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  さて。写真左は、W.E.BUTLER"Sherlockian BOOKPLATES"(Silent Books.UK.1992)。シャーロッキアンの蔵書票が50点ほど収録された小型ながらしゃれた本である。名前だけでも知っている人をあげれば、スタンりー・マッケンジー(本の表紙)、ジョン・ベネット・ショウ、ヴィンセント・スタリット、ヘンリー・ローレッツェン、エドガー・W・スミス、ジョン・マイケル・ギブスン、トム・スティックス・ジュニアなど。この本は見ているだけで楽しく、自分の蔵書票を作ってみたくなる。写真右は、ベイカー・ストリート・イレギュラーズの元会長(故人)トム・スティックス・ジュニアから送っていただいた蔵書票。これは上記の本にも収録されている。
  実は、僕にも漫画家のAさんに作っていただいた蔵書票がある。しかし、ほんの少ししか使っていない。丸木砂土は先に引用した「わが蔵書票」のなかで、

「(自分の蔵書票を貼った)本を手に入れた人は、この蔵書票を見ると、確かに私が売り払つたものだと知つて、私の手許不如意を哀れむと共に、大切な本を手放す残酷さを憎むであろう。」

――と、書いている。僕が蔵書票を貼ったり、蔵書印を押したりしないのは、こんな心理が働いているのかもしれないなあ。