2011年07月18日

フジのドラマで新たな編成手法

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の快挙に沸き立つ三連休の最終日、いかがお過ごしでしょうか。
 正直、後半終了10分前、そして延長後半終了3分前と、どこかに諦めかけていた自分がいましたが、いずれも同点に追い付いく奇跡。これまでの人生でこんなに短い間隔で鳥肌が立ったのは初めてだったと同時に、やろうと思ってもなかなかできない諦めない気持ちというのを、この年になって改めて学ばせて頂きました。
 フジテレビで15日未明に放送した準決勝の視聴率は、平日早朝にもかかわらず2桁を記録しましたから、三連休ど真ん中の決勝戦は20%超も固いでしょう。この数字は明日発表されます。


 さて、「JIN」と「マルモのおきて」の日9対決が盛り上がった4月クールのドラマが終了し、次の7月クールドラマが続々とスタートしました。在宅率が下がるシーズンですが、やはり夏ということで明るいテーマの作品が揃っている印象です。
 そんな中、非常に興味深い取り組みがありました。

 フジテレビでは火曜21時と22時(関西テレビ制作)と、ドラマ枠が連なっているのですが、この枠で今クール放送されているは「絶対零度」「チーム・バチスタ3」といういずれも人気作の続編。12日に拡大版で同時にスタートしました。
 興味深い取り組みというのは、このスタート日の放送枠です。通常は21時〜54分にドラマ/54分〜22時にミニ番組/22時〜22時54分にドラマ/54分〜23時にミニ番組という編成で、初回や最終回を拡大版とする場合は、この順番でドラマを10分〜15分程度増やします。
 ところが12日の編成は、21時〜22時10分の「絶対零度」からCMを挟まず(ステブレレス)、直後に「チーム・バチスタ3」がスタートし、23時13分まで放送。本来「絶対零度」と「バチスタ」の間に入るミニ番組は23時13分〜19分へ後ろにずらし、続く23時19分〜25分のミニ番組と並べるという手法を取ったのです。
 休む間もなくドラマをはしごすることになるこの手法。結果として非常に良い流れができ、いずれも好視聴率でのスタートとなりました。

 私、当日視聴することができなかったのですが、視聴者の反応はどうだったのでしょうか。ソーシャルメディアなどを拝見していると、この斬新な手法に「トイレ行く暇ないよ」と驚いていたり、「予告編が次の本編に繋がったと思ってしまい分かりにくい」など批判的な意見もありましたが、概ね好意的に受け止められていたように思います。数字として結果を残しましたから、次のクールでも行うかもしれませんね。

 課題としては、人気作でなければ難しそうだという点。仮に21時台のドラマの視聴率が低かった場合、これを22時台に引きずる影響が大きくなるというリスクがあるため、21時台にはある程度数字が見込める作品を持っていくことが肝要です。そうした意味から、続編モノの今クールで実験的に行ってみたというところでしょう。
 また、ドラマ2枠終了後に、ミニ番組が2枠続きます。これにより15分弱の間ミニ番組が続くことでCMもより小刻みに入り、ここの時間帯の視聴率が落ちてしまうリスクがあります。21時台・22時台をぶちぬく特番で、よくみられる現象です。

 かつてミニ番組を潰して定時前の54分から前乗りスタートする手法(フライングスタート)を、ゴールデンで初めて導入したのが日本テレビ「マジカル頭脳パワー」。この大成功により、この手法は大きく広まりましたが、果たしてこの変則編成も定着していくことになるのでしょうか。
 現在ドラマが2枠連なるのは、このフジの火曜日のほか、テレ朝の木曜20時・21時くらいですが、注目すべき面白い事例だと思います。

bunkatsushin at 10:00│clip!放送部 

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