2012年01月31日

コロナの映画館、この1年で4ヶ所が閉・休館

 先週26日、映連が昨年2011年の全国映画概況を発表しました。すでに色々なところで報道されているので、今回は「スクリーン数」についての雑記を。

 2011年12月末で、全国の総スクリーン数は3339となりました。前年末に比べ、73スクリーンも減少しました。

 閉館・休館の一覧を見てみると、ローカルの個人館が、昨年もたくさん廃業したことが一目瞭然です。シネコンができて以来、この約20年の間に多数の映画館が閉館してきたわけですが、まだ、こんなにも残っていたんだと、頑張っていた映画館があったんだと驚くとともに、畏敬の念を抱かざるを得ません。デジタル化の波が押し寄せる中で、現在も営業を続ける個人館が、今後も踏ん張っていけるのか…。

 もう一点。閉館・休館を会社単位でみていくと、コロナの名前が目立ちました。

 江南コロナシネマワールド(愛知県)は9月25日で閉館。江南コロナでは、シネマ以外の店舗は継続して営業しています。
 泉コロナシネマワールド(宮城県)は、東日本大震災による被害が甚大で休業し、結局は営業再開を断念し、閉館となりました。泉コロナではパチンコ店のみ再開しています。
 仙台コロナシネマワールド(宮城県)は震災以来、現在まで休館中。仙台コロナではホテル、パチンコ、ボウリングが営業を再開しました。

 コロナは1週間前に、太田コロナワールド(群馬県)の全館閉店を発表しました。29日のパチンコを皮切りに、順次閉店していき、映画館の閉館は3月31日。昨年の秋頃だったか、太田コロナの建物の売却が決まったらしいとの話を耳にしたのを思い出します。

 わずか1年ほどで、コロナは江南、泉、仙台、そして太田と4つの映画館が閉館あるいは休館し、映画館以外の店舗でも縮小傾向が見られます。何年か前には、新規出店を数件取りやめたこともありました。経営的な見直しを図るのは、何もコロナだけではありませんが、かなりの本気度、危機感を持って臨んでいるように感じます。


bunkatsushin at 09:30│clip!松本 貴則