2010年05月14日

日プロ〜とピンク〜、2大映画大賞が今週末激突

 今週土曜日15日の夜は、東京に住む一部の映画ファンにとってはすごい夜になりそうです。というのも、池袋・新文芸坐で「第19回日本映画プロフェッショナル大賞」授賞式イベント、テアトル新宿で「第22回ピンク大賞」授賞式イベントが、ともにオールナイトで激突するからです。

 まず、両映画賞を知らない方にご説明します。「日本映画プロフェッショナル大賞」=通称「日プロ大賞」。独立系の映画に光を当てるために1992年にスタートした独立系映画の祭典です。「ピンク大賞」=いわゆるピンク映画の祭典です。ちなみに、大手以外の映画製作会社によって製作・配給されたポルノ映画作品をピンク映画と呼びます。
 
 誤解を恐れず簡単に言ってしまえば、どちらも一部インディーズ映画ファンの間で盛り上がるマニアックな映画イベントです。過去の受賞作を並べてもあまりピンとこない方も多いでしょうから、やめておきます。

 しかしながら、この2つの映画大賞が同時間帯に激突することがどれだけすごいことなのか――。そこは熱く書いておかねばなりません。

 まず日プロ大賞の授賞式が行われるのは2002年以来8年ぶりのこと。日プロイベントの復活、それだけでもファンにとっては嬉しいいことなのです。しかも、日プロ大賞といえば、過去にピンク映画やピンク映画出身の監督・役者を高く評価してきた映画賞なわけです。それがピンク映画の祭典・ピンク大賞と正面衝突!あえてぶつけたのか?それとも偶然にこうなってしまったのか?どうも偶然なようですが、それはそれとして、どちらも行きたい私はどうすれば良いのでしょうか?

 ちょっと熱くなりすぎました。伝えたいおきたいのは、「日プロ大賞」「ピンク大賞」どちらも日本映画の未来を支える才能を発見できる場であるということです。

 今から10年以上前、日プロ大賞は三池崇史(「ゼブラーマン」監督)を、ピンク大賞は瀬々敬久(「感染列島」監督)を、ともに最優秀監督として表彰しました。そう考えると、今年の両映画賞で表彰される面々が陽の目を浴びるのは10年後のことになるかもしれません。しかし、そんな才能を真っ先に目をつけておきたくありませんか?

 つまりは、映画ファンならば15日の夜は予定を空けて新文芸坐かテアトル新宿どちらかへ行かなければいけないということです。どっちに行っても非常にスリリングな夜を約束します。


bunkatsushin at 09:40│clip!高崎 正樹