2012年08月07日

米子駅前SATY東宝が閉館へ

 鳥取県米子市の映画館「米子駅前SATY東宝」(3スクリーン)が、この8月31日をもって閉館することが決まりました。同館は、関西共栄興行が運営しています。

 これにより、同社の映画館は「松江SATY東宝」(5スクリーン)のみとなります。こちらは、9月1日から館名を「松江東宝5」に変更することが決まっています。

 TOHOシネマズは毎月上旬に、直営館の前月の興行成績を発表します。その際に、東宝グループの映画館の合計数字も併せて発表します。7月で言えば、直営館が581スクリーン(共同経営を含む)、グループ全体が597スクリーン。つまり、TOHOシネマズ直営館以外は、16スクリーンということになります。

 この16スクリーンは、前出の米子と松江の2サイト、それと北海道東宝の「恵庭・東宝シネマ8」(8スクリーン)の合計ですから、9月からは13スクリーンに減るわけです。ずいぶん少なくなってしまった…という印象です。

 東宝の興行部門の再編成は、2006年10月に興行部とTOHOシネマズ(旧ヴァージンシネマズ)の統合、2008年3月に5社(TOHOシネマズ、東宝東日本興行、中部東宝、東宝関西興行、九州東宝)の合併を経る形で行われ、現在のTOHOシネマズがあります。この一本化の流れに加わらなかったのが、関西共栄興行や北海道東宝、公楽会館(京都)が運営する映画館でした。

 この4年余りの間に、これらの会社が運営していた札幌や旭川、京都や広島の映画館が次々に閉館。この8月末で米子が閉まり、いよいよ松江と恵庭のみとなります。松江と恵庭は、今後どうなっていくのでしょうか。

 TOHOシネマズとしても、直営館を他社へ営業譲渡したり、スクラップ・アンド・ビルドしたり。その流れの中で、この8月31日には福岡県の「TOHOシネマズ トリアス久山」を閉館します。一方で、今後の出店計画もいくつか浮上しています。

 シネマメディアージュの動向も含めて、東宝グループの興行網のあり方について、改めて注視していく必要がありそうです。


bunkatsushin at 09:30│clip!松本 貴則