
揺さぶられている不動産
さて2025年1月のランキングです。
1.お金の話その5~復活する金利が問うもの~
2.平成の終わりに考える外伝6:「女性」を特別扱いする時代の終わり~兵庫県知事選挙に思う~
3.平成の終わりに考える外伝2:アンペイドワークがペイドワークになったら~逃げ恥婚が語る呪い~
4.平成の終わりに考える外伝5:メディアのラスボスの死が告げる苦く険しい新しい時代
5.令和の大きな宿題その18~中高年独身女性の貧困問題を整理する~
1位には昨年の年間覇者お金の話その5~復活する金利が問うもの~が入りました。
日銀、0.5%に追加利上げ決定 17年ぶり水準@日経新聞2025/1/24
新米出回っても高いまま コメ価格、11月は6割上昇 農水省は静観@朝日新聞2024/12/20
さて先月は日銀の追加利上げが発表されました。実際昨年末のコメ価格の急騰や春闘などでも比較的給与が上がる傾向が見て取れることを考えると仕方ないのかもしれません。
日銀利上げ、住宅ローン返済は平均例で月8000円増@日経新聞2025/1/24
お金の話その6~無造作な利上げが導く負動産から投資への流れ~
とは言え金利復活が本格化する中で住宅ローンへの影響は出て来ると思います。どの程度かは分からないものの特に影響が大きい変動金利でローンを借りている人はある程度余裕がある人が多いと言われている事、返済額の急激な変更は出来ない仕組みだけにすぐに破綻が激増するというのは考えづらいです。
ECB、4会合連続で利下げ決定 停止の議論「時期尚早」@日経新聞2025/1/30
FRB議長「利下げ急がず」 金利維持、トランプ政策見極め@日経新聞2025/1/30
あと注目したいのは欧米に関してはどちらかと言えば利下げを指向している事でしょうか、日銀の発表から1週間ほどたってECBは利下げ決定を発表し、アメリカでは利下げを見送りはしましたが、トランプ大統領は利下げを指向していると言われています。実際政策側も生活側も焦らず落ち着いて状況を見極めていくのが大切なのではなかろうかと思います。
2位には平成の終わりに考える外伝6:「女性」を特別扱いする時代の終わり~兵庫県知事選挙に思う~
が初のランクイン。 2位は昨年話題になった兵庫県知事選挙を取り扱ったこの記事が入りました。
稲村和美はなぜ負けたのか~兵庫県知事選挙雑感~
この知事選挙に関して感想上のリンクをご覧ください。さて当選した斎藤知事、対抗馬である稲村和美双方の政策を見た感想が上の記事のメインですが一言で言えばジェンダーから教育、言い換えるなら若い世代への投資にある種政治的な流行りが移っていくんだろうなと思って書きました。この傾向は今年色んな選挙で実感される方は増えるのではないかと思います。
3位には平成の終わりに考える外伝2:アンペイドワークがペイドワークになったら~逃げ恥婚が語る呪い~が入りました。
逃げ恥は「派遣切りされたけど美人で若いから京大卒の隠キャ男ゲット出来た!」とかいうドラマだろと言ったら全然違うのツッコミ殺到した話@together
正月に「逃げるは恥だが役に立つ」が再放送されたせいかこんな議論が行われたみたいです。原作漫画的には美人を前面に出していないそうなのですが、それを除いてもある意味で理解できる部分ではあります。実際この漫画の主人公が結婚・同棲相手として考えられなければたまに頼む派遣家政婦のおばさんとしてドラマや漫画の物語に展開する物語自体成り立たなかったと思いますし、派遣家政婦さんは貧乏学生に毛が生えた程度の苦しい生活を続けていたというのがこの記事です。正直な所男性版を作れば「なんだこんな男性向けファンタジーが」と言う類の話だなと言うのは感じている人は多いと思います。
4位には平成の終わりに考える外伝5:メディアのラスボスの死が告げる苦く険しい新しい時代が初のランクイン。
フジテレビ会見 異例の10時間超 日枝氏の進退含めた対応焦点@2025/1/28
さて先月は中居正広氏の女性トラブルをきっかけにフジテレビの問題が注目されました。広告出稿企業の撤退によりフジテレビの番組では企業のCMが無くなり、AC広告機構による広告ばかりになったのはなかなかショッキングな光景でした。新聞では2018年以降毎年5%以上の部数減少で厳しい状況になっていますが、今回の件はそんな状況がTVにも映っていくきっかけとなっているのかもしれません。
5位には令和の大きな宿題その18~中高年独身女性の貧困問題を整理する~が入りました。
「女性の地方離れ」がトレンド入り、止まらない一極集中に様々な声「女性の地方離れについて、なかなか辛辣だけど的を射た意見」@together
さてコロナ前から若い女性が地方から離れ大都市に向かう現象が言われています。最近女性の貧困問題はそれほど言われなくなりましたが、ただ近年マンション価格の高騰が言われている東京をはじめとした大都市において、年収3~400万円位で生活は出来るとは思いますが資産形成は難しく極端に言って見れば20代の頃に初めて住んだ1ルーム、1Kに4~50代でも住み続け、かと言って実家暮らしの同僚程豊かに暮らせるわけでもないと言った中で悶々とする人生を過ごす人が増えそうな気がします。この辺は貧困とは言えませんし、男性も同様ですが、もしかしたら何か書くかもしれません。
如何だったでしょうか?興味深いのは当blog的にはあれだけ騒ぎになったフジテレビ騒動よりも金利上昇の話の方が受けた事でしょうか?書きたい話はいっぱいありますがどこまで書けるか、それでは今月が読者の皆様、そして私にとっても良い月でありますように。