姫路の衣料品販売店『フタギ』、大阪、三重のローカルスーパー『シロ』、『岡田屋』の3社が提携したことで誕生した『ジャスコ』。
姫路では1971年に『ジャスコ姫路店』をオープンさせ、その後飾磨、広畑、網干地区にも進出し、姫路周辺の西播、東播各地にも出店していった。これにより郊外の商店街は商圏を奪われ、衰退する一因にもなった。
しかし栄枯盛衰ともいうべきか、そんな姫路周辺のジャスコもここ20年ほどで大きく数を減らした。ジャスコブランドがなくなったというのもあるが、通常のスーパーであるマックスバリュに転換していたり(ジャスコ岩端店)、また は完全に消滅してしまっていたり(船場店、野里店等)と、かつての大型店舗のまま営業を続けている店舗はほとんどない。
このジャスコ飾磨店は1972年にオープン。2006年に閉店し、34年の歴史の幕を閉じた。
1993年にここから少し南に下がったところに『姫路リバーシティショッピングセンター』がオープン。当時姫路では類を見なかった超大型のショッピングセンターであり、このジャスコ姫路店は大きく客足を奪われることになる。さらにこの近くの幹線道路沿いにも多くの郊外型店舗がオープンし、それでも長らく営業を続けていたがついに2006年に閉店することとなった。
ほんの少し前まではジャスコの建物も現存していたが、現在ではすでに建物の半分は取り壊されてしまっている。この裏手には新興住宅が多く立ち並んでおり、ここももうすぐ取り壊されて分譲地になるのは時間の問題か。
かつてのジャスコ飾磨店のテナント。洋菓子の田中屋が懐かしい・・・。
ジャスコ飾磨店に併設されていた名店街。こちらは現在でも現役である。
しかし中はシャッター街。薄暗く人通りもまばらである・・・。
街灯がないアーケード街は日の光が入らないので店の明かりがないと途端に暗くなる。
商店街のにぎわいが直接商店街の明るさに直結するのである。
なんせ空きテナントが多すぎる。あとシャッターにある張り紙等を見ていると、どうやら移転してしまったテナントも多いようだ。店舗の移転により空きテナントが増え、さらに名店街全体の集客力が減るという悪循環なのか。
駐車場も広いし、アクセス的には悪くはないと思う。ジャスコ飾磨店は閉店したが、名店街まで寂れてしまうこともないとは思うのだが。。。
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