うんですよ。
私:まともな説明を受けていてもわからない人だったりして。
証:んー、そうかもしれませんね。
例えば投資を肴に待ったりできるサロン等面白いのかなと思います。例えば上の引用にあるように昨年のリーマンショックの際などによく言われたのは「銀行の勧誘によってグロソブなどの投信を買ったお年寄りが大損をこいた」と言った話、こう言った話を聞くとフリーのファイナンシャルプランナーが運営する投資サロン等は面白いのではと感じます。当然投資商品の売上でなくサロンの会員が払う会費でペイさせていくと言う方向でやれば面白いものも出来るのではないかなと感じます。
さてそんなさいか屋、個人的には川崎撤退から再生への道を模索していった方がよいかなと感じますがいかがでしょうか?
2009年09月07日
ポテンシャルを生かすには〜北総線値下げ報道に思う〜
動画:森田県知事の演説@千葉ニュータウン
北総線運賃値下げで合意@朝日新聞9/6より
県と北総線沿線の6市2村は5日、来年の成田新高速鉄道開業にあわせた北総線の運賃値下げを協議し、県、沿線自治体がそれぞれ、値下げのための資金を年2億円負担をすることで合意した。沿線自治体に以前示された案より県の負担分が増額された。
県交通計画課によると、この日合意されたのは、値下げの資金として、県と沿線自治体がそれぞれ年2億円、合わせて4億円負担し、一方、京成電鉄側に線路使用料などとして、4億円の負担を求めるというもの。沿線自治体の負担割合は、輸送人数や距離などで配分し、印西市は9千万円、白井市は4600万円、松戸市は2千万円などとなる。期間は5年間で5年後に見直す。
この合意案によって、普通運賃や通勤定期は5%以上の値下げとなる。通学定期については、白井、印西の両市、本埜、印旛の両村の学生に適用されている70%割引を、現在60%割引の市川、松戸、船橋、鎌ケ谷の各市の学生にも適用する。
さて本blogやHPでも何度も取り上げた北総線の運賃問題ですが大きな動きがあったようです。個人的にはやはり値下げ幅が小さすぎるのではと言うのが正直な所です。
例えば他の路線との競合のある新鎌ヶ谷や東松戸で見ていくと
新鎌ヶ谷〜新橋 所要時間 運賃 通勤定期(1月)
北総線特急 42分 920円(890円) 38120円(37030円)
東武〜総武快速 50分 640円 21220円
東松戸〜日本橋 所要時間 運賃 通勤定期(1月)
北総線特急 31分 800円(780円) 32310円(31510円)
武蔵野〜東西 48分 430円 13580円
カッコ内の数字が5%値下げで想定される運賃及び通勤定期、所要時間は朝ラッシュ時のもの、これを見るとやはりう〜ん、とならざるを得ない。
7/3付け朝日新聞記事「北総線5%下げで調整」に関連して@北総線の運賃値下げを実現する会
北総線運賃値下げは5%?@竹内陽子
北総線”格差"運賃問題(70)@印西探検通信
7月3日(金) 北総線運賃@中沢俊介
実際地元では反発する声も多いです。
出資 融資 合計
北総鉄道 63.0 53.0 116億円
東葉高速 221.9 62.8 284.7億円
TX 1655 3221.3 4876.3億円
上の表は千葉県内を走る都市型の第3セクター鉄道に対する沿線自治体の出資融資状況を見たもの 実際他社に比べて北総鉄道への支援は建設費が違うとは言え非常に小さいものであるのがわかります。そう言った部分もこの反発の背景にはあると言えます。きつい言い方をしてしまえば「つくばには4000億円も出してまともな運賃なのに北総には120億円と年間2億円のはした金しか出さないで高い運賃を我慢しろと言うのか」と言う気持ちがでてもおかしくは無いと思われます。
動画:森田県知事の政見放送
路線別のラッシュ時における混雑率の推移@千葉県交通政策課より
路線名 ラッシュ時輸送人員
総武緩行線 79420人
東西線 76338人
総武快速線 63660人
京葉線 49270人
都営新宿線 30723人
京成本線 23531人
北総線 11950人(※98年度 参照HP)
さて演説に続き政見放送ですがこの問題であるキーパーソンである森田県知事は「千葉県のポテンシャルを開花させる」と言うのを基本理念として当選した知事です。上の表は2006年度の千葉県の主要通勤路線の混雑率と混雑時間帯の輸送人員です。言うまでも無く総武線、東西線の主要路線への集中に対し北総線や京成線の分担が著しく低いのが分かります。
東葉高速3月18日ダイヤ改正に見るジレンマより
《主な改正内容》
平日ダイヤ
○ 朝ラッシュ時間帯の運転形態の見直し
・最も混雑する時間帯(約30分間)の中野方面行き列車は全て浦安駅から各駅に停車します。
○ 東葉高速線との直通列車の増加
・ 朝夕ラッシュ時間帯を中心に東葉高速線との直通列車を増加します。
そして今千葉県の鉄道で起こっているのはその集中する東西線や、総武線がパンクしその直通路線である東葉高速鉄道や内房・外房等の各路線が便利な列車を走らせる事ができず立ち腐れている状況です。そう言った意味でも北総線・京成線を中心とした京成グループにもっと頑張ってもらうべく負担するものは負担して交渉していく事ではないかと思います。
北総鉄道2007年度決算レポート
北総鉄道2008年度決算短信より
2004 2005 2006 2007 2008
法人税 737 889 1015 1168 1377百万円
さて話がずれたので戻しますが、取り敢えず北総線運賃値下げへのを考える際にあまり言われる事は無いですが実は法人税を考えてみるのは面白いのではと感じています。実際2000年度に黒字化を達成し以降9年度連続で黒字化しているのですが青色申告による優遇が終わった2004年度以降毎年10億円前後の法人税を納めていてよく「黒字にはなったけど毎年10億円前後資金不足して破綻寸前だ」と言った言葉との対比にう〜ん、と思っていたものです。
産業活力再生特別措置法に基づく事業再構築計画の認定について(北九州高速鉄道株式会社)by国土交通省@2005年7月28日より
(1)事業再構築計画に係る事業の目標
北九州高速鉄道株式会社は、昭和60年1月9日に小倉(現平和通)・企救丘間8.4kmを開業し、平成10年4月1日のJR九州小倉駅までの延伸開業を経て、現在、小倉・企救丘間8.8kmの軌道事業(モノレール事業)を経営している。
輸送人員は平成16年度において約1,135万人(1日平均約3万1千人)であり、北九州市民の重要な交通機関として定着している。
平成10年度以降は単年度黒字の計上を継続しているものの、開業後20年を経過し、今後、100億円にものぼる車両・変電設備・運行管理システム等の大規模更新が予定されていることから、これに備えて財務体質を強化する必要があるが、初期投資等に係る借入金等により、平成16年度末で約148億2千万円の債務超過状態にある。
このため、北九州市等からの出資金82億円の100%減資を行なった上で最大株主である北九州市を引受先とする第三者割当増資を実行し、累積損失を解消するための無償減資を実施するなどの施策を含め、更なる財務体質の改善を検討していくこととした。
実際北総の場合は破綻していないのですが、黒字化による法人税の負担と設備更新の負担が重なって黒字なのに破たん(廃線ではない)処理をせざるを得なかったケースと言うのも上の北九州モノレール等で出てきています。特にモノレールや所謂新交通と言われたAGTではインフラ補助のある関係で減価償却の償却率が高く「収入が増えていないのに収益が(減価償却費の減少によって)著しく改善される」と言う傾向が強く、また設備が高度な為早い段階で大規模な設備更新が必要と言う意味で今後北九州モノレールと同様に「黒字化したので破たん」せざるを得ない会社が続出する可能性が多いと思われます。そう言った地域と連携して「せめて累積赤字の間は法人税負担を実質なくして欲しい」と言った交渉を国としてみると言うのも必要なのではないかと思われます。そしてそれをするべきなのは森田知事のような政治家でなくてはならないと言うのは言うまでも無いと思われます。
2009年09月04日
のりぴーとガンダムの夏休み
【酒井法子逮捕】酒井容疑者を逮捕 警視庁施設に出頭@産経新聞8/8
酒井法子容疑者:「清純派」がなぜ?@毎日新聞
先月の話になりますが衆議院選挙と共にマスメディアをジャックしたのがのりぴーこと酒井法子さんの覚せい剤問題、夫の逮捕時に子供を預けて逃亡した事等から注目されました。
選挙カーや電話が来ないと怒る人もいる。@Espresso Diary@信州松本より
酒井法子が行方不明になったとき、香港の鳳凰衛視には、こんな見出しが出ました。「丈夫藏毒被逮捕 日星酒井法子被伝投湖自殺」。薬物を隠し持っていた夫が逮捕され、日本のスター酒井法子が湖に身を投げて自殺したと伝えられている…。それで久しぶりに日本のワイドショーを見たのですが、出演者の半分ぐらいは知らない人物。見覚えのある芸能リポーターも「歳をとったなぁ」という印象です。昔の自分だったら、ワイドショーや雑誌を見ながら世の中の関心のゆくえに注意を払ったものですが、最近は本当にどうでも良くなってしまいました。
信州のコーヒー屋さんがこんな事を書いています。個人的にはワイドショーは見ていないのですが、印象に残ったと言うか懐かしかったのは「清純派」と言う言葉、良く考えれば1971年2月生まれののりぴーはもう38歳、「38歳、夫も子供もいる清純派アイドル」なんて昔は決してありえない存在、今、メインストリームにいる若い女優さんや歌手は決して清純派とも、アイドルとも呼ばれない、何故なら今マスメディアを好んで消費する高齢者や女性にとって清純派と言う看板もアイドルと言う看板も決してプラスの効果をもたらさないし、TVの前にいる高齢者にとっては昔だったら完全におばさん扱いされていそうな38歳の女性も十分若い女性と言う事になる。
「アメリカ金融界の腐食の構造〜その2」と「のりピーこと酒井法子の覚せい剤と芸能界薬物汚染の構造」@貞子ちゃんの連れ連れ日記より
もちろん、覚せい剤やドラッグに手を出すことはご法度ですし、たとえ、法律で禁止されていなくても、そんな薬物に手を出すことは、大馬鹿なんです。身を滅ぼしてしまいます。
けれども、日本の芸能界そのものが、既に、他の国に比べても、高齢化がものすごっく急ピッチで進んでいるような気がするのは、わたしだけ?
この超高齢の進む日本の芸能界で、彼ら彼女らの「働き盛りの若手の人気タレント」たちは、若手一人に付き、およそ50人から100人くらいの同業の年寄りと中高年の暮らしを支えていたのではないでしょうかね???〜中略〜
あるいは、生身の人間だったら、まず実現不可能なくらいの「お客様である中高年以上の高齢者たちの幻想に応えるために、清く正しく美しく」「人間だったらまず無理なくらい、激しい努力と信じられないような清潔さといった、両立不可能なものを両立させなければいけない」といった役目(サダメ)を、最初から背負わされていたのではないか・・・。そこそこ売れっ子のタレントたちは、「稼ぎ頭」として、信じられないような超人的な「数々の重荷」を、中高年や高齢者たちから背負わされていたのではないでしょうか・・・・。
そんな「38歳の清純派アイドル」と言うのはTVの前の視聴者にはOKでも本人には相当に無理があったのではと感じます。はじめてTVに出た10代の頃には周りには同年代〜少し年上の若者のファンが多かったのが気づいたら後輩のアイドルも若いファンもいなくなって、デビュー当時だったらおじいちゃんのばぁちゃんの世代の為のアイドルになっている、それは相当なストレスだったのではと感じます。
動画:Gacktのナレーターがグッド
実物大ガンダム、解体スタート 来場者は予想の3倍@ITMedia
さてそんなのりぴーのデビュー当時にはいた筈の若いファンはどこへ行ってしまったのでしょうか?
その答えと言うわけでは無いですがお台場で展示されていたガンダムには50日前後の日程で415万人もの人たちが訪れました。
写真:まるで聖地巡礼
と言いつつ私も夏休みを利用して訪れたのですが、等身大ガンダムが飾ってある会場までの道すがらの光景はまさに聖地巡礼といった感じでした。
機動戦士ガンダムシリーズの初回作が放映されたのは1979年、のりぴーが8歳のときで、ここから30年もの間続いていくガンダムシリーズを支えたトップランナーは彼女と同年代か少し上のファンの年代と重なります。
写真:等身大ガンダムと見物客
そしてお目当ての等身大ガンダムの周りには家族連れを中心としたものすごい数の見物客、思わす思い浮かべたのは奈良の大仏建立時のことでした。1300年近い年月は流れていますがもしかしたら、同じような光景が繰り広げられたのかもしれません。
富野由悠季監督に聞く、ガンダムが30年ヒットした秘密2@MSNマネーより
時代が求める姿に形を変えてきたガンダム。富野氏は同世代の宮崎駿氏と自身を対比して、次のようなことを述べた。
「宮崎駿監督は作家として作品論を言っていますが、ガンダムは作品として完結していないのです、ガンダムはコンセプトしか定義していなくて、実を言うと作品になりきっていないのです。そういう意味で僕は宮崎監督に負けたという敗北感を持っているのですが、根本的に宮崎さんのお話している作品論とガンダムは寄り添っていません」
さてそんな1300年前に出来た大仏すら思い浮かべてしまうほどのブームを作ったガンダム、その想像主は上のように語っています。個人的には作品になりきっていない事がこの30年ものブームを生み出したのではと感じます。
話に出てきている宮崎駿のアニメと比較して違うのは例えば後の人がゲームにしたりあるいはスピンオフして別作品を作ったりと言うのはガンダムでは定番と言っていいくらい多く、逆に宮崎作品では殆ど見られない現象のように感じます。
写真:一番の行列
さてそんなガンダム参拝(?)も終了してお土産を買おうとおみやげ物やさんに行こうとするとものすごい行列でした。どれくらい長かったかと言うと参拝しつつ待ったり1時間ほど過ごしたのに対し行列に並んでいたのが1時間半と言う状況でした。
まるでテーマパークの人気アトラクションのようでしたが、ここまでグッズが売れるコンテンツと言うのも他に浮かびません。ガンダムのグッズと言うと代表的なのは「ガンプラ」と言うプラモデルなのですが、それまでの超合金と違ったのは自分で組み立てたり、またジオラマを作成する等ある意味で自分だけのガンダムを作り出すと言う事ができるようになったと言うのが大きな違いではないかと思います。
のりぴーのようなアイドルや宮崎作品と言うのは確かに作品としての完成度は高いのかもしれませんが結局レベルの高い作り手がただ一方的に消費者に与えると言う構図になっているような気がします。のりぴーとガンダム、ほぼ同年代のファンをターゲットに始まったコンテンツの明暗を分けたのはある意味で参加できる隙を作れたか否かのような気がします。
とは言えガンダムももう30歳、そろそろ新しい何かが欲しく、かつ生まれる時期になっているのかもしれません。それが何なのか、どこから生まれるかは分かりませんが生まれ来るものを楽しみにして今日は筆をおこうと思います。
2009年09月02日
伝説のセールスレディはどう日本最大の都市をセールスしていくのか〜横浜市長選挙に思う〜
写真:新市長の下で元気の無い中心市街地の再生はなるのか@伊勢佐木モール
横浜市長選挙開票速報@横浜市選挙管理委員会より
林 文子 無所属 910,297
中西 けんじ 無所属 874,626
岡田 政彦 日本共産党 200,283
横浜市長選挙投票速報@横浜市選挙管理委員会より
投票率 68.76%
前回 35.30%
差 33.46%
さて衆議院選挙の陰に隠れて人口では実は下回っている筈の茨城県知事選挙より注目されなかった日本最大の都市横浜市の市長選挙、その結果は元ダイエー会長の林文子氏の当選と相成りました。
民主党推薦横浜市長候補 林文子
林文子@Wikipedia
今回の市長選挙はこれまで30%台と低迷してきた中で衆議院選挙と同日選挙と言う事でこれまでの倍近い投票率となりどう結果に反映されるか注目されたのですが民主党が圧勝した衆議院選挙とは対照的に激戦となったのが非常に印象深い所です。
1999年〜石原新太郎東京都知事
2001年〜阿倍孝夫川崎市長
2003年〜松沢成文神奈川県知事
上田清司埼玉県知事
2009年〜森田健作千葉県知事
さいたま市長清水 勇人
千葉市長熊谷俊人
さて林市長の今後を考えていく際に興味深いのは首都圏1都3県の4人の知事、4政令市長のうち、今回の林市長を含めると今年4人既に入れ替わり、また秋に行われるであろう川崎市長選挙の結果次第では8人中5人が入れ替わると言うおおきな転換点にある事です。
また横浜に関してみてみても
成田空港新高速鉄道(2010年度完成)
成田ー羽田直結鉄道整備(計画段階)
〔京急蒲田駅付近連続立体交差事業〕第4工区工事(2014年度完成)
東京メトロ副都心線との相互直通運転に伴う東横線渋谷〜横浜間改良工事(2012年度完成予定)
宇都宮・高崎・常磐線の東京駅乗り入れ@JR東日本(2013年度完成予定)
都心直通プロジェクト@相模鉄道(相模鉄道〜東急2019年開通、JR湘南新宿ライン直通2015年開通)
相模鉄道の都心直通プロジェクトは直接任期中と言うわけでは無いですが横浜に直接的、間接的に関わる鉄道プロジェクトが目白押しである事が分かります。
対千葉県、空港アクセス改善(〜国内、海外)方面
成田空港新高速、成田ー羽田直結鉄道、京急蒲田駅付近連続立体交差
対埼玉、北関東方面
(東武・西武〜)副都心線〜東横線直通
宇都宮・高崎・常磐線東京駅(〜品川・横浜直通)乗り入れ
これらの鉄道プロジェクトの完成は特に埼玉・北関東方面で「東京で乗り換えずに横浜に直接アクセスできる状況」を作り出す事と思われます。
平成20年(2008年)横浜市観光入込客数過去最高の4,253万人@横浜市観光局より
観光客数(単位千人)
2000年 33,824
2005年 39,939
2008年 42,532
実際同様のコンセプトの路線である湘南新宿ライン、そして都心部活性化の起爆剤となったみなとみらい線の開業は横浜の観光を大きく活性化させました。
それだけに林市長の任期中に開業する各線をいかに生かして活性化に結びつけるかと言うのはもと伝説的なセールスレディだっただけに楽しみな所です。
東京スルーの時代なのか〜YAMADA電機本社移転に思うその2〜
日産自動車「グローバル本社」が完成-電気自動車リーフ初公開@ヨコハマ経済新聞
日本ビクター、八王子工場売却へ−生産部門、横須賀に集約@八王子経済新聞
また横浜と言う街を売り込まなくてはならないのは観光客を中心とした個人だけでなく本社や工場といった企業も当然重要になります。個々最近のトピックを見るとYAMADA電気争奪戦では地の利があったとは言え高崎市に破れた反面、日産の本社誘致に成功している状況、またリーマンショック後の生産調整の影響もあって八王子の様に工場が撤退している都市も多い中、いかに新たな企業が進出し、既存の企業の撤退を防ぐか、ここにも伝説のセールスレディの仕事ぶりを示せるか注目したい所です。
さてそんな主張の交代期に入った首都圏と言う地域性、観光客や企業など、人・もの・お金をいかに呼び込むかと言う競争が激化する中で伝説のセールスレディを市長に選んだ横浜市、果して今後どういった展開を示していくか注目したい所です。
2009年09月01日
重い一票、重い選択〜衆議院選挙結果に思う〜
写真:当選者は誰でしょうか?
自民大物相次ぎ落選、常勝区でも議席明け渡す@読売新聞8/31より
民主 自民 公明 共産 社民 みんなの党 国民新党 新党日本 無所属
結果 308 119 21 9 7 5 3 1 6
解散 112 303 31 9 7 (4) 5 0 9
さて何度か取り上げてきた総選挙ですがとうとう結果が出ました。民主党が308議席を獲得する圧勝となりました。
小選挙区投票率69・28%、過去最高に@読売新聞8/31
この背景には小選挙区制導入後での最高となった投票率が大きな要因となっています。選挙の宣伝でも無いですが取り上げてきた当blogとしては70%に到達しなかったのですが嬉しい限りです。
投票率 第一党 獲得議席
2009年 69.28% 民主党 308
2005年 67.51% 自民党 296
2003年 59.86% 自民党 237
2000年 62.49% 自民党 233
1996年 59.65% 自民党 239
個人的に興味深いのは前回の郵政解散と逆結果とは言え、2回連続で投票率65%を超え、かつ前回は自民党、今回は民主党と一極集中といっても良い結果が出ていること、良きに付け悪しきに付け「普段投票しない5%の有権者の動向が結果を大きく左右している」 と言う状況が見て取れます。
受け身であれば良かった時代の終わり。@Espresso Diary@信州松本より
きのうの松本は、小雨が降り出しそうな曇り空で、投票率が上がりやすい天気でした。今朝の駅やコンビニでは、新聞を買い求める人が多い。長野県の投票率は75%ですから、4人のうち3人が投票して自民党の代議士がゼロになったことになります。多くの人が参加してハッキリした結果が出たので、「自分たちの行動が変えた」という実感が広がっていることでしょう。
良く考えれば1955年以降自民分裂のあった1993年以外で政権交代と言う事も無く何も変えない非常に軽いと思っていた1票が実はものすごく重みのあるものになっていたと言うのがある意味で今回の選挙で裏付けられたのかもしれません。
小選挙区 神奈川@読売新聞開票結果 より
当選 150,893 小泉 進次郎
比例復活 96,631 横粂 勝仁
総理、ついに「代議士」へ!横粂勝仁さん、当選しました!@政治家フジノ35才「おれをこきつかえ!」活動日記
政治家フジノのこころからの盟友である横粂勝仁(よこくめかつひと)さんが国会議員に当選しました!
やりました!サイコーです!
うれしくてたまりません!
そんな中私の地元横須賀でも全国での変化に比べて小さいものではあるもののやはり変化が起こりました。私が有権者になった頃には小選挙区になりライバルも引退し改革の旗手となっていた小泉純一郎と言う大物がいた事で言い方は悪いのですが「小泉純一郎の信任投票」と言った趣だった神奈川11区でも比例復活と言う形ですが20年振りに「小泉」以外の衆議院議員が現れました。比例復活とは言え、これまでは民主党が躍進しても共産党が頑張ってもそれすらはるか遠かっただけに大いなる変化と言えます。
また選挙期間中もこれまでは殆ど活動らしい活動を与野党とも見られなかったのが積極的な活動を小泉、横粂両氏とも展開していたのが印象的でした。特に地元の駅では小泉氏やそのサポーターを見かける機会も多く初めて総選挙で選挙らしい光景を見せてもらったような気がします。
小沢ガールズ大旋風の陰で寂しく消える自民党女性議員たち@ゲンダイネット@8/31
記憶に残る一日…@Telmina 3rdより
そう。歴史的な勝利を収めたとはいえ、まだ民主党はポールポジションを取っただけ。
「アンチ自民」として民主党を選んだだけという国民が多いことを容易に想像できますので、当然ながら国民の民主党に注がれる視線は厳しいものになることは予想されます3 。
また、民主が大躍進したということは、裏を返せば「新人」議員も多くなったということで、政治的手腕の不安を訴えるTweeterもいるようです。
民主党は決して、今回の勝利に慢心することがあってはなりません。国民の期待を裏切る失策をすれば、4年後に手痛いしっぺ返しを食らうことでしょう。
とは言え前回の郵政選挙後の自民党の状況を見ると民主党も左団扇とは単純に行かないでしょう、今回長崎や石川、高崎等で自民党大物議員と選挙戦を戦った女性たちに早速「小沢ガールズ」と言うキャッチフレーズがついたのですが、彼女達が次の選挙の際に今回の小泉チルドレンと言われた新人達の2のまいとなら無い保証等どこにも無いのです。
民主大勝で円買い先行、1か月半ぶり92円台@読売新聞8/31
日経平均、全面高から終値は41円安に@読売新聞8/31
さてそんな民主党政権の船出に対し市場は微妙な反応を示しています。為替は民主党政権の今後を期待するような円高、株式相場はそれを受けて株安と言う状況、何となくこの辺が民主党の今後を暗示しているような気がします。「あちらを立てればこちらがたたず、それでも何らかの決断をしていかなくてはならない」、今の政治を取り巻く状況を見るとそんな感じがしてきます。
今回敗北を帰したとは言え麻生政権はなんだかんだと言ってもそれなりの対応を見せてきたような気がしますが果して鳩山民主党政権はどうでしょうか?
普段なら注目して行きたいと書く所ですが、是非ともきちんとした対応、極端に言えば国民感情と反しても最善の選択をと言うのが私もそうですがなにより308もの議席を与えた国民の求めるものでは無いでしょうか?
2009年08月17日
Choose or Loose夏休み解散の総選挙〜横須賀・神奈川11区編〜
動画:2党だけなのですが・・・党首討論
さて明日8月18日(火)に国権の最高機関である衆議院選挙が公示されます。と言う事でこの選挙における私の地元である横須賀・神奈川11区を少し集めてみました。何だか最近選挙ネタばかりと言う突っ込みもありそうですがどうぞ!!
衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査のお知らせ@横須賀市
・まずは投票に関する基本情報に関して
投票日:8月30日(日)
投票場所:市内各投票所(入場券に投票所施設名と略図、投票時間が記載されていますので確認してください)
投票時間:7:00〜20:00
投票日に投票所へ行くことができない場合@横須賀市選挙管理委員会より
期日前投票
期間:8月19日(水)〜29日(土)(最高裁判所裁判官国民審査は8月23日(日)から8月29日(土)までの期間)
場所:ヴェルクよこすか2階の選挙管理委員会か市内の各行政センター
時間:8:30〜20:00
不在者投票
方法
1、横須賀市の選挙管理委員会に、投票用紙を直接または郵送で請求します。
選挙管理委員会あて先
・請求書(兼宣誓書)は選挙管理委員会にあります。
〒2380006
神奈川県横須賀市日の出町1丁目5番地 ヴェルクよこすか2階
2、投票用紙等が郵送されてくるので、公示(告示)日の翌日(8月19日(水))以降、送られてきた書類一式を持って、最寄りの市区町村選挙管理委員会で投票します。
送付書類:投票用紙、内・外封筒、不在者投票証明書
ちなみに私は総選挙ではないのですがどちらも利用した事があります。感想をいうとそんなに面倒くさいものでは無かったです。
続いて立候補者に関しての情報です。まずは比例代表から
各党の政策に入る前にアンケート調査から
2009総選挙アンケート:池袋の路面電車とまちづくりの会・都電網研究会
・横須賀とは直接関係無いですが交通、特にLRTやまちづくり関連の質問集です。
質問内容
質問1:都市交通政策の中で、次世代型トラム(LRT)を日本の大都市圏においても積極的に導入していくような、政策や提案をお持ちでしょうか。
質問2:まちづくりの一環として、都市における路面公共交通の役割を積極的に見直すために、街の中心部での自動車の流入や使用を制限する政策について、どのように考えますか。
質問3:質問3
商店街などに面した道路において、一般の自動車を制限して歩行者と路面電車のみ通行できるようにする「トラム・トランジットモール」をつくる例が欧米の各都市に多く見られます。一方で日本においては、こういった道路をつくるための積極的な制度がありません。トラム・トランジットモールを今後各地に導入していくことを考えていますか。
→回答はこちら
南関東選挙区@ザ・選挙
自民党
政策
「日本を守るための約束。」要約版
・麻生自民党、経済対策の実績
政策BANK
1、安心な国民生活の構築
2、少子高齢化社会への対応
3、雇用対策
4、教育・文化
5、経済成長戦略
6、地域活性化・地方分権
7、農林水産政策
8、財政再建
9、外交・安全保障
10、資源・エネルギー
11、環境・地球温暖化
12、行政改革・政治改革
13、憲法
民主党
政策
マニフェスト
1、国の総予算207兆円を全面組み替え。税金のムダづかいと天下りを根絶します。
議員の世襲と企業団体献金は禁止し、衆院定数を80削減します。
2、中学卒業まで、1人当たり年31万2000円の「子ども手当」を支給します。
高校は実質無償化し、大学は奨学金を大幅に拡充します。
3、「年金通帳」で消えない年金。年金制度を一元化し、月額7万円の最低保障年金を実現します。
後期高齢者医療制度は廃止し、医師の数を1.5倍にします
4、「地域主権」を確立し、第一歩として、地方の自主財源を大幅に増やします。
農業の戸別所得補償制度を創設。
高速道路の無料化、郵政事業の抜本見直しで地域を元気にします。
5、中小企業の法人税率を11%に引き下げます。
月額10万円の手当つき職業訓練制度により、求職者を支援します。
地球温暖化対策を強力に推進し、新産業を育てます。
・PDF版
・音声版
・Flash版
公明党
政策
・マニフェスト
1、清潔政治の実現
2、命を守る政治
3、人を育む政治
4、緑の産業革命
5、地方分権を進め、地域主権方道州制を!!
6、行動する国際平和主義
共産党
政策
・総選挙政策
1、財界・大企業中心の政治をただし、くらしと権利をまもる「ルールある経済社会」を築きます
2、憲法9条を生かした自主・自立の平和外交で、世界とアジアに貢献する日本をつくります。日米安保条約=日米軍事同盟を廃棄し、アメリカと対等・平等の関係をつくります
3、民主主義がつらぬかれ、人権が大切にされる社会をつくります
社民党
政策
・衆議院選挙公約2009「マニフェスト」
・衆議院選挙に当たっての共通政策
1.消費税率の据え置き
2.郵政事業の抜本的見直し
3.子育て、仕事と家庭の両立への支援
4.年金・医療・介護など社会保障制度の充実
5.雇用対策の強化―労働者派遣法の抜本改正―
6.地域の活性化
国民新党
政策
・政権政策
1、郵政民営化見直し
2、経済・雇用対策
3、社会保障制度再生
4、教育支援
5、農林水産業復活
6、中小企業対策
7、地方再生
8、公務員制度改革
9、税制改革
10、財源の枠組み転換
11、外交・安全保障制度
みんなの党
政策
・マニフェスト2009
1、増税の前にやるべきことがある!
2、生活重視の当たり前の政治を実現する!
3、「地域主権型道州制」導入で格差を是正する!
4、「志高い外交」で国際的に名誉ある地位を!
5、財源はしっかり手当てする!
幸福実現党
政策
主要政策
1、大減税による消費景気で日本を元気にします。
2、北朝鮮の核ミサイルから国民の安全を守ります。
3、積極的人口増加策で、2030年にGDP世界一を実現します。
続いて小選挙区です。
衆院神奈川11区 総選挙に向けた公開討論会@ザ・選挙
先月29日に三浦市において立候補予定者による討論会が行われました。まずは参考にどうぞ!!
ここではこの討論会参加者を立候補予定者として取り上げます。
小泉進次郎
所属:自民党
政策:未来のためのQ&A 小泉進次郎 神奈川11区
blog:小泉進次郎
よこくめ勝仁
所属:民主党
政策: 5ヶ条の改国宣言
blog:いざ改国
伊東 正子
所属:共産党
政策:−
blog:−
鶴川 晃久
所属:幸福実現党
政策:私がどうしても実現したいこと
blog:ブログ・日記
さてざっと集めてみたらこんな感じになりましたが参考になりましたら幸いです。
2009年08月15日
Choose or Loose 横浜市長選挙
写真:活況を呈するみなとみらい線沿線が陽だとするとこちらは・・・
さて本題に入る前にお知らせです。毎年当blogで取り上げている横浜のカーフリーデーですが、今年もそのプレイベントが行われます。
8月23日(日)
シンポジウム「世界の交通先進都市、そして横浜」
場所:かながわ労働プラザ第5、6会議室(JR石川町駅下車徒歩)
時間:14:00〜
資料代:500円
内容
14:00 開会(挨拶など)
14:10−14:30 エコサイクル・マイレージ 事務局長 小林成基様
14:30−14:50 株式会社ペダル 代表取締役 平尾博様
14:50−15:10 都市整備局都市交通課様
15:10−15:20 休憩
15:20−15:40 水族館文庫 代表 渡辺パコ様
15:40−16:50 ディスカッション
16:50 閉会(事務連絡など)
コメント:前半では、自転車を中心として海外の先進事例をご報告いただきます。小林様には全般的なお話を、平尾様には横浜でも導入予定の「コミュニティサイクル」を中心としてお話をうかがいます。その後、今年4月に新設された都市整備局都市交通課様から、都市交通課を新設した経緯および予定している事業等について、お話をおうかがいます。休憩後、横浜市環境創造審議会 地球温暖化対策検討部会のコアメンバーであった渡辺パコさんから、7月に答申した「脱温暖化の取組を進めるための制度のあり方について」の検討経緯とそこに込めた「想い」、市民に「期待するもの」などについてお話しいただき、会場全体でいま市民が考えるべくこと、行動すべきことについて議論します。
参考
イベント見聞録2008/8/30カーフリーデープレイベント
イベント見聞録:2008/9/23横浜カーフリーデー2008
中田・横浜市長:辞職願を提出 国政復帰や新党示唆@毎日新聞7/29
さて1月近くお休みしていましたがその間に意外な展開が起きました。横浜市民ではないのですが横浜は準地元とも言える場所、そこで唐突ともいえる市長辞任と新市長を決める選挙が行われる事となりました。
各選挙における投票率@横浜市選挙管理委員会
この辞任に関しては時期が唐突だっただけに様々な憶測が飛び交いますが、1つだけ言えるのは横浜市長選挙のこれまでの関心の低さ、上のリンクは選挙管理委員会による投票率の推移ですが少なくとも平成に入ってから55%以上の投票率を維持している総選挙に比べて昭和53年以降40%を1度も超えた事の無い市長選挙の投票率を見ると横浜市民の地元への関心が試される選挙と言ってもよいのかもしれません。
期日前投票(投票箱に直接投函)@横浜市選挙管理委員会
期間:8月17日(月)〜29日(土)
場所:各区役所等
時間:8:30〜20:00
選挙人名簿に登録されていない市区町村での投票@横浜市選挙管理委員会
方法
1、在住している区の選挙管理委員会に、投票用紙を請求します。
請求書兼宣誓書(PDF形式)
選挙管理委員会あて先
2、投票用紙等が郵送されてくるので、公示(告示)日の翌日(8月17日(月))以降、送られてきた書類一式を持って、最寄りの市区町村選挙管理委員会で投票します。
さて「そんな事をいわれても当日は仕事だ」とか「長期出張中で無理だ」と言う方には上のような制度も利用できます。私の場合横須賀で横浜とは少し違いますがどちらもそれほど手間取らずに出来ましたので是非ともご利用ください。
市営バス・地下鉄ともに、営業損益・経常損益の黒字を計上します@横浜市交通局
市営バス事業のマネジメントを基本から改革します@横浜市交通局
市営バス 5・115系統運行事業者変更のお知らせ@横浜市交通局
市営バス路線再編成に関する届け出等について@横浜市交通局
横浜市バスの1番長い一日
さて今回辞任した中田市長の市政と言うと個人的に浮かぶ言葉は「リストラ」、上のリンクは交通局に関してのものですが」赤字続きだった交通局の各事業が黒字化したりサービス向上等を行っていく一方でバスを中心とした路線の大規模な廃止、民間事業者への運行移管等相当に思い切ったリストラを行っている事がわかります。
横浜市営バス 95系統 廃止@王様の耳はロバの耳より
自宅のある市ヶ尾から横浜駅の西口まで爺の一家のため走っているのでないかと思われた3系統(市街地周り)と95系統(第三京浜--高速道周り)の横浜市バスが路線廃止になってしまった これでバスだけで横浜駅に出る方法は無くなってしまった もともとこの交通の便を考えてこの地に家を構えたのだぞ
3系統は東急バスに譲渡され市ヶ尾-新横浜間と目的地を変え爺や地元の人を市営地下鉄の駅に送る
これで地下鉄に乗れば横浜駅に出られないことも無いが乗り継ぎの手間と地下鉄運賃で15分と30円の負担が個人に掛かる(これでは市バス/地下鉄乗り継ぎ割り引きカードが使えないのだよ---中田君)
40年も横浜市に税金を納めてきた爺にこの仕打ちである
横浜市営バス廃止路線を巡る論議 @雅楽多blogより
赤字は廃止。これは正しいことではあります。けっきょくは市民への負担になりますし、私だって税金なんざ少しでも払いたくない。でもねぇ…〜中略〜
昼間にバスに乗ったりすると、ほんとに高齢者ばかり。貴重な足であることがうかがえます。他地域の方にはわからないかもしれませんが、横浜ってほんとに坂が多いんですよ。高齢者の方には辛いでしょう。
自分の母親はまだまだ無料パスをもらえる年齢ではありませんが、バスを主な交通手段に使っています。この廃止路線とは関係ない路線ですが、こういうニュースは気になってしまいます。
仕事を定年退職してから、やはり外出する機会が減った母親。衰えは足にきているように思えます。高齢者の方々が交通手段を失い、家に引きこもるようになったりしたらよくないですよ。
実際こう言ったリストラはやはり市民に「サービス低下」と言う痛みも共に与えるものです。上の2つはその時期に書かれたblogの引用、前者はリストラされた路線の当事者なので当然の事ながら、後者はそうで無い人にも不安を与えている状況が見て取れます。
横浜市の財政状況(平成19年度決算版)@横浜市
その背景には横浜市の財政状況があったと言うのは言うまでも無いと思います。実際中田市長就任前には毎年1000億円以上、ピーク時には2〜3000億円だった一般市債の発行額を800億円前後まで押さえ、その残高も21,339億円→17,568億円まで2割近く減少(ただし交付税措置がとられると見られる臨時財政対策債等を含めるとそれほど換わらないようにも見えるが)させている事は成果として考えておく必要があります。
さてそんな中田市政の次を担うべく立候補を予定している候補者は以下のようになります。
横浜市長選挙@ザ・選挙
横浜市長選16日告示/ポスト中田4人出馬へ@神奈川新聞8/15
岡田 政彦
・共産党公認
〈基本的立場〉
福祉を再生し、いのちと暮らしを支える市政に
憲法生かし、非核・平和の国際都市に
市民とともに、文化・スポーツが花開くヨコハマに
〈主な政策〉
くらし・雇用・福祉・子育て支援・教育
まちづくり、みどり・エコ対策
非核・平和の国際都市に
市民参加をひろげるために
ムダづかいをやめ暮らし・福祉の財源に
中西 健治
・無所属(自民・公明支援?)
・「やりくり上手の市政から富を生み出す市政への転換」を掲げ、企業誘致などで歳入増を図ることなどを公約
林 文子
・連合神奈川推薦、ネットワーク横浜支持
・「主婦の視点から市民の暮らしの充実を図る」として、保育所の新設による待機児童の解消、少人数教室の推進による学校教育の質の向上など
辞任から公示まで時間がなかった関係か、なかなか情報を集めづらかったのですが、取り敢えずざっと調べた感じはこんなところです。もし参考にしていただければ幸いです。
さてそんな横浜市長選挙、多くの有権者にとって投票率40%未満の関心の低い選挙だったのが総選挙と同時開催になり60%以上の投票率になる事、準備期間が短い為に政策の周知が難しい事等様々な要因が中田市長によって用意されたこの選挙の結果がどのようなものになるか当blogでも注目したい所です。
2009年07月22日
Choose or Loose夏休み解散の総選挙〜プロローグ〜
動画:衆議院議長の会見が見付からなかったので代わりに
本題に行く前にお知らせです。
私の運営するもう1つのblog前橋弱小ポータルサイトでイベントに協賛します。お暇のある方は是非ともご来場ください。
太田市ジャパンスネークセンター投げ銭ライブイベント
場所:太田市ジャパンスネークセンター(東武桐生線藪塚駅下車徒歩)
日時:7月25日からの土・日13:00〜
出演(7月21日段階)
7月25日(土):リトルフラワーシスターズ&ダンススタジオリュウマイ(ハワイアン
)
8月2日(日):NAKAZAWA SCの愉快なコーチたち
8月9日(日):TMCワイルド、精霊法士トチノキッド(ヒーローショー)
衆議院が解散、8月30日総選挙へ@ロイター7/21
先週予告されていた衆議院解散ですが、すったもんだあったらしいですがとうとう本当に解散と相成りました。解散は7月21日、公示日は8月18日、投票日は8月30日と言う事で解散〜投票日、そして開票までがほぼ小中高生の夏休みに相当すると言う事で当blogでは取り敢えず夏休み解散と勝手に名付けたいと思います。子供たちにとって見れば夏休み中ずっと選挙運動が繰り広げられていると言う事で色んな意味で忘れられない夏休みになりそうですが、個人的にはこの選挙を自由研究に取り上げてくれる子供が出てくれることを期待したい所です。
都議選が終わった… @あんなこと、こんなこと。どんなこと?より
選挙結果は、結局は、小泉選挙の裏返しでしかない。政権交代、イエスかノーか。変えた後どうする、どうなる、どうするつもりか、そうだ、そうだ、現状に不満だ、changeだ、変化だという人たちが、前回は小泉自民、今回は民主党に入れたように思える。〜中略〜
麻生さんは不人気だが、少なくとも現実を直視する勇気を持っている。年金も国民保険も破綻している。どこかで増税するしかない。消費税を上げるというのが一番公平だろう。欧米では消費税はもう20%近辺から25%にまで上がっている。沢山消費する者が沢山支払い、節約する者は少額を支払うことは理にかなっている。
増税、それも消費税を上げると言えば不人気になるのは分かっていても言わざるを得ないことを言うのがリーダーの役目だ。そして俺が正義だと馬鹿げたことをいう幼い男を、たとえ一番の側近で、一番の友人であっても、国のことを考えて切るのがリーダーだろう。
個人的に都議選〜衆議院解散までの流れを書いてるblogを見て一番納得したのが上の引用の記事、バッシングされている麻生首相なのですが、少し距離を置いてみると上のような見方も出来るのではないかと思います。
そう言った意味で個人的には今回の選挙で有権者に特に求められているのはメディアと距離を置き自前でソースを集め自前の判断で投票する事ではないかと思います。
今回の選挙は都議選での野党民主党圧勝を受けての選挙と言う事で「自民が勝つか、民主が勝つか」と言うのが重要なポイントと見られていると思うのですが、実はそれ以上に重要なのは「有権者がどれだけ雰囲気に流されずに主体的な判断で投票できるか?」と言う点ではないかと思います。極端に言ってしまえば有権者が空気に流されて判断すればどっちがどんな結果が出ても未来は暗いし、逆に主体的な判断が反映されればどんな結果が出てもきちんと対応して暗い未来は回避できるのではと思います。
さてそんな夏休みと共に始まった総選挙まずは政党のマニフェストがいつ出揃うかに注目して行きたいと思います。
各政党HP(所属衆議院議員5人以上、人数順)
自民党
民主党
公明党
共産党
社民党
国民新党
2009年07月16日
出揃ったカード〜都議会議員選挙に思う〜
写真:新しい都政はこのシャッター通りをどうかえるのか?
本題に行く前にお知らせです。
私の運営するもう1つのblog前橋弱小ポータルサイトでイベントに協賛します。お暇のある方は是非ともご来場ください。
太田市ジャパンスネークセンター投げ銭ライブイベント
場所:太田市ジャパンスネークセンター(東武桐生線藪塚駅下車徒歩)
日時:7月25日からの土・日13:00〜
出演(7月15日段階)
7月25日(土):リトルフラワーシスターズ&ダンススタジオリュウマイ(ハワイアン
)
8月9日(日):TMCワイルド、精霊法士トチノキッド(ヒーローショー)
さて本題に戻ります。
都議選 民主が圧勝第1党、自公は過半数割れ@朝日新聞7/12
衆院21日にも解散、8月30日投開票 首相と与党合意@朝日新聞7/13
さて来るべき衆議院総選挙の前哨戦として注目された東京都議会議員選挙、その結果は民主党が58人立候補で54人当選、38人当選の自民党を圧倒しました。
その結果を受け麻生首相は8月末の総選挙へ向けての衆議院解散を予告、実質的に総選挙への道筋日程が決定したようです。
アイデンティティも戦略も失い自壊しはじめた自民党@ 大西 宏のマーケティング・エッセンスより
選挙の当日の朝に、テレビ番組で自民党の菅さんと公明党の高木さんが、民主党の鳩山代表の政治資金問題をターゲットに、反民主キャンペーンを展開したにもかかわらず,都議会選挙、奈良の市長選ともに惨敗という結果となりました。
「しかるべきときに、私が決める」と繰り返していた麻生さんが、衆院を21日に解散、衆院選を8月30日にとしましたが、解散権を行使したというよりは、むしろ麻生おろしをなんとか押さえたということでしょう。
さてこの状況をみてもう自民党麻生先見は終わりと言った空気が出てきていますが、実はこの選挙結果を見て思い出したのは都議選では無く20年以上前の選挙ですが土井たか子委員長の下、野党第一党だった社会党が大躍進し「山が動いた」といわれた1986年の衆議院選挙、何故かと言いますと
・野党第一党(社会党と民主党)の近年まれに見る躍進
・第一党以外の野党(共産、ネット等)の衰退
・与党敗北と言いつつ実はそれほど敗北していない(確かに自民党は第一党を譲ったとは言え実は自公で60議席は割り込んでいない)
と言った点が挙げられます。3つ目の点はちょっと強引ととられそうですが、まず地方政治は国政と違って主張の力が強い大統領制に近い形である事ともう1つ新しい議会の勢力図を見たときの構図が結構微妙な状態なのがその理由です。各勢力の獲得議席をじっくり見ていくと
与党系
自民38人+公明23人→61人
野党系
民主党54人
共産党8人
民主・共産以外の野党及び無所属4人
合計66人
確かに与党系は過半数を割り込んでいるのですがだからと言って民主党を中心とした勢力が主導権を握れるかと言われると共産党の8人と言うのが引っ掛かります。与党系以外の全勢力を合計すれば確かに過半数ですが、民主と共産が協調できなければ実は民主系勢力は最大でも58人で実は相変わらず自民+公明の与党系が最大勢力となってしまうのです。
果してこうしてみていくと民主党は圧倒的な第一党ではあるのですが、都政に圧倒的な力を持つ与党になったかと言えば微妙であり、一方与党は過半数を失ったものの野党にまでなったかと言えばこれまた微妙で共に勝ちきった巻けきったと言い切れない状況なのが分かります。
静岡知事選敗北、重み増す都議選 与党に危機感@朝日新聞7/6
兵庫知事選:井戸敏三氏が3選@毎日新聞7/6
都議選に関してはまだ民主党が圧倒的な第一党なので良いのですが実は他の地方選挙を見るとたまに「民主党優位、自民崩壊」と言った空気は大いなる詐欺のような気さえしてきます。上のリンクは都議選の前週7/5に行われた2つの知事選挙の結果のもの、静岡では自民推薦候補と民主推薦候補が激戦を繰り広げた末民主候補が勝利したのは確かにその通りなのですが、一方あまり報じられていない兵庫県知事選挙では自民・公明・社民の3党の推薦を受けた現職が勝利をしているのですが、民主党は候補を立てるわけでもなく現職に相乗りするでもなく何をしていたのだろうか?と言った感じです。
静岡県と兵庫県、人口では400万人弱対500万人強、政令市を2つ抱えるものの大都市圏とは言い難い地区に対し京阪神と言う大都市圏に属する自治体と考えると政権奪取に重要なのは言うまでも無く兵庫県の筈ですが、多くの報道で兵庫県知事選挙での状況が無視に近い状況にある事を考えると詐欺と言いたくなる気持ちも分かるのではないかと思います。
また最大の大票田である首都圏では人口40万人地方で言えば県庁市レベル以上の自治体の首長選が3月以降5回行われたのですがその結果をじっくり見てみましょう。
1、民主党が候補を擁立(推薦等含む)して勝利
千葉市、さいたま市
2、民主党が候補を擁立(推薦等含む)して敗北
千葉県
3、自民党等与党と相乗りで候補を擁立(推薦等含む)して勝利
船橋市
4、自民党等与党と相乗りで候補を擁立(推薦等含む)して敗北
横須賀市
さてこの結果を見て何勝何敗と見ますか?1,3を勝利として捉えれば3勝2敗、更に横須賀は小泉純一郎元首相の地元でその元首相が応援した候補が負けたと取って4勝1敗と見る人もいるかもしれません。しかし与党政権をひっくり返す政党と言う前提で相乗りは不戦敗ととれば2勝3敗と言うのが妥当なのではないかと思います。
新しい市長の次は、新しい国会議員の誕生をめざします!@政治家フジノ35才「おれをこきつかえ!」活動日記より
フジノは民主党という政党を信じていないからです。今回の市長選挙での政党としての対応をみれば、市民のみなさまだってフジノの想いに共感してくださるはず。
もはや都道府県知事選挙や市町村長選挙では自民党には相乗りしないはずなのに今回、横須賀市長選挙では現職市長を自民党と一緒に応援しました。
実際4の横須賀市長選挙で勝手連として当選した候補を支えた市議さんはこんな風に書いています。実際表面上の雰囲気は別として民主党がしっかりとした信頼を得られているとは言い難い気がします。
news - 都議選/勝たすのは無理でも、負かすなら可能、だが@404 Blog Not Foundより
むしろ驚いたのは、ここ。
投票率は54.49%で、前回(05年)の43.99%を大きく上回った。 〜中略〜
分かりやすい争点もなく、分かりやすい党派の違いもないのに、投票率が上がり、少なくとも候補者たちにとっては劇的な違いが出た。
野党を支持したからじゃない。与党を不支持したからだ。
また有名ブロガーのdankogaiさんがこんな事を書いています。確かに与党を不支持したと言うのは分かりやすいのですが個人的には違うのではないかと思います。少なくともそれだとその前の週の静岡県知事選挙の激戦は説明がつかないような気がします。
実は選挙結果を新聞でじっくり読んで気づいたのですが民主党の当選した議員の年齢に着目するとものすごい事に気づきます。
実は58人の候補者中22人が2〜30代の若手でありその中で実に21人が当選しているのです。特に民主党が4人を候補を立てた大田区では2〜30代の2人の新人が当選し50代以上の現職2人がそろって落選しているのです。
実際大田区は通勤経路でかつ蒲田〜京急蒲田の両駅間を毎朝歩いていて気づいたのは普段は共産党ばかりだったのですが都議選が近づくにつれ民主党の若い候補を殆ど毎日のように見かけたことです。
新しい市長の次は、新しい国会議員の誕生をめざします!@政治家フジノ35才「おれをこきつかえ!」活動日記より
したがいまして、新市長フィーバーがもうすぐひと段落したらフジノは個人として再び横くめ勝仁さんの応援に参加します。〜中略〜
さらに、今回の市長選挙の前に、横くめさん(民主党・11区立候補予定者)をフジノが応援してきたのはあくまでも『彼個人』を応援しているのであって民主党を応援しているつもりはありません。
また再び勝手連の市議さんにご登場いただいたのですが、今回の都議選で10%の投票率アップをもたらしたのは「与党を不支持した」と言うよりも勝手連の市議さんのように「民主党を応援する機は無いけど毎日一生懸命駅で演説しているあの若い候補を応援したい」と言う有権者の気持ちでは無いでしょうか?
個人的にはメディアが言うような「民主優位、自民不利」を信じる気にはさらさらなれず、麻生首相がこの時期に解散をしたのは「都議選でガス抜きが終わったから今やれば勝てる」と言う解釈で民主党がdankogaiさんの言うような「与党を不支持する」と言う有権者の態度をアテにしていれば麻生首相の考え通りに自民党が勝利するのではないかと思います。
しかしもし民主党が勝手連の市議さんの様な「政党は支持しないが一生懸命やっているような候補者を応援する」と言う態度を汲み取って戦えるのであれば政権交代は起きるのではと感じています。
総選挙は来月末、始めての真夏の総選挙となるのですが果してどんな結末が待っているのでしょうか?
2009年07月07日
イベント見聞録:2009/6/20横浜LRTフォーラム
写真:今年は1味違う?
さて毎年この季節といえば「日本母乳学会」と相場が決まっている当blogですが、今年は株主にもなり各種決算レポートも書いていると言う事もありまして経営に詳しくなろうと言う事で関東学院の経営情報研究部会に出席・・・
写真:本当の看板
ではなく毎年お馴染みのLRTフォーラムに行ってまいりました。ちなみに会場は今年は関東学院の関内メディアセンター、と言う事で毎年お馴染みの母乳学会との同時開催は見送られました。
横浜にLRTを走らせる会
横浜の公共交通活性化をめざす会
KGU関内メディアセンター
イベント見聞録:2008/6/142008夏 LRTフォーラム横浜イベント見聞録2008/1/26〜2008新春LRTフォーラム「横浜の公共交通を考える」〜
写真:大内事務局長による開会挨拶
さて本題に移りましょう。まずは開会挨拶、ここでは昨年の横浜市の環境モデル都市選定されたのを受け、150年前の開港以来様々な最先端のものや仕組みを導入してきた最先端都市としての横浜でLRTはその最先端のシンボルとなるのではと言った話がされました。
横浜市は「環境モデル都市」に選定されました!@横浜市
写真:活動報告
続いて主催団体である横浜にLRTを走らせる会及び横浜の公共交通の活性化を目指す会の最近の活動報告が行われました。昨年末からの主なものとしては
2008年12月 第3回人と環境に優しい公共交通を目指す全国大会への積極的主体的な参加
2009年4月 中田市長とのカレーランチミーティングへの参加
2009年5月 タイヤ型LRTであるトランスロールをテーマとした人と環境にやさしい交通をめざす研究会の実施
また日本初のLRT絵本である『子ねことふしぎな電車』の宣伝も少し出てきました。
また今年も冬のフォーラムや勉強会である「人と環境にやさしい交通をめざす研究会」の実施やカーフリーデー、人と環境に優しい交通を目指す全国大会への参加など積極的な活動を行っていくとの事です。
SEV/人と環境にやさしい交通をめざすホームページ
横浜カーフリーデー実行委員会
イベント体験録:2008/12/6第3回人と環境に優しい公共交通を目指す全国大会in横浜 研究発表大会編
イベント見聞録:2008/12/6第3回人と環境に優しい公共交通を目指す全国大会in横浜 市民フォーラム編
日本初!LRTの絵本完成@横浜にLRTを走らせる会
中田市長とのカレーランチミーティング
ゴムタイヤトラム@Wikipedia 濱海快速導軌電車@中国の地下鉄・都市鉄道
写真:前富山市副市長笠原氏による基調講演
続いては基調講演、まずは富山ライトレールで知られる富山市の前副市長笠原勤氏による講演、もともとは建設省→国土交通省のお役人さんでLRTに関しては石川県庁に出向中に金沢市で計画が持ち上がった際に関わったとの事、その後本庁に戻ってLRT導入の相談を全国の自治体から受けていたのが富山市に移って実際導入すると言う事態になると眼からうろこが落ちる事が山ほどあったとの事でした。
さて講演はまずLRT導入の舞台となった富山市について、この富山と言う場所を一言で言えば「非常に住み易い街・・・ただし車があれば」との事、その為車社会化+人口減少で公共交通はバスが平成に入って利用が1/3になったり、6つある鉄道路線のうち3路線で廃線案が出る等衰退し、除雪費用を中心とした都市管理コストがかさんできた事が問題になったとの事です。
そのため団子(駅・バス停)と串(公共交通路線)を中心とした都市構造、即ちコンパクトシティを目指す街づくりが志向され、富山ライトレールや増発実験の行われた高山本線に特徴的ですが公共交通を活性化させることで公共交通沿線に人口を呼び戻す事を目指す事になったそうです。
さてそんな中でシンボルとなったのが富山ライトレール、もともとは富山港線と言うJRのローカル線で日中1時間以上間隔のあく不便なローカル線だったそうです。その為本数を3倍以上に増発し、車両は導入できる技術は全て導入したと言う低床車両、既存軌道では騒音が気になったので、樹脂固定軌道、他の地域ではお金が無くて中々導入が進まないバリアフリー電停等積極的に新機軸を導入し平日で2倍、休日で5倍の利用者と言う結果をもたらしたとの事です。
当然これだけの設備投資を行うに当って、資金調達や運用形態に関しては資金に関してはJRの協力も含めて初期投資費用は公共が負担、運営企業は公営で苦戦している事が多いので地元で路面電車を運営している富山地方鉄道の協力を得て民営の形で行っているそうです。
結果現状の経営状況は黒字で推移し今後は駅をはさんで運行している富山地鉄の路面電車への乗り入れも含めて環状線計画も進行中との事です。
富山市都市マスタープラン
富山ライトレール
JR高山本線活性化社会実験
富山市内電車・環状線化計画に関する検討報告書
写真:横浜にLRTを走らせる会古川氏による基調講演
続いては横浜にLRTを走らせる会古川氏による基調講演、こちらは4月の市長のカレーランチミーティングで提案した案を中心に展開されました。
この案はあくまでパイロットプランと言う事で横浜の臨海部みなとみらい地区への導入と言うものです。
本題に入る前に横浜にLRTを走らせる会で過去に提案している路線案の説明が行われました。これはこのパイロット案に近い都心(伊勢佐木町・野毛)を巡る2ルートと、都心近くながら鉄道路線の無い本牧地区への路線提案です。
さてこれらの既存路線案を取り敢えず於いてこの路線案が出てきた背景には現状で見てきた導入への困難さがあるそうです。主要な点を挙げると
・ステークホルダーが多く合意形成が難しい事
・都市計画と交通計画が取れていなくコンパクトシティへの舵取りが難しい事
・横浜の場合相鉄・京急・東急等民間企業による鉄道路線が多く、鉄道=民間が採算ベースで行う事と言う考えが根深い事
その中で路線導入を考えるみなとみらい臨海地区を見ていくと
・広い道路が整備され導入スペース確保が困難で無い
・ステークホルダーが少なく合意形成が容易
・集客施設、観光地が分散し歩いていくにはつらいので多くの利用が見込みやすい
と言ったメリットが上がるそうです。
その上で既存路線案との比較で浮かび上がってくるメリットとしては
・環境都市としてのメッセージ性や広告塔的シンボル性
・既存公共交通の保管
と言った点です。
ちなみに建設費としては営業kmあたり25億円(地下鉄の1割ほど)で60億円前後との事です。
そして導入後の展開として本牧方面、野毛、伊勢佐木町等の既存市街地、横浜駅方面など多方面への展開が可能と言うのもメリットとして挙げられていました。
そしてカレーランチミーティングでこの路線案を提案した際の市長の反応としては
・LRTに対しては非常に良いイメージを持っていて、今後人と環境に優しいと言う観点で非常に有効なインフラと考えている
・ただし財政が厳しいのが横浜ではネック
・伊勢佐木モールや交通不便地域等実用性とマッチングさせる視点が必要
・総合的な計画の中で検討する必要がある。また「都心臨海部・インナーハーバー整備構想骨子案」ではLRT導入も1つの案として上がっている
と言った事が挙げられていました。
路線案の資料ダウンロード@横浜にLRTを走らせる会≪企画チーム≫
都心臨海部・インナーハーバー整備構想(骨子案)
中田市長とのカレーランチミーティング
写真:パネルディスカッション
さて基調講演後はパネルディスカッション、基調講演を行った2方に加え多士済々なラインナップ、まずは自己紹介がてら様々な話題が出てきました。
コーディネーターのエコノミスト宇都宮氏は海外のLRT事情に通じている氏らしくヨーロッパの港町ナポリ、ロッテルダム等のLRTの紹介、ヨーロッパやアメリカと日本を比較すると日本だけが岐阜に代表されるように年々路線網を縮小させている事、また横浜のような大都市ではどちらかと言えば路線長が短く、既存の地下鉄等を補完する形での路線設定が行われている状況が紹介されました。
またコメンテーターの関東学院大学安田教授からは持論である「関内に代表される大都市横浜と田園都市線沿線や港北NTに代表されるベッドタウンとしての横山に分割されている事が横浜と言う都市を分裂状態にさせていると言う」横山横浜論に加え、横浜のLRT導入に関して過去の市電廃止と言う経緯が難しくしている面があるのではと言う問題提起がなされました。ポイントとしては車に乗ると便利で皆が乗る事で渋滞が起こり不便になっていく囚人のジレンマと呼ばれる現象の中でどうしても横浜の市電のような公営の路線は大きな声に押され車の軌道内進入を許してしまう事、そして残っている所を見ると広島に代表されるように民営の場所も多いのは民間は自分の経営基盤を守る為に必死に環境を守るからではと言う事でした。
続いてシティネットのアシャド・バハルディン氏からは所属するシティネットの紹介、21世紀にかけて10以上の1千万都市が出来たアジアでの交通渋滞、大気汚染などの環境問題、ボートハウスに代表される人口流入の問題等の都市問題に対し日本に代表される先進国との技術交流(横浜の街づくりのやり方を導入した都市もあるとの紹介もなされました)によって問題解決を模索していくシティネットの活動に関する紹介がなされました。
続いて横浜の地元企業大川印刷の大川哲郎氏による会社紹介、会社単位でのカーシェアの導入等の環境対策の取り組み、明治年間から続く薬品ラベル印刷事業や横浜の名物崎陽軒のシウマイ弁当のラベル印刷等活発な企業活動の紹介がなされました。
さて本題のディスカッションではまず横浜のLRT導入に向けての現状について
まず市民の間では
・良いんじゃないか
・渋滞につながるのでは
と言う2つの意見がありそして市の対応としては
・財政の問題があり難しい
と言うのが現状と言う問題提起に対し
・海外のLRTでは渋滞悪化と言う問題は聞かない
・費用便益に関しては他の都市では比較的良い
・渋滞やコスト、地域的に市民全体の利益となるようなベストなプランを立ててから議論していく必要があるのでは
・ただしコストとしては60億円と言う数字は横浜の財政規模から言えば相当小さいのでは
・補助制度に関しては現在充実してプロジェクトの半額くらい出るからそれをふまえてまずプランを立ててみると良いのでは
・風力発電のようなCSRによる民間出資の道は開けないのであろうか?
・横浜は歩き回るのには広すぎてそれが「車で行こう」と言った方向につながっているのでそれを改善する方向で考えていってはどうだろうか?
・良いプランだけではなくPRも必要では
と言った意見が出ました。
また会場からの質問・意見としては
・例えば札幌や広島等比較的簿の近い都市と組んでの展開は考えられないか?
・行政主導だと所謂「無駄な公共事業」と一緒くたにならないか?
・交通の主導権を行政に戻す為の機構改革を
・広範に広げていく為にはフォーラム等以外のどの様なPR活動があるか?
と言った事が挙げられました。
関東学院大学
CITYNET
株式会社大川印刷
株式会社自然エネルギー市民ファンド(風車ファンドの一例)
さて上手くまとまっていないような感じがしますが個人的にまとめると、内容そのものは実は結構過去にあったものだったり聞いた事ある話だったりといった感じなのですが、逆に言えばこれまでどちらかと言うと啓蒙、PR段階だったLRT導入に関して実は実現へ向けた段階に入りつつあり、だからこそ色んな明確な障害も見えてきた段階だからこその原点回帰なのかなと感じます。だからこそ富山市のコンパクトシティのような明確な哲学やまた実際どう導入して言ったのかと言う事が重要だったり、具体的な路線案をきちんと出した上で財政問題で終わることなく「60億円て横浜市にとって大きな額なの?」、「プランだけでなくPRも」、「単に行政主導となると「無駄な公共事業」と一緒くたにされない?」 と言った具体的な話も出てきたのだと思います。
個人的には学生時代良く横浜駅〜みなとみらい〜馬車道〜伊勢佐木町〜黄金町駅と言ったルートを歩く事があったのですがいつも感じたのが「えらく長い距離だけどじゃぁこのルートで歩く以外の交通って以外に無いなぁ」と言う事でした。そう言った意味で横浜都心部のLRT導入と言うのは魅力的なプランに感じるのですが皆様はいかがでしょうか?もし横浜を歩く機会があったら考えてみるのも語一驚では無いでしょうか?
2009年07月03日
新社長就任に思う@いすみ鉄道

写真:新社長で新展開
さて本題に入る前に軽く宣伝を
7/4・5・11・12・18・19・20(各土・日・祝日)
麻綿原あじさいハイキング
列車運行時間
第1便:大原駅7:44発
第2便:大原駅8:58発
第3便:大原駅10:39発
参加費:大人1000円、子供500円(上の各列車内で運賃精算を行ってください)
内容:南房総国定公園内にある麻綿原の日本アジサイは天拝園と名付けられた妙法生寺境内を中心に、約4〜5万株のアジサイが咲き誇こり、例年7月上旬〜下旬が見頃で、平地よりだいぶ遅く開花します。高原一帯にアジサイが咲き乱れる様はまさに壮観です。当日は養老温泉の割引チケットもついて大変お得ですので是非ご利用ください。
参考
いすみ鉄道& 無料バスで 麻綿原高原へGO!@いすみ鉄道ファン
麻綿原高原@大多喜町
いすみ鉄道新社長に鳥塚氏@朝日新聞6/29より
第三セクターのいすみ鉄道(本社・大多喜町)は28日、株主総会と取締役会を開き、公募に応じた123人の中から審査で選ばれた鳥塚亮氏(48)を代表取締役社長に選任した。記者会見した鳥塚氏は「アニメのキャラクターを使って利用者増につなげるなどして1億円の売り上げ増を目指す。黒字化は無理ではない」と意欲的な抱負を語った。
新社長の頑張りに期待@いすみ鉄道
さて前回も取り上げたいすみ鉄道の新社長、とうとう就任との事です。1億円の売り上げ増、キャラクター列車で売り上げ増を目指す等積極的かつ具体的な抱負に会社、沿線共に積極的な展開を見せている前任者の流れを継承し、発展させる意欲を感じました。
平成20年度決算報告@いすみ鉄道より
単位万円()内は平成19年度
営業収益 12954.8(11202.9)
うち鉄道旅客 9449.3(9750.6)
営業費用 26439.7(21738.2)
うち運送費 18851.4(14679.2)
営業損失 13484.8(10353.2)
雑収入 319.1(331.8)
寄付金 384.2(0)
経常損失 12781.6(10203.5)
補助金 7189.3(12785.1)
当期純損失 6166.8(純利益2423.4)
さて社長就任と同時に昨年度の決算も承認されたと言う事でそちらも少し見ていきましょう。様々な要素があるのですが一番大きな要素は日常の列車運行の費用をあらわす運送費が4000万円以上増加したことでそれをい鉄揚げに代表される副業を中心とした2000万円近い増収や様々な寄付等によっても補いきれず結局経常ベースで2500万円近い損失拡大につなげてしまったと言った感じでしょうか?運送費の増加に関しては考えうる1つの要因として昨年の原油高による燃料費の増加が挙げられますがHPにのっている平成17年度まで繰り上げてみても19年度の1.46億円〜20年度の1.88億円の間で言ったりきたりと言った感じで詳細は不明です。
そして補助金を含めた当期純損失は6200万円弱、確かに新社長の言うような1億円の増収による黒字化は可能だと思われます。

写真:ネーミングライツで三育学院大学久我原駅に
『三育学院大学久我原駅』誕生☆ いすみ鉄道ネーミングライツ募集@いすみ鉄道ファン
いすみ鉄道 命名権:鉄道名および駅名(ネーミングライツ)募集について@いすみ鉄道
三育学院大学・短期大学・カレッジ
イベント見聞録2009/2/28いすみ鉄道の大増発で今まで知らなかった房総を巡る〜上総中野駅他編〜
さて新社長の就任を前にも着々と増客増収の為の様々な取り組みが行われています。6月には募集していたネーミングライツにてあの秘境駅久我原駅の新名称が内定しました。地元の大学三育学院が落札との事です。
いすみ鉄道下り時刻表 JR外房線(下り)安房鴨川方面からいすみ鉄道(下り)へ
いすみ鉄道下り時刻表 いすみ鉄道上総中野−小湊鉄道(上り)へ
ただ個人的に気に掛かるのは確かに観光客を増やすのも様々な増収策も必要なのですが現在のダイヤを見ると例えば千葉や東京方面から大多喜までの終電は東京発19:05、千葉発19:56、大多喜より先の上総中野方面へは東京発18:00、千葉発18:13と東京100km前後とは思えない利便性の低さですし、大原〜城見ヶ丘から小湊鉄道沿線の高校への通学は現状のダイヤでは少なくとも上総中野廻りでは不可能です。
こう言った地元の利便性の改善にも力を入れて欲しいと思うのは私だけでしょうか?
さてそんなこんなで新社長を迎え入れたいすみ鉄道今後の活躍に期待しております。
2009年06月28日
吉田雄人と藤野英明の6年間〜横須賀市長選挙結果に思う〜
写真:当選おめでとうございます。
平成21年6月28日執行 横須賀市長選挙投票・開票結果集計表(23時05分確定)より
1 無所属 吉田雄人 68,628(44.0%)
2 無所属 かばや亮一 64,147(41.1%)
3 無所属 ごとう正彦 23,134(14.8%)
有効投票数 155,909
投票者総数 157,275
投票率 45.22% (前回40.19%、前々回33.95%)
さて今回結構力を入れて取り上げた横須賀市長選挙、結果的には大激戦の末、若手No1市議である吉田雄人氏が当選しました。
現職の蒲谷氏は自民・公明・民主の主要政党をはじめとした30名以上の市議の推薦や元首相でもある小泉純一郎氏の応援もあったものの結局一歩及ばず、一方共産党・ネット神奈川の応援を受けた呉東氏は言い方は失礼かもしれませんが以外に健闘したといった感じでしょうか?
横須賀市市議会 市議会議員 吉田雄人 公式ウェブサイト
「福祉のまち、よこすか」をめざして横須賀市議会議員・無所属藤野 英明HP
吉田市長と言うと思い出すのは群馬に勤務していた頃の2003年の市議選、この選挙ではその後幾多の選挙で結果的と本人たちはいいそうですが共闘する相方のイケメン市議藤野英明市議と共にトップ当選(藤野市議は4位)しました。ちなみに私はその頃群馬勤務でたまたま休暇で横須賀に戻ったので地元投票だった為ポスターのみの印象だったのですが藤野市議に対しては「どこかの2世(ちなみに親族に政治家はいないそうなので完全な勘違いです)かは知らないが茶髪に「俺をこき使え!!」なんてなめているな」、吉田市長に対しては「スーツの似合い方がまるでお笑い芸人のようだ」と思っておりました。
吉田雄人の略歴@横須賀市市議会 市議会議員 吉田雄人 公式ウェブサイト
美術館の赤字を1円でも無くす!@「福祉のまち、よこすか」をめざして横須賀市議会議員・無所属藤野 英明HP
さてそんな中で当選した2氏ですが一期目の活動はちょうど6月に横須賀に戻ったおかげで見る事が出来ました。この2氏の活動で特に注目される点は1つは6年間で1200日と市長が誇っている駅立ちを中心とした情報発信、また美術館問題を中心とした積極的な問題提起活動です。
列車追跡シリーズその3:横須賀美術館アクセス
実際美術館問題に関しては最終的には開業をし多くの赤字を垂れ流しているわけですが、問題提起された事で多くの市民に問題が共有され様々な論争を起こし、美術館の運営にも様々な緊張をもたらし、積極的な展開に結びついたのではと感じています。実際横須賀の観光の活性化に結びついているのではと思われます。
4.平成17年6月26日に行った市長選挙の開票結果 @横須賀市選挙委員会より
1 無所属 かばや亮一 64,545 (46.71%)
2 無所属 木村正孝 57,862 (41.87%)
投票率 40.19%(前回33.95%)
そして前回2005年の市長選挙では市議の木村正孝氏を応援し、今回と同様多くの市議の支援を受けた蒲谷氏に対し、後一歩と言える激戦を演じています。この選挙戦では1985年以降5回連続で投票率30%台だった投票率が24年ぶりに40%台を回復したのも特筆される所です。
4.平成19年4月22日に行った市議会議員選挙の開票結果@横須賀市選挙委員会
Choose or Loose!!〜統一地方選挙市区町村長、議員選挙〜
そして吉田市長、藤野市議それぞれ2期目となる2007年の市議選挙ではこの2人で1,2フィニッシュ、特に市長は政令市を除く統一地方選挙の市町村議会議員選挙で最多となる11,442票を集めての当選となりました。ただより注目したいのはこの選挙では30名以上もの新人候補が立候補したことにあります。結果的にはその大半が落選したとは言え、やはり前回の市議選で当時20代だった両市議の当選とその後の活躍がもたらした影響の大きさを目の当たりにしたものです。
媚びない政治、裏切らない政治、伝えていく政治@ 脱サラ行政書士・松本将平の仁義ある戦い
★「吉田雄人」を応援します。 明日からいよいよ横須賀市の市長選★@不動産が一番 横須賀、横浜の不動産 毎日更新
いよいよです… @神奈川県横須賀市久里浜「地域密着」のタカヤマ薬局ブログ
2009年6月26日 たっちん日記@たっちん日記 by T.Mitsuhashi
「まさか」はあるのか? 横須賀市長選(その1)@横浜中央新報
さてある見方をすれば負け戦を続け力を蓄えながら迎えた今回の市長選挙、多くの援護を受けつつ戦った現職に打ち勝ったのは地道な活動できちんと支持を固めていった事でしょう。実際blogを見ていくと地元のblogでは圧倒的に支持を集めていった様子が見て取れます。
更新の最後に@横須賀市議会議員吉田雄人のユーティング・ブログ!より
けれども、このタイミングでなければ、横須賀の町は変わりません。
「4年待て」とある方は言いました。
「4年待てば、応援できる。今の市長も次はやらないだろう。そのときは、君だ」
こうした言葉には、政治的なバランス感覚はあっても、横須賀のまちの未来に対する危機感は感じられません。要は、4年後のほうが当選しやすいかもしれませんが、それでは、横須賀のまちを変えたことにはならないのです。
また、この現実を見据えた危機感をわすれて、家族との時間を大切にするというのは、私には結局できなかったということです。
それよりも、この町を変えていくことに全身全霊をなげうって取り組むことで、きっと子どもたちは、いつか分かってくれるだろうと今は、そう信じています。
4年待てば、その間、家族との時間も、ある程度取れるかもしれないけれど、横須賀の未来は取り返しがつかなくなるということです。
さてそんな6年間の活動で見事に市長当選と言う結果をえた吉田氏、とは言えこの結果は本人の言葉を借りれば横須賀の未来を取り返しのつかないものにしないための4年間のスタートです。またチェンジを語っていても少なくとも「今年度は法人税収が増える」、「4年間で100万人近く観光客を増やした」と言った蒲谷前市長の結果を無視は出来ない中で果してどの様にこの横須賀と言う街の舵取りをしていくのか注目される所です。
民主党神奈川県第11区総支部長 よこくめ勝仁 公式サイト
吉田雄人氏 横須賀市長選挙 勝利濃厚@港区で働く派遣社員のドイヒーなブログ
■ 横須賀市長選挙 @nikaidou.com
さて今回の市長選挙は前回の衆議院選挙で「小泉劇場」とまで呼ばれる現象を引き起こした小泉純一郎元首相の地元であり、総選挙も近いと言う事もありその小泉氏本人が支持した現職が落選したと言う意味で結果が注目されそうですが、総選挙の前哨戦と言う意味で言えば「確かに政権交代への期待はあるかもしれないが民主党はその受け皿になりうるのかと言う疑問が生じる結果」といって良いでしょう。結局小泉純一郎も自民党も負けましたが、一方民主党も現職を推していたわけですから同じように、もしかしたら「結局同じ穴の狢か」と言うイメージを与えたかもしれないと言う意味では自民党以上に手痛い敗戦かも知れません。
そんなこんなで新しい市長となった吉田氏、今後の横須賀をどの様に変えていくのか注目したい所です。


