今シーズンの開幕前の10月にクリーブランドから放出された選手がいる。それはリチャード・ジェファーソンだ。2016年優勝した当時は、チームを陰で支え最高のシーズンを過ごした。
 しかし、開幕ロスターに向けて、ラグジュアリータックス(節約税)節約の為だ。
 しかもトレード先のアトランタ・ホークスは純粋に彼を欲しいわけではなかった。合わせて譲渡された二巡目指名権が目的だった。
 なんともシビアな世界だ。しかし、当の本人はそれについてはこう述べた。

『僕のプロとしての仕事は、プレイするだけでなく、チームが最適な状況になるように貢献することだ。それは、若い選手を助けたり、見て気づいたところで手助けすることも含まれる。僕が若かった頃に、年上の選手がやってくれたのと同じことをやるだけ。"ペイ・フォワード"しているだけだ」。

ナゲッツのような若手が多く在籍するチームは彼のような選手はまさに必要不可欠だ。

そして彼のような選手がもう1人いる。ジェファーソンがナゲッツに加入した裏で解雇されたのがジャミアー・ネルソンだ。彼も解雇されてから故郷のフィラデルフィアに戻ったが、ラジョン・ロンドの故障で彼に声がかかった。彼はすぐにサインして、その日の夜の試合には出場していた。チームに合流してすぐに試合に出場したことについて聞かれた彼は

いつ、何が、なぜ起きるのかと予測することはできないから、常に準備しているだけだ。自分でワークアウトして、コンディションは保ってきたからね」と、できて当然とばかりのコメントを寄せた。

いつ、何が起こるかわからないNBAでたくましく生きる術をジェファーソンもネルソンも身につけ、自分の役割を理解し、たくましく体現している彼らはベテラン選手の鏡と言っていいだろう。 

 



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