2005年06月20日

亀田次郎・音韻調査報告書(新潮日本文学大辞典)

5ce2961f.png音韻調査報告書 おんゐんてうさはうこくしょ 語學書 一册
【編者】國語調査委員會(但し本書の整理は、同會事務囑託榊原叔雄・龜田次郎の兩人が擔當した)。
【刊行】明治三十八年三月
【内容】普通教育に於ける假名遣の改正、及び標準的發音制定の參考に寳する爲めに、國語調査委員會が明治三十六年九月、二十九項の調査事項を各府縣へ送つて、その調査を依頼したに對して、各府縣が師範學校・教育會等に於いて調査し、翌年三四月迄にその結果を報告して來たのを、調査事顎の順に配列したのが本書である。その調査事項は、諸方言に於て差異があるかと思はれる諸種の項目を列擧したもので、必ず調査すべき重要な綱目はほぼ盡してゐる。なほ本書卷頭に「音韻分布圖に關する注意」、卷末に「音韻調査報告書附記」「各府縣音韻調査區域一覽」を添へてある。
【價値】本書は極めて大規糢に國語の音韻を調査した空前の大事業であつて、國語學界に貢獻するところ頗る大なるものがある。併し多数の人の調査報告なので、精粗一樣でなく、且つ報告者の總てが音聲學上の知識を有つて居たとは考へられないから、直ちに報告のまゝ信じ難いものがある。併し今日に於ては本書以上のものはないのである。
【附記】音韻分布圖(別項)は本書の報告を整理して地圖に表はしたものである。     〔龜田〕

音韻調査報告書 おんゐんてうさはうこくしょ 語学書 一冊
【編者】国語調査委員会(但し本書の整理は、同会事務嘱託榊原叔雄・亀田次郎の両人が担当した)。
【刊行】明治三十八年三月
【内容】普通教育に於ける仮名遣の改正、及び標準的発音制定の参考に寳する為めに、国語調査委員会が明治三十六年九月、二十九項の調査事項を各府県へ送つて、その調査を依頼したに対して、各府県が師範学校・教育会等に於いて調査し、翌年三四月迄にその結果を報告して来たのを、調査事顎の順に配列したのが本書である。その調査事項は、諸方言に於て差異があるかと思はれる諸種の項目を列挙したもので、必ず調査すべき重要な綱目はほぼ尽してゐる。なほ本書巻頭に「音韻分布図に関する注意」、巻末に「音韻調査報告書附記」「各府県音韻調査区域一覧」を添へてある。
【価値】本書は極めて大規糢に国語の音韻を調査した空前の大事業であつて、国語学界に貢献するところ頗る大なるものがある。併し多数の人の調査報告なので、精粗一様でなく、且つ報告者の総てが音声学上の知識を有つて居たとは考へられないから、直ちに報告のまゝ信じ難いものがある。併し今日に於ては本書以上のものはないのである。
【附記】音韻分布図(別項)は本書の報告を整理して地図に表はしたものである。     〔亀田〕



bunkengaku at 20:10│Comments(0)TrackBack(0)clip!辞典項目 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔