バフェット太郎です。

先日、日銀が資金循環統計で2016年末の家計の金融資産残高が1800兆円だったということを発表しました。これは4四半期ぶりに過去最高を更新したことになり、15年末と比べ0.9%(17兆円)増加しました。

金融資産残高が増加した主な要因は、預金・現金が前年比1.8%増の937兆円になったからであり、円安・株高による外貨建て資産と株式の評価額の増加はあまり影響ありませんでした。ちなみに外貨建て資産は前年同月比0.2%増、株式は0.4%減でした。

つまり、日本人のほとんどはトランプラリーの恩恵を全く受けていないというわけです。

【家計金融資産の内訳】
1
内訳をみると、日本人のほとんどが現金・預金と保険・年金が資産全体の8割を占めていて、株式や投資信託などのリスク資産をほとんど保有していないことがわかります。これは日本人の金融リテラシーが低かったからなのでしょうか。

日本は1990年のバブル崩壊以降、デフレが進行したため、「キャッシュ・イズ・キング」、株式や不動産に投資するよりも、現金を保有していた方がずっと正しかったのです。そのため、日本人は欧米人に比べて金融リテラシーは低くないと反論する人もいます。しかしそれは間違いです。

以前、「日本人が投資をしない本当の理由」で書いた通り、バフェット太郎は、日本人が現金・預金ばかり保有して株式などのリスク資産に投資しないのは、日本の中古住宅市場が極めて小さく、流動性が乏しいからだと主張しました。

日本人は一般的にマイホーム信仰が厚くて、多くの人が借りるよりも買った方が良いと考えています。しかし、中古の住宅市場は規模が小さく流動性が低いため売りたくても簡単に売れないのです。そのため、家計の金融資産はとにかく流動性の高いものにしなければならず、結果的に現金・預金の比率が大きくなるというわけです。

一方で欧米の中古住宅市場は流動性が高いので、株式や投資信託に積極的に投資することができます。つまり、金融リテラシーが高いとか低いとかは関係なく、中古住宅市場の規模が大きくならない限り、どんな経済環境になろうとも内訳は変わることはなく、相変わらず日本人は貯金ばかりすることになるのです。

そのため、これからは株式投資をしている人としていない人とで圧倒的な格差が生まれます。ちなみに株式投資と言っても日本株ではなく米国株ですよ。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします


SPONSORED LINK