2012年06月

2012年06月30日

愛菜VS望結 “日9”で人気子役対決

   芦田愛菜と本田望結

 TBSの独断場だったのが、2010年秋にフジテレビが参戦して以来、さまざまな話題を提供してくれるドラマ枠「日曜夜9時」。7月クールでは、フジ芦田愛菜 VS TBS本田望結の人気子役対決が見ものです。

 先に始まるのがフジ「ビューティフルレイン」(7月1日スタート)。豊川悦司と芦田が親子役でW主演する感動ストーリーです。昨年4月クール「マルモのおきて」を高視聴率に導いた芦田が1年ぶりに日9に帰ってきます。今年4月クール「家族のうた」が惨敗に終わったなか、国民的人気を誇る8歳児にかかる期待は相当高いものがあります。

 「マルモ」は犬がしゃべるなどポップな作品だったのに対し、「ビューティフルレイン」は難病モノ。日曜の夜という時間に、この辺がどう受け入れられるか。とはいえ、演技力に長けた芦田ですから、全国のお茶の間を涙させる可能性は十分です。5月28日にあった会見では「ドラマを見て、月曜日からの学校やお仕事を笑顔で頑張ろうと思ってもらえたら」と8歳とは思えないコメントで、自分の役割をしっかり理解しているようでした。試写を見た記者の反応も概ね良く、芦田とともにフジ日9躍進に期待です。

 一方、TBS「サマーレスキュー〜天空の診療所〜」(7月7日スタート)。山岳診療所とそれに隣接する山荘を舞台に繰り広げるひと夏の群像劇、主演は向井理です。ほか尾野真千子、時任三郎、小池栄子ら演技派ぞろいのキャストに、子役の本田が加わります。小池演じるシングルマザーの看護婦の娘という役どころ。

 芦田と同じ8歳の本田。説明するまでもなく、昨年末に社会現象を巻き起こした日本テレビ「家政婦のミタ」で阿須田家の次女を好演し、一躍人気者に。地上波ゴールデン帯の連ドラ出演はそれ以来となります。まだ芦田のように主演クラスではありませんが、並居る共演者の中で存在感を見せられれば、演技派としてさらに飛躍できそう。硬派な物語の進行上重要な役というのは「ミタ」と似ているところもあり、この夏再び旋風を巻き起こす可能性は大です。

 視聴率的には、やはり日9老舗のTBSが優勢でしょうか。しかし芦田人気は健在なだけに、内容次第では、日9対決史上最も激しい競り合いが見られるかもしれません。業界的には「JIN −仁−」対「マルモのおきて」を上回る高レベルの争いを期待したいところです。
 
 それにしても、子役ブームは終わりそうにないですね。面白いのは、芦田も本田も鈴木福も谷花音も小林星蘭も2004年生まれの同学年ということ。まさに“ゴールデンエイジ”。その裏側を取材しないといけないなと思っています。

bunkatsushin at 10:00|Permalinkclip!高崎 正樹 

2012年06月28日

目立つカルチュア・コンビニエンス・クラブの攻勢

 「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)がここ最近、立て続けに新しい戦略を発表し、攻めの姿勢が目立っています。直近では、25日に発表した台湾CMCグループとの提携。CMCは光ディスク製造世界最大手。ここと組むことで、台湾・中国でのビジネス展開を図る考えのようです。

 まずはコンテンツの調達で連携し、その後はアジアでのコンテンツ流通・版権事業に取り組むのだとか。最近、日本の映像業界では韓国に続いて台湾作品の市場拡大を図る動きがあり、CCCもその流れに先駆けて今回の提携に臨んだのかもしれません。また、最終的には中国本土への進出が大きな狙いでしょうが、香港や台湾でワンクッション置いて、というビジネスモデルは業界でも注目されており、台湾の大手企業とのタッグは重要な動きでしょう。

 これ以外にもCCCは先週、ヤフーとポイント統合することで合意したと発表しました。CCCにとって、落ち目のDVDレンタルビジネスよりも、加盟企業が増え続けるTカードビジネスの方が美味しいことは明白です。CCCの狙いは、ヤフーを利用する膨大なネットユーザーを、Tカード加盟企業の店舗に誘導すること(ネットで見て、店舗に行く、というスタイル)。会見で増田社長も「異業種最強タッグ」と自信の表情を覗かせていましたが、今回の提携がTカードの価値を大幅に変えるかもしれません。

 CCCがこのように動きを活発化させているのは、昨年、MBOにより上場を廃止したことに起因していると思われます。いや、正確には、こういった戦略を、株主の顔色を窺うことなく、より早く実行するためにも、上場廃止が不可欠だったのでしょう。

 これらCCCの挑戦的な戦略の最大の象徴は「代官山蔦屋書店」です。昨年末にオープンにした話題のスポットですが、ここでは採算度外視の実験的なサービスが行われています。例えば「立ち読みし放題」だったり、「未DVD化映画のDVDをその場で制作・販売するサービス」だったり。また、ビデオ業界で問題となった「60歳以上はDVD無料貸し出し」も5月に一ヶ月間実施していました。すべては、まだCCCが取りこめていない「60歳以上」にTSUTAYAの利用を促すための戦略なのですが、普通の企業ではちょっと考えにくい店舗。しかも全く宣伝せずに開業という、異例の戦略をとったことも、全ては上場廃止が成せる業でしょう。

 そのほかにも、この春に「DVD旧作ずっと100円」(1都9県限定)に料金改定したことや、佐賀県武雄市の図書館の企画・運営を受託すること、リアルとネットが連動したソーシャルゲーム「Tの世界」を発表するなど、とにかく大きな話題を提供し続けています。狙いは様々ですが、軸には「Tカードの利用促進」があると見られ、それに向けて今後も多くの新しい展開が発表されることでしょう。引き続き、注視していきたいです。


bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!平池 由典 

2012年06月26日

ももクロ3D生中継を体験

 6月17日(日)、ももいろクローバーZのライブツアーの初日公演がNHKホールで行われ、この模様が映画館で、3Dで生中継されました。私は特にアイドル好きというわけではありませんが、会場がどんな状況になるのだろうかと興味津々で、覗いてきました。

 今回は、ワーナー・マイカル30サイトでの独占上映。とにかく会場が盛り上がっている様子を見てみたいと思い、同社にお願いをして、事前にチケットが完売していたWMC新百合ヶ丘に忍び込ませてもらい、冒頭の30分ほど体験してきました。

 開演前にロビーにいる時、ももクロのファンらしきカラフルなTシャツやタオルを身に付けた人たちが行き交う姿を見て、恐る恐る会場入り。その時点で、開演の1分前くらいだったでしょうか。約450席ある最大劇場の1番スクリーンは、本当に超満員。観客はすでに総立ちで、準備は万端、いつでもOK!という感じです。開演を今か今かと待つファンの熱気がムンムンと立ちこめていて、私は圧倒されるばかり。自分の場違いさ加減を、思わず笑ってしまいました。

 ライブが始まったら、もう、本当にスゴイ。観客は3Dメガネをかけ、スクリーンを見つめつつ、サイリュームを振り、体を揺らし、時にその場で跳ねたり踊ったり。歌の途中に合いの手を入れるタイミングが絶妙で、本会場とも完全に一致していて、地鳴りがしているのでした。

 後方から見た感じですと、20代、30代の男性ファンが多数でしたが、女性の姿も想像以上に多かったですね。この人たちが、一人客なのかグループ客なのかは、あいにく分かりませんでしたが、開演後みな完全に一人ひとりの世界に没入していたのは、間違いありません。そうそう、若いママさんが未就学の男の子を抱っこし、隣の席に小学校低学年の女の子という家族連れも目にしました。

 私が見ていた30分の間に、劇場のスタッフの方々が定期的に会場の様子をチェックに来ていました。この日は、特に鑑賞マナーの悪い人はいなかったようでしたが、通常の映画館のお客さんではないだけに、スタッフの方々の気苦労も相当あろうかと推測します。

 会場内が大音響、大音声だったので、音漏れがどうだろうかと気になり、スタッフの方に質問しました。すると、コリドールには確かに漏れているけれども、隣のスクリーンには達しておらず、他の映画の邪魔になるようなことはないと確認済みです、とのことでした。

 アイドルを追いかけるファンのエネルギーは、思っていた以上に凄まじいものでした。日曜日の夕方のわずか30分でしたが、その週は、ずっと頭の中に、その光景が残っていて、…今でも時々思い出してしまいます。


bunkatsushin at 09:30|Permalinkclip!松本 貴則 

2012年06月25日

豊田利晃監督の覚醒。

 遂に豊田利晃監督が覚醒したようだ。最新作「I'M FLASH!」はそう感じさせる作品である。

 「空中庭園」(05年)から4年、「蘇りの血」(09年)、そして今年公開された「モンスターズクラブ」(11年)と、豊田監督の新作を待望し堪能してきたが、「蘇りの血」も「モンスターズクラブ」も、その独自の世界観に圧倒され陶酔しながら、どこか消化不良だった。

 「ポルノスター」(98年)、「青い春」(01年)、「ナインソウルズ」(03年)、「空中庭園」の時ほどの衝撃を感じられなかったのである。

 しかし、「I'M FLASH!」は、豊田監督が深い「闇」の中からまさに一筋の光を見つけ出した、いや自身の「闇」からようやく閃光を放ち得た作品と言えるのではないか。

 灼熱の孤島を舞台に、教祖と殺し屋たちの現実とも虚構とも言える世界が交錯した戦いが、静かに熱く繰り広げられるが、本作は「闇」から始まり、「光」を放って幕を閉じるのである。

 コラボレーションを切望したという藤原竜也を主演に得たことで、新鮮な豊田ワールドが展開。舞台出身の実力派若手俳優の藤原が、難しい役どころの若き教祖=「光」を体現し、「ナインソウルズ」以来9年ぶりの豊田作品への出演となった松田龍平が、対極とも言える殺し屋=「闇」を怪しい存在感で体現する。

 豊田監督が松田を想定して「当て書き」したというだけに、松田の存在がより「光」を眩しくさせる。余談だが、亡くなった父親、松田優作さんが、龍平に降りてきているように見えるのは私だけではないだろう。

 さらに、これまでの作品でも役者たちの魅力を引き立たせてきた豊田監督が、本作でも水原希子、原田麻由、仲野茂、永山絢斗、板尾創路、北村有起哉、柄本祐、中村達也、そして大楠道代らを適材適所に配置しているのも見どころの一つ。

 前半から中盤にかけて、ゆるやかな時間が流れ、またしても「闇」から抜け出せないのかと危惧したが、終盤へかけて一気に「光」へ向かって突き進む。

 なかでも、ずっと自分の感情を表に出さなかった松田演じる殺し屋が、感情を露わにするシーンは豊田演出の真骨頂と言えるのえはないだろうか。「空中庭園」で小泉今日子演じる主婦が、コンビニで振り返りざまに見せた表情を見た時と同じようにゾクッとさせられた。

 そして、本作主題歌のためにチバユウスケ、中村達也、ヤマジカズヒデ、KenKenによって結成された「I'MFLASH!BAND」が、同名タイトル曲を手掛けているのも堪らない。

 果たして次回作ではどんな豊田ワールドを見せてくれるのか。また、ナイフの雨を降らせてくれるのか、期待したい。

 「I'M FLASH!」は、ファントム・フィルム配給により、9月全国ロードショー。

bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!和田 隆 

2012年06月22日

新日&全日創立40周年で「大プロレス祭り」

個人的状況ですが
次から次といろんなことが積み重なっております


それはさておき、今回はあっさりと
マニアファンもいるだろう、ということで
少しマニアックな話題を提供しようかと思います



近年、地上波テレビでの放送も減っており
以前と比べるとファンの数も減ったか?
マニア向けになったか?と
考えさせられる「プロレス」ですが
実は、男性にも女性にもファンがたくさんいらっしゃいますね


そんな「プロレス」のビッグイベントが控えています


今月末の6月30日には、
秋葉原のアキバ・スクエアで
「大プロレス祭り」という大々的なイベントが
行なわれることになっております


この「大プロレス祭り」は、
その翌日の7月1日に開催される
新日本プロレス&全日本プロレス創立40周年記念大会
「サマーナイトフィーバーin両国『We are Prowrestling Love!』」
へ向けた
新日&全日主催のファン感謝イベントであるのです



ということで「大プロレス祭り」には
新日本&全日本の両団体の選手が来場する他
公開記者会見、スペシャルマッチやサイン会
などが行なわれる予定となっていまして
2000人のプロレスファンの来場が見込まれています


更なる詳細は
知っている方は知っているということで

弊社がこれを紹介している絡みの部分を紹介しましょう



この「大日本プロレス」の盛り上げの一環として
ラジオ日本が放送中のプロレス番組「ラジオ新日本プロレス」が
同会場内で公開収録されることになっています

この番組は、知る人ぞ知るプロレスファン番組でありまして
ラジオ日本で、毎週土曜深夜2時〜30分に
生放送している番組です

公開収録には
パーソナリティーとして
プロレス実況アナウンサーの清野茂樹
アシスタントの赤井沙希(女優・タレント)
が登場するほか
新日本プロレスの選手がゲスト出演予定となっています

公開収録が行われるのは13時30分〜14時40分


新日&全日の創立40周年記念大会へ向けての公開収録ということで
この模様は、
当日6月30日の深夜2時から放送される予定となっています


記念大会および前日イベントともに
プロレス界のビッグイベントでありますので
気になる方は、すぐチェックしてみてください


ちなみに
秋葉原の「大プロレス祭り」は
入場料1000円の有料イベントであります

bunkatsushin at 10:00|Permalinkclip!大川 仁志 

2012年06月20日

自動券売機

映画を観ようと東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズへ行ったら、チケットカウンターが自動券売機に変わっていました。

チケットを売る人が、いなくなったというわけです。買い方を説明するスタッフが数名いたので、正確に言えば誰もいないというわけではありませんが。

チケットを売る人がいなくなり、その代わりに機械が置いてあるというのは、異様な光景に見えました。なんか受け入れがたいなあと。なので、その日は、とりあえず状況を把握するために、自動券売機を使うお客さんの反応をボーッと観察するだけで、映画を観ずに帰りました。「前方、中央、後方お好みの席はございますか?」と聞いてくれる人がいなくなってしまったんだなあ、などと考えながら。

しかし、次に行った時は、あっさりと、使い方に迷うこともなく自動券売機でチケットを買い映画を観ました。異様な光景の主たる要因であった自動券売機は、思っていた以上に簡単に使うことができました。

さらに次に行った時は、ちょっと欲が出ました。絶対に隣に人が来ないだろう席を確保しようと、時間をかけて席を選んだつもりだったのですが、結果は両隣とも埋まりました。チケットを買った上映2時間前は空席が多かったのですが、人気の映画だったので座席選びに時間をかけても無駄だったと、あとになって気づきました。

チケットカウンターの人がいなくなってしまったので、座席選びの責任もお客さんが自分で負わなければいけないと思うと、やや不満ですが、その分、自動券売機を導入した映画館だけは、将来的に映画の鑑賞料金が安くなるなど、何らかの形で、お客さんに還元されればいいなあと思っています。

TOHOシネマズ六本木
・TOHOシネマズ六本木ヒルズの自動券売機

bunkatsushin at 09:45|Permalinkclip!中原 卓彦 

2012年06月19日

「大音量上映」を楽しむ

 先日、映画「ドライヴ」を見ました。3月31日の公開以来、多くの人にオススメされてきたのですが、ようやく見ることができました。

 シネマイクスピアリで鑑賞したのですが、通常の上映スタイルではありません。封切りからかなり時間が経っている中で、5月26日から上映開始した同館では“大音量上映”をアピールしていて、なかなかの集客力を見せています。

 私は初見だったので、通常の音量で見た場合との比較は難しいのですが、“大音量”を目当てにもう一度見たいと言って来場する人が多数いるのも頷けます。

 映画をご覧になった方も多いでしょうが、カーチェイスシーンがあるわけでもなく、“大音量”の効果が分かりやすい映画ではありません。ところが、見事に“大音量”の効果を発揮していました。銃声やビンタの音、車のエンジン音などが、身体にいい感じで響いてきます。また、評判の高い劇中音楽の良さを、大音量上映が増長していました。

 私が見たのは、平日のレイトショー。私のような仕事帰りの会社員1人客、大学生くらいの男性2人組、20代後半くらいの女性4人組らがいました。

 封切りから時間が経過した作品をムーブオーバーで上映する場合や、旧作を上映する場合に、映画館に客を呼び込むのは簡単ではありません。今回の「ドライヴ」のケースは、設備が充実した映画館の“大音量”という、映画館ならではの楽しみ方を提示し、それが観客に受け入れられた好例だと思います。


bunkatsushin at 09:30|Permalinkclip!松本 貴則