女子2位代表の市柏・高木賢伸コーチは、千葉男子代表の習志野・黒田裕コーチとともに2001年宮城国体で千葉選抜優勝メンバーとして主軸を務めた選手だった。
市柏の一つ下の学年にはBリーグ・三遠ネオフェニックスの太田敦也がいまなお現役プレイヤーとして奮闘、また今大会前のインターネットによる組み合わせ発表の司会者として、現在はタレントとして活躍してる副島 淳さんも市柏の後輩に当たる。
この2人以外にも、男子市柏に先輩に当たる稲野辺聡、キャプテンを務めた秋元啓人が鎌ヶ谷と、千葉県内の中堅指導者として切磋琢磨を重ねている。
2021年となり、高木コーチ率いる市柏女子は、北海道の強豪・札幌山の手と対戦。前半の拙攻が響き、52ー98で大敗と全国大会の洗礼を受けた。
「これが全国か! うちは下馬評からいっても負けて当然。チャレンジャーとして挑戦を楽しんでいこうと話していました。ただ、それを上回る強さがあった。やはり簡単ではない。我々の20年前もそうでした。
3年生にこの場につれてきてもらったので、次は全国の基準として思っていた以上のパフォーマンスをするための練習を積み重ねていくことが必要だと痛感しました」と、高木コーチは全国の手応えを語る。
当時の戦いも東京体育館。初戦はサブアリーナ、2戦目はメインコートで戦った。
「高校バスケットの祭典として、すごくいい場所で試合をさせてもらいました。選手時代だけでなく、コーチとしても選手につれてきてもらえるのはありがたいこと。
指導者になって女子のチームをみることは自分自身でも予想外でした。6年目を迎えて、女子は男子ほどの能力差はない。合わせの練習をしていけば、面白さを感じています。3年を中心に自分たちのバスケットをやっていこうよ、とコロナ禍の時期も含めて、上を向いて引っ張ってくれました」と、試合に出ることが少なくてもリーダーシップを発揮してくれた3年に高木コーチは感謝を忘れない。
チーム最長の32分37秒出場となった3年・#5細野未琉香(176cm/C) 写真@JBA
今年のウインターカップ千葉県予選に、市柏のチームメイト、先輩、後輩のチームが上位に多く進出したことについては「たまたまですよ」と笑いながらも、大きな刺激を受けたという。
スタートから3年2人が抜けるが、新チームはほとんどの選手が残る。主体性を持って、自分たちのバスケットスタイルを求めていけるのかが大事な部分とみる。
「新人戦はゼロからスタートを切っていきたい」と、高木コーチは前を向いている。
(取材・文 清水広美)


