2013年01月09日

2013年レコード業界年頭所感

▼新年あけましておめでとうございます。2013年も当ブログならびに弊社サイト「文化通信.com」をよろしくお願い致します。さて、7日に都内で行われた星光堂グループの新年賀詞交歓会で飯原敏明星光堂HD社長が13年は「パッケージ業界にとって正念場」と語った。
▼なぜ13年が大事な局面なのか。12年はCDの生産実績が前年を上回る見通し。実に14年ぶりである。喜ばしい。14年かかってようやく上向いたものをたった1年で再び下降させてはならない。なんとしても踏ん張らなければならない。だから正念場なのだろう。
▼確かにその通りだと思う。だが不安材料はある。パッケージのヒット上位を見るとよく売れているのはAKB、ジャニーズ勢ばかり。多様なジャンル、アーティストのCDがバランスよく売れているわけではない。つまり偏っている。しかも大幅に。もしAKBやジャニーズのCDが売れなくなったら…。14年ぶりに回復したからと言って今後を手放しで楽観視できない理由の1つがここにある。
▼しかしアベノミクスではないが実際に数字が上向いたという事実がこれまでの業界内の暗いムードを明るい方へ変化させたのは間違いない。この好転状況が途中で壊れることなく14年に突入できることを強く願う。

bunkatsushin at 22:13|Permalinkclip!中原 卓彦 

2013年01月07日

2013年もアニメ映画が牽引か!?

新年明けましておめでとうございます。
本年も文化通信社の編集局ブログ「BunLOG」を宜しくお願い申し上げます。

 さて2013年、巳年、エンタメ業界はどのような年となるか―。映画界では早くも、昨年12月15日より公開中のアニメ映画『ONE PIECE FILM Z』が、1月6日に興収52億円を突破するという頼もしいニュースが飛び込んできた。

 これは東映の2000年以降の配給作品で最高となる興収記録とのこと。グループ会社のティ・ジョイが配給(カラー共同配給)する『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の大ヒットと合わせ、東映は新年のめでたい笑いが止まらないのではないか。今月末に発表される全国映画概況(2012年度)の会見の場での岡田裕介社長の挨拶が今から楽しみである。

 それはそうと、これは昨年から続くアニメ映画の好調を今年も引き継ぐいい興行展開となっているわけだが、今年もまた強力なアニメ映画が控えている。

 筆頭は何と言ってもスタジオジブリの最新作、宮崎駿監督の『風立ちぬ』と高畑勲監督の『かぐや姫の物語』。しかもこれを『となりのトトロ』『火垂るの墓』の88年公開以来25年ぶりに両監督の作品を2本同時公開(但し2本立てではない)するということで、否が応でも期待が高まる。

 この他にも、昨年も絶好調だった東宝配給作品で、人気シリーズの『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』『ポケモン』『コナン』あたりが、昨年の成績を上回ってくるのか注目される。

 また、他社配給、単館&拡大のアニメ映画の公開が増え、昨年の『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』2部作のように予想以上の大ヒットを飛ばす作品も出てくる可能性を秘めている。因に、昨年の日本映画興収上位10本のうち5本(30億円以上)がアニメだった。

 今年はアニメ以外にも、昨年同様実写映画でメジャー、インディともに注目作品の公開が控えている。そんな中で、昨年は興収50億円以上の作品が1本のみと不振が続いている洋画が、どこまで巻き返しを図れるのか、それとも今年もアニメ映画が映画興行を牽引していくことになるのか注目されるところ。

 いずれにしても昨年を上回る興行の盛り上がり、映画鑑賞人口の増加を期待すると共に、そのために我々メディアもどのような役割を担っていけるのか、しっかりと考えて今年も取り組んでいきたい。

bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!和田 隆 

2012年12月27日

2012年公開の映画ベスト10

 当ブログで毎年勝手に発表している「マイ映画ベスト10」を、今年も発表したいと思います。よかったらご覧ください。
 昨年と同じく日本映画・外国映画別でご紹介します。ランキングは個人的な好みによるものなので、偏りがあることをご了承ください。対象は、昨年末(11年12月23日〜)から先週(〜12年12月22日)までに劇場公開された作品。私が観た177本(洋画124本/邦画53本)の中から選びました。それではどうぞ!
(ネタバレを含みますのでご注意を)


〜日本映画ベスト10〜

第10位: 「009 RE:CYBORG」
(川井憲次さんが担当した音楽が終始カッコイイ! サントラを毎日のように聴いています。スピード感のあるアクションと非常にマッチしていて、とにかくシビれます。哲学的な結末に、頭の中でいくつか「?」が浮かびましたが、余韻の残る作品です。)



第9位: 「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」
(オッサンには嬉しいギャバンの復活。必殺技『ギャバンダイナミック』が眩しかった! ゴーカイジャーとギャバンの過去は感動的で、「よろしく勇気!」の決め台詞に奮い立たせられました。)



第8位: 「鬼に訊け 宮大工西岡常一の遺言」
(建築業界では有名な宮大工・西岡常一氏(故人)のドキュメンタリー。現場で培った経験と、遥か昔まで遡る建築技術の豊富な知識が次々と披露されますが、どれもこれもが興味深い。槍鉋(やりがんな)など道具へのこだわりは特に注目です。最後の木組みのシーンは最初から最後まで全部観たくなります。)



第7位: 「アシュラ」
(生きるために必要な“殺し”という概念があまりに重い。半端な優しさがアシュラを苦しめる事実にも息が苦しくなります。しかし、「絶望」を通して、激しくヘビーな「生」を描いた作品です。東映アニメーションの気迫を感じる凄い作品。)



第6位: 「BRAVE HEARTS 海猿」
(あまり批評家や映画ファンの映画ベスト10に入ってくる類の作品ではないと思いますが、素直に良かったと思います。航空機の海上着水のシーンで、海上自衛隊が総員体制で待機している姿は胸が熱くなってしまいました。大事件→無事救助→隊員の誰かがピンチ→でも生還。この決まりきった展開は今回も踏襲されますが、なぜか飽きない。黄金のワンパターンと言えるでしょう。)



第5位: 「のぼうの城」
(昨年から今年に公開延期したのが納得の、リアルで迫力のある水攻めシーンでした。2万の豊臣軍にたった500人の兵士で挑んだという、時代劇版「300〈スリーハンドレッド〉」ですが、これが実話だから凄い。これまでの映画の主人公には当てはまらない特異な主人公でしたが、野村萬斎さんが見事に演じられていました。)



第4位: 「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜」
(真犯人は誰なのか? 死んでしまった容疑者・八島の疑いを晴らしつつ、少しずつ真実に迫っていく展開にグイグイ引き込まれます。サスペンス的な側面だけでなく、家族の繋がりを描いた人間ドラマに感動できる作品。当初はもっとドロドロと重厚なエグさを期待していましたが、意外とクリーンな内容。でもこれはこれで良かったです。)



第3位: 「アウトレイジ ビヨンド」
(いや〜西田敏行さんが怖い。普段、探偵ナイトスクープでニコニコしてるおっちゃんにはとても見えない迫力でした。実質的な主人公である小日向文世さんの暗躍ぶりも楽しい。全登場人物の思惑が交錯していますが、脚本が上手なので全く問題なし。くどくなり過ぎない、ぎりぎりのところで留めてある説明的な台詞も自分には良かったです。)



第2位: 「へんげ」
(今年の日本映画で、ビックリ度ではナンバーワン。詳しい説明はなしに、いきなり化け物に変形していく夫と、献身的にエサの調達に勤しむ妻。独特の音楽と色で魅せるサスペンスフルな内容から一転、クライマックスは仰天の特撮怪獣映画に! 『フロム・ダスク・ティル・ドーン』ばりの急展開です。出色の自主特撮映画「大怪獣映画G」の田口清隆さんが特撮監督を務めており、創意工夫を感じる非常にユニークな映像です。同時上映の短編『大拳銃』も良かった!)



第1位: 「外事警察 その男に騙されるな」
(ドラマ版は観ておらず、映画が初見。テロ集団、核博士、NISの思惑が絡み合う謎に引き込まれ、外事コンビの鬼気迫る演技と梅林茂氏による音楽が素晴らしい! 日本映画では珍しい重厚感に溢れる、満足度の高い作品。そして、“その男に騙されるな”って言われてるのに騙されました。)



番外: 「宇宙戦艦ヤマト 復活偏 ディレクターズカット」
(2年前に公開され、個人的には大好きだった作品のディレクターズカット版。結末が大幅に変わっていますが、これもアリだなと。いや、こっちの方が自然だったりして。)


つづいて・・・
〜外国映画ベスト10〜

第10位: 「ロボット」
(インドはなんちゅう映画をほり込んでくるんでしょう。スーパースター、ラジニーカント扮するロボット「チッティ」が大群で不気味なフォーメーションを組んで襲ってくるクライマックスは、ちょっと夢に出てきそうな衝撃度。アクション、ダンス、恋愛、感動と、映画の良いところを全て盛り込んだスーパーエンターテイメント。)



第9位: 「ファミリー・ツリー」
(ハワイの美しい景色を背景に、バラバラだった家族が妻の事故と浮気発覚により、結束する様子を描くドラマ。真相の解明と妻の浮気相手との接触にドキドキしたり、クルーニーのドタバタ走り回る姿にクスッと笑ったり…。小さな話を、こんなに面白いストーリーに仕上げるのだから恐れ入ります。良作。)



第8位: 「アルゴ」
(実際の映像と、それを忠実に再現した映像を融合した冒頭のシーンから、ベン・アフレック監督のこの作品に懸ける意気込みが伝わってきました。イランから人質を救出するため、ニセの映画製作を実行するという前代未聞の作戦。緊張感と滑稽さが表裏一体となった痛快な作品で、素直に面白い!と言えます。これが実話だから驚き。俳優も実際の人物と非常に似ていました。)



第7位: 「遊星からの物体X ファーストコンタクト」
(いや〜キモかった。より不気味になった宇宙生物が現れる中、今回も人間同士の探り合いを緊迫感溢れる中で描いています。変な要素を付け加えたりせず、前作「遊星からの物体X」の骨子をしっかり受け継いだ、忠誠心を感じる内容。この作品を作った人たち、前作のことが大好きだったんでしょうね。)



第6位: 「オレンジと太陽」
(ケン・ローチ監督の息子、ジム・ローチ監督のデビュー作。英国のスキャンダル、強制的な「児童移民」問題に真っ向から向き合った女性の実話。脅しの恐怖にも静かに粘り強く耐え、誠実に問題に取り組む主人公を、エミリーが名演。元児童移民たちの気高さにも感動します。)



第5位: 「バトルシップ」
(ストレス溜まってる人はこれを観てください。何も考えないで楽しめます。海軍へのリスペクトを感じるド迫力アクション。クライマックスの戦艦ミズーリでT字戦法の場面は爽快感MAX。監督は日露戦争のこともよく知っているんですかね。CCRやAC/DCの楽曲も最高でした。)



第4位: 「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」
(ちょっと不気味だけど心優しい2人。でも彼らを殺人鬼と勘違いした若者グループが、勝手に自滅していくという、ブラック・コメディ・スプラッター。いや〜笑いました。木材破砕機に勝手にツッコむ奴、逃げている最中に前方不注意で木の串刺しになる奴…。さらに、若者グループに一人、猟奇的な学生が混ざっていたからさあ大変! 今年一番の爆笑作品です。)



第3位: 「戦火の馬」
(第一次世界大戦下のヨーロッパを転々とし、敵・味方、どちらの部隊の手にも渡る軍馬ジョーイだが、そこには必ず、馬を愛する人間がいた…。激動の戦時下でも、必ず良心は存在する。希望に満ち溢れた感動の傑作。敵対する英独の兵隊が、鉄網に絡まったジョーイを助けるために協力するシーンは涙なしでは見られません。)



第2位: 「最強のふたり」
(「映画っていいな」と思える作品。障碍者にもズケズケと遠慮なしに物申すドリスと、それを楽しそうに聞くフィリップ。彼らの友情に、観ているこっちもぬくぬくと心が温まっていくのを感じます。冒頭に流れる「セプテンバー」も最高でした。)



第1位: 「ドライヴ」
(今年というか、近年最高の作品。惚れた女とその息子のために、命を懸けて危険な戦いに挑む寡黙なドライバー。夜の街をスタイリッシュに映し出す映像、ライアン・ゴズリングとキャリー・マリガンの余韻や間を楽しむような会話、容赦のない残酷描写、そしてあまりにも素敵なシンセサイザー・ポップの音楽…。その酔いしれるような雰囲気を楽しむ映画です。カッコイイいいを通り越して、映画に惚れてしまいました。)



 以上が私の日本映画・外国映画別の2012年ベスト10です。総合では「ドライヴ」を1位に推します。
 なお、このランキングに入った作品以外で、私が好きだった作品も下に列挙しますので合わせてご覧ください。


〜日本映画〜
「あなたへ」
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」
「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」
「ALWAYS 三丁目の夕日 `64」
「北のカナリアたち」
「苦役列車」
「死刑弁護人」
「人生、いろどり」
「天地明察」
「はやぶさ 遥かなる帰還」
「HOME 愛しの座敷わらし」
「放課後ミッドナイターズ」
「LIGHT UP NIPPON〜日本を照らした、奇跡の花火〜」
「るろうに剣心」
「聯合艦隊司令長官 山本五十六」
「わが母の記」
「ONE PIECE FILM Z」

〜外国映画〜
「アーティスト」
「アタック・ザ・ブロック」
「アベンジャーズ」
「アメイジング・スパイダーマン」
「依頼人」
「イラン式料理本」
「エクスペンダブルズ2」
「おとなのけんか」
「ザ・レイド」
「人生の特等席」
「ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春」
「ダークナイト ライジング」
「TIME/タイム」
「007 スカイフォール」
「誰も知らない基地のこと」
「デビルズ・ダブル‐ある影武者の物語‐」
「デンジャラス・ラン」
「トールマン」
「トガニ 幼き瞳の告発」
「ドラゴン・タトゥーの女」
「フライトナイト/恐怖の夜」
「ヘッドハンター」
「ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜」
「マイウェイ 12,000キロの真実」
「マダガスカル3」
「マリリン 7日間の恋」
「ミッドナイト・イン・パリ」
「メリエスの素晴らしき映画魔術/月世界旅行」
「メン・イン・ブラック3」
「ヤング≒アダルト」

長々とお付き合いありがとうございました。
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bunkatsushin at 08:30|Permalinkclip!平池 由典 

2012年12月25日

イオンがワーナー・マイカルを完全子会社化

 イオンがワーナー・マイカルを完全子会社化すると、先週発表されました。こうなるだろうと以前から何度も出ていた話でしたが、実際に起きてみると、これから同社が、また業界が一体どうなるのだろうか…と興味津々です。

 現在のワーナー・マイカルの株主は、ワーナー・ブラザーズ・エンタテインメントと、イオングループの小売企業イオンリテールで、50%ずつを持ち合っています。このワーナーの持ち分50%をイオンが買収し、イオンが実質100%を持つことになります。株式売買の時期は、2013年2月か3月を予定。ワーナー・マイカルとイオンの決算期は2月ですから、年度変わりのタイミングということでしょう。

 この数年の間に中国など米国以外の映画館事業から次々に撤退してきたワーナーにとって、日本からの撤退は“既定路線”だった。一方のイオンは、主力のショッピングセンター(SC)事業を強化していく中で、集客効果、共同販促など様々な面で映画館の存在価値が高まった。ちょっと端折りすぎかもしれませんが、こうした両者の思惑が一致したということでしょう。

 イオングループには、こちらも完全子会社でイオンシネマズがあります。今後は、ワーナー・マイカル、イオンシネマズの関係性に対する関心が高まるでしょう。外から見て分かりやすいのは“経営統合”ですが、異なる企業文化にある会社同士の経営を一体化するのが容易ではないことは、過去の例からも明らかです。統合するとしても、すでに部分的には協力関係を敷いている興行2社が、今後どういう道程を歩んでいくのか、注目です。

 イオンは、SCの新規出店を再び積極化していく考えにあります。その中で重要なポイントは、その立地です。イオンは車社会に即した郊外型SCで力を発揮してきましたが、今の日本は、少子高齢化、車離れに伴い、都心回帰の時代となりました。SC事業も、郊外型よりも都心型の店舗開発がより一層求められることになるでしょう。イオンはJR東日本と提携するなど、駅前立地での出店を睨んだ動きもあります。ワーナー・マイカル、イオンシネマズは郊外型SCへの出店が大半でしたが、今後はイオンの出店戦略に足並みを揃えるように、都心型シネコンの開発が必要になるかもしれません。

 ワーナー・マイカルがイオンの完全子会社になるということは、イオンの意向が経営に大きく影響してくるということでもあります。今まではワーナー側、イオン側の双方が合意してワーナー・マイカルの経営の在り方を決めてきました。実際にワーナー・マイカルで働く方々にとっては、双方の顔を立てなければならないので、両株主に挟まれてジレンマに陥ることもあったことでしょうし、裏を返せば、折半出資だったことでバランスの良い経営ができていたという側面もあるでしょう。今後は株主がイオンのみになりますから、ワーナー・マイカルにどういう意思決定を下し、それにワーナー・マイカル側が応えていくのか。

 今回の完全子会社化に伴う影響が、今後どのように表れてくるのか。私は、自らの頭の中で、想像を膨らませています。

bunkatsushin at 09:30|Permalinkclip!松本 貴則 

2012年12月21日

物を買うという決断に必要なのは?

今年のCDアルバム売上枚数トップは
ミスチルのベストのmacroの方で売上は116万6千枚
2位もミスチルのベスト
こちらはmicroの方で売上は110万2千枚

続く3位がAKB48の1830mで売上102万7千枚

となりました

ここまでが売上100万枚超です


今年、3枚しかない売上100万枚超のアルバムのうち
2枚がミスチルということですよ

発売元のバップは
これだけでもものすごい売上・利益ですね
日テレグループとしても
かなり大きな貢献になるはずです

バップは日本テレビの連結子会社ですので
バップの業績は、直接日本テレビにつながってくるわけです



これは別会社の形での話ですが
放送業界においては近年、
本業の放送収入以外の
放送外収入と言われる部分が注目されています

もう放送外収入という言葉も定着したかもしれませんね



放送外収入と言っても様々なものを含みますが
1つ注目なのが

爛薀献瓩任猟免了業であります


テレビにおける通販は
様々な場面で皆さんも目にされているので
説明する必要はないと思いますが
ビジュアルと説明で、ストレートに商品の魅力を紹介し
購入申し込みまでを案内するものでありますね


それが爛薀献瓩任猟免里箸覆蠅泙垢
そのメディア特性のとおり
実物が見られない
ビジュアル訴求がないわけです

時には、パーソナリティーさんの話術のみで
商品を紹介するわけです

ジャパネットたかたさんなども
直接ラジオ通販を手掛けられていたりもしています



どちらにせよ
商品のビジュアルを目にしないまま
購入申し込みまでを決断させるには
もちろん、魅力的な話術、プレゼンテーション能力
また商品自体の魅力が重要ですが
実は、ここに、とても大事な要素がもう一つあります


それは
ラジオ局、もしくは番組に対する
リスナーからの信頼度です
信頼できるブランドであるかという部分は
決断の際に、重要なポイントとなっているようです



ラジオ通販については
実は相当前からラジオ各局さんは取り組まれていて
時代の流れとともに形を変えながら
各局ともに通販強化、通販売上増加へと
歩みを進めてきているわけです



ラジオで、宝石、PC、テレビ、食品などなど
いろいろなものが売れているのです

ごく最近では、
某局の人気定番商品となっていますが
来年の正月用の犢覯擇せち料理
なども大変売れているそうです
(売上ウン千万ですよ)


デフレ時代の今の世の中で
街で使われるお金自体が
シビアに判断されている状況下で

ネット通販やラジオ通販などが
売り上げを伸ばしてきているということには
時代を切り開く何かヒントが隠されているとも言えそうです



時代が求めるものにフィットしているから
順調な歩みを進めているのだと思いますが

このようなことも含めて

来年もまたいろいろなことを考えながら
臨まなければと、想いを新たにしております

bunkatsushin at 12:00|Permalinkclip!大川 仁志 

2012年12月19日

1月ドラマ主題歌にK-POP3組

 2013年1月スタートのドラマの主題歌が次々発表されている。

 ユーミン、竹内まりや、福山雅治といった大物からサカナクション、E‐Girls、柏木由紀(AKB48)といった若手まで幅広い顔ぶれが揃う中、注目はK‐POP勢。今年2012年は昨年までの勢いがなく『K‐POPブームは終わった』などと言われたが、すでに3組が決定している。MYNAME(マイネーム)、U‐KISS(ユーキス)、そして東方神起。

 MYNAMEは、今年7月に日本デビューした男性5人組グループ。日本での活動開始時期は、3組の中で1番遅い。日本デビューからわずか半年でドラマ主題歌を担当することになった。レコード会社は、よしもとアール・アンド・シー。1月10日(木)スタートの読売テレビ・日本テレビ系「お助け屋☆陣八」(毎週木曜22時58分)の主題歌(タイトル未定)を歌う。ドラマ出演は宮川大輔、小泉孝太郎、しずちゃん(南海キャンディーズ)ほか。

 U‐KISSは、11年12月に日本デビューした男性7人組。世界を舞台に活躍することを目指して結成されたグループで、海外生活経験のあるメンバーがいるのが特徴。レコード会社はエイベックス。1月8日(火)スタートのNHK「書店員ミチルの身の上話」(毎週火曜22時55分)の主題歌「ALONE」を歌う。ドラマの出演は戸田恵梨香、高良健吾、柄本佑ほか。

 東方神起は13年、日本上陸9年目、日本デビュー8年目になる。レコード会社はエイベックス。1月8日(火)スタートの関西テレビ・フジテレビ系「サキ」(毎週火曜22時)の主題歌「Catch Me―If you wanna―」を歌う。ドラマ出演は仲間由紀恵、三浦翔平、内田有紀ほか。東方神起と仲間由紀恵のタッグはドラマ「美しき隣人」(11年1月〜)以来。東方神起が現在のユンホ&チャンミン2人体制で活動再開したカムバック第1弾曲「Why?(Keep Your Head Down)」が主題歌だった。「Catch Me〜」は韓国で発売中の最新曲。

 3組の中で、MYNAMEは、前記のとおり、日本デビューしてからわずか半年でのドラマ主題歌決定。デビュー曲がいきなり主題歌という新人もいるとはいえ、やはり新人としては異例のスピードでの抜擢に、MYNAMEへの期待の高さが伺える。

bunkatsushin at 10:30|Permalinkclip!中原 卓彦 

2012年12月17日

役者・山田孝之の“狂気”

 前回に続き、「2012年鑑賞映画回顧」(第2部)を綴ろうと思っていたが、先週観たある映画のある俳優について書かずにはいられなくなった。

 その映画とは、赤堀雅秋監督の『その夜の侍』。そして、主演のひとり山田孝之である。

 作品は、2007年に初演された劇団「THE SHAMPOO HAT」の同名戯曲を映画化したもの。同劇団で作・演出・出演を手がける赤堀が、岸田國士戯曲賞にノミネートされた同戯曲を映画用に自ら脚色し、メガホンもとった。赤堀監督は、先日発表された2012年度「新藤兼人賞」で見事金賞を受賞している。

 しかし、ここでは山田孝之という俳優について語りたい。

 この作品における山田には驚かされ、圧倒的な迫力に衝撃を受けた。近年、メキメキと個性派俳優として実力を示し、その成長ぶりに目を見張ってはいたのだが、この作品で、彼のあるひとつの到達点を見せつけられた思いである。

 ひき逃げ事故を起こし、5年後に刑期を終えて出所した男。その男に「脅迫状」が届く。生きることへの止めようのない「苛立ち」と「孤独」を抱えながら、次第に男は追いつめられていく。

 その「恐怖」を打ち消そうとするかのように、周囲に当たり散らし、手当り次第に刃をむく男。抑えようのない暴力がエスカレートし、周囲はその「恐怖」に巻き込まれていく。

 生きることを諦め切ったような眼、人を怯えさせる威圧感、今にも人をまた殺めそうな殺気、そして時折みせる寂しげな表情。それらを山田はいとも軽々と、楽しそうに演じてみせる。

 この山田が演じたような人間を、私は実際に知っている。小学校時代の「友人」だが、転校生の彼の存在に「恐怖」し喧嘩もした。常に心に「刃」を抱えているような男で、中学校に入る頃から歩む道が分かれていった。

 卒業し、数年経った大学時代だっただろうか、偶然、地元のコンビニで彼を見かけた。レジから怒号が聞こえてくる。バイトらしき店員に何やら因縁をつけているではないか。

 彼の「殺気」は変わっておらず、むしろ数年会わない間に増幅しているようだった。私は立ち尽くし、悲しいかな声をかけられなかった。「恐怖」からなのか、言葉にできない悲しみからか、いや、すでに彼は私の平凡な世界とは違う次元に行ってしまっているように感じたからかもしれない。

 もちろん、彼は人を殺めたりはしていない(と思う)。しかし、そんな同じ「苛立ち」や「孤独」をこの映画の山田から感じた。

 私は以前この欄で、山田孝之の記者会見における「態度」を指摘したことがある。取材する側からすれば、そのやる気のないようなコメントに苦心したからである。いい若手の役者なのだから、もっとリップサービスしてもいいではないかと。

 しかし、それはあくまでも私の見方であって、そんなものは演技者「山田孝之」にとってはどうでもいいことだったのだろう。

 赤堀監督の脚本(脚色)と演出、そして山田と対峙するもう一人の主演俳優、堺雅人の対極的な存在感。さらに綾野剛、新井浩文、高橋努、安藤サクラ、田口トモロヲ、坂井真紀、谷村美月、山田キヌヲら脇を固める俳優陣の見事なアンサンブルが、作品世界を近年にない日本映画に至らしめている。

 最愛の人を奪った人間に復讐を果たすべきか、自ら犯した罪を真に償うことができるのか、自問自答しながら互いに追いつめられていく二人の男の狂気と日常が描き出されるが、その答えは観る者に委ねられる。

 最後の最後まで息の詰まるような作品。2012年、観るべき日本映画の一本である。

bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!和田 隆