スーパーバイザーのつぶやき

VFXスーパーバイザーの私が日々の活動や妄想を綴ります。

鑑賞報告

アバター3D

川崎のIMAX3Dで。
迫力満点。
やっぱり3D映画は、
2台のプロジェクターで上映されているシステムに限る。
明るいし。

それはそうとして、作品の内容は興味深かった。
宮崎駿の作品に影響を受けているなんて言う記事も見かけたが、
宮崎作品の「もののけ姫」等は特にそうだが、
あの世とこの世の(実際は境目なんて無いのだが)関係性や
その中で生まれる人間という生き物の立ち位置を描くと
結局ああなるって事だと思う。

小さい頃から鏡を見るたびに、肉体と意識が別物のように感じていた
僕にとっては、「アバター」の別の肉体とリンクし、
最後にはその肉体での人生を全うしようとする主人公の意識は
宇宙のエネルギーの一部である魂が肉体を持ってこの世に生まれて
生きていくプロセスそのものだと思ったし、他のいろんな設定も
普段僕が考えている宇宙のことや魂の事と全く同じで
結局、行き着くところは同じだと思った。
同じだから、表現が似ちゃうのはしょうがないね(笑)。

技術的には、ロングショットなどは強引に奥行き感を強調せずに
たとえ2Dに見えたとしてもモノの大きさ感をキープしようという
キャメロンなりのこだわりが見えた。
実際に大きなモノを撮影しても、
3Dカメラで奥行き感を強調しようとして視差を付けると、
ミニチュアに見えちゃうからね。

マイケルよ永遠に

西村さんと井口さんと一緒に「吸血少女vs少女フランケン」のワールドプレミアの為、ニューヨークに到着したその日、マイケル・ジャクソンの訃報でアメリカは持ちきりだった。

そのマイケルがイギリスでやるはずだったコンサートのリハーサル風景をまとめた映画「This is it 」を観る。リハーサルだから、テンション最高って訳じゃないだろうけど、それでも世界トップクラスのミュージシャンにダンサーのパフォーマンスは、劇場の大スクリーンと大音響に耐えうるだけのクオリティがあった。思わずリズムを取り手拍子をしそうになるぐらいに。

「キャプテンEO」もう一回スクリーンで観たいなあ。。
プロフィール

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