2012年12月13日

すごいぜ!『デッド寿司』

 ユーチューブにアップされた予告編が100万アクセスを記録したという注目の日本映画『デッド寿司』を試写で先日観たのですが、めちゃくちゃ面白かったです。「予告編が一番面白かったりして…」なんて一抹の不安を抱えながら試写に赴きましたが、そんなもんは杞憂に終わりました。

 ある薬物を注入され、殺戮生物と化した寿司が人間に襲い掛かるという、超おバカなこの映画。『片腕マシンガール』や『ロボゲイシャ』の井口昇監督がメガホンをとり、『ハイキック・ガール!』の武田梨奈さんが主演しました。

 とある寂れた旅館を舞台に、悪徳製薬会社の社員らが泊まったことによるトラブルで、寿司が殺戮生物に変身。旅館に務める人や、製薬会社社員が襲われる中、主人公のケイコ(武田)と旅館の雑用係(松崎しげる)がこれに立ち向かうというのが物語の概要。

 まず、変身したデッド寿司のキモかわいいこと! 特に、弱気で愛らしい玉子ちゃんにはなぜか胸キュンしてしまいます。性欲溢れるエビゾーには笑っちゃいますし、ほかにも個性的なヤツらが何匹も。全キャラをストラップ化して集めたくなります。

 しかし、それ以上に出演者の皆さんの爆笑熱演が最高です。寿司が人を襲うという設定だけで90分も持たせるの難しいと思っていたのですが、登場人物がみんなイキイキとおバカをやっていて、全然飽きません。井口監督の作品は『ロボゲイシャ』と『ゾンビアス』の2本だけ観たことがありますが、それらの作品に比べ、今回はより登場人物が濃厚で個性が際立っていました。

 特に、旅館の女将役で登場する亜紗美さんは物凄いですよ。詳しくは書きませんが、大量の白飯が口から出るシーンは、マスコミの試写室で爆笑が起きました。そのシーンが終わった後も、自分は思い出し笑いを抑えるのに必死でした。個人的には、来年の日本アカデミー賞助演女優賞は彼女に差し上げたいくらいです。(今、この文章を書いている最中も、思い出し笑いしています)

 ほかにも、日本でよくあるキスシーン(?)や、女体盛りのシーンなど、爆笑必至の場面がテンコ盛り。スカッと笑いたい人には自信を持ってオススメします。

 あと、主演の武田さんは、『ハイキック・ガール!』の時より演技が上手くなったような気がします。今回はハイキックの場面は少なかったですが、寿司ヌンチャクはお見事でした。

 公開日は2013年1月19日(土)。年明け一発目に観て、ぜひ幸せなひとときを味わってもらいたいです。


bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!平池 由典 

2012年12月11日

中村勘三郎さんの死去と、松竹への影響

 歌舞伎俳優の中村勘三郎さんが、5日に亡くなりました。57歳でした。連日の報道を見るにつけ、いかに偉大な人物であったかが、よくわかります。ご冥福をお祈りします。

 業界紙記者の立場としては、歌舞伎ということで言えば、やはり松竹への影響が気になります。松竹は、建築中の新しい歌舞伎座(第五期)の新開場を、2013年4月2日に控えています。残り4か月を切って、これから一気に盛り上げようという矢先のことでしたから、新開場に向けた告知・宣伝のあり方にも、何かしらの変更が出てくるかもしれません。

 松竹が10月に発表した第2四半期決算では、演劇事業が非常に好調でした。演劇事業は震災の影響のあった前年から急回復し、収益に大きく寄与しました。来期(2013年3月〜14年2月)は、歌舞伎座の新開場がありますから、収益への貢献度はさらに拡大することが期待されています。

 9月26日に行われた記者会見で、新しい歌舞伎座の収益への貢献度を問われ、迫本淳一社長は「(こけら落としの)演目がまだ決まっていないので計りかねるが、通常の興行より数十億円以上は寄与する見込み」と述べたことが思い出されます。

 こうした上げ潮ムードが、萎んでしまわないといいのですが・・・。


 もう一つ、「シネマ歌舞伎」についてです。シネマ歌舞伎では、来期はアンコール上映に力を入れていくことを表明しています。、新しい歌舞伎座のブームに乗って、シネマ歌舞伎のさらなる認知度アップを図っていくことが狙いです。その上映する旧作タイトルに改めて目を通してみると、勘三郎さんの主演作品がとても多いことに気がつきます。

 シネマ歌舞伎がスタートしたのは、2005年1月公開の『野田版 鼠小僧』から。この作品の主演は、勘三郎さんでした。歌舞伎の舞台を映像化して、映画館で上映するというシネマ歌舞伎は、映画館のデジタル化の進展とともに生まれた新しいビジネスの形であり、新しい歌舞伎の見せ方です。その根底には、歌舞伎ファンを新規開拓したいという願いがあります。とはいえ、シネマ歌舞伎を製作するにあたり、歌舞伎俳優からの許諾を得るのが簡単ではない中で、勘三郎さんは、シネマ歌舞伎の良き理解者であったのだろうと想像できます。

 シネマ歌舞伎の新作が作られ、公開されていくスピードが今後、減速しないといいのですが・・・。


 観客動員や売上といった目に見える影響だけでなく、あれだけ大きな存在でしたから、目に見えない影響、精神的な影響もあろうかと思います。復帰がかなわず若くしてこの世を去った故人の遺志を、どういう形で引き継いでいくのか。松竹には、厳しさと優しさが相半ばした視線が注がれているように感じます。


bunkatsushin at 09:30|Permalinkclip!松本 貴則 

2012年12月10日

2012年鑑賞映画回顧(第一部)

 早いもので今年も残すところ後わずか。ということで、今年観た映画の中で特に印象に残っている作品を順番に振り返ってみたいと思う。因に、新作に限らず、未見だった過去作品も含む。

・シャーリーズ・セロン主演の『ヤング≒アダルト』。美しきセロンが、KYな、嫌な女=ムカつく女を可愛く?(天然に)演じ、賛否分かれた作品。しかしながら、このような作品を人気女優でまだまだ製作してくるあたり、アメリカ映画の懐の深さを感じさせられた。ラストが秀逸。

・マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』は、やはり映画ファンにとっては堪らない作品。世界初の職業監督、SFX映画の創始者と言われたジョルジュ・メリエスが登場し、再現された『月世界旅行』などのシーンが3Dで観られたことは非常に感慨深かった。

・遅ればせながら台湾映画の『海角七号 君想う、国境の南』を観る。近年の台湾映画を勢いづかせるきっかけとなった代表的な作品。日本と台湾の歴史を絡めながら、現代の両国の若者の想いを描いた感動作。アジアにおける日本映画の「後退」を改めて印象づけられてしまった。

・ダニエル・クレイグ主演の『ドラゴン・タトゥーの女』。リメイクということで、オリジナル映画ほどのインパクトはなかったが、ハリウッドのデヴィッド・フィンチャー監督が手がけるとこうなるのかと唸らされた作品。日本で洋画が元気な頃であればもっと大ヒットしていたであろう。

・もう何回観たか定かではないが、フェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』を久しぶりに観る。いつ観ても新鮮な驚きがあり、映画を改めて好きにさせてくれる良薬のような作品。ニーノ・ロータの音楽とともに、ラストの大円団は映画と人生を考えさせてくれる。

・ライアン・ゴズリング主演の『ドライヴ』。久々に強烈なインパクトのある作品が登場。これは現代版『タクシードライバー』と捉える。現代社会の闇をデンマーク出身のニコラス・ウィンディング・レフン監督が手がけるとこうなるのか。是非見比べて欲しい。

・ジョージ・クルーニー出演の『スーパー・チューズデー 正義を売った日』と『ファミリー・ツリー』。ハリウッドのスーパースターでありながら、クルーニーは常に味わいのある作品をセレクトしてくる。『ファミリー〜』で妻の裏切りを知った時のクルーニーの慌てっぷりは最高だった。

・韓国映画の『ただ君だけ』。この作品はすでにこの過去欄で詳述しているので、そちらを読んで頂きたいが、年甲斐もなく久々にピュアな心に突き刺さってきた作品。チャップリンの『街の灯』を、現代を舞台にさらりと描いてくる韓国映画の質の高さを改めて感じさせられた。

・前述の台湾映画『海角七号〜』に続き『モンガに散る』を観る。こちらも台湾映画の勢いを感じさせる作品。ヤクザ=チンピラ映画では優位に立っていたはずの日本映画が、いつの間にか韓国に続き、台湾にも追い抜かれてしまった印象を受ける。日本映画の新たなる才能の出現が急務。

・三池崇史監督の『愛と誠』。久々に日本映画で拍手喝采を送りたくなった快作。賛否分かれ、興行的にも苦戦を強いられたが、このような作品がなんとか作られるのであれば、日本映画に望みをつなぎたくなる。とにかく既成概念を打ち破ってくる三池ワールドを堪能すべし。時に映画は、考えるのではなく、ただ感じて観ればいいのだ。何気にダークな純愛感動作。

と、この辺で休憩。次回第二部に続く。

bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!和田 隆 

2012年12月05日

好調ワーナー、2013年注目のニューカマー

 昨年、当ブログでワーナーミュージック・ジャパン(WMJ)の2012年“プライオリティ・アーティスト”を紹介しました。

 その時の記事はこちら。この記事は、多くの「ツイート」「いいね」を頂いていたので、今年も書きます。

 先ごろ、WMJのメディア懇親会が開催され、2013年注目の“ニューカマー”として、以下の4組が紹介されました。

 昨年の“プライオリティ・アーティスト”から、今年は“ニューカマー”に呼び名が変わりました。

 “プライオリティ”というと、文字通り、他よりも優先的にプッシュするという力の入れ具合が伝わってくるのに対し、“ニューカマー”というのは、“プライオリティ”の前段階、強力に後押しするほどにはまだ育っていない、新人に近いニュアンスが伝わってきます。

【WMJ2013年注目の“ニューカマー”】
 ・チームしゃちほこ
 ・川上大輔
 ・松本哲也
 ・バロック


 チームしゃちほこ
 ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学に続くスターダスト所属のアイドルグループ。名古屋在住の女子中学生6人組。10月31日に名古屋メジャーデビューシングル「ザ・スターダストボウリング」をリリース。

 川上大輔
 端正な容姿と“プラチナボイス”を持つ男性ソロ歌手。1984年11月12日生まれ。180センチ、66キロ。美しき日本歌謡の進化型“ビジュアル歌謡”の新星、“和流スター”の本命、というキャッチコピーのもと、2013年「大人の音楽」市場に打って出る大型新人。2013年春メジャーデビュー予定。

 松本哲也
 男性シンガー・ソングライター。1976年8月18日生まれ。岩手県出身・在住。自身と母の実話をもとにした映画「しあわせカモン」(2011年度「お蔵出し映画祭」グランプリ受賞作、2013年1月26日公開)の主題歌「ユキヤナギ」(2013年1月23日発売)で10年ぶり再メジャーデビュー。2002年にワーナーからデビューしている。

 バロック
 男性3人組ビジュアル系ロックバンド。インディーズアーティスト史上初、3タイトルオリコンTOP5同時ランクインという実績を持つ。12月12日シングル「キズナ」(日本テレビ系「ハッピーMusic」パワープレイ、日本テレビ系「音竜門」12月EDテーマ)発売。2013年1月シングル(タイトル未定)発売予定。

 いずれもタイプの異なる、個性的な4組です。

 この中で、チームしゃちほこ、松本哲也、バロックは、WMJの公式サイトにアーティストページが開設されているのですが、川上大輔だけはアーティストページが開設されていません。

 情報が少ないのです(特にビジュアル面!)。ゆえに、未知数であり、期待が膨らみます。

 ちなみ、2012年の“プライオリティ・アーティスト”は以下の4組でした。

【WMJ2012年“プライオリティ・アーティスト”】
 ・赤西仁
 ・きゃりーぱみゅぱみゅ
 ・FTISLAND
 ・CNBLUE


 今年のメディア懇親会でも、引き続き2013年活躍が期待されるアーティストとして、名前が挙がっていました。
 
 きゃりーぱみゅぱみゅは、初の日本武道館単独公演成功、初の紅白出場決定と、2012年は大躍進の年。そして、2013年は初の世界ツアーが決まっており、ますます目が離せません。

 FTISLANDとCNBLUEは、コンサートでさいたまスーパーアリーナや横浜アリーナといったアリーナクラスの会場をいっぱいにすることができ、CDは5〜10万枚くらい売れる。1年を通して安定した活躍をみせました。今後は更なる高みに向けて、東京ドーム、京セラドームといったドームクラスの会場での単独公演、CD20万枚以上を目指した活動が展開されるのか、それとも引き続き安定路線を維持するのか、気になるところです。
 
 そして・・・・・・。
 
 予想はしていましたが、メディア懇親会で赤西仁の名前は出てきませんでした。

 彼が2013年内に、音楽活動をするかどうか分かりません。

 そんな状況の中で、言いたいことがあるとすれば、それは、表舞台にカムバックして、その日本人離れした洋楽センスで、再び驚かせて欲しいということです。

 彼とワーナーのグローバル契約発表会(2010年12月9日、2年前のこと)会場で、BGMとして流れていた「Yellow Gold」を耳にしたときの衝撃は未だに忘れられません。

 彼は、日本におけるG-DRAGON(韓国グループ、BIGBANGのメンバー。ソロとしても活動)のような存在、つまり、アメリカの最先端の音楽を違和感無く体現する音楽センスとカリスマ性を兼ね備えたエンターテイナーです。

 G-DRAGONが“器用なエンターテイナー”だとすれば、赤西仁は“不器用なエンターテイナー”。ちょっと荒削りなところが彼の魅力なのではないでしょうか。

 とにかく今後の予定は全く分かりません。カムバックは彼らしくサプライズになるのかな。


bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!中原 卓彦 

2012年12月03日

それでもやっぱり洋画は面白い!

 今年の邦画と洋画の興収差がさらに広がる傾向を見せているという。配給会社のこの1〜10月までの累計興収で、邦画興収の大部分を占める映連加盟4社とアスミック・エースの累計興収が約60%、洋画興収の大部分を占める米メジャー系5社と東宝東和、ギャガの累計興収が約40%となった。

 いったい洋画はどうしてしまったのか、邦画にシェアを奪われた状態がこのまま続いてしまうのか、昨今の洋画はそんなに邦画に水をあけられるほど面白くないのだろうか? いや、そんなことはない、やっぱり洋画はまだまだ面白いではないか。因に、ここでいう洋画とは、アメリカ映画=ハリウッド映画を主に指すこととする。

 12月1日(土)、ダニエル・クレイグ主演『007 スカイフォール』(ソニー配給)を観た。これがまた映画的な魅力のある作品に仕上がっていた。『007』シリーズ23作目で、シリーズ誕生50周年の記念作品。シリーズ初のオスカー監督、サム・メンデス(『アメリカン・ビューティー』)がメガホンをとり、悪役を『ノーカントリー』のハビエル・バルデムが務めた注目作だ。

 クレイグのボンドシリーズファンにとっては賛否わかれるかもしれないが、ジェームズ・ボンドの上司Mを中心に物語が展開され、メンデス監督が「イアン・フレミング(007の原作者)を目指す」と原点回帰を語っているように、これまでのクレイグ主演のボンド作品とはまたひと味違ったテイストになっている。

 しかしながら、冒頭から見所満載のアクションに加え、光と陰を意識した演出と、ボンドやMの過去が明かされるドラマは作品にさらなる深みを与えている。アデルの主題歌「スカイフォール」も堪らなくよく、頭の中でリフレインし続けている。興行でどのようなスタート成績をみせるか楽しみだ。

 また、先日、ひと足お先に来年3月公開のロバート・ゼメキス監督、デンゼル・ワシントン主演作品『フライト』(パラマウント配給)を観た。こちらもエンタテインメント作品でありながら、しっかりとドラマをみせてくれる見応え十分の作品で、ハリウッド映画の力と志を堪能できた。

 個人的には、今年観た『ミッション:インポッシブル ゴーストプロトコル』、『人生の特等席』、『プロメテウス』、『TIME/タイム』、『ファミリー・ツリー』、『ドラゴン・タトゥーの女』、『ヒューゴの不思議な発明』、『幸せの教室』、そして『ダークナイト ライジング』などなど、今年の邦画の大ヒット作を圧倒的に上回る面白さがあると思っている。では、なぜ洋画興行は低迷するのかー!?

 『007』『フライト』といい洋画を続けて観ただけに意を強くするのだが、やはり洋画の面白さを改めて伝えるべく、洋画配給会社、我々マスコミが力を合わせて、観客を洋画に呼び戻す策を講じなければならない。

bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!

2012年12月01日

川中美幸、乃木坂46…不可解な落選

 ご存知の通り、大晦日の「NHK紅白歌合戦」と12月30日の「日本レコード大賞」の出場者、受賞者が発表されました。出場・受賞した皆さん、関係者の皆さん、ひとまずおめでとうございます。
 
 ここでは、紅白出場、レコ大受賞が有望視されながら、なぜだか落選してしまったアーティストを取り上げてみようと思います。

 まず紅白。昨年まで14回連続、通算24回出場、かつてトリまで務めた川中美幸の名前が、消えました。小林幸子落選の陰に隠れ大きな話題にならなかったのですが、演歌歌謡界からすると大変なことです。

 というのも、小林と違い、川中は今年も順調に活躍したから。1月と7月に新曲をリリースしNHK歌謡番組にも出演、文化庁芸術祭賞大賞受賞も今年でした。来年1月には新作舞台公演も決まっているわけで健康不安説もないでしょう。にもかかわらず何故? ひっそり辞退したという可能性が浮かび上がるのですが、真相は不明。追って取材をしないといけません。

 次にレコ大。乃木坂46が新人賞を逃しました。2月にCDデビューし、2ndシングル「おいでシャンプー」、3rdシングル「 走れ!Bicycle」ではオリコン週間1位を獲得したのにもかかわらず……。セールス面では新人の中でずば抜けているし、知名度も最も高いのに何故?

 岩佐美咲が新人賞を逃したのは、所属するAKB48が大賞候補に挙がっているのに加え、同じ演歌歌謡の臼澤みさきとのバランスで理解できます。しかし、AKB48がレコ大2連覇濃厚ななか、公式ライバル乃木坂46がいないというのは盛り上がりにもかけます。

 う〜〜んと頭をひねるしかない不可解な落選。紅白、レコ大ともに音楽界を代表する大イベントなだけに、しっかりその年に活躍したアーティストを取り上げて欲しいのですが……。

bunkatsushin at 10:00|Permalinkclip!高崎 正樹 

2012年11月29日

映画ファンに朗報、「未体験ゾーンの映画たち」第2回開催

 東京と大阪の映画ファンの皆さんに朗報です。なかなか一般では劇場公開されにくい、未公開系映画を集めて一挙上映する特集「未体験ゾーンの映画たち」が帰ってきます。

 今年のはじめ、東京ではヒューマントラストシネマ渋谷で第1回が行われました。ホラー、アクション、人間ドラマ、エロ、サスペンスとジャンルは何でもありで、計17本が2週間ずつ、約半年間に渡って上映されました。私はそのうち7本を鑑賞。自主映画の延長では??と思うほどローバジェットのアクションもあれば、ビックリするほどハイクオリティな映画もありました。特にスプラッターコメディ『タッカーとデイル』は秀逸。今年観た映画の中でも屈指の傑作でした。いや〜侮れない「未体験ゾーン」!

 この企画、お客さんだけでなく、参加する配給会社からも好評だったそうで、待望の第2回が決定しました。渋谷の同館では来年の1月12日から、大阪ではシネ・リーブル梅田をメインに開催されます。今回は作品数が増えて計21本に。期間は3月22日までで、前回の1作品2週間ずつの上映形式を変更し、約3ヵ月間、ランダムに上映していくそうです。

 未公開系の映画と言っても、出品されたラインナップを見る限り、「なんでこれを通常のロードショー公開しないの??」と思ってしまうような作品ばかり。ブルース・ウィリス出演作、ポール・ジアマッティとダスティン・ホフマン共演作、スティーヴ・カレルとキーラ・ナイトレイ共演作、アーロン・エッカート主演作、マーク・ラファロとイーサン・ホーク共演作などなど…。個人的には、ウィル・フェレル主演『俺たちサボテン・アミーゴ』や、『チョコレート・ファイター』のジージャー主演『チョコレート・ガール バッド・アス!!』が気になっています。

 まだチェックしていない方、至急劇場のホームページでラインナップを要チェックです。ちなみに、前回人気のあった3作品を再上映する企画も実施される予定。もちろん『タッカーとデイル』も入ってますよ!


bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!平池 由典