kanconvit.js は、文字列に含まれる中国簡体字を、対応する日本語の漢字へと置換してくれる、JavaScript ライブラリです。この kanconvit.js をサイトスクリプトに導入する手順の覚え書きです。
ここでは、サイトスクリプト 163music.site.js を例にして記していきます。
サイトスクリプトwiki内、
网易云音楽(music.163.com)
修正のしかた
(いずれも、@wiki(運営元、アットフリークス)上のページになります。@wikiのページには近寄りたくない(→)、という場合は、上記ページを開かないでください。)
kanconvit.js は、
/lang/javascript/kanconvit/trunk/kanconvit.js – CodeRepos::Share – Trac
http://coderepos.org/share/browser/lang/javascript/kanconvit/trunk/kanconvit.js
から入手できます。
ページの一番下のほう、Download in other formats のところにリンクがあります。
- kanconvit.js は、文字コード UTF-8、163music.site.js は、文字コード UTF-16(LE) ですので、いずれの文字コードにも対応したテキストエディタを用意してください。
- Windows付属のメモ帳は、ユニコード対応だろうと思います。ただし、行数表示などできないので、使いづらいかもしれません。
- kanconvit.js をテキストエディタで開いてみて、コード内の中国簡体字部分などに文字化けのないことを確認してください。
- 以下、このテキストエディタを用いて操作を行っていきます。
if (typeof Kanconvit.onload === 'function') Kanconvit.onload();を削除(ないしコメントアウト=文頭に //をつける)してください。(削除(ないしコメントアウト)しなくても、サイトスクリプト内での動作に支障はないと思います。)
163music.site.js のメタデータ(コード冒頭の // ==SiteScript== から // ==/SiteScript== まで)後の空白行のあたりに、kanconvit.js の全コードをコピー&ペーストします。
- あとは、63music.site.js コード内のどこからでも、kanconvit を利用することができるようになります。
- 中国簡体字→日本語漢字、は、 Kanconvit.zh2ja( "中国简体字文字列" );
- 日本語漢字→中国簡体字、は、 Kanconvit.ja2zh( "日本語漢字文字列" );
163music.site.js コード内、中国簡体字→日本語漢字、変換をしたいところのコードを書き換えます。例えば、 163music.site.js ( version 0.1.1, date 2013/12/30 )
256行目あたり、
修正前、
objRtn[ "videoTitle" + i ] = title;を、修正後、
objRtn[ "videoTitle" + i ] = Kanconvit.zh2ja( title );など。
- 行数は、163music.site.js ( version 0.1.1, date 2013/12/30 ) の行数。手順3で、kanconvit.js をコピペした後だと行数は大幅に変更になっているはずなので注意してください。
- Craving Explorer のサイトスクリプトとして用いる場合は、文字コード UTF-16、ないし、UTF-8 で保存します。
- WSH上で動作させたい場合などには、UTF-16(LE)で保存します。
kanconvit.js のライセンスなど、どうなっているのかよくわかりませんでした。個人で使う場合には問題ないだろうと思いますが、ご自身の責任においてご判断ください。
Kanconvit は、たつを さんが作成なされたものです。
たつをのChangeLog (http://chalow.net/)内、
簡体字と日本語漢字の相互変換ツール Kanconvit を公開
http://chalow.net/2009-06-14-1.html
Kanconvit - 簡体字と日本語漢字の相互変換ツール
http://kanconvit.ta2o.net/
小飼 さんによる、JavaScript移植版があります。
404 Blog Not Found (http://blog.livedoor.jp/dankogai/)内、
javascript - にKanconvitを移植してみた
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51224227.html
上記、手順では、この JavaScript移植版 kanconvit.js を利用させていただいております。記して、感謝の意を表します。