2008年02月21日

I'M SO TIRED / The Beatles

アイム・ソー・タイアード/ザ・ビートルズ

ホワイトアルバムに収録されている作品。

ホワイトアルバムに収録されている曲の多くがインド滞在中に書かれたもので、
なぜインドに行っていたかというと
マハリシという導師による講義を受け瞑想を行うため。

そのインドで3週間過ぎた時
その気持ちを唄にしたのがこの曲といわれています。

「とても疲れた」というタイトルのとおり
けだるい感じで始まる曲です。

ビートルズの中ではどちらかというと地味な曲だと思うのですが
お気に入りの曲のひとつです。

何が良いって、曲が良いのはもちろんなんだけれど
アレンジ(楽器の入り方)がとても好きなのです。

カウントのような短いギターのイントロ(イントロというのかな?)に続き
歌がはじまるのだけれど、
ギターをおさえめにして、ドラムとベースがメインでボーカルに味をつけていく。
メロディが変わるところ(I wonder should I 〜のところ)で、ギターが前に出てきて盛り上がる気配をみせながら
また元に戻る。

次にくるI wonder should I 〜のところは、ジョンのボーカルも盛り上がり
いい感じのキーボード(かな?)のフレーズが入り
不満をぶちまけるように歌い出す。
それにかぶさるポールのコーラス。
そしてここで弾かれているギターのフレーズがすごく良い!

ビートルズの曲全般にいえることだけれど
ギターソロやフレーズは、ギターを魅せるためにあるんじゃない
メインは曲(ボーカル)であって、いかにその曲をバックアップするか!
それが大事。

まさにこれはそんなフレーズ。
ボーカルを盛り上げてくれます。

で、その不満を吐き出したら「ふぅ〜」てな感じでブレイクして
またけだるい感じにもとに戻る。
そしてもう一度けだるさから不満をぶちまけるようにシャウト。
今度は「たのむよ、ほんとに〜」てな感じにそれがくり返されて
それを吐き出した後、ボソボソと何かつぶやいて終わる。

この時期はビートルズはバラバラな状態だったとよく言われるけれど
なにをどうして、こんなにもそれぞれがこの曲を最高のものにするために
バシッときめているじゃないですか。


そんなことも感じさせてくれる、お気に入りの1曲です。




  

Posted by buddyberry at 19:40

2008年02月08日

宇宙をこえて Across The Universe

アメリカ航空宇宙曲(NASA)が、ビートルズの楽曲「Across The Universe」を北極星にむけて発信されました。

電波にのせて光速と同じスピードで発信とのことですが
目的の北極星にたどりつくのは約431年後のことだそうです。

まさにタイトルの通り「宇宙をこえて」ですね。

こういうの大好きです。

この計画にポールマッカートニーもオノヨーコも絶賛しているそうです。

この曲については、前にブログでも書きましたが
私の大好きな曲で、

この先、生涯を通してあらゆる音楽の中からたった1曲だけしか聴くことが許されない
もしそんなことがあったなら
私は「Across The Universe」を選ぶでしょう。

いつかこの曲をキャッチすることになるかもしれないエイリアンは
どんな風にこの電波(曲)を受け止めることになるのでしょう?

言葉がわからない異国の音楽の「Across the Universe」に
私が心を揺り動かされたように
きっとエイリアンも、言葉も星も文明も違う地で誕生した音楽に心を刺激されるかもしれないですね。

だって、音楽て心で感じるものだから。


NASAのHPで、この為に作られたプローモーションビデオが観られます。

NASA Beams Beatles Song to Space

  
Posted by buddyberry at 19:21