バフェット太郎です。

投資の世界に長く身を置けば、あらゆるものにサイクルがあることをやがて知ることになります。2000年のITバブルでは、多くの市場参加者たちが「ニューエコノミー」ともてはやしましたが、まもなくITバブルは崩壊し、ナスダック市場は4700から1170へ暴落しました。しかし、02年に底を打つとそこから反発し、現在5900と史上最高値を更新しています。

また、08年の金融危機において米国経済は信用サイクルの影響を受けました。信用サイクルは回避不能のサイクルで、ボラティリティが高く、堅実な投資家にとって多くのチャンスをもたらしてくれます。

例えば、信用サイクルの以下のようなプロセスで進みます。

経済が好況になる→金融機関が繁盛する→将来の見通しに自信を示す→リスクに鈍感になる→金融機関が事業拡大を始める→融資や投資、資金供給の拡大、契約条件の緩和をする→経済がバブり始める→リスクに鈍感になった金融機関が融資に値しない借り手や事業に資金を提供する→結果、貸したお金が返ってこない→金融機関が融資や投資に消極的になる→中小企業が資本不足に陥る→中小企業がデフォルトする→デフォルトが連鎖する→経済が不況になる→堅実なバリュー投資家が割安な資産を買い始める→景気が回復する→最初に戻る。

このような信用サイクルははるか昔からあって、これがなくなることは決してありません。もし完全に効率的な市場があるなら、つまり、誰もが冷静な判断ができるのなら、サイクルは消滅するかもしれませんが、そんなことはあり得ないのです。

誰もが感情を無視して行動することはできず、企業は景気拡大期において将来の見通しに自信を示し、設備投資や在庫を積極的に増やそうとします。しかし、やがて景気が減速すると、過剰な設備投資や在庫が負担となって企業の業績を悪化させます。それを知った資金の貸し手である金融機関が融資に消極的になり、融資条件を急激に厳格化します。すると企業は資本不足に陥りデフォルトし、その企業の取引先企業も連鎖倒産します。

過去を振り返れば、株価の上昇トレンドや下降トレンドが長期化したりすることはありますが、それが永遠に続くことはありません。自然に四季があるように、どれだけ寒い期間が長くなろうとも、冬はやはて終わり、春が来るのです。

未来を見通す水晶玉でもない限り、誰も上昇トレンドや下降トレンドがいつまで続くのかを正確に予想することはできません。しかし、あらゆるものにサイクルがあることを知っていれば、相場が低迷している時に、「いずれ上がる」と信じてコツコツと株を買い増すことができます。また、相場が大きく上昇している時は「いずれ下がる」と考えて、リスクの高い取引きを避けることで堅実な投資ができるので、不況局面では多くのチャンスに恵まれます。

従って、投資家はあらゆる相場にサイクルがあることを認めて、堅実な投資をコツコツ続けていくことで、満足のいくパフォーマンスが期待できます。

グッドラック。

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