北野彰作LOG

仕事と、仕事と仕事との合間の〈風景〉をご紹介します。

例のオルガン、『Miki organ』の件です。古い楽器を修復する専門の方が見つかり五月の連休明けに現場にお出で頂いて診てもらうことになりました。解体の時に小屋裏から降ろし一旦、近くの倉庫に置いていましたが果たして鳴るかどうかすらも分からなかったので何よりお施主さ…
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去年秋に着工してから約半年、年明けの上棟から4か月目、玄関ドアが漸く搬入されました。受注生産品なので納品まで結構、日にちが掛かります。今年8月の竣工を鑑みての納品時期、規模もさることながら内容も濃い建築なので丁寧な家造りが目下進んでいます。高気密高断熱型の
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ヨーロッパの様々な建築を観て時代や様式に関係無く日本の建築との違いを幾つか感じたなかで最も印象的だった一つが光に対する扱い方、だったように思います。木の文化に対する石の文化、という違いから生じる質的な相違点。身体的な違いから必然的に生じる、スケール感の圧
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先日、和歌山市内で住宅の打ち合わせがあり道路が空いていて早く着いてしまったのでむかし手掛けた建物のことを、ふと思い出し立ち寄ってみようかと思いました。或る地元企業の本社屋ビル、1997年の竣工ですから既に足掛け20年を超えています。建築も人も同じ、さすがに『寄
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本日は完了検査でした。『難波宮の家』という呼称から木造のイメージが有るかも知れませんが実は地上5階建ての重量鉄骨造、ガレージ&店舗付きの二世帯住宅です。謂わば『垂直に住む家』です。勿論、構造の適合性判定対象建築物であり、300平方メートルは十分超えているので省
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是迄、沢山のご家族との出会いがありそして沢山の住宅を設計してきました。リノベーション、新築を合わせると件数だけ申し上げれば100件はゆうに超えているかと思います。そのうちの特に印象深い事例を思い付くまゝ取り上げて解説するという、シリーズを不定期に始めようかと
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基礎の補強工事が漸く終わりいよいよ造作の端緒についていました。現場に入るとサシガネ(指矩)を手にした、経験年数が40年以上になるという、白髪混じりの棟梁が独りで黙々と造作の下準備の為にと一心不乱に『刻み』をされていました。久し振りに見る光景。最も古い記憶で
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解体を始めて2日後、初めて現場を訪問しました。大引と床束はそのまま残す、という想定でしたので元の床仕上材と根太を撤去している最中でした。チェーンソーで手際良く既存の床材と根太を切断、大引から簡単に引き剥がされて次々と廃材として搬出されていました。あっという
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兵庫県明石市で手掛けておりました、【太寺の家】の完成が近づいて来ました。そもそも小生が設計させて頂く『ご縁』となったのが小生の建築のセミナーに参加されていたことがキッカケでもう2年以上前に遡ります。題目は『ほんもの素材志向』。数少ない参加者の中で大変熱心に
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午前中にひとつの仕事に区切りが付いたので久し振りにゆっくりお昼を過ごそうとちょっと贅沢な?処でゆったりとお昼を済ませてから腹ごなしにと近所の慶沢園を久方振りに散策しました。過去何回も此のブログで取り上げたかと思いますが此の名園、大正末期に住友本家から大阪
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オーギュスト・ペレ(1874〜1954)はコンクリートの父と呼ばれています。彼の父親が元々ベルギーで建設会社を経営していて兄弟と共に経営を相続しますが単に施工面での技術者としてで無くエコール・デ・ボザールで学び学生時代に幾つもの賞を獲得するほどの才気ある建築家と
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