May 23, 2017

ぽて美:漫画ミュージアム

5月3日
IMG_20170503_132638朝6時半に起きて8時すぎに家を出て自転車で漫画ミュージアムへ。開館は10時。吉田戦車先生と田中圭一先生(以下敬称略)のトークショー(200名限定)およびサイン会(各100名)行きたさに張り切って、もし東京で開催なら開館前に並ぶに違いないと思って向かったら、確かに並んではいたのですが、10人ほどだったのでもうちょっとゆっくり出てもよかったかもしれない。本を読みながら待つ。この本、私は普通の母に借りた文庫本でしたが、お二方の本、しかも超古そうな!をとっかえひっかえ読んでいる年季の入ったファンもいて、おおう、さすが、という感じでした。twitterを検索すると深夜バスで京都まで来たという方もいらっしゃって頭が下がります。

9時頃から建物外、ミュージアム敷地内の掃除などが始まり、それが一段落したら「お手洗い行きたいかたいますかー」とお声掛けが始まり、敷地内への移動も行われ、軽く座ったりもたれかかれる場所に並ぶ感じで助かりました。10時の開館とともにチケットを買ったり本を買ったりする流れができて、整理券を頂いた後は中で漫画を読むもよし、一旦出かけて戻ってくるもよしと。腹ごしらえに一度家に戻って早いお昼ご飯を食べ、また自転車でミュージアムに戻り、「描く!漫画展」を見る。

IMG_20170503_121349-COLLAGEピックアップされた先生方が微妙にどれも時代が違って、ハマって読んだものはなかったのだけど、やはり原画は筆圧とか直したところとか(「ホワイト」というそうな)鉛筆で書かれた文字とか色々見ると面白くて、あと今回は田中圭一のポイント!みたいな解説が「隣のものとの距離が遠いほど線が太い(顔の輪郭は背景との距離が遠いから太い、目や口は顔の中で高さの違いしかないから細い、鼻は顔の中では太め、みたいな)とか、手塚治虫は最初はディズニースタイルに近くて線の太さは一定だったのに時代を追うと影響を受けて細い太いが出るとか、絵を描かない私にも面白くて、漫画も科学するとこんなことになるのか、と思った。写真は全部、天井にあった展示。漫画展自体はそんなに広い場所でやっていたわけじゃないんだけど、見せ方というか、提案の仕方というか、すごく工夫されてるなーと感心。

j0hooerp漫画ミュージアムは巨大漫画喫茶みたいな感じで、建物の中も外もみんな漫画を読んでて、これ家の近くにあったらめっちゃいいかも、年パス買うかもって思いました。夜やってないし飲み食いしながら読むのはたぶんダメだから漫画喫茶とは違うんだけど、でも漫画の品ぞろえ半端ないし、漫画好きには天国だよ。

トークショーもすごく面白くて、念願のサインもいただけて、ああ、高校生の頃伝染るんですにハマりまくってた私に「2017年には吉田戦車は顔出ししてて、至極まともな人で、すずめを書いてサインをくれて握手をしてくれるよ」と教えてあげたい。ありがとうございます!と言ったら、じっと目を見て「ありがとうございます」と言ってくれるよ、と。

PhotoGrid_1493803350043並んだ甲斐あってサインの順番も早かったので、スズメ2匹描いていただけたのもよかったです。やっぱりスズメは2匹いてほしいよー。そうなんだよー。次にもしまたこういう機会があったら、歌う火星田マチ子を描いていただきたい。

帰ってIR子に自慢したら、IR子は某GRで働いていたころ田中先生がゲームツールの営業に来られていたそうで、なにその面白体験!と、なりました。

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May 21, 2017

みゆといら猫のぽてぽて美術館:すずさん

IMG_20170521_165418土曜日は先週の著作権学会に引き続き、情報法制研究会のシンポジウムでお勉強という、超まじめな休日を過ごし、日曜は先週に引き続き、ちょっとのんびり目にすごしました。まずは、渋谷のタワーレコードでやっていた、「この世界の片隅に」こうの史代原画展です。「君の名は」を見ていないあまのじゃくな私も見に行った影の大ヒット映画。能年玲奈のおっとり声がまーあハマり役だった。戦争映画なのにほのぼのしたんだよな〜。でも当然ながら悲しい出来事がいくつも起こり、涙ながらに見たのだった。

wwdzty6rそんなに広くなくて、原画はたくさんあるんだけどカラー原画は表紙と扉くらいだったので少なくて、会場に入ったときはあれ、思ったほどでもなかったかなと思ったのだけど、リップペンシルで書かれた原画や、空襲にあってぼろぼろになった街並みの背景はずっと左手で描かれていたのとか、カラー原画の透明感とか、それからBGMも、とっても良かった。グッズが少なめだったのが残念。呉も一度行ってみたいな。

その後Bunkamuraに写真展見に行ったら日曜日は最終入場時間がはやくて終わっちゃってて、1階でやってたミュージシャンのジャケットアート的なものとかを見て、西武渋谷店の「アーホ!展」を見て帰りました。

ところでIRちゃんが、冴えない彼女のなんちゃらっていうアニメにハマってて、その影響を受けたイラストになっている模様。(目の中がちょっと手が込んでるところ)

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May 14, 2017

美術館じゃないぽてぽて

PhotoGrid_1494740199919IRちゃんの知り合いの方が、なにやら美術展に入選されたそうで、その受賞作家たちの作品展があるということで銀座に行きました。行ったはいいけど会期をしっかり確認していなくて、最終日である本日は13時に閉まっちゃってて、我々が着いた1時半には既に搬出作業が佳境に入っていたのだけど、たまたまそのお知り合いの作品はまだ壁にかかっていたので、拝見できてよかったのですが。

思っていたより小さな作品で、なので非常に細かく精密で、カラフルな不思議な生物が描かれており、誤解を恐れず言うとモンハンみたいなかんじでした。

その後同じ建物でやっていた花押と書の展覧会もふらっと見てみたりして、銀座って本当にギャラリーが多い。花押を先生に創っていただくとウン十万円とかするらしいです。

cxxzn413お昼ご飯をHOOTERSで食べて、そういえばアメリカのHOOTERSで「ヘイガーイズ、何にする?」とおっぱいをテーブルに載せてぐいっと来てくれたあの体験から10年くらい経っているのだと思いますが、日本のHOOTERSはそこまでグイグイではなく、でも、カレンダー?写真集?みたいなんを持ったファンがお目当ての店員さんにサインを貰ったりしていて、文化としては似たようなものが一応発生してはいるのかどうなのか。

そのあと、まだ行ったことがなかったので浜離宮庭園に行ってみました。広くって海とつながった池があって花も咲いていてのんびり歩くのにいい場所でした。広い芝生の上でお弁当食べている人たちがいて、ああいうのいいですねー。でもアルコールは持ち込み禁止だそうなので、ムムム、お花見とかはできないのね。

次は芝離宮庭園の方にも行ってみようと思います。

April 30, 2017

ぽて美:草間彌生展

IMG_20170430_185842六本木に、一人で三度目の絵巻マニア列伝を見に行った後で、GW中は夜間開館している美術館も多いのでと調べてみたらやはり新国立美術館も遅くまでやっていて、もういちどミュシャを見に行こうかなと思ったのですが、ミュシャはIR子ももう一度行こうかと話していたので、苦手意識が強い草間彌生に、逆に、行ってみました。時間が遅かったためか、チケット購入の列もなくてすっと入れました。

入口すぐの大きな絵を通過した先には、2009年から描き続けている「わが永遠の魂」シリーズ、130点の正方形の大きなキャンバスがずらっと並び、水玉の花のオブジェが置かれた写真OKの大きな部屋。色も形も強烈で、一つ一つにタイトルがついているけど何が何やらわからない。ぽかーん。全体像を考えてから描くのか、思いのままに色と形を乗せるのか。会場で見た制作風景では後者に見えたけれど、それは私が落書きをするのと何が違うのか。芸術とはなんなのか。と考えてしまうわけである。

この強烈色彩部屋から、順路をたどって小部屋へ、草間彌生の過去の作品が時代を追って並ぶ。子供の時の母親を描いた絵には無数の水玉が描かれ、ああー、幼少のころからこの水玉があったのか!と。日本画を学んでいたということで絹本に描かれた静物画風のものは結構普通で、こういう時代もあったのかと初めて知る。NY時代の網掛けアートは緻密で偏執的で、だからこそなにか純粋な衝動のようなものを感じたり、自分の体にもペインティングをしていく「自己消滅」シリーズも、コンセプトとかメッセージが分かりやすくて、今の草間彌生を知らずにこれを見たら、おおっ、今後追ってみたいと思ったかもしれない。

0lzv7c4c今回は前衛芸術の理解の手助けにと思って音声ガイドも借りたのだけど、さらに草間彌生の詩とか歌とかも入っており、本人の作品への思い(なんか話が行ったり来たり、同じことを何回か言ったりするけど、87歳でアーティストと思えば、十分伝わってる感もある。)を聞きながらこれだけたくさんの作品を見られる機会ってそうそう無いのではと思うと、好き嫌いは置いておいても見ておいてよかったなと思った。水玉気持ち悪いなあと思っていたけど、気持ち悪くない水玉もあったし、なんでかぼちゃなん?とずっと思っていたけど、種苗問屋の娘でもともと野菜は身近で、その中でもかぼちゃの太っ腹な力強さに惹かれていたとか、ただただ分からない人と作品だったけど少し親近感湧いたりとか。

ぐるっと回って歴史をたどったら、再び先ほどの広い部屋に出る。やはり一つ一つは難解というか、意味不明ではあるけれど、見てきた時代を経てこれにたどり着いているという流れはなかなか面白かった。

会場外にあった、来場者に水玉シールを自由に貼ってもらう白い部屋は、多くのシールを貼られすぎて色彩感覚と距離感がおかしくなるような部屋になっていた。とはいえみんな、どこに貼ろうかなと楽しんで貼っていったり写真撮ってるの見ると、やっぱりこういう参加型コンテンツっていいよなー。


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April 23, 2017

みゆといら猫のぽてぽて美術館:雪村

ix4kdoih藝大の美術館へ、奇想の画家(ってキャッチコピー最近よく聞きますよね)雪村展を見に行ってきました。雪村は雪舟の弟子だから雪なのではなく、雪村周継という、東国出身の画僧。雪舟を尊敬してはいたようですが、その足跡は鎌倉までしか行っていなくて、京都や中国には縁はなさそう。しかし彼の絵を狩野芳崖や尾形光琳が手に入れていたようなので、名前は京にも届いていた模様。

音声ガイドはすべらない話でお馴染みの若本則夫さん。めっちゃ気合入ってて美術展の音声ガイドとしてはやりすぎ感があったが、奇想ということでそういうオーダーだったのであろう。あまりそういう奇をてらったことはしてほしくない・・・。願わくばすべての音声ガイドで山田五郎のプチ解説が聞きたい・・・。

雪村の絵を見つけた!こんなのだった!と狩野芳崖が興奮してさささと描いてみせた竹虎図は、その雪村のものとされた(後で雪村作ではないとされた)虎図にそっくりで、このエピソードってすごく狩野芳崖の興奮と情熱を伝えるものだし、つまりそれだけ後世の絵師に愛された、その時点での常識を覆すような、常識の枠を超えた作品を残した、ということはよく分かったので日本画の歴史の一端を学べた感じはとても興味深かったけれど、奇想で凄いというのが自分に伝わったかというと、彼から500年弱の歴史の間に出てきたいろんなすごい奇抜な絵を見ちゃった自分としては、あまりびっくりするようなものは無かったかなあと、ちょっと残念でした。



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April 22, 2017

みゆといら猫のぽてぽて美術館:茶の湯

3suzcowqロンドン出張から帰ってきた翌日、現地と飛行機で足りていない睡眠時間をたっぷり取って、昼過ぎに、こんな時間からでかけてもぽて美できないかな〜と思っていたらトーハクおよび特別展「茶の湯展」が9時までと知り、のんびり行って参りました。ポスターにもチラシにも国宝・重文の器がどどんと載っており、それ以外は何が出るのかよく知らなかったけれど、そんなテンションで行った禅展も面白かったので。全く意味わからない可能性もあったので音声ガイド(春風亭昇太)も借りました。

会場に入った最初のコーナーは「足利将軍家の茶湯」で、その最初に並んでいたのは牧谿の観音猿鶴図(掛け軸)。足利コレクション随一の名画だそうで、この掛け軸は閉館間際までアンコールで楽しんでいる人がたくさんいました。油滴天目(大阪市立東洋陶磁美術館)、曜変天目、鎹が打たれた青磁の器もこの足利エリアにあって、曜変天目は静嘉堂文庫のものだから以前見たことがあるやつだったんだけど、不思議と前に見たときの方が瑠璃色がきれいに見えたように思う。日の光が入る場所でもっと小さなガラスケースに飾られていたからかもしれない。

第二章の目玉は肩衝茶入初花と茶壺松花でしょうか、一国一城に値するとされて戦国の名将達が持った名品・・・だそうですが正直何がいいのかよくわからない。同時代のほかの素晴らしくない茶入・茶壺と並べてくれれば違いが分かるかもしれないが・・・。天下の名将が持ったものを自分が今持っているというストーリー込みで大事なものであるという情緒的な価値は理解できるのだけれども。

PhotoGrid_1492914281949第三章は千利休が大事にしたものと創ったものですが、これまた、ヒョウタンの上のぽっこりをすぱっと切って花入れにしたものとか、荒く編まれた花かごとか、ひんまがった水指とか、ますます理解に苦しむものが増え、うーむ、何がありがたいのかわからんなあと。このコーナーで面白かったのは古田織部が愛した水指「生爪」で、その銘の由来は、織部が人にこれを譲るとき、爪をはがされるように感じる(辛い)というお手紙を書いたため。もらった方も後味悪くないだろうか・・・

同じように、細川三斎も人に利休が作った茶杓を譲るとき、その惜別の情と愛着をしたためたお手紙があるそうで、当時の茶人、煩悩多いやん、と思ってしまうが、ゆがみに関しては、利休が形見に送った茶杓のうちの一つ(もう一つは織部に送った泪の茶杓)だということを今ぐぐって知ったので、なるほどなと思いました。いくつか並んでいる楽茶碗は手に持った時にすごくなじむとか、持ってないみたいに感じるとか、実際持ってみたいわー!という衝動が。

第四章では小堀遠州や松平不昧が愛した名品など。九博の油滴天目はここに置いてあって、あとで入口近くに戻って最初の油滴天目と比べてみましたが、それほどわからず。ただ滴が四角っぽいのがよりびっしりなのが九博のかなーみたいな・・・結論としては、それぞれのモノに付帯するストーリーが面白いけど、やっぱり、茶道具はようわからんな。でも茶の湯の歴史がざっくりわかって面白かったな。というところです。

茶人たちのイラストが描かれたメモは使いどころわからないけどなんだか可愛いので買ってしまった。あと、利休人形もヘタカワでした。

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April 21, 2017

ロンドン出張

PhotoGrid_1492551871509(確か)三度目のロンドン出張に行ってまいりました。羽田からの便がもともと満席で、キャンセル待ちを入れて取ったような状態だったのだけど、空港に着いたらチェックインの際にも「皆様にお伺いしています」と、パリ経由の便に乗り換えてもらえませんか?と聞かれて、到着日にはMTG無いからまあいいんだけど、と思ったところ、到着は10時間ほど遅くなります=夜中、ではちょっと無理だなあとお断り。最終的にボランティア見つかったのかなあ。

毎日時差ぼけで朝5時半頃目が覚め、6時には明るくなってたので、ヨーロッパ限定ポケモン欲しさにゆるゆるジョギングもしました。アビーロードへ行ったり(思いいれ全然ないくせに)、ロンドンオフィスの同僚に勧められた丘(Primrose Hill)をのぼってロンドンを眺めてみたり、などなど。

$RPN9F5Q映画は、行き帰りで聖の青春、LION、ラ・ラ・ランド、ローグワン、Why Him?、人間の値打ち、海賊と呼ばれた男を見ました。海賊と呼ばれた男では、国岡さんの部屋に仙がいの絵が飾ってあって、最初は丸いまんじゅうのやつで、途中から達磨を背中から見たような形のに変わってて、わはは、と思った。(あえて○△□のようなのは選ばなかったのか、時代考証をきっちりやった上であの2つなのか?)あと最近見てた昭和元禄落語心中の影響で「野ざらし」っていう落語を聞こうとして、毎回寝落ちして、市民プールの話の枕を都合4回くらい聞いて、覚えてしまった。

そして無事戻ってきました。

ヨーロッパ限定ポケモンも1体だけゲット!


April 15, 2017

みゆといらねこのぽてぽて美術館:エマキスト

8ux83k3d六本木にミュシャのスラブ叙事詩を見に行った後、この間も一人で行ってきたサントリー美術館の絵巻展に行ってきました。絵巻展、正しくは「絵巻マニア列伝」で、絵巻自体ではなく、昔の絵巻ラバーたちがどんな絵巻を見たり作らせたりその記録を残したか、というようなアプローチ。貴族たちや将軍が絵巻貸し借りの輪を作っていたことが分かって、その絵巻が今日、自分の目の前にあると思うと、すごいわー。自分の手でコロコロ拡げて見られたら最高なんだけどなあ。

C9dGjNEVYAITcQvIR子はこれまでの私の絵巻熱にはあまり共感していない風だったのだっけど、今回は面白いものがいくつかあって、特にお坊さんと小坊主さんのやりとりを面白おかしく描いた「法師物語絵巻」がお気に召したようで、家に帰るなり翻案バージョンが作成されました。

石山寺縁起絵巻が鎌倉時代のものと、谷文晁が模写したものがあり、おかれていた場所が少し離れていたので行ったり来たりが面倒だったのだけど、比べる楽しみも良かったです。鎌倉時代のものの色合いと江戸時代のものの色が全然違って、でも江戸時代に鎌倉のものを見たときは、この江戸ぐらいの色をしていたのかなと思うと、今また複製を人が手で作る意味ってあるんじゃないのかなと思ったりして。

夜は、ARKちゃんと銀座で会って土佐料理を食べました。

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April 01, 2017

みゆといら猫の銀ぶら

IMG_20170401_140314吉田戦車原画展に行きたい!ということで、銀座に行ってきました。学生の頃「伝染るんです」にハマって気持ち悪いセリフをマネしたり、伝染るんですの不条理さを真似て友達にそっと寄り添ったり、靴の先っちょをくっつけたり、変なことが流行ったものでした。

その後火星田マチ子ちゃんはいい感じの不条理と勝手気ままがあって面白かったのですが、ぷりぷり県とかの頃にはちょっと飽きてて、そして随分大人になってから、当時、きっと変な人なんだろうなと思っていた作者が意外と常識人で、伝染るんですの頃には一切顔写真とか出てなかったのに、写真入りで料理エッセイを書いたりしてるのを知って興味を持って買ってみたら面白かったりして、最近はお子さんの成長をまた漫画にしているらしい?そのあたりはまた興味がないので見てないんだけど。

原画展では作品も売るというのでどんなもんかしらと思ってたら、まさに伝染るんですのカエルとかかわうその絵もあって、「おおお」という感じでした。伝染るんです表紙(かわうその上に手が置かれている・・・)の習作というのが、若干殴り書き感あって面白かった。

原画自体は半分くらいは最近の絵本のもので、カラーで、残りが伝染るんですとか火星田マチ子の原稿とか、あと販売もしてる絵とか。後で知ったけどこの後何か所かで原画展やるようなので、新しい販売物が出るのだろうか、いや、あっても買わないと思うけど、でも、「あれはいいよう」のカエルの絵が多分何万円かだったのは、買ってもいいかもと思ってしまった。(売約済だった)

5tdsn57tこじんまりした展覧会だったのでささーと見終えてしまって、ソニービルも閉まっちゃったし、なんかもう一つくらい遊んでから帰りたいなあと思いながらご飯を食べて、検索してて見つけたLIXILビルの南極建築展へ。南極展(写真とか)じゃなく建築、昭和基地とか他国の南極基地とか、その歴史的変遷とかにフォーカス。最初の基地は、短い夏の間に南極の調査員(建築は素人)が建てるものだったとか、今ではかなり快適な作りになっているとか、保温のためには窓は作りたくないんだけどメンバーからの強い切実な要望により小さな窓をつけたとか、とても興味深かった。南極で越冬といえば南極物語だけど、あの時猫も一匹連れてってて、でも猫は運んでもらえたから置き去りにはされなかったのね。小さいってトクだね。

ミサワホームが何十年も南極建築に携わっていて、ミサワホームの社員が南極に行っているというのも知らなかった。そういう情報をどこかで仕入れた学生が就職活動で熱く南極への思いを語ったりするのかなあ。宇宙ビジネスよりももっと知られてない気がする、南極越冬ビジネス。

ということで「ほおー」「なんと!」「なるほどー」とか言いながらじっくり見ました。LIXILギャラリーはほかにも展示やってて、無料。お隣の本屋さんもIR子に面白な本が色々あったみたいで、たまたま見つけて訪れた割に、また行きたいな〜となりました。そしてまた南極物語を見たい。クジラの骨の中で死ぬワンコ(なんだかその犬をアンコだと思ってたけどアンコは何かを追いかけてって氷の向こうに消えた演出だっけか…)のところでぶわっと泣くんだろうなあ。

そしてLIXILはINAXのブランドかと思ってたら逆だった驚き。


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March 25, 2017

みゆといら猫のぽてぽて美術館:シャセリオー

IMG_20170401_223827上野に行く度きれいな女の人の看板があるなーと思っていた国立西洋美術館、きれいだけどお名前もよく知らないし見に行くほどじゃないかなと思ってたのですが、音声ガイドが山田五郎氏と知ったのでこれは聞いておきたいと気が変わり、行ってきました。時代的には新古典主義から始まりロマン派に移っていき象徴派に多大な影響を与えた…そうです。聖書や神話が題材のしっかり描きこんだものは見応えがあり、光と肌の柔らかさが印象に残る。父親が外交官的な仕事をしていて外国を飛び回っていたそうなのだけど、どこかのタイミングで罪を着せられて命を絶ったとあり、何がどういうこと?と気になった。最後までそれについての細かい説明はなかった。

gen7hdcuそして期待していた音声ガイドは、ボーナストラックがいくつか入っていてボーナスだけが山田五郎氏だったのだけど、一つ一つにボリュームがあって、詳しい人が詳しくない人に聞かせるぶら美スタイルのナレーションで面白くて、2度ずつ聞いてしまった。「ロマン主義は19世紀美術界の全共闘運動」が今日イチフレーズ。

もともと体が弱く37歳で病の末に亡くなってしまうという非常に短命なシャセリオーですが、超イケてた女優と浮名を流したとか、アルジェリアに旅行した後の作品にはユダヤ系の人が描かれてすごく魅力的だったりとか、濃縮されてました。当時の有力な政治家でシャセリオーの友人でもあったアレクシ・ド・トクヴィルは目力が高橋一生(ブーム)でこちらも二度ほど見に戻りました。

桜はまだまだといった感じでしたが花見客は既に来ていた。はやく春にならないかな。




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March 19, 2017

ぽて美:バラは美しく咲く

IMG_20170319_173905沖縄から戻ったばかりですが、諸般の事情で2週間ほど京都に帰省していました。そんな事情も済んで、東京に戻ってきて、春分の日で終わってしまう池田理代子展(日本橋高島屋)に行って来ました。本当に、漫画関係の美術展増えた。

ベルばらはアニメのストライク世代ではないし、中古の漫画を中学生ぐらいになってから読んだような記憶です。その後、エカテリーナの漫画も買って持っていた。社会人になってから、会社の人とカラオケに行ったとき先輩が「バラはバラは、美しく散る〜〜*」と主題歌を歌われて、「えっ、そんな歌なの?知らなかった!」と思ったので、アニメはあまり見ていなかったのだと思う。そして宝塚線沿線に住んでいたことがあるので、宝塚でベルばらやる時はポスターが目についたし、宝塚に全く興味が無かった私でも、涼風真世のオスカルだけは見たいと思っていたこともあった。(*美しく咲く〜〜と覚えていてそう書いていたのですが、調べたら美しく散るが正解でした)

というような思い入れを持っているであろう同世代の女性がうじゃうじゃいました。不思議なのは若い女の子も結構入ってたことだけど、ベルばら世代ではなくても作品はその後もあったんだもんね。

aacuyf9h宝塚の衣装のコーナーは撮影可でした。この頭の羽、本当にマリーアントワネットの頃にやっていたのかしら。宝塚アレンジかしら。

池田理代子さんは大学生(東京教育大。かしこ。)のときに学生運動があり、それに感化され、自立を尊び、お金を稼ごうと漫画を描いて持ち込んだら、貸本専門の出版社を紹介され、貸本用漫画をいくつも書いて、満を持してベルばらの流れで、その時でもまだ25才。すごすぎる。後もう1つすごいポイントとしては47歳で東京音大に入って声楽を修めた話。バイタリティ・・・。40過ぎてからでも遅いってことないんだなあと刺激を受けました。まあ、それで食べていくという話とは別としても。

去年行った大和和紀展ほどは、カラー原稿の書き込みのすごさみたいなのに感激するようなことはなかったのだけど(あさきゆめみしの表紙とか様々なものに準備されたカラー原稿が、薄紙に書いたり色のついた紙に書いたりはては絹本に描いたりとすごかった)、よく考えたらベルばらは随分時代が遡るのだった。にしては漫画の原稿も綺麗だったなあ。昔の漫画なのでキャラクター1人ずつに線が多くて、目も大きくて、なんか見ごたえは大変ありました。

グッズはポストカードと抗菌マスクケースを買いました。

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February 27, 2017

雨の沖縄

com14881297215421沖縄旅行から帰ってきました。今回は西表島3泊、那覇に1泊で前半は自然に親しみ、後半は物欲(やちむん)三昧。ずーっとお天気が悪くて、せっかくの青い海もどんよりとしていたけれども、ジャングルの緑は瑞々しく(濡れてるんだから当たり前だが)、滝の水量がすごかったり、分刻みスケジュールじゃなくホテルでのんびりしたり、大好きな沖縄そばを何度も食べたり、欲しかった器もいくつか買えたし、いい旅でした。

2008年12月製造の携帯(ガラケー)がとうとう壊れたようで、西表島で電波が入らないのはソフトバンクの電波のせいだと思っていたら、携帯が電波をつかめなくなっていたみたいです。ああ、とうとうガラケーを卒業する日が来てしまった。

旅の思い出はまた後ほど。

February 26, 2017

やちむん市と北窯

IMG_20170226_091508-COLLAGE朝目覚めたらやはり雨。朝ごはんが付いていなかったので、近所の屋台でよもぎの沖縄そばを食べる。麺に練りこまれて生のよもぎがばさっと載せられ、デトックスー。ホテルをチェックアウト後、おもろまち駅そばの駐車場にレンタカー(カーシェアレンタカー)を借りに行き、途中でIR子がジャケットを忘れてきたことに気づき、最初の目的地は今チェックアウトしてきたホテルと言うことに・・・この辺りの道は一方通行が多くて、ちょっとややこしかった。

ホテルから1時間弱ほど下道を走り続けて到着したのは読谷のJAゆんた広場。第一駐車場はいっぱいで、第二に停めて向かうと、前日「すごい人だかりだった」と聞いた工房は既に売り切れの札をかかげており。ぷらぷらーとテントを覗いて回ると、他のお店はまだ商品もそれなりに残っていて、いいな、というものもあって。テーブルに出してある器に雨がぽたぽた、雨漏りを受けているみたいになっている場所もあったけれど・・・。あれこれ見ているうちに少し雨がやんできて、記念すべき1枚目のやちむんは「やちむん家(やちむんやー)」さんの、薄くて使いやすそうな中皿と、同じ模様の小皿2つ、それから扇形のお皿1つ。どうも形で主張するものが個人的に好みらしく、扇形のを2つも3つも選んでいたのだけど、使い勝手を考えると無難な形の方が絶対良いのだろうなということで1つに減らしました。1つ買うと乗ってきて他の工房でも箸置きを買って。共同販売センターとやちむんの里を見に行こう、と、一旦そこを離れる。

it6ujxwtやちむんの里の駐車場に車を停めると、同じくやちむん市から移動してきたような人が何組もいて、まずはお目当ての与那原さんの器を見に北窯へ。工房直営だからきっとたくさん商品あるに違いない!と思っていた割に、あんまり無くて、でもここまで来たんだし、と、おもてなし上手じゃなければ使いこなせ無そうな素敵な長皿と小壺を買いました。聞いてみたら、年に4回しか窯に火を入れなくて、今年はまだ一度も焼いていないのだそうです。北窯が出す陶器市はやちむんの里で催す陶器市だけだそうで・・・次はそれに合わせて来なくっちゃ。

IMG_20170226_144036-COLLAGE共同販売センターもぐるっと見てみたけど与那原さんのものでトルコブルーx土色のものは無く、遅い昼ごはんを恩納村のシーサイドドライブインに食べに行きました。沖縄で最初にできたドライブイン?大きな窓から海が見えるので、晴れていたらすごく気持ちがいいだろうなあ・・・。コーンクリームスープではない白い懐かしい味のスープが美味しかったのと、ワゴンで運んで片付けてくれる店員さんたち(だいたい、おばちゃん)がフレンドリーな、昭和の雰囲気のお店でした。

本来であれば美しい海が見える万座毛に行ってみたら、観光バスがどーんと来ていた。風が強くて、野良猫が思わず人の足元に暖を取りに来るほど。このときは、雨が止んでいたのが救いでした。

道の駅のような「おんな市場」(当然ながら女ではなく恩納)にはフードパークみたいなのもあって、ここでお昼食べても良かったな〜なんて思いながら、本州ではあまりみかけないフルーツや野菜が気になって、宅配便で配送してもらうことに。アメリカでよく食べていたビーツもごろんと大きいのが1つ150円!どうやって食べるんだろうと1度くらいしか手を出さなかったコールラビ、パイナップル、パッションフルーツ、大きくて肉厚のピーマンもせっかくだから。としていたら結構時間をくってしまって、やちむん市に戻る頃にはかなり薄暗く・・・そして再び雨が。商品はかなり減っていたけど、カラカラとおちょこを吟味して買った後、別の工房で気になっていたマカイ(最後の1つ)を買って今回のやちむん仕入れは終了。マカイは何も言わなくても「ラスト1個だから!」とまけてくれたので、カラカラとおちょこも交渉すればよかった〜。

那覇に戻って(帰りは高速を案内された)、ゆいレールに乗って空港に向かい、晩御飯軽く食べようかと思っていたらお店が軒並みラストオーダーをちょっと過ぎていて、しかも飛行機がちょっと遅れて、あちゃー。という感じでしたが、無事少しの遅れで飛びまして、くたくたながら自宅に到着。お天気が悪かったり、お目当てのレストランがお休みだったりなどありましたが、盛りだくさんで楽しい旅でした。

February 23, 2017

西表島〜夜釣りよ今夜もありがとう〜

IMG_20170222_061748今回の沖縄旅行はツアーで最初から西表島+那覇という日程のものを選んだのですが、西表島はホテルの選択肢がなくて「ジャングルホテルパイヌマヤ」一択。webで検索したら結構良さそうだったし特に疑問も感じずに決めてから、実は西表島には上原地区と大原地区という2つの開けたエリアがあって、むしろその2ヵ所以外には何もなくて、パイヌマヤホテルは何もないエリアにある、ということがわかりました。港からホテルまでのバスはあるみたいでそのチケットは貰えるんだけど、それじゃ1日1回出て、帰ってくるしかできない。こりゃいかん!ということで前日にあわててレンタカーをネット予約。本当は2日前までしかネットでの予約はできないみたいなんだけど、オフシーズンということもあってか、要望欄に「明日から借りたいので後で電話します」と書いたら、予約確認メールではしっかり希望日からの貸し出しになっていたやまねこレンタカーさんありがとうございます。

P1020403初日は朝7時前の石垣島直行便に乗り、新石垣空港からリムジンバスで離島ターミナルへ、荷物を預けて近くのカフェでランチして、ドリーム観光の船で西表島へ。離島への船は3社が出してて、今回はドリーム観光のフリーパスが付いているツアーなのでドリーム観光の船の時間に合わせて移動する感じで。港までレンタカー屋さんがお迎えに来てくれてたので、手続して車借りて、ホテルに向かいました。本当はマングローブを見に行く船のツアーに入ろうかと思ってたんだけど船が遅れたのと、レンタカー屋さんにお迎えに来てもらったのとで、乗れなくなっちゃった。なわけでホテルまで向かいつつ軽く観光を・・・。チェックインした後晩御飯を食べがてらロビンソン小屋に向かったら、なかなかのカオス空間とロビンソンの弾丸トークが。それは追々書きます。

e3qwkbnv翌日、ロビンソンにツアーしてもらって、雨が降ったりやんだりする中、カヌーでピナイサーラの滝に行ったり、いろんな植物のことを教えてもらったり、どうでしょう軍団も食べていたオオタニワタリの見つけ方をレクチャーしてもらったり、どうでしょうのロケ地を教えてもらったり。どうでしょう軍団が西表島をやったのは2005年のことなので、随分景色が変わっていて、といっても高い建物が建ったとかではなく草が生い茂ったとかそういうネイチャーな感じだったけど、とにかく印象が違いました。

出来たらいいなあと思いつつも無理かなあと想像してた夜釣りや手長エビ釣りは季節的にちょっとねってことで、「今回は下見ね」とロビンソンにも言われ、でも、ロビンソンは本当に物知りで話が面白かったので、いやー、行ってよかった。

IMG_20170223_102541-COLLAGE・ロビンソンはタバコが嫌い(客にも吸わせないし、タバコの害悪を語って藩士に禁煙させてるらしい)
・ロビンソンは酒が飲めない(意外)
・アキさんもノリがいい
・ロビンソン小屋、喫茶店として機能してない
・ロビンソンカー、迷彩のピックアップトラックは廃車になって赤い普通の車(もとはレンタカー)
・Villa西表の初代オーナーはロビンソン
・若いころは自転車で日本を何度も縦断
・51歳の時、大阪から東京まで自転車で行こうと思って走り出すも、ばかばかしくなって名古屋で新幹線に乗る
・埼玉のご親戚のところに自転車で行ったらびっくりされるかと思って東京で電話したらばかにされた

などなど。ほかにもまだまだ面白い話がいっぱい。
暖かい時期にもう一度行きたいです。

February 12, 2017

ぽて美:うつわー

com14875238988461サントリー美術館の新収蔵品展に行ってきました。新橋のチケットやさんでお安かったし、六本木に用事もあったので。もともと銀食器を使っていたヨーロッパに中国や日本の磁器が入って、デルフト陶器がアジア風の絵付けをしたり、それがまた日本に入ってきて有田がチューリップ風の花をマネしてみたり、文化の受容と変容って面白いよねー。ヨーロッパの初期のそれらは時期ではなく陶器だったので、一旦すべてを白くしてから絵をつけていたということで、分厚くて重かったんだろうなあ。

ガラスはよくあるガレとかじゃなく、ふるーいふるーいものと、近代の日本のものとかであまり見ない感じのものが多かったので楽しかった。今回は写真撮影OKだったのもうれしかったな。

p01fmfg9それから新国立美術館に、ミュシャ展のチケットを買いに行きました。今は草間展開催中で、敷地の植木にドット柄の布が巻かれておめかししてました。私はチケットだけ・・・。あとから考えたら、放送大学の学生証で当日ふらりと行っても前売り料金で買えるので先に買っておく必要なかったんだけど、まあ、チケットを持っているのが楽しみだからいいや。来月もミュシャにベルばら(日本橋高島屋)に暁斎に、忙しいな〜っと。

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February 11, 2017

みゆといら猫のぽてぽて美術館:春日大社展

z37aiaia4月から、国立博物館の年間パスポートの仕組が変わって結構値上げになるのですが、3月末までは今の制度のパスを購入できます。具体的には現在4000円(学生2500円)で特別展に6回入れて通常展示入り放題なのが、5000円(学生3500円)で特別展チケット4枚、通常展示入り放題に変更。そんなあ!ってことで、興味のある方、今がチャンスですよ。何の宣伝?

本日は、春日大社 千年の至宝展。平日なのに結構人多い、などのtweetも見ていたので、土曜日に行くなんてぎゅうぎゅう詰めかしら、とちょっと戦々恐々で参りましたが、そんなにそんなに。とはいっても普段の特別展よりは人が多くて、絵巻や国宝ずらずら部分は2列目から見るか、少し並んで見るか?みたいなくらいには混んでいました。春日大社関連の曼荼羅は神仏習合感満載なのが私好みです。春日大社が描かれていてしっかり鳥居があって、上の方に如来とか観音とか描かれているタイプ。そう、日本では長くそうだったじゃないか!寺と神社が分かれたのなんか最近の話じゃないか!と、自分のあいまいな宗教観を肯定できちゃうのがいい。今回のイラストは鹿島立神影図風です。

IMG_20170211_143754途中の万灯篭コーナーは撮影OK。一度見に行きたいなあ〜。京都に住んでいても意外と遠かった奈良、しかもすごい人出だと思うと年々億劫になっていくと思われるので、体力があるうちに行かねば…

興福寺の文殊菩薩騎獅像および侍者立像かっこよかったです。それから、展示解説に鹿のイラストが付いているものの意味がわからなくて途中で係員の方に聞いたら、イラストがついているものは中に鹿が描かれていたのだそうで。え!見落としてたかも!と一瞬思いましたが、そういうの聞くと、一見見えなくても鹿探して、見つけて満足しちゃうから(若冲の絵で虫が12匹居ますと言って探しちゃう的な感じ)あんまり大々的に宣伝されていなくてよかったような気もしました。

鎧や刀は通常展示でもあまり熱心に見ないのですが、今回展示されていた赤糸威大鎧(梅鶯飾)は、飾り部分がすんごいきらきらしてて精巧で花と鳥とで、まるでジュエリーのようだったので、ほれぼれしました。戦うための鎧でなく奉納するためのものだからこんなに贅沢なんだろうな〜。後期に展示されるらしい竹虎雀飾の鎧も、虎っちゅーか写真では猫っぽくもあるけど飾りがすごそうなので見たい気もしています。

春日大社はすごい。ありがたい。

budgirl at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ぽて美 

January 07, 2017

みゆといら猫のぽてぽて美術館:暁斎イヤー

x0jyuge3早速ですが、今年楽しみにしている美術展No.1がBunkamuraの暁斎展。最近暁斎がことにお気に入りで、放送大学の暁斎を学ぶ授業まで取ったりしています。というわけで三連休の初日、暁斎のご子孫がやっている美術館@埼玉県に行ってきました。「埼玉、遠い・・・」と思っていたけど、京浜東北線で西川口までずどーん、思いのほか近かった。駅からは徒歩15分ほどで、完全なる住宅地のどまんなか、こじんまりとありました。ミュージアムショップでチケットを買ってからもう一つの建物の入口に行って展示室に入るスタイル。展示室は3室だけ、且つ3室目は暁斎の影響を受けたという現代美術家の個展で、暁斎・娘の暁翠の作品は2部屋だけ。そのお部屋もかなり小さめ…どおりで料金が500円くらいとお安いわけだ。ただ、額に入った絵がすごく間近で見られるので、ほかの美術館で出会う暁斎作品とは一味違うかもしれない。が、下絵が大量に残されたという割にはそんなに展示されていなかったし、毎日描いていたという観音や絵日記の展示もなかったので(絵日記は面白がって人が貰って行ったらしいので、おうちには残ってないのかも…)、そのへんは残念でした。

第2室には暁斎関連の書籍(これだけの画家にしては書籍とか図録のある美術展も少ないみたいで、美術史から抹殺されていた画家って本当なんだな〜)があったのでそれをじっくり見て、狂斎百図はやっぱり面白いな〜なんて思ったりしました。復刻本が何万円もするので高嶺の花、だが、Kindleだと260円で買えるなんて。(でも百図は袋の絵もいいのだ) 絵日記本もなかなかお高い。面白いんだけどな〜

IMG_20170107_142341時間があったので上野で降りて、トーハクのお正月展示「美術館に初もうで」もささーっと流し見。お正月と言えば、の恒例(なのか?)国宝・長谷川等伯の松竹図屏風や、若冲の鶏の屏風などを眺めて、上島珈琲で黒糖コーヒー飲んでから帰りました。

今年もぽて美がんばろー。





January 04, 2017

ぽて美:クラーナ派

9nv3np7v日経おとなのOFF(2015年末に出た2016年版)で山田五郎氏と山下裕二氏が揃って「気になる」と言っていたので前売り券を買ってあったクラーナハ展に行ってきました。r実は12月中旬に、デンメアティーハウスに行ったらウィーンつながりか何かで図録がお店に置いてあり、お茶しながら見たら「うーん、やっぱり好きなタイプの絵じゃないなあ」と、行くのがちょっと面倒になっていた美術展だったのだけど。でも結論としては行って本当によかった!

クラーナハってそもそも出身地の村の名前から来ている上、息子も同じルーカスという名前で、絵に(父)とか表示が付くタイプのやつでした。工房による作品(でも重要なものは本人も手を入れていたと想定されてる)とか。近世のスタイルや。

なんともヘタウマっぽい妙なプロポーション、首が詰まっちゃってるような妙なアングル感の人、毛細血管の青い色まで書き込まれた赤ちゃん、などなど、見れば見るほど偏執的な(いい意味で)変態アーティストだったんじゃないかと思わせるのだけど、工房作って、人のポーズやいろんなフォーマットを用意してそれを組み合わせて次々に作品を生み出して商売していたという、完全なる実業家のセンスも持って、カソリック系の権力者との太いパイプも持ちながらルターの友人として肖像画をいくつも描いていて、ただものじゃないな!と思わせる人でした。

IMG_20170104_165202こうやってたくさんクラーナハ絵を見ると、デス妻のオープニング映像で出てくるアダムとイブの絵もクラーナハだったのかしら。

ザクセン選帝侯アウグストとアンナ・オブ・デンマークの等身大肖像画は息子クラーナハの作品だったのですが、今回一番衝撃を受けたのはこれ。ベルベットに入った金色の糸による刺繍の表現が、実物のような陰影と凹凸をもって目に飛び込んできて、褒め言葉かわからないけどまるで写真みたい。人の顔も「いるいるこういう人」という二人で、生々しすぎず欠点を思わせない表現で、感心しました。

でも自分の肖像画をもし描いてもらう機会があるとしたなら、私はルノワールとか印象派に若干ぼんやり描いてほしいな…


デンメアティーハウスの謎は、美術展とコラボした紅茶を美術展グッズとして出している、ということで、解けました。

一人で行ったんだけど、その衝撃を伝えたらIR子も日を改めていくことなり、行った先で「ずーろく、ずろく」と図録を買うことにしたらしいLINEが来ました。しかも私が行った日はそれほど混んでいなかったのだけど、金曜の延長開館時は結構な人出だったそうで。

December 29, 2016

ぽて美:世界名作劇場展

IMG_20161229_165701母と一緒に妹の家に三代目の猫ちゃんを見に行き、ご飯を食べたあと、母と別れて梅田阪急へ、世界名作劇場展を見に行きました。子供のころ、日曜の夜に楽しみにしていたアニメ。あらいぐまラスカルや母をたずねて三千里、フランダースの犬なんかはこの時間帯ではなく再放送で見ていたはずだけど、赤毛のアンもリアルタイムで見ていたのか時間帯的に疑問だけど、トムソーヤの冒険は家に大きなレコード(LP)があったし、牧場の少女カトリ、ポリアンナ、小公女セーラあたりは確実に見てた。懐かしいな〜。

昨日と今日だけ、展示会場のお隣のホールで名場面上映会っていうのがあって、着いたら「母をたずねて三千里」の第51話「とうとうかあさんに」の回が始まるところだったので先に見に行った。マルコの母が働く農場をやっと探し当てて病気の母親に会えるっていうシーン。イタリアからお金持ちのご夫婦に一緒に来てくれって言われて南米まで連れて行かれて音信不通になってしまう母さん、何の仕事してたんだろう。ご夫婦親切そうだったし、無理やり連れてかれた風ではないから相当有能だったんだろうなあ。

それから「あらいぐまラスカル」第52話「別れと出発の時」を見て、そうだったのかー、全寮制の学校に入る前にラスカルを森に返すんだったかー、しかもラスカルはすぐに彼女を見つけるのかー、としみじみ。次は「ロミオの青い空」と、全く聞いたこともないアニメだったので展示を見に行って、原画や背景やラフ画や色々を見て、1997年から2006年まで新作が作られなかったと知って、「えっ!じゃあよい子のみんなは日曜日に何を見てたの?」とびっくりするけど、まるこもさざえさんもあるからいいのか?となって、2007年にやったという「レ・ミゼラブル 少女コゼット」の絵柄が超少女漫画風になってて「時代だー!」と思ったり。

i15x1h1p会場の最後には、ルーベンスの絵と音楽を鳴らす天使、それからパトラッシュの大きなぬいぐるみがあり、「ここでみんなもネロになろう!」って、悲しすぎるわー!

そのあと、本日最後の上映が「小公女セーラ」の第46話「また逢う日まで」(最終回?)だったのでこちらも見に行った。そうそう、短調の悲しい音楽とともに始まるんだったなあー。話も中盤ずっと悲しくて。最後はハッピーエンドだけど、あんなにいじめられたミンチン先生の学校に衝撃の大金の寄付をしていくその気持ちがいまもって分からない。それからエンディングテーマも結構悲しい調子の歌だったのは忘れてた。

グッズ色々欲しいと思ったけど、セーラグッズが少なくて、やっぱり世のみなさんに一番人気あるのはラスカルとフランダース、動物色が強い作品みたい?あとでWikiを見たら、原作に動物が出てこないものもマーチャンダイジングを考えて動物を足したとか。やるなー!

そんな感じですっかり遅くなったので、母から「ごはん食べちゃうよ」とメールが来ました。まさか3つも上映会を見ているとは思わなかったみたい。童心に帰った時間でした。

December 03, 2016

デザインの解剖展

ephk381bなんだか気になっていたミッドタウンの「デザインの解剖展」に行ってきました。きのこの山を取り上げてるっていうのは知っていたのだけど、ほかにも明治の製品でブルガリアヨーグルトやスーパーカップや美味しい牛乳やチョコレート、の製品そのものやパッケージデザインを要素に分解して解説する、というような展覧会でした。面白かったんだけど、色々分析して説明をしてくれて、その後の答え合わせがなかったのがちょっと気になった。例えば、ブルガリアヨーグルトの右側面と左側面には違う種類の情報が集められてて、なぜそうなってるかっていうと日本には右利きの人が多くて、パッケージを持った手首をひねって見やすいのは…みたいな。ほー!そうだったのか、そんな視点で見たことなかった!!と思ったけど、実際本当にそう考えてなっているのか、を、明治の人に確認したという説明はなかったので。

大きなきのこの山とかチョコレートとか子供が喜びそうな展示もあるんだけど、だいたいどれも触っちゃいけないのよね。展示は結構文字も多かったので読み応えあったけど、全部まとめて本で読みたい、と思ってしまった。

IMG_20161203_150217入った時にはスムーズだったのだけど、出てきたら結構並んでてびっくり!

遅めのランチは茅の舎で汁とおにぎりのセットを頂きました。テーブルでお試しに置いてあった生七味とごまふりかけが両方美味しくて、生七味買って帰ろうかなあと思ったらレジにすごく人が並んでいたのであっさり諦め。そのあとスーパーで桃屋の生七味を見つけたので、しばらくこれで気分だけ味わう。ていうかそっちで満足しちゃう可能性も。

IMG_20161203_155350_mそこでミッドタウンからヒルズ方面へぶらぶらしに行こうかなと思ったら、地下鉄で広告を見て気になっていた「世界のワイン試飲会」の呼び込みの方に「買わなくてもいいのでちょっと飲んでみませんか」と声をかけられ、思わずふらふら〜と入っていき、10種類くらいあれこれと試させていただきました。高いワインは飲まないと思われたのか、最初に出していただいたアルゼンチンワインが美味しくて、その後フランス、ドイツのワインもちょろっといただいたのだけど、好きなのは最初のやつですねえということになり、ダースでしかお買い上げできないのだけど半分ずつ違う種類でもいいですよとのことだったので、赤(カベルネフランとカベルネソービニヨン)と白(シャルドネ)を来週送ってもらうことにしました。品川にオフィスがあって、時々アウトレットセールや試飲会をやってるのでご案内出しますね、と言っていただき、おおっ、それは楽しみ!と。

ワインセラーを占めているカリフォルニアワインはそのままに、しばらくは、買ったやつを飲みます。


budgirl at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ぽて美