近所の公園めぐり～紫金山公園（その3）

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（2）から

紫金山公園の敷地内には、吉志部神社という由緒ある古社があり、地元で親しまれている。

吉志部神社の歴史は古く、平安時代には既に存在していたようだ。公園の南側、岸辺方面に伸びる生活道路には大きな鳥居があるが、かつてこの神社の参道だったことを示しており、往時の賑わいをしのばせる。

吉志部神社は戦国時代の混乱の中で破壊されたものの、江戸時代に建立された立派な本殿があって、管理人はかつて小学校6年のときの写生大会でその本殿を描いたことを憶えている。

400年近くの歴史があるということで重文指定されていた本殿だが、2008年、火災により焼失してしまい、今、建っているのは、その後2011年に再建されたものである（当時の本殿の写真は、Wikipediaにあります）。

また、公園内には国指定の史跡である吉志部瓦窯跡（きしべがようせき）があり、この一帯でかつて瓦の生産が盛んであったことが記されている。ここで生産された瓦が、かの平安京の造営の際に用いられたようである。

工房跡が、公園の道路を挟んだ南側に残されている。

また、この一帯では須恵器の生産も盛んであり、その遺跡をここに移築して展示している。

そのすぐ横なのだが、古墳？　もあるようである。

（4）へ続く


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