日付が変わって、いよいよ本日から映画「ウルトラマンサーガ」が公開です。

AKB48のメンバーやDAIGOさんが出演でも話題ですが、なにより監督おかひできの、“ウルトラ愛”に満ちあふれている「王道のウルトラマン映画」を是非堪能していただきたい。

今作で、私はVFXプロデューサーという立場で関わらせて貰いましたが、
その立場以上に、今作はヒットして貰いたいと強く思っています。

それは、監督のおかひできとの長い長い不思議な関係があるからです。

ホントに話すと長い長~い話になるので割愛しますが、
今作の監督であるおかひできとは、同郷でもないし、同じ学校に通っていたわけでもなく、一緒に仕事をしたのもホンの1~2作。でも、なぜか18歳からの知り合いで。。。
22年前には、一緒に16mmの自主映画を撮るために1年間6畳一間のアパートに同棲したこともあります。

でも、いろいろな事情でその自主映画の企画が変わり、それぞれ別の作品で、監督と特撮監督(当時はCGはありませんでしたから)として活動しました。

で、その自主映画の企画が終わり、アパートを離れることになったとき、
おかひできと「いつかプロとして監督と特撮監督の関係で一緒に仕事できたらいいね」と話しました。

その後、私はゲームブームをきっかけにCGの業界に入り、おかひできは特撮作品の助監督として活躍し始めます。
でも、一緒に仕事をしたのは「ウルトラQ dark fantasy」ぐらいで、会うのも年に1回友人同士の忘年会ぐらいなものでした。

そして月日は流れ、一昨年の春。
おかひできから急な電話「今関わっているOV作品でCGやってくれる人を探してるんだが」。
私はてっきり助監督として担当している作品なのかと思い断ろうかとしました。
おかひできとは仕事をやりたいと思ったけれど、その年の夏は「電人ザボーガー」に「ヘルドライバー」を始めとするスシタイフーンレーベルの作品群、初監督もやることになっていた「ドグーンV」の制作と、3~4ヶ月で1500カット近くこなさなければならない状態だったからです。

おか「俺が監督の作品なんだが、無理かな。」
私「えっ?。。。。わかった、何とかする」
で、外注さんに迷惑かけまくって出来上がったのが
OV「ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロvsダークロプスゼロ」。

短編のビデオ作品とはいえ、せっかく監督とスーパーバイザーという関係でやれたのに
あんまりじっくり関われなかったなと不満を残し、縁がないのだろうかと思いました。
でも、歴代のOVの中では、かなり売れているという情報を聞き、
おかひできには、「映画のお声がかかるんじゃないの?」と冗談半分に言っていたのだけれど。

去年の春先にまたおかひできからの電話。
おか「ウルトラの映画を監督することになった。」
私「はぁぁぁ???映画???」
おか「でも、いろんなオトナの事情で仕事頼めなさそうだ」
私「よかったじゃん!こっちもいろいろ仕事があるから頼まれても埋まっちゃってるよ」
おか「わかった、じゃあまたそのうちにね」


そして3.11。


状況が大幅に変わった。


私が1966年1月生まれ。おかひできは1966年2月生まれ。

ウルトラマンと全く同い年(初代の放送開始は1966年7月)の我々が
45周年記念作という節目に、未曾有の大震災の後に作る「ウルトラの映画」。
おかひできは「やらなければならない運命だ」と言った。
私もそう思った。
完成までにも紆余曲折あったが、何とか完成した。

その結果が今日出るのだな。


22年前の約束、果たせたかな。