中はデパートの婦人靴売り場のようなぎゅうぎゅう感はなく、広くゆったりしている。S様は迷うことなく階段を下りられた。良く利用されていて、どこに何があるかご存知なのだろう。
「いらっしゃいませ」
階段を降りたところに女店員が一人。S様は黙って並べられているパンプスの物色を始める。自分もS様の後ろからパンプスを眺める。
6㎝程度のヒールのものが比較的多い感じがしたが、ヒールが10cmはあるものもいくつか並んでいた。ヒールの形もシャープなものからやや太めのものまであった。
パッと見だったが、自分の目にはいくつか良いなという物があった。S様もいくつかお目に留まったようである。
「どうですか、お気に召したものは御座いましたか?。御座いましたら、サイズをおっしゃっていただければ持ってきますので、試し履きをなされては如何でしょうか」
と言いながら女店員が寄って来た。
「うん、その時は呼ぶから」
S様の女店員に対する返事は素っ気ない。
「〇〇」
とS様が自分を呼びつける。S様が男を呼捨てにしているのを聞いて女店員は一瞬びっくりしたような顔をしたが、そこは客商売。すぐに聞こえなかったような平常の表情に戻した。
「何で御座いましょうか?」
自分はすぐに敬語でS様のところに駆け寄る。それにもちょっと女店員はピクっと反応した。
「私はこれなんか良いと思うんだけど」
S様が指差したのは、自分も良いなあと思っていたハイヒールである。流石、S様、センスが良い。
「自分もこれが良いと思いました」
「こっちもどうかな?」
またまた自分が候補に挙げていた一足を指差された。
「こちらも良いですねえ」
「これは?」
「これも良いですね」
「ちょっと」
S様が女店員を呼びつけた。

「いらっしゃいませ」
階段を降りたところに女店員が一人。S様は黙って並べられているパンプスの物色を始める。自分もS様の後ろからパンプスを眺める。
6㎝程度のヒールのものが比較的多い感じがしたが、ヒールが10cmはあるものもいくつか並んでいた。ヒールの形もシャープなものからやや太めのものまであった。
パッと見だったが、自分の目にはいくつか良いなという物があった。S様もいくつかお目に留まったようである。
「どうですか、お気に召したものは御座いましたか?。御座いましたら、サイズをおっしゃっていただければ持ってきますので、試し履きをなされては如何でしょうか」
と言いながら女店員が寄って来た。
「うん、その時は呼ぶから」
S様の女店員に対する返事は素っ気ない。
「〇〇」
とS様が自分を呼びつける。S様が男を呼捨てにしているのを聞いて女店員は一瞬びっくりしたような顔をしたが、そこは客商売。すぐに聞こえなかったような平常の表情に戻した。
「何で御座いましょうか?」
自分はすぐに敬語でS様のところに駆け寄る。それにもちょっと女店員はピクっと反応した。
「私はこれなんか良いと思うんだけど」
S様が指差したのは、自分も良いなあと思っていたハイヒールである。流石、S様、センスが良い。
「自分もこれが良いと思いました」
「こっちもどうかな?」
またまた自分が候補に挙げていた一足を指差された。
「こちらも良いですねえ」
「これは?」
「これも良いですね」
「ちょっと」
S様が女店員を呼びつけた。

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