バフェット太郎です。

個人投資家の中には、「あの人が投資しているから」という理由で安易な考えで投資する人がいます。これをコバンザメ投資法と言ったりします。

最近の例で言えば「IBM」がそれです。バフェット氏が投資しているからという理由で投資してしまえば、バフェット氏が売ったり、投資判断そのものが間違いだったことを認めれば、追随して売るしかありません。なぜなら投資した理由が「バフェット氏が買っているから」であるなら、バフェットが売ってしまえばそれ以上保有する意味がないからです。

そのため、バフェット氏の投資判断が常に正しいという前提条件の上でしか、このコバンザメ投資法は成り立ちません。しかし、チャーリー・マンガ-氏が先日の年次会合で、「我々が保証できることは、これからも投資で失敗するということだ」と発言したように、コバンザメ投資法が成り立たないことを保証しています。

そもそも、常に正しい投資判断を下せる投資家は存在しません。それはバフェット氏だけでなく、ジョージ・ソロス氏だってスタンレー・ドラッケンミラー氏だって同じで、度々失敗するものなのです。

ちなみに、ETF(上場投信)の中には「グローバルXグル・インデックスETF」というETFがあります。これは複数の優良ヘッジファンド60社を対象に保有株式を追跡し、ヘッジファンドのマネジャーに人気がある銘柄を組み入れるというものです。

これは2012年に設定運用開始されましたが、一流の投資家が認めた銘柄群というだけあって、2013年から2014年6月時点のグル・インデックスはダウ平均を10%以上アウトパフォームするなど好成績を上げました。
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(出所:日本経済新聞

しかし、2015年以降、原油価格の暴落により著名投資家デイビット・アインホーン氏が大損し、ベイビー・バフェットの異名を持つウィリアム・アックマン氏もカナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズに投資して大損、さらにジョージ・ソロス氏は昨年の米大統領選挙直前にS&P500ETF(SPY)を大量に空売りして大損していました。

結果、2013年から2017年5月時点のパフォーマンスがこちらです。
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S&P500指数に投資した場合のリターンが71.08%だったのに対して、グル・インデックスファンドのそれは54.57%と大幅にアンダーパフォームするという散々な結果に終わっています。

これがコバンザメ投資法の末路です。結局のところグル(教祖)への信仰はお金を生み出さない幻想でしかなく、お布施という名の手数料を支払っていただけだったに過ぎなかったのです。

もちろん、教祖様へのお布施は見返りを求めるものではなくて謝礼を意味するものですから、あなたがどれだけ払っても誰も止めたりはしませんよ。ただし、お布施は教祖様に渡ることなく金融機関の手に渡るワケですが。

グッドラック。

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