2012年11月

2012年11月29日

映画ファンに朗報、「未体験ゾーンの映画たち」第2回開催

 東京と大阪の映画ファンの皆さんに朗報です。なかなか一般では劇場公開されにくい、未公開系映画を集めて一挙上映する特集「未体験ゾーンの映画たち」が帰ってきます。

 今年のはじめ、東京ではヒューマントラストシネマ渋谷で第1回が行われました。ホラー、アクション、人間ドラマ、エロ、サスペンスとジャンルは何でもありで、計17本が2週間ずつ、約半年間に渡って上映されました。私はそのうち7本を鑑賞。自主映画の延長では??と思うほどローバジェットのアクションもあれば、ビックリするほどハイクオリティな映画もありました。特にスプラッターコメディ『タッカーとデイル』は秀逸。今年観た映画の中でも屈指の傑作でした。いや〜侮れない「未体験ゾーン」!

 この企画、お客さんだけでなく、参加する配給会社からも好評だったそうで、待望の第2回が決定しました。渋谷の同館では来年の1月12日から、大阪ではシネ・リーブル梅田をメインに開催されます。今回は作品数が増えて計21本に。期間は3月22日までで、前回の1作品2週間ずつの上映形式を変更し、約3ヵ月間、ランダムに上映していくそうです。

 未公開系の映画と言っても、出品されたラインナップを見る限り、「なんでこれを通常のロードショー公開しないの??」と思ってしまうような作品ばかり。ブルース・ウィリス出演作、ポール・ジアマッティとダスティン・ホフマン共演作、スティーヴ・カレルとキーラ・ナイトレイ共演作、アーロン・エッカート主演作、マーク・ラファロとイーサン・ホーク共演作などなど…。個人的には、ウィル・フェレル主演『俺たちサボテン・アミーゴ』や、『チョコレート・ファイター』のジージャー主演『チョコレート・ガール バッド・アス!!』が気になっています。

 まだチェックしていない方、至急劇場のホームページでラインナップを要チェックです。ちなみに、前回人気のあった3作品を再上映する企画も実施される予定。もちろん『タッカーとデイル』も入ってますよ!


bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!平池 由典 

2012年11月27日

映画『引き出しの中のラブレター』が舞台化

 先週、舞台「引き出しの中のラブレター」を見てきました。

 言わずもがな、映画『引き出しの中のラブレター』を原案に舞台化したものです。映画は常盤貴子主演で、2009年10月に公開されました。3年の時を経て舞台化され、11月17日〜25日に下北沢駅前劇場で上演されました。

 私は平日の夜の回にお邪魔したのですが、かなりの盛況ぶりでした。満席ではありませんでしたが、それでも9割方は埋まっていたように見えました。案の定、お客の入りは上々だったようで、初日は完売し、その後も完売する回が出たそうです。私の知る関係者の方は「十分に成功した」と興奮ぎみに話してくれました。

 中身はどうかと言えば、率直なところ、とても良かった。劇場を後にした時、私の心はとても幸せな気分で満たされていました。

 映画の主演は常盤貴子でしたが、今回は常盤が演じたラジオパーソナリティの後任者が主人公。女優・モデルの梅宮万紗子が主演しました。彼女のキリッとした美しさ、凛とした佇まい、自分の意見をスパッと言い切る力強さなど、主人公のキャラクターにピッタリでした。そのキャラクター故に、時には周囲から反発を招いてしまうこともあり、そのあたりの葛藤も上手く表現できていたと感じました。

 彼女を取り巻く他の俳優たちも、絶妙でした。何度も笑わせられ、ところどころで涙を誘われ、気がつけば終幕。観劇しながら、自分の実生活に、思いを巡らさずにはいられませんでした。舞台化を手掛けたのは、俳優兼演出家の矢島弘一がプロデュースする演劇ユニット「東京マハロ」。今回の公演は、東京マハロの第10回公演として行われました。作・演出は、その矢島弘一です。

 心に残る台詞は色々とありましたが、父親が主人公に対して言う「お前の言葉は、相手に届いているのか?」といった主旨の台詞が、ググッと来ました。普段口数が少なく、言いたいこともグッと堪えてきた父親の言葉だからこそ、心にとても強く響いてきました。

 東京公演は終了しましたが、それ以外での土地での公演も視野に入れているようです。次なる展開に注目しています。

 映画版を製作した松竹が、今回の舞台化でも動いています。映画版は、内容は高く評価されていながら、興行的には成功しませんでした。しかし今回、新たな形で収益をもたらすことができそうです。松竹は長い歴史の中で数々の名作を手掛けてきましたが、現在、過去作から新たなビジネスチャンスを生み出すような取り組みを粛々と進めているとも聞きました。継続して、ウォッチしていきます。

bunkatsushin at 09:30|Permalinkclip!松本 貴則 

2012年11月26日

『ヱヴァ』庵野秀明という世界とは何か!?

すでに報道にあるように、
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が、
11月17日(土)から全国224スクリーンで公開され、
20日(火)までの公開4日間で動員100万人、興収15億円を突破、
動員110万3343人・興収15億8112万1800円を記録した。

予想と期待を超える大ヒットスタートである。

最終興収40億円を記録した前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の220%の成績。
単純に計算すれば80億円以上が狙えるスタート成績だ。
例年、興行が落ち込みがちな秋の映画界にとっては嬉しいニュースである。

ということで早速、23日(金・祝)に近くのMOVIX昭島に観に行った。
因に、MOVIX昭島は東京都昭島市にある。
JR中央線で立川駅から青梅線に乗り換え、立川と青梅の中間あたりに位置。
駅前のショッピングモール「モリタウン」内にあり、
近くにはトイザらスやゲームセンター、スポーツ用品店、
ホームセンターのカインズホームなどがある。

上映は12時05分からの2回目の上映だったが、
少し早めに到着して、約1時間前にチケットを購入。
時間つぶしに近くをぶらつき、15分ほど前に劇場へ戻ると、
ロビーが先ほどとは打って変わって人で溢れかえっていた。

『ヱヴァQ』の観客たちである。正直驚きであった。

こう言ってはなんだが、都内とはいえ、発展著しい立川を越えた、いわゆる郊外の劇場。
こんなところでも『ヱヴァQ』はしっかりと集客していたのである。
改めて、この作品の底力を感じずにはいられない。

しかもアニメファン、若者やカップル、男女ひとり客に加え、
なんと小学校低学年の子供がいるファミリー層の姿が何組か見られた。

果たして、この子供たちは『ヱヴァ』の世界を理解できるのだろうか?
しかし、上映中泣いたり、途中退場するような子はいなかった。

『ヱヴァ』というアニメ作品はいったい何なのか?
日本人にとって『ヱヴァ』は何になり得ているのか?
『ヱヴァ』の世界に観る者は何を重ね合わせているのか?

終末論? 神の復活への待望? 破壊行為への憧れ? 自己投影?

今回、主人公の碇シンジは、14年ぶりに目覚めてもスネて、暴走し、
世界を破壊へ導く要因になって、抜け殻のようになるだけである。

それでもなぜか胸に迫るシーンがあり、
早く次回作が観たい。

こんな一見救いようのないような主人公の物語が、
なぜこれほどまでに支持されるのか—。

庵野秀明という希有な才能について、
改めて考えざるを得ない。

bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!

2012年11月23日

ももクロ、オールナイトニッポン初冠ですね

今や大人気のももクロちゃん

今年は本当に大活躍だったと私も思います


熱狂的なファンの方も
私の近くにも数名いらっしゃいますし

彼女たちは
これまでの何かとは違う
独特のものを、何か備え持っているのでしょうね



最近、ニッポン放送ネタが連打していますが
引き続きまだいきますよ


彼女たち
ももいろクローバーZは

ニッポン放送で
レギュラー番組「ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo」
を、毎週日曜22時から放送中ですが

ニッポン放送の大看板である
「オールナイトニッポン」のパーソナリティを
彼女たちが務めることが決まりました



放送は11月26日月曜日の深夜1時からであります

タイトルはそのまま
「ももいろクローバーZのオールナイトニッポン」です

通常のオールナイトニッポンと同様に
全国36局ネットでの放送となります



ちょうど新曲も発売し
精力的にPR活動をすすめているところで
ぴったりの状態ですね


同番組では
レギュラー番組で繰り広げているようなスタジオトークに加えて
もっとももクロを知ってもらうために街頭ロケを行うなど
様々な企画が予定されているそうです




オールナイトニッポンは
深夜1時からの放送ということで
労働基準制限があるわけでありまして

ももクロメンバー5人全員で出演するために
番組は
放送当日に事前収録して放送される予定です




先日はレギュラー番組の企画の一環で
中学校にももクロがサプライズ登場して
体育館で新曲を披露し
番組の公開録音も実施するというものも行われたばかりですが
なんとあの中学校は
わが母校であり、私自身も驚いたわけです



自分がうろうろしていたあの場所に
ももクロちゃんたちも来たのか…と
若干、物思いにふけってしまう今日この頃でありました

bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!大川 仁志 

2012年11月21日

映像配信サービスの会員獲得競争

“映像配信サービス”
BeeTV
GyaO!
hulu
nottv
VIDEOストア
ビデオパス
ビデオマーケット
などなど

無料あり
有料あり
定額制あり
様々なサービスが
続々登場し会員獲得の
競争が激しくなっています

そんな中
12月から
またひとつ
新たな
映像配信サービスが
始まります

ソフトバンクのスマホ向け
映像配信サービス「UULA」

エイベックスと
ソフトバンクの
合弁会社「UULA」
が手がける新サービス
月額490円で
5万コンテンツ以上見放題

激しい競争に加わるUULA
勝機はあるのでしょうか?

11月9日に行なわれた
エイベックスの中間決算で
竹内CFOの言葉
自信に満ちていました

特に印象に残ったのが

“コンテンツを集めるのは
ハードメーカーでもできる
我々がいま
このポジションにいるのは
理由がある”

この言葉の意味
エイベックスは
アイドルやK-POPに
代表されるように
コアファンを
がっちり掴む方法を
心得ている
と補足すれば
わかりやすいでしょうか

また
エイベックスは
BeeTVとVIDEOストア
あわせて
会員数400万人突破
という確固たる実績もあります

UULAの登場で
映像配信サービス市場における
会員獲得の競争は
一段と激しくなりそうです

bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!中原 卓彦 

2012年11月17日

音楽界新人賞“女の争い”大激戦

 そろそろ1年を振り返ってもよい頃でしょうか。2012年の音楽界、振り返れば、年を代表するような大ヒット曲こそなかったものの、新人の話題には事欠かない1年でした。

 やはりAKB48からのソロデビュー勢は強かった。

岩佐美咲 演歌歌手として2月1日発売の「無人駅」でデビュー、ロングセラーに

渡辺麻友 2月29日発売の「シンクロときめき」でデビュー、2nd「大人ジェリービーンズ」も7月25日発売、11月21日に3rd「光るものたち」発売予定
 
指原莉乃 5月2日発売の「それでも好きだよ」でデビュー、10月17日には“指原莉乃 with アンリレ”名義で「意気地なしマスカレード」発売
 
松井咲子 ピアニストとして10月3日発売のアルバム「呼吸するピアノ」でデビュー


 AKB48卒業組からも、

小野恵令奈 6月13日発売の「えれぴょん」でソロデビュー、10月3日に2nd「えれにゃん」を発売、12月26日に3rd「Say!!いっぱい」を発売予定


 AKB48の公式ライバルグループとして結成された乃木坂46がデビューしたのも今年でした。

乃木坂46 2月22日発売の「ぐるぐるカーテン」でデビュー、5月2日発売の2nd「おいでシャンプー」、8月22日発売の3rd「走れ!Bicycle」と立て続けにヒット、12月19日には4枚目シングル「制服のマネキン」を発売予定


 他のアイドルグループのデビューも話題になりました。

E‐Girls 2011年12月28日に「Celebration!」でデビュー、12年4月18日に2nd「One Two Three」、10月3日に3rd「Follow Me」を発売

私立恵比寿中学 5月5日発売の「仮契約のシンデレラ」でメジャーデビュー、8月29日に2nd「Go!Go!Here We Go!ロック・リー/大人はわかってくれない」を発売

 
 ソロでも強力な新人が現れました。

家入レオ 2月15日発売のシングル「サブリナ」でデビュー、5月16日に2nd「Shine」発売、9月12日に3rd「Bless You」発売、1stアルバム「LEO」を10月24日発売

臼澤みさき 7月25日発売の「故郷(ふるさと)」でデビューし有線中心にロングヒット、10月24日にミニアルバム「Homeland」発売

 
 ざっと挙げてみましたが、これもあくまで一部に過ぎませんから、いかに新人豊作な年だったかがわかるかと思います。もちろん、AKB頼みなところは否めませんが。

 というわけで、新人賞レースが大激戦です。まず、「日本有線大賞」は、有線に強い演歌の臼澤と岩佐が受賞しました。最大の注目は「日本レコード大賞」ですが、どうなるか。セールスでいうと、乃木坂46に軍配があがると思いますが……。

 しかし、男性アーティストで有力なデビューがなかったのは寂しい限り。紅白歌合戦も紅組の話題ばかりが先行して、白組の話題は今のところ盛り上がりに欠けています。

 もちろん、Mr.Children、コブクロのベストアルバム大ヒットなどもあったわけですが、AKBの隆盛とともに、女高男低の2012年音楽界だったように感じます。

bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!高崎 正樹 

2012年11月15日

『ONE PIECE FILM Z』、ゼットと青キジにシビれる

 先日、『ONE PIECE FILM Z』を試写で観ました。公開前なので、ここで詳細を書くことは控えますが、個人的には前作『ワンピースフィルム ストロングワールド』を大きく上回る出来だと思います。

 7日にお台場で行われたプレミア試写会では、ルフィ役の田中真弓さんが、「(敵の)ゼットがすごくかっこいい。ルフィとのガチのケンカをお楽しみください」とコメントし、ゾロ役の中井和哉さんは「青キジがめっちゃかっこいい。心の中では“エピソード・オブ・青キジ”と呼んでいます」と話していました。この二人の話を聞いてから、ルフィたちがただ悪人を倒すだけのエピソードではないなと感じていたのですが、その通り。ゼットの生き様にも共感できますし、青キジの行動にもシビれました。

 また、一原作ファンとして嬉しいのは、今回は前回以上に原作に深く関わりのあるエピソードが盛り込まれていること。海軍の過去の話や、赤犬との対決に敗れた後の青キジの姿が見られるなど、原作とリンクするところが多々あり、「へ〜そうだったんだ」と楽しめること請け合いです。

 映画本編はもちろんですが、今回も入場者はプレゼントがもらえる点も魅力のひとつでしょう。原作者の尾田栄一郎さんが描き下ろしたコミックス第千巻をはじめ、色々なグッズが詰めこまれた「海賊の宝袋」なるものがもらえるそうです。

 さらに、日曜9時半からフジテレビほかで放送中のアニメ版「ワンピース」で、12月2日から4週に渡って「映画連動特別編 Zの野望」が放送されるそうで、これを見ればさらに映画を深く楽しむことができるようです。ファンの方は必見ですね。

 ちなみに前作は、たった188館での公開ながら、初日2日間で興収10億円を突破するとんでもないヒットとなりました。さて、今回はどんな大ヒットとなるのか、興行的な面からも大いに注目です。公開日は12月15日です。


bunkatsushin at 09:00|Permalinkclip!平池 由典