人気記事ランキング201711

さて11月のランキングです。11月は1つも記事が上がらなかった…
1. Choose or Loose 横須賀市長選挙2017~アーティスト村とコミュニティバス~ 
1. Choose or Loose 横須賀市長選挙2017 ~プロローグ2 市長吉田雄人の光と影~ 
3. Choose or Loose統一地方選挙2015~政治家フジノのぶち当たった壁~
3. 109から宮コンへ~宇都宮に見るまちづくりのマーケティング~@私的まちづくり論その4 
5. もう少しましな仕事をしてくれ(朝日新聞トランジットモール記事を読んで) 
5. イベント見聞録2015/4/26ほくそうはるまつり2015

 という事で過去記事がメインとなるのですが、相変わらず1位は横須賀市長選挙の記事、3位にも2015年の統一地方選の記事が入っています。

 さてそれらの記事を除くと109から宮コンへ~宇都宮に見るまちづくりのマーケティング~@私的まちづくり論その4 が3位に入っています。この記事を書いた際に1番考えたのは消費社会の変化と言うかChoose or Loose 衆院選2017~小売崩壊inJAPAN?~あたりに書いた小売りの崩壊につながる部分で、言うなれば「お店で物を買う」消費から「お店であれまちであれ、訪れてもらって、長い時間滞在してお金を落としてもらう」消費への変化であり、またカップルや家族を前提に女性を中心とした他人が稼いだお金を使う人でなく、男性を中心に実際お金を稼ぐ個人をきちんと巻き込まないと商売として成り立たなくなっているという事でした。私的まちづくり論の次も考えているのですがやはりこの延長でありつつ、他の人が書かない、あるいは否定的に書いている事を取り上げていこうと考えています。

 5位にはもう少しましな仕事をしてくれ(朝日新聞トランジットモール記事を読んで) 、2008年の記事が入っています。21世紀に入ってメディアが批判されることが多くなり東日本大震災後はその衰退が明確になってきたのですが、個人的に感じるのはやはりコンテンツの劣化と言うのは無視できない要因ではないかと思います。

 もう1つの5位にはイベント見聞録2015/4/26ほくそうはるまつり2015が何故かランクイン、北総鉄道関連も書かなくてはと思うつつご無沙汰しています。北総鉄道とは直接関係ないですが沿線の印旛日本医大駅近くにある松虫寺でラノベ作家と言うか歴史小説家の森田季節氏によるラノベ風縁起がアップされています。
夢のお告げにしたがって七仏薬師を探し旅にでました~瑠璃の輝き、薬師の癒し~@松虫寺
 中々ゆるいながらきちんとした交渉で書かれていますので興味のある方はじっくり読んで松虫寺に行ってみましょう。



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 ちなみに言い訳ではないですがまたしても他のサイトの記事作成のお手伝いをしていまして先日記事をアップしました。

◉バスに乗って行ってみよう その3 ~都市横浜の現在・過去・未来 横浜市電保存館~@BUS Portalsite YOKOHAMA

 ちなみに記事で取り上げた市電保存館では以下のイベントも予定されていますので興味のある方は訪れてみるのも御一興です。

しでんほーる連続講座「横浜市の都市交通政策のあらまし~公共交通機関を中心に~」

日時:12月16日(土)13時半〜15時

場所:市電保存館「しでんほーる」

講師:佐藤 正治さん(横浜市都市整備局 都市交通部長)

参加費:入館料のみ

参加人数:先着50人

申込み :事前に電話受付も可能です。人数に限りがあるため、ご参加いただけない場合がございます。予めご了承ください。

 それでは今月も当blogをよろしくお願いします。


人気記事ランキング201710

さて10月のランキングです。10月にあったのは日本の選挙の最高峰衆院選のはずです・・・

1. Choose or Loose 横須賀市長選挙2017~アーティスト村とコミュニティバス~ 
2.小泉進次郎と藤野英明が学ぶべきもの~Choose or Loose 横須賀市長選挙2017エピローグ3~
3. Choose or Loose 横須賀市長選挙2017~人口減少と京急~
4. 2つの東京とヨコスカの現在・過去・未来~Choose or Loose 横須賀市長選挙2017エピローグLast~
5. 吉田雄人と藤野英明の6年間~横須賀市長選挙結果に思う~

 が1~5位を占めたのは4か月も前の横須賀市長選挙の記事でした。

 Choose or Loose 横須賀市長選挙2017~アーティスト村とコミュニティバス~ は2か月連続の1位、もしかして横須賀市で本格的にコミバス関連のプロジェクトが動き出したのかもしれませんが、情報は入っておりません。

 2位は小泉進次郎と藤野英明が学ぶべきもの~Choose or Loose 横須賀市長選挙2017エピローグ3~、小泉進次郎議員の話が入っているので一応衆院選とも無関係ではないともいえますが一応衆院選関連で3記事書いているのにこちらが高いと言うのもなんだかと言った感じです。

 3位はChoose or Loose 横須賀市長選挙2017~人口減少と京急~ 、人口減少問題も衆院選の主要議題だったのかもしれません。ちなみに比較的高いテーマとしてはこちらの記事もおすすめです。

「男性“避”婚化社会」の衝撃@白饅頭Note
 赤木智弘氏の影響受けた白饅頭氏のコラム、赤木氏が一貫して「男性は結婚をしたがっている」と言うスタンスを建前上取っているのに対して「男性はもう結婚から離れつつある」と言うスタンスをとったのは興味深い所です。アラフォーの赤木氏と多分20代と思しき白饅頭氏との差と考えると興味深いを通り越しそうな気はしますが…。

 4位は2つの東京とヨコスカの現在・過去・未来~Choose or Loose 横須賀市長選挙2017エピローグLast~、ちなみにこのネタは横須賀市の藤野市議の歴史認識問題(?)「横須賀は帝国海軍が車で里山の地だった」と言う発言をきっかけに「歴史の中の横須賀を位置付けを真面目にやろう」と考えて書いた記事でしたが、秋田県の佐竹知事のご先祖様であり、現在大河ドラマ「女城主井伊直虎」で大活躍中の武田氏にとって本家筋(?)である佐竹氏の室町時代のとあるエピソードのおかげで何とか完成できた話だったりします。
 横浜・横須賀など鎌倉周辺の都市は明治以降に発展したイメージが強いですが、この地域が日本史で最も輝いていたのは実は鎌倉~室町時代なのではと感じています。ちなみに隣の横浜市の場合唯一の世界遺産候補は鎌倉時代に絡んだ場所だったりします。お暇な方は訪問されてはいかがでしょうか?

国指定史跡称名寺境内
国指定史跡朝夷奈切通

 5位は吉田雄人と藤野英明の6年間~横須賀市長選挙結果に思う~ 8年も前の横須賀市長選の記事です。小泉進次郎議員絡みの記事として読めばこの選挙が行われた2009年は小泉進次郎議員の政治家デビューの年ではありますが、衆議院選挙で所属する自民党は大敗し、市長選挙では進次郎議員や多くの地方議員の応援を受けた候補を破った吉田市長(現前職)が誕生した年でもあります。そういった意味で言うと選挙ではいつも圧倒的な強さを見せる進次郎議員も意外に大波小波に見舞われてスタートした政治家生活だったのかもしれません。

 さていかがだったでしょうか?そろそろこの市長選無双状態から脱したいので今月は頑張ろうかと思います。



若者と高齢者・メディア・知識人その分断の光景~choose or loose衆院選2017エピローグ~


衆院、全465議席が確定…自公で313に@読売新聞2017/10/23より
自民党  284 ±0
立憲民主 55 +40
希望    50 -7
公明    29 -5
共産    12 -9
維新    11 -3
社民    2 ±0
※追加公認含む

 さて何度か取り上げてきた衆議院選挙の結果が出ました。結果的には選挙前に希望の党から「排除」された民進系の議員を中心に結成した立憲民主党が選挙前から40議席を上積み躍進した反面与党自民党は追加公認込で増減なし、公明党5議席減と与党系は微減となり、共産・希望・維新の3党は減少となり全体の与野党比は変わらない中で野党は実質的に立憲民主と希望の2党に集約され、その中で立憲民主がやや主導権を取りそうな形になったという事でしょうか?

 10代全体 
自民39.936男性39.6%、女性32.3%、20代40.6%、70代以上40.2%、4~60代30%台前半
立憲民主714男性14.2%、女性13.7%、60代17.8%、70代以上16.7%、10~30代10%未満
希望10.711.8男性10.9%、女性12.6%60代12.8%、他の世代10~12%
公明6.55.4女性が高い
共産3.35.3女性が高い
維新3.93.8 
社民11.1女性が高い
日経新聞出口調査による政党支持率by18・19歳、自民に4割傾く 立憲民主は高齢層支持多く @日経新聞2017/10/22より作成(青太字:10代の支持が全体より1%以上高い、青字:10代の支持が全体より高い、赤太字:10代の支持が全体より1%以上低い、赤字:10代の支持が全体より低い)

 この結果の背景には何があるのでしょうか?日経新聞の出口調査の結果から見ると6割以上の議席を維持した自民党を支持したのは10,20代の若い世代と男性なのに対し立憲民主党は6,70代の高齢者希望の党は女性と60代の高齢者と結局の所野党は自民党の支持層を崩せなかった結果自民党は現状を維持し、残った層の多くをつかんだから立憲民主や希望の党に野党の支持が集中したと言えるのかもしれません。

20171
20173

 逆に与党である自民党や公明党を支持する人たちはどのような人たちでしょうか?上はtwitterから拾ってきた代表的に感じたものです。今40代前半になっている団塊Jrの世代以降の世代にとって立憲民主党や希望の党を支持した60代の世代にとって当たり前だった安定した正規雇用は当たり前でなくなり、「円高になった(=工場などの大きな雇用が海外に流出する)」「株が暴落した(富裕層の財布の紐が固くなり売り上げが減ったり場合によっては勤め先の店舗が閉店する)」「求人倍率が減る(学生さんであれば安定した良い就職先が激減する)」といった事が囁かれると「明日のおまんまはどうなるのだ」と不安になった経験が少なからずあるだけにそういった事が言われる事が減っている事だけでも支持する理由になりますし、そういった事を軽視する政党はそれだけで1票を入れたくなくなるものです。

20172
グラフ:民主党政権時代と自民党政権時代の失業率及び最低賃金上昇率推移(失業率は日本の失業率の推移(1980~2017年)@世界経済のネタ帳、最低賃金上昇率は平成14年度から平成28年度までの地域別最低賃金改定状況[、地域別最低賃金の全国一覧@厚生労働省

 実際経済指標を比較すると民主党政権時代と自民党政権時代で大きく変わっている事がわかります。失業率はリーマンショックで5%を超えていたのが改善されてきたとはいえ4%を超える水準であり、2017年には23年ぶりに3%を下回る水準に持って行った自民党政権とは比べるまでもないですし、最低賃金上昇率も政権1年目こそ2%を超える水準だったものの、東日本大震災のあった2011年はわずか1.0%、2012年も2%を超える事は無かったのに対し2013年以降の自民党政権時代は全ての年度で2%を超え最近2年間は3%を超える高水準の上昇率となっています。ちなみにグラフには載せませんでしたが為替は民主党時代はドル円で100円を下回る水準で推移し大規模に海外投資するような生業(リスクヘッジの為手を出す人たちもあくまでリスクヘッジだから)の人たちでもない限り、とてもよい時代とは言えなかったと思います。

枝野氏、立憲立ち上げ「より明確に再稼働反対言える」@朝日新聞2017/10/17
「残業代ゼロ」論戦低調 自公触れず、野党反発 衆院選@朝日新聞2017/10/17
共産・志位氏「国民の知らないところで戦争当事国に」@朝日新聞2017/10/18
非正規・年重ね「活躍というが…」見落とされる独身女性@朝日新聞2017/10/18
5年前に始めた不妊治療、計500万円…乏しい公的保険@朝日新聞2017/10/18
前原氏「アベノミクス、ゆでガエルのような日本に」@朝日新聞2017/10/18
共産・志位氏「辺野古新基地、政権が無免許運転で暴走」@朝日新聞2017/10/18
自民「9条改正」、評価二分 朝日世論調査@朝日新聞2017/10/19
森友・加計、党首と候補者に温度差 朝日・東大調査@2017/10/19
「森友・加計」ねじれる地元 誘致賛成の野党候補も@朝日新聞2017/10/19
自衛隊明記の改憲、何が変わるの 9条2項が死文化?@朝日新聞2017/10/19
憲法、実は身近なものだった 学ぶ、伝える、衆院選は?@朝日新聞2017/10/20
生活保護の子に進学の壁 高卒後の就職が前提の制度@朝日新聞2017/10/21
復興・跡地利用…五輪なぜ語らぬ 首都圏・福島の各候補@朝日新聞2017/10/21
華やかな百貨店支えるぎりぎりの生活 一票に託すのは…@朝日新聞2017/10/21
改憲・消費税… 焦点の4テーマ、各党の立ち位置は@朝日新聞2017/10/22

 さてそれに対して、マスコミの報道を見ていると別の世界を生きているのかと思う報道が多いように感じます。上のリンクは個人的な主観ですが朝日新聞の10/17~10/22の政局的なものを除いた記事の見出しの一覧です。前のtwitterの記事で語っている様な非正規をはじめとした不安定な雇用や貧困の話も出てはいるものの、例えば「アベノミクスで時給が上がって生活が楽になった」みたいな話は出てきませんし、政権交代が有り得ると言う視点で言えば比較対象となる民主党政権時代と比較してどうだったかと言う話も出てきません
 また不安定な雇用の話や貧困の話もあるとは言え、メインが憲法や森友学園・加計学園と言うのは実感から大きくずれるものではないかと思います。

民間軍事会社@wikipediaより

1980年代末期から1990年代にかけて誕生し、2000年代の「対テロ戦争」で急成長した。国家を顧客とし、人員を派遣、正規軍の業務を代行したり、支援したりする企業であることから、新手の軍需産業と定義されつつある。

主な業務としては軍隊や特定の武装勢力・組織・国に対して武装した社員を派遣しての警備・戦闘業務に加え、兵站整備訓練など旧来型の傭兵と異なり提供するサービスは多岐に渡る。軍の増派がたびたび政治問題化していることや、より多くの兵士を最前線に送るために後方支援や警備活動の民間委託が進んだこと、民間軍事会社の社員の死者は公式な戦死者に含まれない等の理由がその背景にある。イラクやアフガニスタンでは、従来であれば正規軍の二線級部隊が行ってきた警備や兵站、情報収集など後方業務を外注する民間組織として正規軍の後方を支える役目を担い、多い時で約26万人の民間人が米国政府の業務に関わった[1]

 憲法9条の問題は大きいとはいえ、若い世代からして見たら9条が改正されようがされまいが民間軍事会社の様な「危険な場所への派遣業」が発達した今、9条が変わろうが変わるまいが極端に言えば「経済的に行き詰れば戦争でも原発でも危険な場所で働くことになりかねないし、何よりその前に軍隊以上につらいブラック企業で働くことになる」と言った感じではないでしょうか?


2017年秋の総選挙は民主主義を破壊している。「積極的棄権」の声を集め、民主主義を問い直したい。@change.orgより
2017年9月28日、安倍晋三首相は臨時国会冒頭で解散を宣言、10月10日公示、22日投開票にて衆議院選挙が実施されることが決定しました。~中略~
けれども、この選択肢は国民の民意を反映しているでしょうか。安倍政権を肯定すること、極右志向でマキャベリストであることを隠さない小池百合子にすべてを任せること、そしてなにもかも反対することの3つしか選択肢がないというのは、おそろしく不自由なことではないでしょうか。こんな選挙などくだらない、そもそもこんな選挙をするのがまちがっている、すべてごめんだ、という権利が国民にはあるのではないでしょうか。選挙だからしかたない、どこかに投票しなければというのは思考停止です。総選挙には600億円を超える税金が投入されます。議員たちはその血税を原資にお祭りを演じているにすぎません。こんな茶番に巨額の税金が投入されることに対して、わたしたちはもっと怒ってよいはずです。
1703

 更に今回の選挙では大学の教授や作家などの所謂知識人の人達による「俺の気にいる候補がいないから」「俺の気にら内候補に投票しようとするやつ」と言った非常に浅ましい知見での棄権の呼びかけも目立ちました。
 確かに自分の気に入る結果になりそうにないのは確かなのかもしれませんが、それでもその結果で痛い目を見るのは国民一人ひとりであり多くの若い世代にとっては民主党政権でその「痛い目」に散々合っている訳で、これほど真剣に「痛い目を避けるべく」考えている若い世代を馬鹿にしている言論もないかと思います。

 さてここまで見て考えてきましたが如何だったでしょうか?個人的にもしこの結果に希望を持てるとしたら実は「左翼だから排除された」人達の作った立憲民主が第2党になった事でしょうか?彼らが左翼として取敢えず政権奪取は考えずメディアや知識人と距離を置き、きつい立場に追い込まれている若い人たちに寄り添った時にこそやっと自民が圧勝する状況は動くのではなかろうかと思います。


 

Choose or Loose 衆院選2017~小売崩壊inJAPAN?~

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写真:日本の大型店と言えば・・・イオン横須賀ショッパーズプラザ

Choose or Loose 衆院選2017~貧困JK炎上が掘り起こしたもの~
Choose or Loose衆院選2017プロローグ~メディアの風を願う人たちと大義や政策を説く人たちの戦い~

衆議院選挙2017@Yahooみんなの政治
自民党衆院選2017特設HP
公明党衆院選2017特設HP
共産党衆議院選2017特設サイト
おおさか維新の会2017衆議院選挙
社民党
日本のこころ
幸福実現党
支持政党なし
立憲民主党
希望の党

もし当日投票に行けない方はこちらをどうぞ
期日前投票と不在者投票について(投票日に投票所へ行けない場合)@横須賀市選挙管理委員会
 あとこちらのサイトも投票の参考になりそうなので紹介しておきます。
はる@衆院選情勢情報部

崩壊間近、アメリカの小売業@Buisiness Insider Japan2017/3/27より

モールに出店している数千の小売店が、ここ数十年には見られなかった勢いで閉店する。

今後数カ月の間に、JCペニーやメイシーズ、シアーズ、Kマートといったデパートのほか、モールには欠かせないクロックスやBCBG、アバクロンビー&フィッチ、Guessといったブランド3500以上の店舗が閉店する見込みだ。

小売業者の中には店舗販売自体から撤退し、全てオンライン販売へと移行する企業もある。

例えばベベ(Bebe)は約170の全ての店舗を閉店し、業績が伸びているオンライン販売に特化するとブルームバーグが報じた。リミテッド(The Limited)は最近、全250店舗すべての店を閉店し、オンラインのみで商品を販売する。
~中略~
eコマースの成長と消費行動の大幅な変化を受け、ショッピングモールを訪れる消費者は減り続けている。不動産リサーチのカッシュマン&ウェイクフィールドによると、モールの客足は2010年~2013年で50%減少した。
消費者はこれまでにないほど財布の中身の多くをレストランでの食事や旅行、新しいテクノロジーに費やす一方、洋服やアクセサリーに費やす金額は減っている。

 さてアメリカの話ですが 小売業崩壊と言う話をよく聞くようになりました。eコマースと言われるネット通販への移行、または物から飲食・旅行等に消費の志向が移ってきたと言うのが理由だそうです。

 売上(億円)前年比
小売全体1398770-0.60%
百貨店65976-3.30%
スーパー1300021.10%
コンビニ1144564.10%
家電量販48130-1.50%
ドラッグストア572586.80%
ホームセンター330900.20%
表:平成28年度小売業販売額(平成28年小売業販売を振り返る@経済産業省経済解析室より作成)

 さて日本の状況はどうでしょう。上の表は経済産業省の資料から作成したものですが、人口が増えているアメリカで小売崩壊が叫ばれている中での人口減少中の日本と考えると意外に健闘しているように感じます。確かに百貨店の没落は目立ちますし、家電量販の減少傾向も見えますが、コンビニやスーパー、ドラッグストア等生活に密着した分野を中心に堅調で、特にコンビニ・ドラッグストアがそれぞれ4.1%、6.8%増と成長しています
 スーパーなどの生活に密着した分野での小売業では最初に引用した記事でも衰退した小売りの象徴としてウォルマートが無いなどアメリカでも相対的ではありますが悪い状況にはないように見えます。

イオン営業収益(億円)シェア営業利益(億円)シェア
全体82101100%1847100%
GMS事業3012236.7%241.3%
SM・DS事業2890235.2%31216.9%
(GMS事業+SM・DS事業)5902471.9%33718.2%
⼩型店事業37874.6%271.5%
ドラッグ・ファーマシー62367.6%22011.9%
総合⾦融事業37204.5%61933.5%
ディベロッパー事業31593.8%46825.3%
サービス・専⾨店事業76569.3%26314.2%
表:イオン2017年2⽉期事業セグメント別業績(決算説明会資料より作成)

 さてその背景にあるものは何でしょう代表してイオンと7&iと言う小売の2強の決算書から見ていきましょう。まずイオンから、イオンの決算を見てまず感じるのはGMS事業+SM・DS事業で表される所謂スーパー、小型店事業で表されるミニストップなどのコンビニの2つで売り上げの3/4を占めているのに対し営業利益では20%に満たないのに対し、イオン銀行でおなじみの総合金融事業、イオン等のショッピングセンターの開発であるディベロッパー事業の売り上げは1割に満たないのに対し営業利益の60%近くを稼いでいる事です。言うなればスーパー・コンビニは言うなればお客さんを引き寄せるための客寄せパンダで、収益はお客さんに住宅ローンを貸したり、決済に関わったり、客が来るSCの床を専門店に貸し出すことで上げていると言える訳です。


7&i営業収益(億円)シェア営業利益(億円)シェア
全体58356100.0%3645100.0%
コンビニエンスストア2550643.7%313185.9%
スーパーストア2025534.7%2296.3%
百貨店852114.6%361.0%
フードサービス8251.4%50.1%
金融関連20193.5%50113.7%
通信販売13922.4%-150-4.1%
表:2017年2月期セグメント別営業収益&利益(決算説明会資料より作成)

 続いて7&iを見ていきます。こちらはイオンよりシンプルでコンビニ&金融で稼いでいます。もう1つの注目は通信販売が赤字な事ですが、こちらは昨年通信販売大手のNISSENを買収した影響が大きく何とも言えない部分があります。ただ確実なのはかつてオムニチャンネルと持て囃された7&iの通信販売の事業は行き詰っている事、しかし本体の経営基盤が盤石なので極端な影響は出ないだろうという事です。実店舗からネットに撤退しつつあるアメリカの小売りに比べてまだまだ余裕があるため色んな試行錯誤をしている最中と言った所でしょうか?

 2社の状況をまとめると、アメリカの小売りに無い2つの要素で粘っていると言えるのではないでしょうか?1つは金融、例に挙げた2社の様に銀行まで持っていなくても、ポイントや電子マネー、そういったものを発行したり、アライアンスに入る事で生き残りをかける小売りは多いでしょう。もう1つはコンビニ、これは狭義のコンビニと言うわけでなく取り扱う商品あるいはサービスを広げる事で生き残っている小売も多いのではないでしょうか?

TSUTAYAが最近やたら閉店している件について@ASCII2017/10/16より
WASTE OF POPS 80s-90s」というブログをやっているO.D.A.と申します。ブログ内で様々なCD・DVD取扱店の動向を観察しているついでに、ただCD・DVD関連店舗の開店と閉店を記録するだけのブログも運営しています。今回は運営中に見つけた最近のTSUTAYAの動向を中心にお話ししたいと思います。~中略~

 とはいえそういう場所だけではなく、ここ数ヵ月で全国的にTSUTAYAの閉店が無闇に目立つようになっています。~中略~

 同じく大手のHMVは「HMV record shop」「HMV & BOOKS」など、従来とは異なったコンセプトの店舗を展開しています。

 とはいえ現状の展開だけを見ていると、いざ市場がシュリンクしてしまったとき現在の企業体力を維持するのは難しいように思えます。

 そんな中、CCCが進めているのは対自治体・対企業のBtoB型ビジネス。同業態だけを見れば市場衰退による影響は軽微といえます。Tカードもそれなりに覇権を握ったといえる規模になりました。やはり他社よりドラスティックに舵を切りつつあるCCCが、この先も関連企業の中では一強になるのではと感じます。

 そのぶん、街のTSUTAYAはこれからも徐々に減り、おそらく近い将来、CD・DVDの販売・レンタル店は大都市圏に大型店が数店残るのみとなり、それでもパッケージに触れたい趣味人が全国から集まるようになるのではないでしょうか。

 ただそれが未来永劫続くかと言えば、そうとも言い切れないと思います。上は最近話題になったTSUTAYAの閉店が多くなっているという記事、所謂ビジネスニュースではなくCD/DVD関連の開閉店情報を趣味で発信している個人のニュースと言うのに感じるところがあります。人口減少が続く前提で考えるならいつイオン・7&iの様な小売りが同じような事を始めるのかと言うのは1消費者としては気がかりな所です。

ファミレスでも「セルフレジ」 すかいらーく、試験導入@朝日新聞2017/1/25より
 外食大手のすかいらーくは24日、客が自分で会計をする「セルフレジ」を一部店舗で試験導入したと明らかにした。従業員が会計するより速く、手間も省けるため、昼どきの混雑を緩和できる。人手不足の中で従業員の仕事の負担を減らすねらいもあるとみられる。
全コンビニに無人レジ 大手5社、流通業を効率化  @日経新聞2017/4/18
Choose or Loose参議院選挙2016~男女平等は何故女性を幸せにしなかったのか~より
女性の多い産業として100万人以上かつ女性比率50%以上の業界を挙げると以下になります。
卸売・小売り 546万人 51.4% 354万円
うち小売   438万人 59.4%
宿泊・飲食  241万人 61.2% 237万円
生活関連  140万人 59.8%
医療・福祉  594万人 75.0% 379万円
 もう1つこちらは労働者の立場から引っかかる所です。近年人手不足の中でセルフレジが存在を高めています。確かに今は人手不足ではあるのですが、女性を中心に800万人もの雇用を生み出す業界だけに今後閉店はしないまでもレジなどの自働化で雇用を絞っていくと少なくない雇用への影響が出てくると考えられます

あるむかつく社説より
例えば昨年話題になった大塚家具のお家騒動の引き金を引いたのは消費増税後の経済状況による経営環境の推移ですし、ヤマダ電機の様に売り上げ減を店舗を減らし、働く人を減らすことで状況を改善したいという会社も増えるでしょう。
 そうなると消費税収は多少増えても企業の利益から出る法人税や、働く人の給料から出る所得税が減りそれが消費税収増を上回り結局税収減となりかねませんし、仮に税収が増えても働く場所が減るというのは、結局活躍の場が減る事につながるでのではないでしょうか?
 果たしてアメリカの様な小売り崩壊、セルフレジの様な自働化による雇用の削減、それはどの程度進むのか…、正直な所分かりませんが、個人的には大きく進むきっかけは今の相対的な好景気が終わり不景気に入った際になると考えます。具体的にありそうなのは消費増税とオリンピック終了後、特に2014年の消費増税後の消費停滞は記憶に新しい所です。

 さていかがだったでしょうか?衆議院選挙は明日が投票日、期日前投票や不在者投票で済ませた方もいらっしゃるでしょうがもしよろしかったらこれをきっかけに考えてから投票されてみるのも御一興です。


 

Choose or Loose 衆院選2017~貧困JK炎上が掘り起こしたもの~

Choose or Loose衆院選2017プロローグ~メディアの風を願う人たちと大義や政策を説く人たちの戦い~

衆議院選挙2017@Yahooみんなの政治
自民党衆院選2017特設HP
公明党衆院選2017特設HP
共産党衆議院選2017特設サイト
おおさか維新の会2017衆議院選挙
社民党
日本のこころ
幸福実現党
支持政党なし
立憲民主党
希望の党

もし当日投票に行けない方はこちらをどうぞ
期日前投票と不在者投票について(投票日に投票所へ行けない場合)@横須賀市選挙管理委員会

 さて選挙戦が始まりました。個人的にはどの政党を書こうか迷ったのですが上の通りとしています。もし足りないと感じた方がいらっしゃいましたらご指摘ください。もし転勤などで期日前も含め選挙区で投票できない方は不在者投票と言う手がありますので地元の選挙管理委員会へお問い合わせを!!

 あとこちらのサイトも投票の参考になりそうなので紹介しておきます。
はる@衆院選情勢情報部
NHK 「貧困女子高生」に批判・中傷 人権侵害の懸念も@毎日新聞2016/8/24より
 子どもの貧困問題を扱ったNHKのニュース番組で体験を語った女子高校生について、インターネット上で「貧困ではない」「捏造(ねつぞう)だ」と批判する書き込みが相次ぎ、自民党の国会議員がNHKに釈明を求める騒ぎとなっている。ネット上には住所などとともに女子高校生の容姿を中傷する書き込みまでされ、人権侵害が懸念されている。
 さて少し古い話ですが、昨年貧困女子高生に関する話題が炎上したと言う件がありました。確かにか弱い女性高生を責めるのは褒められた話ではないですが、東日本大震災以降注目された女性の貧困の話に関して少し風向きが変わってきた感があります。
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最貧困女子【電子書籍】[ 鈴木大介 ]
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社会が知らない「最貧困女子」の実態@iRONNNAより
 たとえ低所得でも、地縁や血縁、地域の支援があれば、貧困までの状態にはなりません。年越し派遣村を率いるなど反貧困活動をなさっている湯浅誠さんたちが言い続けてきたことですが、貧乏と貧困は別物なのです。貧乏はたんに低所得であること。低所得でも家族や地域との関係性がよくて、助け合って生きていけるのならけっして不幸ではありません。
 対して貧困は、家族、友人、地域などあらゆる人間関係を失い、もう立ち上がれないほど精神的に弱っている状態です。その辛さは満たされている者にはわからない。たとえば、地縁や血縁を守ることに力を注いでいるマイルドヤンキーからすれば、「その子(貧困層)の努力が足りないからだ」と見えるでしょう。ありがちで、まったく現実とそぐわない自己責任論です。
 さてどのように変わってきたのでしょうか?一つ感じるのは貧困と貧乏の違いから貧困が再定義されてきたように感じます。上の引用は「最貧困女子」と言う新書の作者鈴木大介氏のインタビュー記事、「貧困は、家族、友人、地域などあらゆる人間関係を失い、もう立ち上がれないほど精神的に弱っている状態です」と言う言葉が印象に残ります。
 言うなれば
貧乏:単にお金が無い事
貧困:お金が無い上に更に人間関係も乏しい→人間関係の問題
 と言うのが1つの定義です。

底辺から這い上がって語る貧乏 都会とカップラーメン @together2012/5/17より
お菓子っ子 @sweets_street
 カップラーメンを高いといえるような自炊能力は、既に文化資本なのですよ(´・ω・`) 自炊能力を身につけるためにお金や時間などを投資していますから。そういう投資をする機会がなくて、割高なカップラーメンと食べているというのが貧困ということなのですよ(´・ω・`)
kaba35 @koba31okm
自分で作ったローコストでおいしいメシ食って暮らすってのは計画性や我慢が必要な習慣だからね。材料買えばできるってもんでもなくて道具や調味料一式が必要だから一旦カネと時間がかかるし、コスト下げるには食材を無駄なく使う必要があるからよく考えなきゃいけない
 ただ貧困を考える上でもう1つ重要なのは所謂自炊とカップラーメンやコンビニ弁当・安い外食に代表されるような問題、自炊を行うには鍋・釜、調味料などの初期投資が必要でかつ例えば子供の時に家で料理を教えてもらったり、と言う家庭教育も大きな影響があります。

【一年前のツイートから】「貧困層とは、定期券を買えないので普通切符を買い続けるような人である」 @togetherより
もなか @monamour555 2016-08-20 12:36:14
貧困層とは、定期券を買えないので普通切符を買い続けるような人である」発展として「社会福祉協議会で短期の5万円を借りて定期券を買うことを思いつけない」「金借りて定期券を買ったおかげで浮いた金は、生活と直結しない浪費で消える」があります。


 またストレートですが、「定期券を買えないので普通切符を買い続ける人」と言うのも似た様な視点だと思います。共通するのは将来の負担を軽減するためのお金の使い方の問題、そして自炊が象徴的なのですが、それには余裕と教育が必要です。言うなれば貧困とは
貧乏:単にお金が無い事
貧困:お金が無い上に将来の負担を軽減するような使い方がわからない→知恵=教育の問題
 という事が出来るわけです。

 言うなれば単にお金が無いのに加え人間関係や工夫する為の知恵・知識が無い状況が貧困と言えるのではないでしょうか?

熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実 (ナックルズ選書)P30,31より
-ご両親は普通の方ですよね
安西 え、はい。でもうるさいのはうるさかったですよね。あと弟と妹がいるけど、家族のことはよくわからない。もう、付き合っていないので。断絶しちゃっています。
-どうして断絶しちゃうのですか?生活が苦しくなったら、助けてくれるのは家族しかいないじゃないですか
~中略~
結婚しなくてもだれか男を捕まえておけば、普通の生活が送れたのに。33年間もカラダを売らなくてもとかったし、今みたいに追い詰められることもなかった
 さてそんな貧困女性に対して、アドバイスするとすればどんな言葉が出てくるでしょうか?上の引用はもともと風俗系のライターで、一時期介護事業に手を出し、現在風俗と介護と言う貧困女性の多い業界のライターとして活躍している中村敦彦氏の著作から、中村氏が50歳を過ぎて貧困に喘ぐ風俗業で働く女性に対して行ったインタビューからです。ずっと風俗産業にいて、いざと言う時に自分を支えてくれるような人間関係を築けずにいた女性に対し「助けてくれるのは家族しかいない」、「結婚しなくても男性を捕まえておけば普通の生活を送れたのに」と言うのはぶっちゃけているなと思うと同時に女性にとっては親などの家族と結婚と言うのが貧困に陥った際にそれから脱出するよすがと言うのは確かにありきたりではありますが、多くの貧困女性を見てきた人の言葉と考えると重いです

女性手帳 のナンセンスぶりについて  @ttogetherより
桃山きなこ @Lilith_sexC 2013-05-05 14:55:33
よくわからんが、女性手帳とかわけのわからんものを作ると言い出した国のお偉いさんは誰か知らんが、月収20万で孤独の中赤子を産み育ててみろよと思う。この御時世、親子の仲すらも希薄になった世の中で如何にそれがハードルの高い事か実感すればいいのでは。
野洲 @yamaotoko 2013-05-05 14:56:51
そもそも、「女性手帳」で少子化が抑制できると考えてる時点でもうね。
 しかし多分こういった事を公的に啓蒙しようとすればどうなるのか、4年前に話題になった女性手帳の話が思い出されます。女性手帳と言うのはNHKのドキュメンタリー番組で高齢出産のリスクが話題になり、その結果と言うわけではないでしょうが女性に高齢出産のリスクなどの妊娠に対する知識の共有を目的として発行するものと理解していたのですが、女性たちの反発を受けて結局実現しなかった施策です。確かにデリケートな面ではありますし、雇用などの対策の方が重要ですが、とは言え学校を卒業した女性たちに正しい妊娠に対する知識を教育する場所が無いのに対処するのはまた別問題として必要だったともいます。


安倍政権の女性施策は勘違いばかり女性に不利な働き方のルールを変更せよ @WEBRONZA 2014/12/27より

 安倍政権が誕生してから、次々にうちだした「女性向け政策」なるもののカンチガイ度にもおどろく。

 まっさきにうちあげたのが「女性手帳」だった。少子化対策で「卵子は老化する」という啓蒙キャンペーンを実施、早めに子どもを産んでほしいと呼びかけたが、「産みたくても産めない状況を変えるのが先」と世論の猛反発を受け、この案はひっこめた。とはいえ、今でも「自分が産めよ」という都議会セクハラ野次や、柳澤元厚労相の「産む機械」発言に見られるように、女は子どもを産んでなんぼ、という女性観はなくなっていないし、何より出産はもっぱら女の問題、という見方も変わっていない。

 中でも性質が悪いのは大学教授等の本来問題解決につながるような専門知を提供するような人たちもただ反発するだけでまともな提言1つしていない事でしょう。上の引用は元東大教授の社会学者である上野千鶴子氏の書いたもの、個人的には文句をつけても何の解決策も提供しない様子を見るとあきれ果てるものがあります。
 これが貧困問題だったらどうでしょう。政府など外の存在が何も有効な手を打てなければ
人間関係の問題=きちんとした親等の家族を持っている人が救済されやすい
知恵・教育の問題=きちんとした親などの家族を持っている方が救済されやすい
 と考えれば貧困から救済されやすいのはやはり親がきちんとしている人で逆に親がきちんとしていなければ貧困は連鎖していく、それは果たして正しい事なのでしょうか?
 もはや文句ばかり言う名ばかり知識人やそれに煽られる人たちの文句はある程度無視して取り組まなければならない問題があると感じるのは気のせいでしょうか?


 

人気記事ランキング201709

さていきなりの総選挙で3日の更新となってしまいました。先月も似たようなことを書いていたような気もしますが気のせいです。それでは先月のランキングです。

1. Choose or Loose 横須賀市長選挙2017~アーティスト村とコミュニティバス~ 
2. Choose or Loose 横須賀市長選挙2017 ~プロローグ 上地克明と田川誠一~ 
3. 2つの東京とヨコスカの現在・過去・未来~Choose or Loose 横須賀市長選挙2017エピローグLast~
4. 吉田雄人の遺産と林伸明の危惧~Choose or Loose 横須賀市長選挙2017エピローグ2~ 
4. 朝鮮情勢は複雑怪奇~戦後の終わりに考える2017~ 

 さてここ最近のお約束、横須賀市長選挙絡みの記事が上位4つを占拠しました。ただこれまで注目されてこなかった地味な記事が多いかなと言うのが正直な印象です。

Choose or Loose 横須賀市長選挙2017~アーティスト村とコミュニティバス~
 1位はコミュニティバスを扱ったこの記事です。さすがにすぐ状況が動くとは思えませんが、何も動きが無いのはさびしい限りです。ちなみに横須賀絡みだと以下の様な事がありました。

「横須賀ナンバー」の導入に関するアンケート調査を実施します(市長記者会見)@横須賀市役所
国道357号線「夏島延伸」実現に前進@タウンニュース2017/9/29

 なんと言うか道路や車絡みの話ばかりで鉄ヲタ的には微妙な感じもします。上地市長もう少し公共交通に関心を持ってください!!

Choose or Loose 横須賀市長選挙2017 ~プロローグ 上地克明と田川誠一~
 2位は上地克明市長の師にあたる田川誠一氏を取り上げた同記事、盟友だった河野洋平さんの息子である河野太郎大臣、ライバル小泉純一郎の息子である小泉進次郎議員の活躍と希望の党・民進党の騒動を元祖保守系新党の重鎮が生きていたらどう語ったのか聞いてみたいような見たくないような複雑な気持ちです。

2つの東京とヨコスカの現在・過去・未来~Choose or Loose 横須賀市長選挙2017エピローグLast~
 最後に書いた記事だけに中々ランキング入りしなかった記事、ある意味長い間書きたかった横須賀の歴史的地政学的な記事、横須賀や横浜だと歴史=近代史と言ったイメージが地元にはあるのですが、中世の東京であり、東国の武士にとってのある意味象徴的な街である鎌倉に隣接している両市の中世史と言うのも興味深いものではないでしょうか?

吉田雄人の遺産と林伸明の危惧~Choose or Loose 横須賀市長選挙2017エピローグ2~
 これも地味でランキングに縁のなかった記事、敵対勢力からは「選挙の天才(要は議会など市長のメインの仕事はおざなりに選挙対策ばかりやる)」と呼ばれた吉田前市長のマメな駅立ちと言うのはメディア受けを狙う新党やスター政治家ばかり注目される昨今、真っ当な爽やかさを感じさせます。また共産党が勝ち目などないのに基地問題を埋没させないために候補を立てた信念と言うのも重いものを感じます。

朝鮮情勢は複雑怪奇~戦後の終わりに考える2017~
 最後に入ったのはこの記事、ちなみにタイトルは記事を書いていての感想だったりします。個人的にはかりに韓国と北朝鮮が合併して順調に成長していけば少なくともフランス辺りには負けない規模と存在感を持つ国になれるのではと感じるのですが、多分そうなってもなお、日本・アメリカ・中国・ロシアと言う規格外の大国に囲まれているのであまり状況が変わらないような気がします。
 そんな状況でも独立国であり続けたいと言うのがあの半島地域の国家のアイデンティティであり、大国に利用され放題でもそれは変わらない。それを無視して対応はできないだろうなと言うのがあの記事を書いての感想です。

 さていかがだったでしょうか?知り合いからこんなイベントのお知らせが入ったので紹介しておきます。もしお暇なら参加してみてはいかがでしょうか?
10月7日(土)8日(日)
全国まちづくり会議2017IN横浜
場所:横浜市立大学(京急線・シーサイドライン金沢八景駅下車徒歩)
時間:7日13:00~19:00、8日9:30~17:00
基調講演:西田司氏(株式会社オンデザインパートナーズ代表)
鼎談・パネルディスカッション | 西田司氏、園田聡氏(有限会社ハートビートプラン)、高見沢実氏(横浜国立大学教授)
公共交通フェスタ〜どうする?横浜郊外部の身近な“足”
ワークショップ! ヨコハマ(再)発見(Re)DISCOVER YOKOHAMA<参加者募集中>
ポスターセッション+プレゼンタイム
市民力を引き出す工夫~ヨコハマ市民まち普請事業の成果とこれから~
ものづくりまちづくりフォーラム〜鶴見川中流域工場街の未来型を考える
e-job事業に参加のメリットはあるのか?
子育ちとまちづくり〜「まちで育てる」ための保育施設とまちとの関係
都市デザインを今、レビューする〜横浜にみる、都市デザインのこれまでとこれから〜
グリーンインフラをまちづくりで活用する
第12回日本都市計画家協会賞〜優秀まちづくり賞等団体プレゼンテーション
創造都市と黄金町のまちづくり
エコロジカル・デモクラシーの可能性
地域まちづくりを考える〜横プラが総力戦でお届けする横浜・おもてなし講座
横浜から考える「うみみらい都市」
大学・教員はまちづくりに役立っているか
『農』を活かすまちづくりのための制度改革の提言
交流懇親会(有料)



Choose or Loose衆院選2017プロローグ~メディアの風を願う人たちと大義や政策を説く人たちの戦い~

冒頭解散、総選挙 自民VS希望、政権選択へ 来月10日公示、22日投開票@毎日新聞2017/9/28より
 衆院は28日午後の本会議で解散された。政府は解散後の臨時閣議で、衆院選を「10月10日公示-22日投開票」とする日程を決める。安倍晋三首相は選挙戦で、消費増税の増収分を幼児教育無償化などに振り向ける使途変更を通じた「全世代型社会保障」や憲法改正の推進を掲げる。一方、民進党の前原誠司代表は同党を事実上解党し、小池百合子東京都知事が率いる希望の党への合流を進める。多くの選挙区で自民と希望が対決する「政権選択選挙」となりそうだ。

 さてまさかこの時期に衆議院が解散されました。

セ・パ公式戦

 投票日は10月22日、福岡を拠点とするソフトバンク、広島を拠点とする広島と言う2球団がちょうどクライマックスシリーズファイナルで戦っている最中、西日本に強い基盤を持つ自民党に不利なのではとも感じます。

民進、見切り発車 歴史「リセット」拍手で了承 希望と合流@毎日新聞2017/9/29より
 民進党は28日、希望の党への合流に向けて見切り発車した。同日に非公開で行われた両院議員懇談会では、希望側の候補者選定などに関する質問が相次いだが、前原誠司代表は「私と小池氏で調整してしっかりやる」などと述べるにとどめ、民進側の要求が通るかは不透明だ。それでも党勢低迷から抜け出せない民進党は、背に腹は代えられない。
 冗談はともかく、この選挙の最も大きなトピックは野党第一党である民進党が小池東京都知事が選挙直前に結党した希望の党に合流すると、民進党党首前原氏が言い出したことでしょうか?「自民党の独走を止める」と言う前原氏の立場から考えるとこの選択肢しかなかったという事なのでしょう。しかしさすがに野党第一党が結成間もない新党に吸収されると言うのは過去にも聞いたことがありません。

山尾幹事長を断念…党内反発受け 大島氏起用へ@毎日新聞2017/9/5
 民進党の前原誠司代表は4日、山尾志桜里元政調会長(43)の幹事長起用を断念し、代表代行に内定していた大島敦元副総務相(60)を幹事長に充てる方針を固めた。~中略~
 山尾氏は検事出身で衆院当選2回。前原氏は若手論客の抜てきで人事刷新をアピールしようとしたが、10月の衆院3補選や次期衆院選を控え、代表選で前原氏を支援した複数の党内グループから「経験の乏しい山尾氏で対応できるのか」などと反発が出たため、再考せざるを得なくなった。

  さて前原氏及び及び民進党が何故この様な選択を行おうとしたのでしょうか?個人的には前原代表が就任当初打ち出した山尾幹事長の人事の失敗の延長線上にあると思います。確かに山尾氏は「保育園落ちた日本死ね」と言う匿名ブログの言葉を持ち出して保育園政策の充実を求めた人物で間違いなくメディア受けはしていた人です。それが党内の反発で幹事長になれなかったのは単なる党内のベテラン議員の嫉妬からでしょうか?

横浜市長選で現職・林文子市長を、民進・山尾しおり議員が応援~その反響 @togetherより
@KouTM
林文子 = 自公推薦、山尾志桜里推薦、牧山弘恵推薦
伊藤大貴 = 元民進市議
長島一由 = 元民主衆議院議員
なんじゃこりゃwww


 7月に行われた横浜市長選挙で伊藤前市議、長島元衆議院議員と民進党に縁のある候補が立候補しているのにもかかわらず現職の林市長を応援したと言う件が幹事長と言う選挙等で中核となって調整等を行う役職を行う人物として好ましくないとが判断されたと考えると非常に納得がいきます。

  候補者名得票数 
1 林 文子     598,115 自公推薦
  長島+伊藤  527,562 
2 長島 一由     269,897 元民進市議 
3 伊藤 ひろたか257,665 元民主衆議院議員 
表:2017年横浜市長選挙各候補者得票数(横浜市選挙管理委員会HP参照)

 選挙結果を見ると「民進系候補が一本化できていれば・・・」と感じる部分があります。現職が圧倒的有利と言われる市長選挙で現職を破って新市長を誕生させていれば最近維新によって大阪、都民ファーストの会によって東京の政治基盤が切り崩されている中で大きなアドバンテージになったでしょうし、負けても接戦であれば東京・大阪に次ぐ大都市で存在感を示せていたでしょう。幹事長に向いている人物と言うのはこういった選挙で勝てそうだからと現職を応援する人でなく、困難はあってもこの「民進系候補が一本化できていれば・・・」を実現する、少なくともそれを目指す人だと思います。

横浜市長選で現職・林文子市長を、民進・山尾しおり議員が応援~その反響 @togetherより
・山尾志桜里さん林文子の応援に立ってしまいガッカリ…
・横浜市長選、林文子の応援になんで、民進党山尾しおりがいるの?裏切られた感じ
・山尾志桜里さんに聞きたい。横浜市長選で、現職の林文子を応援している理由を教えてほしい。
・稲田辞任よりも、蓮舫辞任よりも、こっちの方が衝撃デカイな。横浜市民としてはありえない感。
・蓮舫さん辞任よりも何よりも、わたし的には山尾さんがカジノ推進の現職・林文子横浜市長の応援に立ってたことがショックだ。いったい何故…? この裏切られ感をどうしたらいいのか。

 何より大きいのは長島候補や伊藤候補を応援していた民進党支持者、また林市長に反発する潜在的な民進党支持者に反感を与えた事でしょう。

2021シナリオ(案)@長島 一由HPより
2013年に「待機児童ゼロ」を宣言した横浜市ですが、求職中の家庭、育児休業中の家庭なども待機児童から除外していたため、「横浜市ならば保育園に入ることができる」と引っ越したけれどやっぱ入れなかったという話をよく耳にします。~中略~
また、働きながら育児する環境拡充の一環として、横浜市では中学校で給食を実施していないという改善課題があります。2014年度の文部科学省集計では全国公立中学校の完全給食実施率は87.5%で、牛乳給食を含めると93.7%になります。しかし、横浜市では中学校給食は実現していません。なお、全国で20存在する政令都市中、川崎市が2017年12月全校実施、堺市も実施を表明しており、政令市で中学校給食に消極的なのは横浜市だけとなってしまいました。
最高にワクワクする横浜を、つくろう@伊藤 ひろたかHPより
1.これからの横浜を支える子育て支援・公教育の学力向上 ~教育・子育て~
人口減少社会、少子化という中で、これからの横浜を支えていくのは、今働いている世代であり、これから大人になっていく子ども達です。働く女性が増え、共働き世帯が増えていく中で、安心して子育てできる環境づくりとと、子ども達の充実した公教育環境は非常に重要です。中学校給食の実現や、英語教育の拡充などに取組みます。

 

 更に書くとこの選挙の争点としてIR、政治的にはカジノと呼ばれるものばかりが注目されがちですが、もう1つは民進系の長島・伊藤両候補が挙げている中学校給食を中心とした子育て環境の改善に関わる事でした。横浜市の林市長と言えば「待機児童ゼロ」で有名なので一見この分野に熱心な方に見えますが、「待機児童ゼロ」と言うフレーズ自体、休職中の家庭や育児休業中家庭を除外して「隠れ待機児童日本一」と呼ばれる程でしたし、横須賀を含む周辺市町村がどんどん実現する中で中学校給食に消極的な姿勢と言うのはやはり子育て世代に優しいかと言われたらそうでないと判断する人は多いように見えます。そういった候補を積極的に応援している様を見ると「保育園落ちた日本死ね」と言う山尾氏をスターダムに押し上げたキャッチフレーズも単なるメディア向けの受け狙いに見えてきます

 前原氏がそういった状況の山尾氏を幹事長にしようとした背景を穿ってみれば「支持者の地道な掘り起しはどうでも良いとにかくメディア受けする人を前面に出してメディアによって風を作り選挙に勝つ」と考えていたのではと感じます。そしてその延長線上に山尾氏とは比べ物にならない程メディアに注目され、実際に自民党に勝った小池都知事率いる希望の党への合流があるのではないかと感じます。

小泉進次郎氏「小池さん出てください」出馬呼びかけ@日刊スポーツ2017/9/28
  「小池さん、(衆院選に)出て来てください!」

 自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は28日、衆院解散後、報道陣の取材に、都知事のままか、衆院選出馬するかを明言しない小池百合子・東京都知事に対し、出馬するよう、挑発するように呼び掛けた。

 「私は、小池さんに選挙に出てほしい。小池さんが選挙に出て戦ってくれた方が、有権者も(構図が)いちばん分かりやすい」と、理由を説明。「(都知事と新党代表の二足のわらじについて)『運動靴とヒールを履き分けて』といわれていますが、分かりやすく、『ひとつのくつ』をはいて、出て来てください」と、皮肉まじりに述べた。

 さてそんな前原氏に選ばれた小池氏に対し小泉進次郎氏が衆議院への立候補を皮肉交じりに進めています。

小泉進次郎と藤野英明が学ぶべきもの~Choose or Loose 横須賀市長選挙2017エピローグ3~より
 もう1つは自分の政策に反発しそうな人から説得する事、これは真っ先にはいふりのファンの所を訪れた上地新市長から学ぶべきところです。はっきり言って正論でねじ伏せようとしたら反発する人は反発を強めるだけと言う面があります。上地市長はファンの所を訪れたところでファンを完全に味方につけたわけではないですが、少なくとも敵対するのは防いだのではと感じます。

 小泉進次郎氏と言えば当blog的には横須賀市長選挙で長年の宿敵(?)である吉田前市長にやっと勝った事が印象深いです。そしてその厳しい戦いの中でベテラン政治家である上地市長の地味で堅実な選挙の戦い方の中から大いに学んだのではないかと思います。その前提で言えば「地味ながらきちんと戦えば小池百合子の空中戦には決して負けない」と言う自負を感じます。

共闘の立場に立つ政党、議員、候補者とは連携志位委員長が表明@志位和夫HPより

 日本共産党の志位和夫委員長は29日、横浜市内で、民進党が「希望の党」に合流する方針を決めたことについて記者団に問われ、「これまで一緒にたたかってきた市民のみなさんに対する重大な背信行為だ。また公党間の信義にもとる行為だといわざるを得ない」と批判するとともに、「私たちは、市民と野党の共闘で日本の政治を変えるという大方針は揺るがず貫いていきたい。勇気を持って、共闘の立場に立つ政党・議員・候補者とは連携をしっかりしていきたい」と表明しました。

 志位氏は、「希望の党」の公認を受けない民進党候補については「原点である安保法制廃止を守って共闘の大義に立って行動しようという方であれば、私たちは共闘を追求したい」と述べました。

 またこの流れの中で民進党から見捨てられた形となった共産党の志位委員長も見捨てられた旗をきちんと掲げこの流れから捨てられた人たちと連携して戦おうとしています。

 さて今回の衆院選挙個人的には「メディアが作り出す風を受ける事で政権を得よう」とする人たちと、「地味ながら筋を通しきちんと政策や大義を説いて支持を得よう」する人たちとの戦いのように感じます。果たしてどちらが勝つのかどのように展開するのか注目したいところです。

P.S.いるかどうかは分からないですがこのblogを読んでいる方で普段TVや新聞ばかり見ている方がいらっしゃいましたら、街に出て候補者の演説を聞き、またネットで直接候補者や政党の政策や考え方を見て判断していただくことをお願いします。


ムジカの国の動画と差別問題


動画:ムジカの海でサーフィンするの図

 さて個人的には母方の祖父が没した地である宮崎県の北部にある日向市のある動画が一部で話題になっているようです。

1
太田啓子弁護士、日向市のPR動画を絶賛 ← デブやインドア派差別だと批判殺到

・差別かどうか?
 さて今回はこの動画を取り上げて色々書いておこうと思います。先にこの動画で主な論点となっている部分に関して個人的にはこの動画に反発(?)している人たちと同様で
・デブなネットサーファーに差別的な部分は感じるし、実際それに類するコメントを書いている人がいる以上差別が無いとは言い切れない
・ただ動画単独では目くじら立てるほどではない
・が絶賛している人たちはそんな動画を不快だと炎上させて結果的に削除させてしまった例もある、そのダブルスタンダードぶりは問題であり、表現の自由への侵害であるのでそこは考えてほしい

 と言った感じでしょうか?


・この動画のメインターゲットを考える
2
写真:主役のネットサーファーの青年 
YOU TUBEページより
2016/11/30 に公開

リラックスサーフタウン宮崎県日向市の魅力を伝える
3分間のサーフムービーをつくりました。
ネットサーファーの青年が本物のサーファーになっていく成長物語を
ゆったりした気分で楽しんでください。



 さてこの動画を論じていきましょう。まずこの動画の舞台である宮崎県日向市の状況を書きたいと思います。

日向市@Wikipedia
より
日向市(ひゅうがし)は、宮崎県の北東部に位置するである。
~中略~
  • 面積:336.29km2
  • 人口:64,323人
    • 男性:30,735人
    • 女性:33,588人
  • 世帯数:28,002世帯
  • (2011年10月1日現在)


     宮崎県日向市は宮崎県北東部にある人口6万人ほどの都市であり、名前の日向は宮崎県の旧国名である日向から来ています。

     総人口男性女性人口性比
    年少人口(~14歳)924547634482106.27
    生産年齢人口(15~64歳)38055185611949495.21
    生産年齢人口(15~64歳)@横浜235733512084381148897105.18
    老齢人口(65歳~)155636392926169.02
    合計63223   

    表:日向市の人口2010年国勢調査 統計ひゅうが(平成25年度版)より 横浜市は2017年1月 横浜市統計ポータルサイト 年齢別人口(平成29年1月1日現在))より)※人口性比:女性の人口を100としたときの男性の人口

     日向市の人口をみて一番興味深いのは男女の人口比(人口性比)が非常に偏っている事です。横浜市と比較すると横浜市の場合現役世代の性比は大体男性が女性より5%ほど多いですが、日向市では逆に男性より女性の方が5%多くなっています。

    人口出生率未婚率男性未婚率女性出生率順位
    福岡県51031.52 33.8 27.2 26
    佐賀県8331.64 35.4 23.2 8
    長崎県13781.67 34.8 24.2 6
    熊本県17871.68 32.8 24.1 5
    大分県11671.59 35.8 24.6 14
    宮崎県11041.71 24.6 24.7 3
    鹿児島県16491.70 27.8 23.1 4
    九州合計130211.61 32.5 25.2  
    表:九州地域出生率と未婚率(男性を結婚と言う投資にいかに引き戻すのか~出生数回復の切り札~より
    (未婚率は35~39歳国勢調査、出生率は平成27年(2015)人口動態統計(確定数)の概況@ 厚生統計要覧より作成 ))

     そしてその結果を未婚率から読み解くとものすごい事になります。上は前に作った記事からの引用で日向市でなく宮崎県の結果ではあるのですが、30代後半で見ると男性の未婚率は全国最低なのに女性の未婚率は全国平均以上で日本で唯一30代後半の女性の未婚率が男性のそれを上回っている県なのです。

     200720082009201020112012
    男性-111-64112-4615-139
    女性-106-99-910-121-214
    合計-217-163103-36-106-353
    女性-男性5-35-12156-136-75
    表:日向市の男女別人口社会増減(統計ひゅうが(平成25年度版)より)

     ちなみにこの未婚率の統計の出る前ですが、日向市の人口の社会動態を見ると実は女性の流出が目立っています。これは2つの事が原因ではないかと考察します。
    ・高齢者世代で夫を亡くした単身女性が市外に流出した子供世帯に引き取られる
    ・結婚もしていない、かと言って単独で経済的自立が出来ない中年女性が親世代の経済的援助の限界が来て「食っていける」仕事を求めて福岡・鹿児島・熊本または本州の大都市などの流出する

     これらの要因から考えると、日向市としては「余所の地域から移住を求める、特に都会でネットサーフィンをしている若い世代の男性に」と言うのがこの動画に託した思いなのではと感じます。

    ・サーフィン動画で描けて無い事(動画を評価する)
    3
    写真:サーフィンをするのは良いがどうやって食べていっているのだろう?

     さてこの動画をどう評価するかと言えば「余所の地域から移住を求める、特に都会でネットサーフィンをしている若い世代の男性に」と言う目的から考えると個人的には余り評価できないと言うのが正直な所でしょうか?
     まずこの動画を見て一番違和感を感じたのはサーファーになる青年が働くシーンが全くと言って描かれなかった事、これは意外に致命的なような気がします。


    写真:軽井沢に集う若者を描いた漫画軽井沢シンドローム

     海ではなく山なのですが若い世代の移住と言われて思い浮かんだのは上の漫画軽井沢シンドローム、この作品は1980年代を舞台とした作品ですが、その息子世代を主人公にしたSPROUTと呼ばれるシリーズが2005年前後に発表されています。どちらも主人公とケンカしたキャラが軽井沢に移住してくるのですが1980年代を描いたメインのシリーズが例えば警察を辞めたり、暴走族を解散させたキャラが、何となく探偵事務所を始めるみたいな状況だったのが2000年代が舞台のSPROUTではもともと「和洋中ハイレベルでこなせる板前」で割烹店に勤めたり、「フィギュアを作ってネットで販売する」事で食えるキャラだったり、要は「移住したけどどう食べるのか」と言うのがきちんと描かれています。そしてその詳細さと言うのは最近の方がやはりきちんとしている。
     こういったCM動画の世界がどうかはわかりませんが漫画は確実に相当競争の激しい世界であり、そこで地方を描くのにはそこは抜かせない事を考えると評価できないのが1つ。

    DSCN1582
    写真:宮崎から博多に直通する特急「にちりんシーガイア」に使われる787系
                                                                                                                  
     日向市発着特急所要時間始発到着終発発車
    ~宮崎・南宮崎50'426:2723:49
    ~宮崎空港140'526:3421:37
    (鹿児島中央)  9:2121:06
    合計19   
    ~延岡60'167:0522:27
    ~大分122'159:0920:18
    博多24'2211:2817:57
    合計19   
    表:日向市駅を発着する目的地別特急列車本数(JTB時刻表2017年3月号より)

     もう1つ考えなくてはならないのは日向市の立地です。上は日向市のターミナルである日向市駅に発着する特急列車の運転区間をまとめたものです。一般的に九州・四国・北海道のJR特急はそれぞれの地域の中心都市である博多・札幌・高松(岡山)へ向かうのが基本なのですが、日向市からは博多に直通する特急は1日わずか2本しかありません。多くの場合は大分で博多行き特急に乗り換えられるので、実質的には12本ともいえるのですが、直通させていないという事はニーズが少ないという事なのでしょう。一方で注目したいのは宮崎空港行きが14本あるという事で、日向市~博多の所要時間が4時間30分近いという事を考えると、この地域から博多をはじめとする大都市に向かうのには基本飛行機を利用すると言う立地であり、「気軽には決していけない場所」という事です。

    海女キャラ「碧志摩メグ」ポスターの今と、志摩・鳥羽のおすすめ巡り @together
    『まいてつ』聖地巡礼の旅美少女ゲーム研究会 R

     その「気軽には決していけない場所」に移住以前に一度でも向かわせるにはやはりコンテンツに大きな求心力が必要となってきます。上の2つのリンクはどちらもサーファー動画に絶賛されたのとは対照的に同じような論理で批判され一部プロジェクトに支障が出たコンテンツのファンがそのコンテンツを応援するために聖地巡礼したものです。下の「まいてつ」に関しては日向市程ではないですがやはり交通が便利とは言い難い熊本県人吉市ですがやはり訪れる人が出てきています。
     一方大絶賛されているこのサーファー動画ですが、これをきっかけに現地を訪れたと言う人はネットでは全く見る事が出来ません。もしかしたら行っている人はいるかもしれませんが、少なくとも大絶賛している人たちがいったわけではないと思われます。そういった意味でも作り手の目的には間接的にも貢献できていないと言う意味でも評価できないわけです。

    ・おっさん視点の作品
    サーフィン人口は減っているのか@サーファーの豆知識より

    で思うのは、サーファーの数はほとんど変わっていないということ。そうです、サーファーの数はけっして減っていないと思います。どうしてでしょう。これも逆に不思議ですね。理由の一つは、30年前にサーフィン始めた人たちがそのまま続けているから。それだけサーフィンには中毒性があるという証拠です。あとはサーフポイントはゲレンデに比べて数がたくさんあるし、入場無料だからでしょう。

    ただ、このまま少子化が進めば、やがて間違いなく日本のサーフポイントはガラガラになるはず。サーファーで最も多い世代(40~50歳代)があと10年もすればどんどんリタイアしていくでしょうから。私もいつまでサーフィンを続けていけるのか、ときどき思ったりします。


     もう1つ感じるのは「失恋したのをきっかけに海へ」「サーフィンで成長」と言うテーマは非常におっさんくさいと言うか前時代的だなぁという事です。上の記事はあるサーファーさんによる日本の現状のサーファーの状況です。「サーフィン=若い人のスポーツ」と言うイメージですが、今サーファーのメインは40代以上の中高年だそうです。コンテンツを考えても例えばTUBEやサザンオールスターズが「夏」や「サーフィン」のイメージで売っていたのは1990年代でそこから先彼らのようなやり方で売れた音楽や映画と言うのは正直な所思いつきません。失恋に関しても1990年代は確かに恋愛が大きなテーマとなった作品は多かったと思いますが最近はどうでしょう?そういった意味でテーマ段階でやり方を間違ったと言うほかありません。

    ・隠れたもう1つの差別への懸念


    動画:もう1つの日向市移住PR動画
    ヒュー!日向

     さてここからは視聴者と言う意味ではなくもし作り手やその周辺だったらと言う視点で書いていきます。動画事態に関しては少なくとも批判するレベルの差別性は感じなかったのですが少し範囲を広げてみてみると少し引っかかる部分があります。具体的に言うと外国人の扱いです。

    ジョナス滞在記

     もともと話題になった動画はヒュー!日向と言うプロジェクトの一環として作られたらしいのですが、そこにイラストなどを提供しているストックホルム出身でシドニー在住のジョナスクレナッソンと言う人物のコーナーがあります。一見サーファーの聖地として、多くの白人が移住してきたのではと思い調べてみると

     韓国・朝鮮中国フィリピンインドネシアアメリカその他総数
    20054333722515170
    201041534233845222
    男性2018232824104
    女性2135401021118
    表:日向市の外国人人口(統計ひゅうが(平成25年度版)より)

     実際日向市に在住している外国人の大半は韓国・朝鮮、中国・フィリピン・インドネシアとアジア系となっています。一方日向市で作っているPR動画に彼らが出てくることはありません。もし彼らやまた彼らの母国民が「日向市はアジア系外国人を余所に見せられない「穢れた外国人」とみている」と言ってきたらどうするつもりでしょうか?
     もし私が制作側にいたら間違いなく口酸っぱく言うと思います。「彼らに何らかのフォローをしておけ」と、もしかしたらアジア系外国人がみな「見られたくない」と言う可能性はあります。それだったら仕方ないかもしれませんが、それでもジョナス氏を出すのであれば移り住んできたアジア系の外国人も出来るだけ出すと言うのは差別を避ける、あるいは見る側に正確な情報提供をすると言う意味で作る側がきちんと考え続けるべきテーマだと思います。

     個人的には少なくともこの動画を「差別を克服した素晴らしい動画だ」と絶賛している人たちに対しては「差別に鈍感な人だなぁ」と思わざるを得ませんが如何でしょうか?
     

    人気記事ランキング201708

     さてさて終戦記念日特集の遅れを受けて8日になってしまいましたが今月も月刊ランキング行ってみましょう。

    1. Choose or Loose 横須賀市長選挙2017 ~プロローグ2 市長吉田雄人の光と影~
    2.Choose or Loose 横須賀市長選挙2017~アーティスト村とコミュニティバス~
    3. Choose or Loose 横須賀市長選挙2017 ~プロローグ 上地克明と田川誠一~
    4. Choose or Loose 横須賀市長選挙2017~人口減少と京急~
    5. イベント見聞録2016/1/9前橋初市まつり2016

     更新が少ないせいで実質的な最新記事が市長選挙特集だったせいか上位4記事を横須賀市長選挙関連記事が独占しました。

    中小の事業承継後押し 横須賀市と経済界連携 来月にセミナー /神奈川@毎日新聞2017/8/31より
     横須賀市と横浜銀行、かながわ信用金庫、湘南信用金庫、横須賀商工会議所が連携し、後継者不足で悩む中小企業の事業承継を支援するセミナーを9月5、13、19日の3日間、同商工会議所(同市平成町2)で開く。地域経済が低迷する中、中小企業の減少に歯止めをかけ、将来性のある事業や優れた技術の維持を図る狙い。事業承継に金融機関など経済界や自治体が連携して取り組むのは珍しいという。
     
     さて市長選挙で上地現市長が重点政策として掲げていた中小企業対策ですが、個人的に提案していた京急を巻き込んだファンドではないですが動きがありました。横浜銀行、湘南信金、かながわ信金、商議所などが連携して取敢えずセミナーを行うようです。個人的には横須賀にとって有力な地域投資ファンドともいえる京急を巻き込んでくれるとなおよいですが、この動きは歓迎したいと思います。

    京急電鉄、横須賀YRPに大型複合商業施設を誘致 @ヨコスカ経済新聞2017/8/28
    横須賀・どぶ板通りにVRカフェ「Goon Dock」 仮想現実を体験@ヨコスカ経済新聞2017/8/11
    Goon Dock

     また撤退の話が多かった横須賀の商業施設ですが新たな施設や店舗の開業・進出の話も出てきています。郊外なのが残念ですがYRPにショッピングセンターが進出、どぶ板通りにVRカフェが出来ました。どちらも末永くヨコスカを盛り上げるのを願うばかりです。

    5. イベント見聞録2016/1/9前橋初市まつり2016

     さて久々に横須賀市長選挙以外の記事がランキングに入ってきたのですが、何故か1月のイベントである前橋初市まつりの記事でした。イベント見聞録もネタはあるのですがなかなか更新できず皆様のご期待に応えられていないなぁと心苦しい限りです。

     ちなみに前橋の大きなお祭りとしては気が早いですが来月7・8日の両日に前橋まつりがおこなわれますのでそちらも楽しみにしておいてください。

    【第69回前橋まつり】平成29年10月7日(土)・8日(日)開催@前橋市


     さて筆者がなかなか更新できない言い訳ではないですが実は先月は下のサイトの協力をしていました。

    BUS PORTAL yokohama

     ちなみに協力していた記事は以下になります。

    ◉バスに乗って行ってみよう その2 ~名曲のふるさと 港の見える丘公園~
    ◉バスに乗って行ってみよう その1 ~街なかのオアシス 野毛山動物園~

     もし私の関わった記事に興味があると言う酔狂な方、また横浜に遊びに行きたいと言う方はご覧になってください。


    朝鮮情勢は複雑怪奇~戦後の終わりに考える2017~

    北朝鮮が弾道ミサイル発射 日本上空を通過@朝日新聞2017/8/29より
    北朝鮮は29日午前5時57分ごろ、平壌近郊の順安(スナン)地区から弾道ミサイル1発を発射した。韓国軍合同参謀本部が発表した。日本政府は、北朝鮮からのミサイルが北海道・襟裳岬東方の太平洋上に落下したと発表。全国瞬時警報システムJアラート)は、北海道、東北、北関東など12道県の住民に避難を呼びかけた。

     北朝鮮が弾道ミサイル発射、筆者もそうですが、この日はJアラートの警告音で目覚めた方は多かったのではないかと思います。


    英空母、南シナ海派遣へ 日英首脳会談、北朝鮮非難も@朝日新聞2017/8/31

     さてそれを受けてさすがに制裁の話が挙がっています。とは言え、終戦記念日の近くという事もあり、当初の予定を変更してはっきり言って詳しいわけではないですが朝鮮地域の近代史から少し北朝鮮について考えて見たいと思います。

    朝鮮の歴史@Wikipediaより 
  • 1876年 明治新政府と日朝修好条規を結ぶ
  • 1882年 米朝修好通商条約。大院君扇動による壬午軍乱(壬午事変)が失敗し、清政府と中朝商民水陸貿易章程を締結
  • 1883年゜米朝の友好関係構築のためアメリカへ初の朝鮮政府訪問団を送り、朝鮮には初のアメリカ公使が駐在する。
  • 1885年 巨文島事件露朝密約事件(第一次)。
  • 1886年 露朝密約事件(第二次)。
  • 1888年 露朝陸路通商条約
  • 1894年 甲午農民戦争(東学党の乱)。大院君派と閔妃派の対立が深まる。日清戦争で陸上戦闘の主戦場となる。甲午改革(〜1896年)。
  • 1895年 下関条約成立。朝鮮が独立国であることを確認。朝鮮国から清国に対する貢・献上・典礼等は永遠に廃止される親露反日政策をとった閔妃(明成皇后)が暗殺される(乙未事変)。
  •  さて当blogの名物困った時のwiki頼みという事で一般的に李氏朝鮮時代末期明治政府との日朝修好条規締結~日清戦争の状況です。この時期は冊封体制と言われる清朝への臣従状況だったと言われるのですが、その中でアメリカや日本など李氏朝鮮より早い段階で近代国家体制に移った国家との国交が結ばれています。

    露朝密約事件@Wikipediaより
    露朝密約事件(ろちょうみつやくじけん)とは、19世紀末の朝鮮政府が日本イギリスを牽制するため、秘密裏にロシア帝国と交渉を行い、軍事的援助と保護を求めたとされる一連の事件。1885年(第一次)、1886年(第二次)の二つがある。
     さてここで注目したいのは露朝密約事件、北朝鮮をはじめとする朝鮮地域と言うと冊封体制等から中国の影響が強い国と言うイメージがありますが実はロシアとも国境を接していて中国・日本・アメリカと言った大国に対抗すると言うか、外交的な牽制の為にロシアとの外交交渉と言うのがしばしば出てきます。まるで戦国時代の真田氏の様な動きですが複数の大国に囲まれた小国の戦略は似てくるものなのでしょうか?

    朝鮮の歴史@Wikipediaより 
  • 1897年 日清戦争の敗北を受けて締結された下関条約により、朝鮮は清の冊封体制から離脱し、朝鮮国から大韓帝国と国号を改める。この時冊封国から独立国となるが、韓国は歴史上中国の冊封国であったことを認めていない。
  • ※1904~1905年:日露戦争
    1904年8月23日 第一次日韓協約を結ぶ。

  • 1905年7月29日 桂・タフト協定。韓国には日本が、フィリピンにはアメリカ合衆国が影響力を持つと、相互に認め合う。
  • 1905年11月17日 第二次日韓協約を結ぶ。外交権を失い、日本の保護国となる。
  • 1906年 韓国統監府設置
  • 1907年 国債報償運動ハーグ密使事件高宗が退位し純宗が即位。第三次日韓協約。内政権が日本の管轄下に入る。韓国軍の解散が定められる
  • 1909年 韓国統監府初代統監伊藤博文ハルビン駅にて安重根により暗殺される。朝鮮と清の国境が定まる(間島協約)。
  • 1910年 日韓併合条約を結び、日本併合される(韓国併合)。韓国から朝鮮に国号を戻し、京城に朝鮮総督府が設置される[34]
  •  続いて日清戦争終了後から日韓併合まで、まず興味深いのは日清戦争で大きな被害を受けたのですが、結果的に清国のくびきから逃れ独立国となり大韓帝国と名前まで変えてしまっている事です。とは言え日露戦争に前後して日本への併合の動きが始まり日露戦争が日本勝利に終わると完全併合へと向かっていく訳です。注目したいのはこの動きが日露戦争に前後している所でしょうか?ロシアと戦うのにその間にある国、そして宗主国の目を盗んでロシアと密約するような国はほっておけなかった事がこの動きを生み出したと言うのは重要なのではないかと思います。
    中華民国の歴史@wikipediaより
    中華民国成立

    北京政府とは、1912年から1928年まで北京に存在した中華民国の正統な政府である。北洋軍閥政府ともいう。

    中華民国は、1911年武昌起義に始まる辛亥革命において、1912年1月1日、南京において成立した(なお、国号については黄遵憲の「華夏」、劉師培の「大夏」、梁啓超の「中国」の他に「支那」や「大中華帝国」という提案もあったが、最終的には章炳麟の「中華民国」が採用された)。この時点では、北京に清国が存続しており、「中国を代表する」政府が南北に並存する状況にあった。しかし、同年2月12日に清国の皇帝、宣統帝である愛新覚羅溥儀が退位することによって、中華民国政府が中国を代表することになった。

    南京に成立した臨時政府では、国家元首に当たる臨時大総統孫文であった。だが、孫文は当時国内で最も軍事力を有し、また清朝の全権を握っていた袁世凱と交渉し、南北分裂状態であった中国を臨時政府によって統一させるため、宣統帝の退位、臨時約法の遵守といった条件と引き換えに臨時大総統職を彼に譲った。~中略~
    更には自らが皇帝となることを前提に帝政復活を宣言して国号を「中華帝国」に改めた。これに対して国内外からは非難の声が殺到し、雲南の唐継堯らが倒袁運動を展開(第三革命)したほか、袁の権力基盤である北洋軍閥の諸将からも反発を受けた。このため袁は翌1916年に帝政復活取消を宣言せざるをえなくなり、権威を失墜させ、そのまま同年6月に病死した。~中略~
    中国国民党の設立

    袁世凱の死後、中華民国には中国全土を完全に統治する「統一政府」が存在しない状態が生まれた(1916年 - 1928年)。そのため、軍閥が群雄割拠する軍閥時代となり、同時に大日本帝国フランス共和国アメリカ合衆国などの列強諸国による中国の半植民地化も進行したのである
     さて日韓併合後の歴史で重要なのは韓国よりも周辺国になります。まず1840年のアヘン戦争、1894年の日清戦争で敗戦した清国では政情が不安定になり、1911年に辛亥革命が起き、清国がつぶれ、中華民国が地域を代表する政府になったのですが袁世凱が中華帝国に国号を改めるのですがうまくいかず軍閥が群雄割拠する軍閥時代に突入します。

    ソビエト連邦@Wikipediaより

    ソビエト連邦は、ロシア帝国を倒した1917年のロシア革命を起源とする。ロシア社会民主労働党の多数派で、ウラジーミル・レーニン率いるボリシェヴィキは、臨時政府を転覆させ、ロシア社会主義連邦ソビエト共和国 (1936年、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国に改称) を設立した。この十月革命を皮切りに、革命派の赤軍と反革命派の白軍との間にロシア内戦が開始された。赤軍は複数の旧ロシア帝国領に侵攻し、名目上労働者および小作農の代表として振る舞ったソビエトを通じ、現地の共産主義者の権力掌握を支援した。1922年、共産主義者が勝利し、ロシア、ザカフカースウクライナ白ロシア各共和国を統合し、ソビエト連邦を形成した

    1924年のレーニン死去、トロイカ集団指導、短期間の権力闘争の後、1920年代中頃にヨシフ・スターリンが政権を握った。スターリンは自らに対する政治的敵対勢力を抑圧し、自らが創造したマルクス・レーニン主義を国家イデオロギーとし、計画経済を中心に始めた。結果として、同国は急速な工業化および集団農場化の期間を経験し、後の戦争努力および第二次世界大戦後の優勢性への基盤を築いた。[2]しかしながら、スターリンは政治的偏執病を確立し、大規模で恣意的な逮捕を導入し、当局は、軍事指導者、共産党員、一般市民のような大勢の人を矯正労働収容所へと移送又は死刑を科した。

     続いてもう1つの隣国ロシアでは19世紀から続いていた都市工業労働者と、農民の格差問題、工業化によるストライキが日露戦争あたりを境に大きくなり、1914年に始まった第一次世界大戦とその苦戦により最終的にロシア革命→共産主義国家化につながっていきます。特に共産主義は主要国で大きく警戒されていただけにロシアのような大国が共産主義国家になったと言うのは周辺地域である中国・朝鮮・日本の各地域にも少なからぬ影響を与えます。

    朝鮮の歴史@Wikipediaより 
  • 1919年 三・一独立運動大韓民国臨時政府の樹立。
  • 1920年 朝鮮を日本の食料供給地とする産米増殖計画が始まる。
  • 1920年 シベリア東部のニコラエフスク共産革命が激化し、朝鮮パルチザンが赤軍と協力して日本軍を全滅させる尼港事件が起こる。
  • 1920年 梨本宮方子女王李王家に嫁ぐ。
  • 1920年 満州東部の間島独立軍 (朝鮮)の抗日武装闘争が激化し、間島事件青山里戦闘が起こるが、翌年自由市惨変で壊滅。
  • 1929年 光州学生事件
  • 1931年 朝鮮排華事件。朝鮮から中華街がなくなる。
  • 1933年 朝鮮語学会ハングル綴字法統一案を発表する。
  • 1934年 朝鮮農地令施行。
  • 1937年 白白教事件
  • 1937年10月2日 皇国臣民ノ誓詞が発布される。
  • 1938年 国家総動員法施行。
  • 1940年 2月から8月にかけて創氏改名が行われる。
  • 1941年12月8日 日本がイギリスアメリカ合衆国に宣戦布告。(太平洋戦争大東亜戦争)勃発)
  • 1942年 朝鮮語学会事件
  • 1944年 朝鮮徴兵令施行。

  •  そんな背景を持ちつつ日本統治下となった朝鮮地域の歴史を見ていきましょう。興味深いのは日本が植民地朝鮮半島地域を産米増殖計画等で食糧供給基地として考えていたことや昭和天皇のお妃候補とも言われていた梨本宮方子女王が李王家に嫁いでいる事でしょうか?また日本は1918~22年にかけてロシア革命軍に捉えられたチェコ軍の救出を名目にシベリア出兵を行っているのですが、その最中である1920年に朝鮮バルチザンが赤軍、中華民国海軍と共に日本軍を壊滅させ、民間人を含む現地住民を虐殺して国際的非難を浴びる尼港事件が起きたり、満州地域で独立軍が対日武装闘争を行ったりロシア情勢の影響が朝鮮に及んでいる事が分かります。また1930年代には中国で国共内戦と呼ばれる内戦も盛んになります。
     一方中華民国とソ連の間も共同戦線を張るだけでなくソ連が1929年に旧ロシアが中国国内に持っていた鉄道利権の確保を狙って満州に侵攻して中ソ紛争と言う紛争をお越しソ連が圧勝しています。
     その流れの中日本は1931年に満州事変を起こして満州国を設立し、1937年に日中戦争をはじめて、南京政府と言う傀儡政権を中国に作っています。「欧州情勢は複雑怪奇」と言ったのは1939年に総辞職した平沼内閣の談話ですが、この時期の朝鮮・中国・ロシア極東地域も共産主義化したソ連と国共内戦で混乱する中国など負けず劣らず複雑怪奇だったのはこの時期を語るのには忘れてはならない事だと思います。

    朝鮮の歴史@Wikipediaより 
  • 1945年8月8日 ソビエト連邦が日本に宣戦布告。ソビエト連邦軍朝鮮半島東北部に侵攻。
  • 1945年8月14日 北緯38度線で朝鮮を分割し、日本軍を分割武装解除することを内容とする「一般命令第一号」を、トルーマン米大統領がソビエト連邦に通告。ソビエト連邦も命令内容に同意した。
  • 1945年9月6日 京城府呂運亨らによって結成された「朝鮮建国準備委員会」、「朝鮮人民共和国」樹立を宣言。
  • 1945年9月8日 ホッジ中将の米第24軍団第一陣、仁川に上陸。9日、朝鮮総督府が降伏文書に調印。
  • 1945年9月11日 アメリカ合衆国が南朝鮮で在朝鮮アメリカ陸軍司令部軍政庁を宣布。
  • 1945年10月 アメリカ合衆国が「朝鮮人民共和国」および「朝鮮建国準備委員会」の承認を拒否する。
  • 1945年10月 北朝鮮で北朝鮮共産党臨時人民委員会樹立。
  • 1945年12月 モスクワ三国外相会議。朝鮮半島の英米ソ中の4か国による最長5年間の信託統治の必要性決定。30日、韓国民主党党首の宋鎮禹が金九系の民族主義者により暗殺される。
  • 1946年2月3日 満洲朝鮮義勇軍も加わった通化事件が発生。
  • 1946年2月3日 北朝鮮で北朝鮮臨時人民委員会樹立。
  • 1946年10月1日 南朝鮮で大邱10月事件勃発。
  • 1947年2月20日 北朝鮮で北朝鮮人民委員会樹立。
  • 1948年4月3日 南朝鮮で済州島四・三事件勃発。
  • 1948年10月19日 南朝鮮で麗水・順天事件勃発。
  • 1948年 米ソ両国が、南北にそれぞれ自国の傀儡政権を立てる(8月15日に南側で「大韓民国」(以下、韓国)、9月9日に北側で「朝鮮民主主義人民共和国」(以下、北朝鮮)が樹立宣言。)
  •  
  • 1950年6月25日 北朝鮮の朝鮮人民軍北緯38度線を南侵することで勃発。
  • 1950年6月〜 保導連盟事件。米軍を中心に結成された国連軍が参戦。
  • 1953年7月27日 板門店停戦協定が調印。
  •  そして日本では敗戦とも終戦とも言われる1945年8月15日を迎えるのですが、ここで重要なのは8月8日に日本に宣戦布告したソ連軍が所謂38度線と呼ばれる現在の韓国ー北朝鮮国境まで進軍し現在の分断のベースが出来上がる訳ですが、現地人側からは朝鮮人民共和国の設立が行われますが、米ソを中心とした戦勝国側からの4か国による信託統治により潰れ、この信託統治もわずか3年で米ソの傀儡とは言え現地人による分断政府韓国・北朝鮮が出来て最終的に現在の朝鮮半島の2つの国家が出来上がる訳です。
     ちなみにこの時期の中国は国共内戦の最終段階で最終的に1949年に中華民国が大陸から追い出され、1970年代に中華人民共和国がこの地域の代表国家だと多くの国で認められることとなります。そして朝鮮半島は1950年に北朝鮮が韓国に侵攻して朝鮮戦争が勃発して1953年に停戦して今を迎えます。

     さていかがだったでしょうか?正直な所書いていて訳が分からなくなりかけましたがまとめていてこの地域の近代の歴史及び国の変遷を見ると以下の点が重要なのではないかと思います。
    ・傀儡だろうと、とにかく自分たちの国家を持っていたい朝鮮半島の人達の意思
    ・独立心旺盛の朝鮮地域の人達が頼るロシアと言う大国
    ・戦前の日本、戦後のアメリカ・中国・ロシア3か国の大国同士の前線地域で緩衝地帯となる国家が欲しいと言う思惑
     これらの鬩ぎあいが現在の北朝鮮のミサイルや核実験につながっているのですが、それだけにこれがどのように落としどころを見つけていくのかは見当がつきません。

     最後にリベラルをやると予告しながら予定変更し、記事の書きあがりが遅れたことをお詫びします。


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