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今回、本を紹介してくれるのは、
吉田美里さんです。


美里さん

『だれも知らない小さな国』、佐藤さとる、講談社

コロボックル、という妖精の名前を耳にしたことはあるでしょうか。この作品はとても小さくて賢い妖精コロボックルが出てくる物語です。
初めて世に出たのは昭和34年と、終戦から14年と経っていない時に発行されたもので、今より自然豊かな描写がいたるところで感じられます。
激しいアクションや、過激な描写、誰かの死、などはこの本にはありません。しかし、そういうものが無いのにもかかわらず、早くページをめくりたくなるようなドキドキとした冒険心を刺激してくれます。
忘れかけていた探求心、子供から大人になるにつれて忘れつつある「妖精」という存在。ファンタジー小説なのにファンタジーではないような、リアリティのある描写がこれらを思い出させてくれます。
読者が涙したりするシーンはありません。ですから、涙したいときではなく、穏やかな気持ちになりたいときに読むことをお勧めします。
読了後はきっと、コロボックルの影を探してしまうほどに、この本の世界を好きになれると思います♪


※美里さんと本の感想を共有したい方は、ぜひコメントをお寄せ下さい。
(コメントは念のため確認させていただいてからの公開となります)


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