北野彰作LOG

仕事と、仕事と仕事との合間の〈風景〉をご紹介します。

無鄰菴、再びです。此処は過去に何回か訪れていて昨年も実は訪問しています。明治時代に近代日本庭園を確立しその後の京都・東山の別荘地の先鞭をつけることになる、此の山縣有朋別邸・第三無鄰菴は琵琶湖疏水を大胆に敷地内に取り入れて自然の小川を形成して水を流し山縣氏…
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子供の頃、家の薬箱には必ず入っていたダラスケ。正確には『陀羅尼助』だが家での呼び名は何故か『ダラスケ』だった。大酒飲みだった親父さんが二日酔いの時とか胃腸の弱った時は必ず服用していた。のみならず家族全員がなにかと愛用していたような気がする。特に一番お世話
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家具が入りました。今回は設計の段階から家具選定を行なっていてレザーやフレームの色彩を幾度もお施主さんと検討していたので『建築の一部』という感があります。本来、家具選定はかくあるべしでだからこそ大きさや色調が調和して恰も当初から置いてあるかのようなインテリ
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先日『探訪』した、〈花の御寺〉で有名な奈良県桜井市・長谷寺の醍醐味は何と言っても『登廊』です。本堂まで399段ある階段に切妻屋根を掛けたもので5棟に分かれていて焼失等で建造年代がマチマチですが一番古いもので17世紀半ばの建立。国の重要文化財に指定されています。
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京都で八月下旬から東山魁夷展を開催していることは以前から知っていて偶々、午後から時間が空いたので急ぎ岡崎へと向かいました。遥か昔、最初に彼の作品を観たのは年譜を調べると『1976年 神戸大丸で開催』というのが有って、恐らく其れが初見の展覧会だったと思います。42
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初の大型住宅、しかもご要望のテイストが和モダン。それがいきなり依頼されました。【浜甲子園の家/2003年竣工】のオープンハウスに来られていた、当時30歳代後半の若いご夫妻でした。オープンハウスでの出会いから程無くしてのことです。2005年の竣工ですからその2年前に設
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ヒトは睡眠時にその日に経験した記憶を脳が潜在下で自律的に記憶の形成と定着を行ない独自の『抽斗の中』に整理してる、とは何かの本で読んだ事があります。空間イメージには植物の『種子』に相当するものが有って空間を構想するときはその建築プログラムに一番近い、過去に
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昨年11月下旬に初めて敷地調査&ヒアリングをさせて頂いた【CASA- MINATOH】。順調に進捗して実施設計を6月で完了、そして此の週末に工事請負契約を無事締結。監理者として勿論立会い、捺印しました。小生の同級生のお家です。この歳になっても同級生からご依頼頂くのは大変有
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〈個人的な重たい話、ご興味の無い方は読み飛ばしてください〉※※※※※※※※※※※ここに一枚の写真がある。時は1980年8月、背景は東京・渋谷の松濤美術館。設計は言わずと知れた巨匠・白井晟一。竣工間際の仮囲いの柵を乗り越えて水を張る前の噴水吹抜部の際に立っての危
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一昨日、【摂津の家】の検査済証が無事交付されました。今回ほど此の書類の交付を有り難く感じた事が久しく無かったかも知れません。何故なら通常の4号建築物なら検査後、即交付・手渡しが恒例で当たり前のように検査済証をその場で受け取ってきたからです。例えば今年春に竣
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二十歳の時の話です。大学に退学届を出した事がありました。2年生の後半から専門課程に上がる前は当時、教養課程というものがあって其処では理系であっても語学、哲学、文学、経済学等を学ぶ、という昔の旧制高校時代の名残の様なものが国立系にはあって母校が総合大学で文系
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