百文字日記

肩の力を抜いて書く、心の備忘録。 感じたことを脈絡なく100文字程度で綴るのが唯一のこだわりです。 ★の数は個人的な満足度です。 2009年から雑感の後に、心に残った人・物・事を付記しています。

2010年06月

パピヨン5

友人とミニシアターでリバイバル上映を観たのは何年前だったろう?青い海・・、脳裏に刻まれたラストシーンが蘇る。マックィーンが独房で憔悴する様に鳥肌が立ち、ダスティン・ホフマンの眼鏡に友情を感じたのだった。懐かしい!

★注目ワード:馬鹿野郎、俺は生きてるぜ

マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔

『THIS IS IT』よりも作り込まれたドキュメンタリーを期待したが、これはひどい!MJの歌も踊りも一切なく、熱烈なファンのインタビューをこれでもかと垂れ流すのみ。余りの手抜きに、馬鹿にされたようで怒りさえ感じた。

★まさに黒星、無星(泣)

瞬 またたき2

主役二人の恋物語が薄いので、感情移入しにくい事この上ない。見えない背景を連想させる繊細な役作りは、北川景子に合っていないように感じた。見せ場である事故現場で感情を爆発させるシーンも微妙に長過ぎ。しまりを欠き残念。

★注目キャスト:田口トモロヲ(無機質過ぎて変身するかと思ったw)

さんかく5

男も女も痛い。だが終わってみれば愛おしい。15歳の小悪魔に掻き回される高岡蒼甫もダメンズの田畑智子も小野恵令奈の泳がせ方も不自然さがなくていい。甘酸っぱいコケットリーで男心をくすぐる吉田監督の演出が秀逸だ。

★注目ワード:俺、ロリコンじゃねぇからw

座頭市 THE LAST1

スルーしようか迷った挙げ句、豪華キャストにつられて鑑賞したが・・。座頭市を名乗るなら、もっと容赦ない強さで楽しませて欲しい。そんな世界観があれば少々粗い展開も気にならないのだが、香取慎吾の熱演が痛く感じるほど残念。

★注目キャスト:岩城滉一(親分、弱気過ぎw)

闇の列車、光の旅5

列車の屋根に乗りアメリカを目指す移民達。貧困が生きていく可能性を削り取っていく。集団の暴力に依存するか、ひたすら逃げるか、選択肢は少ない。明け方に見る夢のように、浅い眠りにしか安息を得られない。誰にも朝は来るのに・・。

★注目キャラ:カスペル(エドガル・フローレス)

薔薇の名前5

アリストテレス『詩学』。笑いを封じ込め、盲信の壁で世界を閉じ込めようとする宗教権威。真理の探究を怖れる心の闇は自らの悪魔を他者に投影し、真実を焼き尽くす。中世の修道院の陰鬱な事件を重厚に描く名作を銀幕で観る至福の時。

★注目キャスト:クリスチャン・スレイター

ダブル・ミッション4

またジャッキーの笑顔に癒された。いつもながら、小道具を上手く使い、時にはドリフのドタバタコントのような仕掛けの面白さにアハハと笑える安心感が好きだ。子供達と心を通わせるストーリーも分かり易くていい。まだまだイケるぜ。

★注目アイテム:フライパン

ザ・ウォーカー3

鈍い青みがかった色調は近未来の荒廃した世界をスタイリッシュに映し出す。興味深かったのは、独裁者の支配の手段としての宗教へのこだわり。リアルだし悲しい皮肉だ。目的の為、手段を選ばぬ伝道者との違いは紙一重以下だろう。

★注目キャスト:ミラ・クニス

ローラーガールズ・ダイアリー4

ドリュー・バリモア初監督作品。ローラーゲームとは懐かしい題材。華奢なエレン・ペイジが合わないのではと思ったが杞憂だった。不思議な魅力を発散しながらのナチュラルで非凡な演技力は、もう一流女優の貫禄。この個性は癖になる。

★注目キャスト:エレン・ペイジ

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